近代水道の一覧
明治から昭和戦前期を中心とする近代水道施設。 このテーマに該当する水道遺構を一覧で掲載しています。
144 件
函館市旧西部配水塔
函館山の麓に現存する煉瓦造の配水塔。耐震設計が施された北海道内でも保存状態が良好な近代水道施設。現在は市指定有形文化財。
大阪市旧鶴見配水塔
大正期建設のRC造配水塔。塔頂部のドーム形状が特徴的で、登録有形文化財に指定されている大阪市水道の歴史的施設。
淀橋浄水場
1898年12月に給水を始めた東京近代水道の中心浄水場。戦後まで首都給水を支えたが廃止され、現在は新宿副都心と公園へ転用されている。
横浜市野毛山給水塔(解体済)
日本初の近代水道に付随した明治期の鉄製タンク型給水塔。野毛山公園一帯の給水圧を維持した。1965年解体。写真・図面による記録保存のみ。
宇都宮市水道資料館
1916年創設の今市浄水場旧管理棟を活用した資料館。宇都宮の水道史を伝える木造洋館で、現地問い合わせにより見学できる。
青森市横内浄水場
1909年(明治42年)に完成した青森市創設水道の浄水場。横内川を水源に、創設時の緩速ろ過方式を今も継承し、市内中心部に配水する。
青森市堤川浄水場
1981年に1期工事が完成した急速ろ過方式の浄水場。年平均pH3〜4の酸性水・堤川を水源とし、コンピュータ制御で高品質な水道水を生産する市内最大規模の浄水場。
弘前市樋の口浄水場
昭和初期に岩木川を水源として完成した弘前市最大の浄水場。薬品沈殿・急速ろ過・塩素消毒で1日約3000万リットルを生産し、常盤坂配水池・原ケ平配水池等へ送水する。
盛岡市沢田浄水場
1975年(昭和50年)に完成した急速ろ過方式の浄水場。簗川の表流水を水源とし、盛岡市東南部への自然流下給水と繋地区へのポンプ給水を担う、市内最大の給水区域を持つ施設。
盛岡市新庄浄水場
1995年(平成7年)に完成した中津川を水源とする急速ろ過方式の浄水場。場内の「水と杜の広場」が手づくり郷土賞を受賞し、市民の憩いの場としても親しまれている。
福島市水道浄水場
1925年に完成した福島市創設水道の浄水場。阿武隈川を水源に近代都市福島の上水を支え、浄水機能は2007年に終了した。
秋田市旧第一ポンプ場
1928年(昭和3年)建設の秋田市創設水道における最初のポンプ場施設。雄物川辺に位置し、煤炭果火式ポンプを備えた近代水道初期の遷構。
富山市旧市内配水塔
富山市創設水道の第2期拡張で整備されたRC造配水塔。昭和9年完成。神通川水系近代水道施設群の中で現存する数少ない塔体遺構。
京都市伏見配水池施設群
煉瓦造ポンプ室・配水池・水管橋など複数の構造物が残る旧水道施設群。明治期水道施設のなかで最も規模が大きい遺構群のひとつ。
仙台市旧北山配水塔
仙台市北部の高台に建つRC造の配水塔。昭和初期の機能主義的なデザインを持ち、地域の近代水道普及を象徴する施設として知られる。
広島市元町給水塔(解体済)
戦後復興期の広島都心部再整備に伴って設置された給水塔。集合住宅群と公共施設の給水を担ったが、再開発により撤去され、写真資料が残る。
広島市旧牛田浄水場施設
広島市の創設水道期を支えた旧浄水場施設。初期配水池や関連建屋の痕跡が残り、被爆都市以前の近代上水道整備を示す重要な遺構群として保存される。
福山市旧福山配水塔
福山城下町の市街地拡張に対応して建設されたRC造配水塔。戦前期の地方中核都市における上水道近代化を示す塔体が残る。
山口市旧湯田給水塔
