高台への給水を担った双塔
駒沢給水所は1924年に完成した。砧下浄水所から送られた水をいったん受け、自然流下では水圧が不足した渋谷方面の高台へ送るために設けられた施設である。所在地は駒沢公園ではなく、世田谷区弦巻2丁目41番5号である。
中島鋭治が設計した鉄筋コンクリート塔
設計者は東京市水道の整備に携わった中島鋭治。鉄筋コンクリート造の円筒形配水塔が2基並び、塔の上部を装飾的にまとめた姿が特徴となっている。2012年度には土木学会選奨土木遺産に認定された。
現在は応急給水施設
配水塔としての機能は休止しているが、塔内の水槽は災害時の応急給水用として利用されている。東京都水道局はセキュリティ上の理由から施設を公開していないため、見学目的でも敷地内へ立ち入ることはできない。
駒沢給水所配水塔を理解するための要点
本ページでは、駒沢給水所配水塔を東京都・世田谷区の配水塔・応急給水施設として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 東京都世田谷区弦巻2丁目41番5号
- 施設種別
- 配水塔・応急給水施設
- 年代・供用状況
- 1924年(大正13年)完成
- 構造・形式
- 鉄筋コンクリート造円筒形配水塔2基
- 文化財等
- 土木学会選奨土木遺産(2012年度)
水道システムの中での役割
配水・給水施設は、処理済みの水を一時的に蓄え、需要の変化を調整しながら地域へ届ける工程を担います。高低差やポンプを利用して水圧を保つことも重要な役割です。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「非公開(セキュリティ上の理由)。敷地内へ立ち入らない」です。稼働中の水道施設や管理区域は、衛生・保安上の理由から通常非公開の場合があります。門や柵を越えず、公道など許可された場所から確認してください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料2件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
出典・参考資料
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。