羽村市第1配水場配水塔
羽村市緑ヶ丘の第1配水場にある高さ34.6mの現役配水塔。下部配水池から揚水した水を上部の高架水槽に貯め、自然流下で市東部へ配水する。毎月1日(休日を除く)は市の案内により塔上へ登る見学ができる。
- 所在地
- 東京都羽村市緑ヶ丘二丁目18番地5
- 施設種別・現況
- 配水塔・見学可
- 年代・供用状況
- 1992年(平成4年)3月設置
- 構造・形式
- 円筒形プレストレスト・コンクリート造2槽式
- 公表された配水能力・容量等
- 上部高架水槽1,730m³/下部配水池総容量4,520m³・有効容量3,450m³
- 設計者
- 不詳
- 高さ
- 34.6m
- 見学・公開条件
- 羽村市は第1配水場配水塔への登塔見学を案内。観光案内では毎月1日(土日祝日を除く)に見学可能とし、詳細は水道事務所へ確認する方式。通常の管理区域への自由立入りとは別
役割・設備・沿革・見学・FAQを詳しく読む
羽村市東部へ水圧をつくる現役配水塔
羽村市第1配水場配水塔は、水道事務所敷地内にある現役の配水施設です。羽村市は多摩川沿いの浅井戸から地下水を取り、膜ろ過と塩素消毒を行った後、第1・第2配水場へ送っています。第1配水場の水は配水塔上部の高架水槽から自然流下し、川崎、五ノ神、双葉町、神明台、緑ヶ丘3丁目、富士見平など第1配水場区域へ届けられます。
高さ34.6m・内径18mの2槽式プレストレストコンクリート塔
第二次羽村市水道ビジョンでは、第1配水場配水塔は円筒形プレストレスト・コンクリート造2槽式、内径18m、外径21m、高さ34.6mとされています。上部に容量1,730m³の高架水槽、下部に配水池を一体化した構造で、1992年3月に設置されました。
下部配水池から直接配らず、上部高架水槽へ揚水して自然流下
羽村市水道ビジョン策定懇談会で、市は第1配水場の下部配水池から直接配水すると圧力不足になるため、下部に入った水をポンプで上部高架水槽へ揚げ、上部から自然流下で配水していると説明しています。第1配水場は単なる貯水施設ではなく、水位差を利用して市東部の水圧を確保する施設です。
浄水場から3.4km・高低差26mをポンプ送水
羽村市の水道原水は、第1・第2・第3水源の浅井戸から取水した地下水です。浄水場では2004年から膜ろ過を行い、次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。浄水場から第1配水場までは約3,400m、高低差26mを送水ポンプで送り、第1配水場でさらに上部高架水槽へ揚水してから自然流下させます。
容量は「総容量」と「有効容量」を分けて読む
資料によって容量表記が異なりますが、内容を分けると整理できます。2017年の水道ビジョン後期計画では下部配水池の容量4,520m³、上部高架水槽1,730m³とされ、合計6,250m³です。第二次水道ビジョンでは下部配水池を「有効容量3,450m³」と明記しています。市の観光案内にある「容量約6,300m³」は塔全体の容量を丸めた説明と考えられます。本ページでは4,520m³を下部配水池の総容量、3,450m³を有効容量として区別します。
地震時は緊急遮断弁で水を確保する応急給水拠点
第二次水道ビジョンは、配水塔出口に緊急遮断弁があり、緊急時に配水池からの流出を防いで貯水できると説明しています。第1配水場は、第2配水場、浄水場、第1水源とともに市の給水拠点です。2024年度には第1配水場揚水ポンプの更新と、緊急遮断弁操作盤用地震計の更新も実施されました。
2026年度も第1配水場区域の水質を継続監視
羽村市は第1配水場地区を独立した採水・公表区分として水質検査しています。2026年4~6月の定期検査では一般細菌は0、大腸菌は不検出、濁度は0.1度未満、pHは7.0~7.3、総トリハロメタンは0.001mg/L未満でした。PFOS・PFOAも検査され、掲載値は0.000005mg/L未満です。年度途中の値なので、今後の検査結果は市の最新公表を優先します。
公式に登塔見学を案内する配水塔
