玉川上水へ水を取り入れる堰
羽村取水堰は、多摩川をせき止めて玉川上水へ水を取り入れる現役施設である。取水口は1653年4月に完成し、同年11月に玉川上水路へ通水した。投渡堰、固定堰、魚類が移動する魚道、せき止めた水を取り入れる第一水門で構成され、江戸時代に始まった取水地点の役割を現在も担う。
投渡堰と17門の水門
投渡堰は、多摩川を横断する鋼製桁に杉丸太を立てかけ、枝束、むしろ、砂利などを重ねる構造で、増水時には堰を払う仕組みを持つ。第一水門は17門あり、下流側5門が1900年、上流側12門が1924年に完成した。下流側はれんが造、上流側は花こう岩の表面とコンクリート内部からなる。
河岸からの外観見学
羽村市は羽村取水堰を市内の見どころとして案内し、所在地を羽東三丁目8番32号、JR青梅線羽村駅から徒歩約10分としている。河岸側から堰と水門の外観を確認できるが、稼働中の水道施設である。管理区域や水門設備へ立ち入らず、増水時の警告や現地の通行規制に従う。
羽村取水堰を理解するための要点
本ページでは、羽村取水堰を東京都・羽村市の取水堰として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 東京都羽村市羽東三丁目8番32号
- 施設種別
- 取水堰
- 年代・供用状況
- 1653年(承応2年)4月取水口完成、同年11月通水
- 構造・形式
- 投渡堰・固定堰・魚道・第一水門17門
水道システムの中での役割
水源・取水施設は、河川、地下水、湧水などから水道の原水を確保する出発点です。水量を安定させ、水質を確認しながら次の浄水工程へ送ります。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「多摩川河岸側から外観見学可。JR青梅線羽村駅から徒歩約10分。管理施設内には立ち入らない」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料2件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
関連タグ
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。