日本最初期の近代水道
本河内水源地水道施設は長崎市本河内3丁目にあり、1891年に整備された高部堰堤と高部配水池、1903年の拡張で築かれた低部堰堤などからなる。高部施設は吉村長策が設計・施工し、横浜、函館に続く日本3番目の近代水道で、日本初の水道専用ダムを含む。
異なる二つの堰堤
高部堰堤は堤長128メートルの土堰堤、低部堰堤は堤長131メートルの重力式コンクリート造である。現在の総貯水量は高部ダム496,000立方メートル、低部ダム607,000立方メートル。改築・改良を経ながら現在も水道施設として稼働する。
重要文化財と見学範囲
高部堰堤、低部堰堤、高部配水池は2017年7月31日に国の重要文化財へ指定された。低部・高部ダム公園と周辺道路などの公共空間から見学でき、説明看板や実物展示もある。一方、本河内浄水場内は安全確保と衛生管理のため原則入場できない。
本河内水源地水道施設を理解するための要点
本ページでは、本河内水源地水道施設を長崎県・長崎市の水源地水道施設として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 長崎県長崎市本河内3丁目2536番地ほか
- 施設種別
- 水源地水道施設
- 年代・供用状況
- 1891年高部堰堤・高部配水池完成、1903年低部堰堤完成
- 構造・形式
- 高部土堰堤・高部配水池・低部重力式コンクリート堰堤と附属施設
- 能力・容量
- 高部ダム総貯水量496,000立方メートル、低部ダム607,000立方メートル
- 文化財等
- 国指定重要文化財(建造物、2017年7月31日指定)
水道システムの中での役割
水源・取水施設は、河川、地下水、湧水などから水道の原水を確保する出発点です。水量を安定させ、水質を確認しながら次の浄水工程へ送ります。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「高部・低部ダム公園と周辺道路などの公共空間から見学可。本河内浄水場内は安全・衛生管理上、原則入場不可」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料3件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
関連タグ
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。