羽村市の2026年更新施設ページは「第1配水場配水塔に登ることができます」と案内しています。市の観光案内では毎月1日(土曜日・日曜日・祝日を除く)に見学できるとしています。自由開放の展望塔ではなく現役水道施設なので、実施日や受付方法は事前に水道事務所へ確認し、通常時に管理区域へ立ち入らないことが前提です。
Deep research
羽村市の2026年更新施設案内、第二次水道ビジョン、2026年度水質検査、2024年度決算、耐震化計画、登塔見学案内を再調査しました。従来ページで混同していた下部配水池の総容量4,520m³と有効容量3,450m³を分け、下部から上部高架水槽へ揚水して自然流下する実際の運用、防災機能、最新水質まで整理しています。
最終確認:2026年10月2日
施設データを詳しく見る
- 塔高
- 34.6m
- 内径/外径
- 18m/21m
- 上部高架水槽
- 1,730m³
- 下部配水池
- 総容量4,520m³/有効容量3,450m³
- ポンプ井
- 840m³
- 浄水場からの送水
- 約3,400m・高低差26m
第二次羽村市水道ビジョン
円筒形PC造2槽式
総容量と有効容量を区別
浅井戸から第1配水場区域へ届く水の流れ
- 1
多摩川沿いの浅井戸から取水
第1・第2・第3水源の浅井戸から地下水を取水します。3水源の最大取水能力は合計30,000m³/日です。
- 2
膜ろ過・塩素消毒
浄水場で大孔径MF膜による膜ろ過を行い、次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。膜ろ過施設は2004年から稼働しています。
- 3
浄水場から第1配水場へ送水
約3,400m、高低差26mを送水ポンプで送り、第1配水場の下部配水池へ受けます。
- 4
下部配水池に一時貯留
下部配水池は総容量4,520m³、有効容量3,450m³です。ここから直接配水すると圧力不足となるため、通常は直接配水しません。
- 5
揚水ポンプで高架水槽へ
下部配水池の水をポンプで上部1,730m³の高架水槽へ持ち上げます。
- 6
高架水槽から自然流下
塔の高さによる水圧を利用し、第1配水場区域の家庭・学校・工場などへ自然流下で配水します。
羽村市第1配水場配水塔の年表
羽村市水道が給水開始
創設時は給水人口12,000人、計画一日最大給水量2,160m³で始まりました。
第1次拡張で配水塔を整備
第1水源、配水塔、導水・配水管などを整備し、計画給水量を9,000m³/日へ拡張しました。
現在の第1配水場配水塔を設置
第4次拡張事業で二層式配水塔と水道事務所を整備しました。
非常用自家発電設備等を整備
第二次水道ビジョンの施設表では200kVAの非常用自家発電機を1993年3月設置としています。
緊急遮断弁を設置
地震時の水流出を抑え、応急給水用の水を確保する2基の緊急遮断弁を整備しました。
膜ろ過施設が稼働
クリプトスポリジウム等への対策として膜ろ過・塩素消毒方式へ移行しました。
第二次羽村市水道ビジョンを開始
2022~2031年度を計画期間として、施設更新・耐震化・危機管理を進めています。
第1配水場揚水ポンプ・地震計を更新
揚水ポンプ更新と緊急遮断弁操作盤用地震計更新を実施しました。
上下水道耐震化計画を策定
2025~2029年度に重要施設へつながる送水管路を優先して耐震化する方針です。
配水塔の登塔見学と水質公表を継続
市は配水塔に登れることを公式案内し、第1配水場区域の法定水質検査結果も継続公表しています。
見学・アクセス情報
羽村市は第1配水場配水塔への登塔見学を案内。観光案内では毎月1日(土日祝日を除く)に見学可能とし、詳細は水道事務所へ確認する方式。通常の管理区域への自由立入りとは別
- 見学
- 配水塔への登塔見学あり
- 通常案内日
- 毎月1日
- 事前確認
- 水道事務所へ確認
- 所在地
- 羽村市緑ヶ丘2丁目18番地5
- 問い合わせ
- 羽村市上下水道部 上下水道設備課
- 通常時の立入
- 管理区域へ自由入場する施設ではない