湯田温泉地区の給水安定化を目的に整備された給水塔。温泉街の発展とともに拡充された山口市水道の歴史を示す。
下関市旧日和山配水塔
海峡都市下関の高台給水を支えた旧配水塔。港湾都市の創設水道期を示す施設で、管理区域内に塔体が残る。
萩市旧城下町簡易水道施設
萩の城下町地区で整備された簡易水道施設。配水池や導水関連構造の痕跡が残り、歴史都市における初期上水道整備を伝える。
岡山市旧操山配水塔
岡山平野の市街地拡張に対応するため操山周辺に整備された配水塔。県都岡山の近代水道創設期を示す代表的な塔状施設。
松江市旧宍道湖取水施設
宍道湖水系を利用した松江水道の初期取水施設。取水塔と導水関連構造の痕跡が残り、水都松江の近代化を伝える。
尾道市旧瀬戸田取水施設
瀬戸内海沿岸の町場給水を支えるため整備された旧取水施設。取水井と導水関連構造の痕跡が残り、商港都市尾道の近代化を伝える。
竹原市旧竹原給水塔
竹原の歴史的市街地に近接して整備された給水塔。商家町の近代生活基盤整備を示すRC造塔体が残る。
三原市旧大和町簡易水道配水池
山間部集落の共同給水を担った簡易水道配水池。石積躯体と周辺導水痕跡が残り、農村部の初期水道整備を示す。
岩国市旧本町取水塔
城下町岩国の市街地給水を支えた旧取水塔。錦川水系を利用した創設水道期の構造が残り、地方都市の近代化を示す。
柳井市旧白壁地区給水場
白壁の町並みに近接して整備された給水場。歴史的商業都市の生活基盤を支えたRC造建屋が管理区域内に残る。
倉敷市旧美観地区取水施設
倉敷川沿いの歴史地区で整備された旧取水施設。石造基礎と導水関連構造の痕跡が残り、商都倉敷の近代化を伝える。
高梁市旧成羽川ポンプ室
成羽川水系を利用した旧ポンプ室。山間城下町における創設水道期の送水設備として、機械基礎と建屋が残る。
出雲市旧斐伊川給水所
斐伊川水系を利用した出雲の旧給水所。取水・配水関連構造が残り、社寺門前町の近代生活基盤整備を示す。
浜田市旧港町配水塔
日本海側港湾都市の給水圧確保を担ったRC造配水塔。浜田港の近代化と市街地拡張を示す塔体が残る。
鳥取市旧樗谿給水塔
鳥取市中心部の高台給水を担った旧給水塔。県都鳥取の近代上水道整備を示すRC造塔体として外観見学が可能。
倉吉市旧白壁土蔵群取水池
白壁土蔵群の町並みに近接して整備された旧取水池。石積池体と導水関連の痕跡が残り、地方商業都市の近代化を伝える。
笠岡市旧六島簡易水道取水池
笠岡諸島の六島で整備された簡易水道取水池。島嶼部集落の共同給水を担った石積池体が残り、離島水道の初期整備を示す。
瀬戸内市旧邑久配水塔
邑久平野の町場給水を安定させるため整備されたRC造配水塔。沿岸農村地域の近代水道導入を示す塔体として残る。
益田市旧益田配水塔
益田市街地の高台給水を担った旧配水塔。山陰西部の地方都市水道整備を示すRC造塔体が管理区域内に残る。
米子市旧加茂川取水塔
加茂川水系を利用した米子創設水道期の旧取水塔。商港都市米子の近代生活基盤整備を示す取水構造が残る。
八頭町旧若桜鉄道沿線給水施設
若桜鉄道沿線集落の生活用水を支えた給水施設。交通インフラと連動した山間部の共同給水整備を示す。
日南町旧菱野取水池
山村集落の共同管理で整備された旧取水池。石積池体と導水樋の痕跡が残り、山間地域の自主的水道整備を伝える。
徳島市旧城南配水塔
徳島市上水道創設期の拡張整備に伴って建設されたRC造配水塔。市街地南部の高台給水を支え、県都の近代水道化を示す塔体として残る。
鳴門市旧鳴門給水場ポンプ室
