鎮守府開庁期に完成した配水施設
旧第二配水池は、舞鶴旧鎮守府水道施設を構成する北吸の配水池で、1901年(明治34年)に築かれた。舞鶴では軍港と鎮守府の整備に伴って近代的な水道施設が整えられ、北吸配水池はその給水系統の末端を担った。文化庁の国指定文化財等データベースでは、所在地を舞鶴市大字北吸字大杉、所有者を舞鶴市としている。
煉瓦造と木造上屋を残す重要文化財
文化庁が示す構造は煉瓦造、面積551平方メートルで、木造上屋を備え、屋根は鉄板葺きである。指定対象には送水設備と排砂設備も含まれる。1基の建造物として、2003年12月25日に「舞鶴旧鎮守府水道施設」の一部として重要文化財に指定された。明治期の軍港都市を支えた水道土木と建築がまとまって残る点を確認できる。
通常は外観のみ公開
舞鶴市は日本遺産の主要構成文化財として「北吸配水池(舞鶴旧海軍鎮守府水道施設)」を掲げ、公開範囲を「外観のみ」と明記している。したがって常設施設のように内部へ自由入場できる場所ではない。現地では公開範囲を守り、配水池内部を見たい場合は、別途案内される限定公開やガイドツアーの実施状況を事前に確認する必要がある。
舞鶴旧鎮守府水道施設 旧第二配水池を理解するための要点
本ページでは、舞鶴旧鎮守府水道施設 旧第二配水池を京都府・舞鶴市の配水池として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 京都府舞鶴市大字北吸字大杉
- 施設種別
- 配水池
- 年代・供用状況
- 1901年(明治34年)
- 構造・形式
- 煉瓦造、面積551平方メートル、木造上屋付き、鉄板葺き、送水・排砂設備を含む
- 能力・容量
- 面積551平方メートル
- 文化財等
- 重要文化財(建造物、2003年12月25日指定)
水道システムの中での役割
配水・給水施設は、処理済みの水を一時的に蓄え、需要の変化を調整しながら地域へ届ける工程を担います。高低差やポンプを利用して水圧を保つことも重要な役割です。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「舞鶴市は北吸配水池を「外観のみ公開」と案内している。通常時に配水池内部へ自由に立ち入ることはできない」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料2件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。