羽村市が現行施設ページで公式案内
土曜日・日曜日・祝日を除く。市観光案内による
実施状況・受付方法は訪問前に最新案内を確認
電話042-554-2269
見学制度と通常の施設管理を区別
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
2026年度 第1配水場区域の水質
2026年4月7日・5月12日・6月2日の定期検査
羽村市が公表する令和8年度第1配水場配水区域の定期水質検査から代表値を整理しました。年度途中のデータなので、今後の追加結果は市の最新公表を優先してください。
- 一般細菌
- 3回とも0個/mL
- 大腸菌
- 3回とも不検出
- 濁度
- 3回とも0.1度未満
- pH
- 7.0~7.3
- 硬度
- 58~63mg/L
- 有機物(TOC)
- 1.0~1.2mg/L
- 総トリハロメタン
- 3回とも0.001mg/L未満
- PFOS・PFOA
- 0.000005mg/L未満
カルシウム・マグネシウム等
令和8年度掲載測定値
令和8年度からPFOS・PFOAは水質基準項目となり、羽村市は各配水場末端の代表地点で年4回測定する方針です。水質値は採水日で変動するため最新公表を優先してください。
よくある質問
羽村市第1配水場配水塔は現在も使われていますか?
はい。羽村市の現行施設案内と2026年度水質検査で、第1配水場区域へ配水する現役施設であることを確認できます。
配水塔の高さと容量は?
高さ34.6mです。上部高架水槽は1,730m³、下部配水池は総容量4,520m³・有効容量3,450m³です。
なぜ市の観光案内では容量約6,300m³なのですか?
旧施設表の下部配水池4,520m³と上部高架水槽1,730m³の合計は6,250m³で、観光案内はこれを「約6,300m³」と丸めた表現です。第二次水道ビジョンの3,450m³は下部配水池の有効容量です。
下部の配水池から直接家庭へ水を送っていますか?
通常は送りません。市の会議録では、直接配水では圧力不足になるため、下部配水池から上部高架水槽へポンプで揚げ、そこから自然流下すると説明しています。
第1配水場の水源は何ですか?
多摩川沿いの浅井戸から取水する地下水です。浄水場で膜ろ過と塩素消毒を行ってから第1配水場へ送ります。
災害時にはどんな役割がありますか?
第1配水場は羽村市の給水拠点の一つです。配水塔出口の緊急遮断弁で流出を抑え、応急給水に使う水を確保する仕組みがあります。
配水塔に登れますか?
はい。羽村市は登塔見学を公式に案内しています。観光案内では毎月1日(土日祝日を除く)ですが、現役水道施設なので実施状況と受付方法を事前に水道事務所へ確認してください。
2026年度の水質はどうですか?
4~6月の公表結果では、一般細菌0、大腸菌不検出、濁度0.1度未満、総トリハロメタン0.001mg/L未満など、掲載した代表項目はいずれも基準値以内です。
出典・参考資料
個別記事の最終確認:2026年10月2日。資料中の年度・基準時点は詳細欄に記載しています。
- 羽村市「主な水道施設及び給水区域について」2026年3月11日更新 ↗
- 羽村市「第二次羽村市水道ビジョン」2022~2031年度 ↗
- 羽村市「第二次羽村市水道ビジョン」本文PDF(配水施設諸元・防災) ↗
- 羽村市「羽村市水道ビジョン後期計画」配水塔総容量・設備諸元 ↗
- 羽村市「令和3年度第2回水道ビジョン策定懇談会 会議録」第1配水場の運用 ↗
- 羽村市「水道事業紹介」2025年10月1日時点の給水量・施設現況 ↗
- 羽村市「水質検査結果について」2026年度第1配水場区域 ↗
- 羽村市「令和8年度 第1配水場配水区域 定期水質検査結果」 ↗
- 羽村市「水道水におけるPFASの水質検査結果について」2026年7月10日更新 ↗
- 羽村市「令和6年度 水道事業会計決算の概要」第1配水場設備更新 ↗
- 羽村市「羽村市上下水道耐震化計画について」 ↗
- 羽村市「はむらの見どころ」第一配水塔の登塔見学 ↗