海峡沿岸の給水安定化を目的に整備されたポンプ室。潮風環境に対応したRC造建屋が残り、管理区域内で保存されている。
三好市旧井川町簡易水道配水施設
山間部集落の共同給水を担った簡易水道施設。石積配水池と導水関連構造が残り、祖谷・吉野川流域の山地水道整備を伝える。
勝浦町旧勝浦浄水場
勝浦川水系を利用した浄水場として整備された施設。浄水池と機械室の痕跡が残り、地方町村の上水道創設期を示す。
徳島市旧城東配水池
徳島市分水浅山上に整備された近代水道創設期の配水池。1928年(昭和3年)完成。RC造の池体が残存し、市内配水網の高所への到達を記徦する。
高松市旧太田配水塔
高松市の近代水道創設期に整備されたRC造配水塔。市街地南東部の給水圧を支えた施設で、県都の上水道拡充を示す遺構として残る。
丸亀市旧丸亀浄水場ポンプ室
丸亀城下町の上水道拡張に伴って建設されたポンプ室。機械基礎と送水管の痕跡が残り、公開時に外観見学が行われている。
松山市旧太沙古浄水場
松山市上水道創設期に整備された浄水場施設。初期浄水池と関連建屋の痕跡が残り、明治末の地方上水道整備を示す重要な記録対象となっている。
佐川町旧佐川浄水場
佐川盆地の町場給水を担った旧浄水場。浄水池とポンプ室が残り、山間地域における昭和初期の上水道整備を現地でたどることができる。
松山市旧味酒配水塔
松山平野西部への配水圧確保を目的に整備されたRC造配水塔。大正期の市街地拡張に対応した施設で、補修を受けつつ塔体が残る。
宇和島市旧和霊浄水場ポンプ室
宇和島市の近代水道整備初期に建設された浄水場ポンプ室。機械据付基礎や配管痕が残り、公開時に外観見学が行われている。
高知市旧鷹匠配水塔
高知市街南部の高台給水を安定させるため建設されたRC造配水塔。昭和初期の県都水道整備を示す塔体として現存する。
四万十市旧中村送水ポンプ室
中村地区の上水道創設期に整備された送水ポンプ室。建屋と機械基礎が残り、四万十川流域の都市水道化を伝える遺構として見学対象となっている。
越知町旧越知簡易水道配水池
仁淀川流域の山間町場に整備された簡易水道の配水池。石積躯体と周辺導水施設の痕跡が残り、地方小規模水道の初期整備を伝える。
久留米市旧合川配水塔
筑後川流域の市街地拡張に対応して建設されたRC造配水塔。塔体外周の補強改修を経ながら残存し、戦前期の地方上水道整備を示す遺構。
北九州市旧小倉給水塔
小倉旧市街の高台給水を担った給水塔。現役用途は終了しているが管理施設として保存され、敷地内非公開のまま外観が確認できる。
福岡市旧曲渕水源地送水ポンプ室
福岡市創設水道の山間水源地に付属して整備された送水ポンプ室。曲渕ダムと一体で整備された初期送水施設の痕跡を伝え、見学路から外観を確認できる。
唐津市旧鏡山配水塔
鏡山麓の配水圧調整を目的に建設された配水塔。戦後改修で開口部意匠が変更されたが塔体は残り、解説板付きで外観見学が可能。
佐賀市旧西与賀配水塔
有明海干拓地帯に接する市街地西部への配水圧確保を目的に建設されたRC造配水塔。低平地の地形条件に対応して塔高を確保した設計が特徴で、塔体が現存する。
武雄市旧武雄送水ポンプ室
温泉都市・武雄の戦時期水道整備の一環として建設された送水ポンプ室。RC造建屋に機械基礎が残り、公開日に見学が実施されている。
鹿島市旧浜町簡易水道ポンプ場
有明海沿岸の浜町地区で早期に整備された簡易水道のポンプ場。小規模な機械室と取水関連構造が残り、低平地集落の水道化を示す遺構として確認される。
長崎市旧浦上配水塔
