配水塔・給水所解体済

旧大谷口給水所配水塔と現大谷口給水所

荒玉水道町村組合が1931年に建設した旧大谷口配水塔と、その外観イメージを継承して2011年に完成した現大谷口給水所を記録する。旧塔は2005年に解体された。

年代・現況1931年完成・2005年解体・2011年現施設完成
所在地板橋区
構造旧塔:鉄筋コンクリート造配水塔/現施設:旧塔の意匠を継承した給水所
見学上部公園と周辺道路から外観確認・管理区域…

荒玉水道の大谷口配水塔

旧大谷口配水塔は、荒玉水道町村組合が1931年に建設した配水施設である。荒玉水道は現在の中野・杉並・板橋・豊島・北区周辺へ水を供給し、大谷口配水塔は高台から水圧を確保する役割を担った。

「水道タンク」と呼ばれた外観

円筒形の塔体に屋根を載せた大きな姿は、地域で「大谷口水道タンク」と呼ばれた。機能設備でありながら住宅地の遠方からも見えるランドマークとなり、地域名称や住民の記憶に深く残った。

老朽化による解体

旧塔は老朽化と給水所再整備のため2005年に解体された。板橋区公文書館には既存配水塔の記録保存報告書が収蔵され、東京都水道歴史館にも写真資料が残る。

2011年完成の現大谷口給水所

東京都は地元から寄せられた景観継承の要望を踏まえ、旧塔の重厚な外観を意識した新しい給水所を整備した。現施設は2011年に完成し、円形・塔状の外観によって旧水道タンクの記憶を引き継いでいる。

公園と災害時給水機能

給水所上部には公園が併設され、現施設は東京都の災害時給水ステーションでもある。公園利用と水道管理区域は別であり、設備区域へは立ち入らない。

Deep research

東京都水道歴史館、板橋区、東京都議会の資料を照合し、1931年の旧配水塔、2005年の解体、地域要望を踏まえた外観継承、2011年の現給水所完成までを整理しました。旧塔と現施設は同一構造物ではありません。

最終確認:2026年7月30日

施設データを詳しく見る

旧塔完成
1931年(昭和6年)
旧塔建設者
荒玉水道町村組合
旧塔解体
2005年(平成17年)
現施設完成
2011年(平成23年)
景観継承
旧「水道タンク」の外観イメージ
現在の役割
給水所・災害時給水拠点

旧配水塔から現給水所へ機能を継承した流れ

  1. 1

    荒玉水道が整備

    周辺町村へ安全な水を供給するため、荒玉水道町村組合が広域水道を建設しました。

  2. 2

    大谷口の高台へ送水

    高台の配水塔へ水を送り、地域へ配るための圧力を確保しました。

  3. 3

    旧塔内で貯留

    円筒形の旧塔が需要変動を調整し、「水道タンク」として地域の目印になりました。

  4. 4

    老朽塔を解体

    再整備に伴い2005年に旧配水塔を撤去しました。

  5. 5

    現給水所へ更新

    旧塔の景観的記憶を外観に残しつつ、現代的な給水所と防災拠点へ更新しました。

旧大谷口給水所配水塔と現大谷口給水所の年表

  1. 荒玉水道町村組合設立

    中野・杉並・板橋などへの共同給水事業が始まりました。

  2. 大谷口配水塔完成

    荒玉水道の配水塔として高台に建設されました。

  3. 東京市水道へ統合

    市域拡大に伴い旧町村水道の施設が東京市へ引き継がれました。

  4. 旧配水塔を解体

    老朽化と給水所再整備のため旧塔が撤去されました。

  5. 東京都議会で景観継承を説明

    地域要望を受け、旧塔の重厚な外観を継承する方針が示されました。

  6. 現大谷口給水所完成

    旧塔を想起させる塔状外観を持つ新施設が完成しました。

  7. 給水・防災施設として運用

    現施設は東京都水道局の給水拠点として使われています。

見学・アクセス情報

旧配水塔は現存しません。現大谷口給水所は上部公園などから外観を確認できますが、水道管理区域は非公開です。

旧配水塔
解体済み・現地見学不可
現給水所外観
公園・周辺公共空間から確認可
管理区域
立入不可
所在地
板橋区大谷口一丁目4番
災害時
東京都・板橋区の案内に従う

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、限定公開が告知された場合だけ主催者の案内に従ってください。

旧塔の記録保存と現施設データ

2026年7月確認

旧塔と現施設を混同しないため、完成・解体・更新の節目を並べています。

旧施設名称
大谷口給水所配水塔
旧塔完成
1931年
旧塔解体
2005年
記録保存
板橋区公文書館に報告書所蔵
現施設完成
2011年
現施設用途
給水所・災害時給水

現施設は旧塔の復元ではなく、外観イメージを継承した新しい給水所です。

よくある質問

旧大谷口配水塔は現在もありますか?

ありません。老朽化と再整備のため2005年に解体されました。

現在見える塔は昔の配水塔ですか?

同じ構造物ではありません。2011年完成の現給水所が、旧塔の外観イメージを継承しています。

なぜ旧塔に似せたのですか?

地域で「水道タンク」として親しまれていたため、地元要望を踏まえて景観的な記憶を残す設計が採用されました。

旧塔の資料は残っていますか?

東京都水道歴史館の写真と、板橋区公文書館の記録保存報告書があります。

現給水所は見学できますか?

水道管理区域は見学できません。上部公園など公共空間から外観を確認します。

災害時に利用できますか?

東京都の災害時給水拠点ですが、開設時の利用方法は東京都・板橋区の案内に従います。

旧大谷口給水所配水塔と現大谷口給水所を理解するための要点

本ページでは、旧大谷口給水所配水塔と現大谷口給水所東京都・板橋区配水塔・給水所として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
東京都板橋区大谷口一丁目4番
施設種別
配水塔・給水所
年代・供用状況
1931年完成・2005年解体・2011年現施設完成
構造・形式
旧塔:鉄筋コンクリート造配水塔/現施設:旧塔の意匠を継承した給水所

水道システムの中での役割

配水・給水施設は、処理済みの水を一時的に蓄え、需要の変化を調整しながら地域へ届ける工程を担います。高低差やポンプを利用して水圧を保つことも重要な役割です。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「上部公園と周辺道路から外観確認・管理区域非公開」です。この施設は現存しない、または解体済みとして記録しています。旧所在地を確認する場合も、私有地や管理区域へ立ち入らず、現地の案内表示に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料4件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

東京都板橋区大谷口一丁目4番

OpenStreetMapで大きく見る ↗

ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。

座標確認:国土地理院 住所検索

関連タグ

#荒玉水道#解体済#景観継承#昭和前期#給水所

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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