斜面市街地への安定給水を目的に建設された配水塔。被爆都市の復旧過程で改修されつつ残され、近代水道史資料として保存されている。
五島市旧福江送水ポンプ室
離島部の送水系統を支えた小規模ポンプ室。機械架台と配管貫通部が残り、公開日に管理者立会いで内部見学が行われる。
島原市旧島原配水塔
島原城下町の市街地南部への配水圧確保を目的に建設されたRC造配水塔。雲仙岳の火山活動期にも稼働を続け、塔体が現存する。
対馬市旧厳原送水ポンプ室
対馬島の戦後復興期水道整備の一環として整備された送水ポンプ室。RC造建屋に機械設置通路の痕跡が残り、公開日に見学が実施されている。
雲仙市旧小浜配水塔
温泉町・小浜の近代水道整備期に建設されたRC造配水塔。火山性地盤に対応した設計が施され、令和の更新後も塔体が残る。
長崎市本河内高部ダム水道施設
長崎水道創設期に築造された本河内高部ダムと関連施設群。石積堰堤と取水・導水施設が残り、近代水道創成期を示す重要な水道遺構として保存されている。
熊本市旧水前寺配水塔
熊本市水前寺地区の配水圧安定を図るため大正9年に建設されたRC造配水塔。阿蘇らしい素材・十万山の湧水泉水を水源とする熊本市水道の展開期を示す施設。
阿蘇市旧内牧高架水槽
阿蘇内牧地区の台地上集落に向けて建設された鋼製高架水槽。湧水と地下水を組み合わせた分散型給水系統の一部として、高低差の大きい地域の安定配水を支えた。
天草市旧本渡送水ポンプ室
天草五橋の離島連絡水道の起点施設として整備された送水ポンプ室。RC造建屋に送水ポンプの据付架台が残り、公開日に見学が実施されている。
熊本市八景水谷水源地
熊本市上水道を代表する湧水系水源地。取水井や導水関連施設が残り、豊富な地下水を活用した熊本の都市水道の特徴を現地でたどることができる。
熊本市健軍水源地ポンプ室
熊本市東部の湧水利用を支えた水源地ポンプ室。更新設備の背後に初期施設の建屋が残り、管理区域内で保存されている。
別府市旧鶴見配水塔
温泉観光地の人口増加に対応して築かれた配水塔。高低差の大きい市街地給水に寄与し、外壁改修を経て塔体が現存する。
日田市旧三芳配水塔
内陸水都・日田の市街地南部への配水圧確保を目的に建設されたRC造配水塔。日田川水源からの適切な位置に建設され、内陸都市が半世紀にわたる水道整備の歴史を伝える。
佐伯市旧血脇給水塔
リアス湾沖に臨む港湾都市・佐伯の復興期設備として整備された給水塔。外観の環境整備と合わせて公開日に見学が実施されている。
杵築市旧杵築送水ポンプ室
スキップ山城下町として知られる杵築の城山台地への送水を担った煉瓦造ポンプ室。建屋外観が良好に保存されており、管理区域内で現存する。
豊後大野市旧三重町簡易水道高架水槽
旧三重町の簡易水道整備に伴って建設された高架水槽。戦後農村部の給水普及を示す小型塔で、住宅地の一角に現存している。
鹿児島市旧磯配水塔
磯地区の高台に築かれた煉瓦意匠の配水塔。市街地拡張期の給水圧確保を担った施設で、外壁補修を経て外観保存されている。桜島近接地域の近代水道史を示す代表例。
霧島市旧隼人浄水場ポンプ室
隼人地域の上水供給を支えた旧ポンプ室。RC造の機械室と煉瓦基礎が良好に残り、戦前期地方水道の技術導入を示す遺構として登録有形文化財に指定。
出水市旧麓簡易水道給水塔
戦後復興期に整備された農村簡易水道の給水塔。小規模な円筒塔体を保持し、地域主導で維持管理された地方水道行政の歴史を伝える。
鹿児島市旧谷山給水塔
谷山地区の宅地化に対応するため建設されたRC造給水塔。円筒塔体と上部水槽がほぼ原形を保ち、戦前期郊外給水計画を示す実物資料となっている。
阿久根市旧脇本ポンプ室
脇本簡易水道の起点施設として整備された煉瓦造ポンプ室。小規模ながら機械基礎と吸水井の痕跡が残り、案内板付きで外観見学が可能。
薩摩川内市旧川内配水塔
旧川内町時代に築造されたRC造配水塔。現役系統からは離脱しているが予備施設として管理され、敷地内非公開のまま外観のみ確認できる。
垂水市旧新城給水塔
桜島対岸の集落給水を担った給水塔。塩害環境下で補修を重ねながら塔体が保持され、戦後の沿岸給水計画を示す資料となっている。
奄美市旧名瀬配水塔
離島部上水整備初期に建設された配水塔。戦後改築部分を含みつつ塔体が残り、管理区域内で保存されている。
日置市旧伊集院送水ポンプ室
旧伊集院町の上水系統立ち上げ時に建設された送水ポンプ室。基礎と一部機器据付痕が残り、公開日に見学対象となっている。
南九州市旧知覧上水道配水塔
知覧の市街地拡張に対応して建設された配水塔。武家屋敷群に近い地域の生活用水を支えた施設で、町並み保存地区周辺に戦前期水道整備の痕跡を伝える。
宮崎市旧青島給水塔
観光地拡張期の需要増に対応して設置された給水塔。塔体は簡素なRC造で、沿岸地域の塩害対策改修を重ねながら存続している。
日南市旧油津ポンプ場遺構
港湾部の飲料水供給を目的に築かれたポンプ場遺構。煉瓦基礎と送水管トンネル坑口が残り、地域の近代化遺産として保全対象となっている。
日向市旧細島配水塔
港湾背後地の新興住宅地への配水を担った配水塔。戦後の補修履歴が明確で、塔体形状は竣工時の姿を概ね維持している。
都城市旧西岳送水ポンプ室
高低差のある西岳地区へ送水するためのポンプ室。内部機器は撤去済みだが建屋と配管導入部が残り、地域資料館の見学導線に組み込まれている。
高千穂町旧岩戸川取水堰施設
峡谷地形の高千穂で水道創設期に築かれた取水堰施設。石積導水路と取水関連構造が残り、山間部の重力式給水計画を伝える。
那覇市旧首里配水塔
首里台地の高低差対策として建設された配水塔。戦災後に部分補修を受け、戦前期沖縄上水道の構造を伝える数少ない塔体として保存されている。
沖縄市旧胡屋送水ポンプ室
戦後初期の給水再建期に整備された送水ポンプ室。簡素なコンクリート造ながら当時の機械配置が読み取れ、公開日に内部見学を実施している。
宮古島市旧平良送水ポンプ室
離島水源開発期に整備された送水ポンプ室。機械室構成が比較的良好に残り、公開日にガイド付き見学が行われる。
桜井市旧三輪簡易水道給水塔
戦後復興期に整備された農村型簡易水道の給水塔。小規模ながら独立した塔形式を保ち、地方水道行政の歴史を伝える稀少な施設。
長岡市旧来迎寺浄水場施設
信濃川水系を水源とした旧来迎寺浄水場の沈澱池・濾過池・機械室などが現存。昭和初期の公共水道施設として国の登録有形文化財に指定。
新潟市青山浄水場
昭和6年に建設された新潟市の老舗浄水場。信濃川表流水を水源とし、西区と中央区の一部へ配水する戦前期からの基幹施設である。
大阪市大手前配水場
大阪市創設水道の中心部配水を担った配水場。大阪城に隣接する立地を活かし、近代水道黎明期の都市給水計画を今に伝える。
大阪市柴島浄水場1・2号取水塔
淀川からの取水を担う煉瓦造円形取水塔。大正3年に築かれた双塔で、大都市大阪の拡張期水道を象徴する施設である。
水道記念館(旧柴島浄水場送水ポンプ場)
柴島浄水場の送水中核として建設された煉瓦造ポンプ場。現在は水道記念館として保存され、大阪市水道の歴史を伝える。
大阪市柴島浄水場3号取水塔
昭和初期の第4回拡張事業で増設された柴島浄水場の取水塔。大正期の1・2号塔に続く増強施設として、大阪水道の拡張史を具体的に示す。
大津市琵琶湖疏水 第一隧道
琵琶湖疏水を構成する最東端の長大隧道。水道・舟運・防火・発電を支えた明治京都再興の基盤施設として国宝・重文指定を受ける。
大津市琵琶湖疏水 大津閘門及び堰門
琵琶湖側と大津運河側の水位を調整する閘門・堰門。疏水の通船と安定取水を両立させた明治の水利施設である。
大津市琵琶湖疏水 大津運河
大津閘門と第一隧道を結ぶ開渠区間。花崗岩石垣を伴う水路景観に、琵琶湖疏水の技術的完成度がよく表れている。
大津市琵琶湖築地
琵琶湖疏水取水口周辺に築かれた埋立地。大津側導入部の景観基盤として、第1・第2疏水の取水施設群を支える。
大津市琵琶湖疏水 第1疏水取水口
第1疏水の起点となる取水口。琵琶湖の水を京都へ導く人工運河の入口として、疏水全体の出発点を成す施設である。
大津市琵琶湖疏水 第1トンネル入口
伊藤博文揮毫の扁額「気象萬千」を掲げる第1トンネル東口坑門。明治土木の意匠と技術を兼ね備えた疏水の象徴的構成資産である。
大津市琵琶湖疏水 第1竪坑
第1隧道掘削のために日本で初めて本格採用された竪坑方式の主要竪坑。深さ約47メートルで、明治土木技術史上の画期を示す。
大津市琵琶湖疏水 第2竪坑
第1隧道工事で採光と換気を担った竪坑。第1竪坑と対をなし、長大トンネル施工を支えた明治の建設技術を伝える。
大津市琵琶湖疏水 第1トンネル出口
山縣有朋揮毫の扁額「廓其有容」を掲げる第1トンネル西口坑門。疏水の象徴的意匠として大津側景観と一体で評価される。
大津市琵琶湖疏水 第2疏水取水口と洞門
第2疏水開削時に整備された取水口と洞門。第1疏水に続く拡張計画の起点として、京都上水道強化の節目を示す。
舞鶴旧鎮守府水道施設 桂取水堰堤
与保呂川系から軍港用水を確保するため築かれた重力式コンクリート堰堤。舞鶴鎮守府水道の出発点を示す重要文化財。
舞鶴旧鎮守府水道施設 桂量水堰堤
桂取水系の流量制御を担った量水堰堤。舞鶴の軍港水道における精密な水量管理技術を今に伝える重要文化財である。
舞鶴旧鎮守府水道施設 旧岸谷川上流本流取水堰堤
岸谷川上流本流に築かれた取水堰堤。日露戦争期の給水需要増に対応した舞鶴水道拡張の痕跡を示す。
舞鶴旧鎮守府水道施設 旧岸谷川上流支流取水堰堤
岸谷川上流支流に築かれた小規模取水堰堤。支流まで取り込んだ舞鶴鎮守府水道の周到な集水計画を伝える。
舞鶴旧鎮守府水道施設 岸谷川下流取水堰堤
岸谷貯水池の増強に伴って築かれた下流取水堰堤。取水塔と放水塔を備えた大規模土堰堤で、舞鶴水道拡張の到達点を示す。
舞鶴旧鎮守府水道施設 旧第一配水池
北吸高台に築かれた煉瓦造配水池。軍港と市街を望む位置に置かれ、舞鶴創設水道の終端施設として機能した。
舞鶴旧鎮守府水道施設 旧第二配水池
旧第一配水池と対をなす煉瓦造配水池。木造上屋を備え、軍港都市の初期上水道設備がよく残る重要文化財である。
布引水源地水道施設 五本松堰堤
神戸創設水道の中核をなす重力式コンクリート堰堤。明治期の都市水道技術を代表する布引水源地の主要施設である。
布引水源地水道施設 雌滝取水堰堤
布引水源地の初期取水を支えたアーチ式コンクリート堰堤。保護堰堤や取水井を伴い、神戸水道創設期の精巧な設計を伝える。
布引水源地水道施設 分水堰堤
分水施設増設期に築かれたアーチ式堰堤。土砂流入を抑えつつ安定取水を図った、神戸布引水源地の改良事業を示す施設である。
神戸市奥平野浄水場
神戸創設水道時に北野浄水場と並んで整備された浄水場。布引・烏原系の水を処理し続ける、神戸水道の現役継承施設である。
神戸市上ヶ原浄水場
千苅貯水池を水源とする神戸市の大正期浄水場。100年を超えて稼働し、阪神間への安定給水を支える主要施設である。
奈良市奈良阪計量器室
奈良市創設水道に伴って建てられた石造計量器室。奈良市水道関連施設群の一つとして、創設期の意匠をよく残す。
奈良市旧高地区配水池
奈良市創設水道の高区配水を担った配水池。門柱・機械室・貯水池跡が残り、奈良市水道関連施設群の中核をなす。
奈良市市坂ポンプ所
奈良市水道関連施設群のうち戦後に追加されたポンプ所。創設系統の延長上で整備され、施設群の継続的な発展を示している。
奈良市高地区配水池機械室
旧高地区配水池に付属する創設期の機械室。門柱や貯水池跡とともに残り、奈良市創設水道の運転実務を伝える。
奈良市木津浄水場
木津川左岸に築かれた奈良市創設水道の浄水場。現在も系統の一翼を担い、奈良市水道の出発点を示す基幹施設である。
奈良市緑ヶ丘浄水場
高度成長期の水需要増に対応して通水した奈良市の主力浄水場。自然流下導水路と結びつき、戦後奈良水道の転換点を示す。
堺市旧天王貯水池
堺の上水道配水池として建設された煉瓦造貯水池。凱旋門風の正面意匠を備え、約半世紀にわたる給水の歴史を伝える。
池田市石橋中継ポンプ場
猪名川伏流水を柴原浄水場へ圧送するために築かれた中継ポンプ場。豊中市自己水系統の要であり、北摂水道拡張の実務を支えた。
豊中市柴原浄水場
猪名川伏流水を処理する豊中市唯一の自己水浄水施設。高度成長期の北摂住宅都市化を支えた拡張水道の中核施設である。
豊中市柴原配水場
第1次拡張事業で整備された豊中市自己水系唯一の配水場。待兼山の高台を活かし、北摂中部への重力配水を担ってきた。
京都市蹴上浄水場第一高区配水池
琵琶湖疏水を用いる京都上水道の高区配水を担った蹴上浄水場の配水池。近代京都の都市基盤を支えた重要文化財群の一角である。
高砂市旧朝日町浄水場配水塔
高砂町への給水を担った鉄骨造配水塔。八角錐屋根を載せた初期鉄骨造水道塔の好例として登録有形文化財に登録されている。
和歌山市真砂浄水場
和歌山市創設水道の中核となった浄水場。量水井・北送ポンプ室など大正期施設が現役で残り、給水開始100年の歴史を伝える。
和歌山市城内給水場
和歌山城内の高低差を活かして創設水道の配水を担った給水場。真砂浄水場と一体で和歌山市上水道の出発点を成す施設である。
和歌山市有本水源地
紀の川から取水した水を真砂浄水場へ送る創設水道の起点施設。城内給水場と並び、和歌山市上水道の原型を構成する。
和歌山市大浦ポンプ所
昭和11年に整備された和歌山市の沿岸側送配水施設。創設水道後の第1期拡張を担った南部系統のポンプ所として現存する。
和歌山市新和歌浦配水池
昭和11年に築かれた和歌浦方面給水の配水池。大浦ポンプ所と対をなす拡張期施設として、海辺の市街地拡大に対応した。
和歌山市松島第1水源地
昭和37年に供用開始した戦後拡張期の主力水源地。出島浄水場と一体で、戦後和歌山市の給水能力増強を支えた。
和歌山市出島浄水場
工業用水道施設として整備され、のち上水道に転用された浄水場。松島第1水源地と並ぶ戦後拡張期の基幹施設である。
和歌山市花山配水池
昭和42年に整備された花山水系の配水池。戦後拡張で広がった市街地への安定配水を担う高所系施設として現役で使われる。