神奈川県の発電所一覧

当サイトに掲載している神奈川県発電所5件を、地図・施設名・市区町村別に整理しています。 各施設の役割、設備、沿革、能力、見学条件を、個別記事と同じ詳細情報・出典で確認できます。

地域内の全施設を網羅する一覧ではありません。関連設備や廃止施設を含む場合があり、件数は掲載記事の数です。

掲載範囲と施設の内訳

掲載記事
5件
市区町村の掲載区分
4地域
参照先URL(重複除く)
64件

掲載種別は火力発電所3件、水力発電所2件です。施設の目的や能力は一律ではないため、以下の比較表と施設別の詳細を合わせて確認してください。

能力は設計値・実績値・貯留量など資料ごとに意味と年度が異なります。単位と注記を残して掲載しており、この一覧で単純な合計や規模の順位付けはしていません。

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JERA川崎火力発電所

神奈川県川崎市川崎区千鳥町5-1

所在地マップ

神奈川県川崎市川崎区千鳥町5-1

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神奈川県の発電所一覧の施設名・市区町村・施設種別・能力・現況
施設名市区町村施設種別能力・容量(掲載値)掲載上の現況
1. JERA川崎火力発電所川崎市川崎区火力発電所最大出力342万kW(JERA施設案内、2026年9月15日確認)現存
2. J-POWER磯子火力発電所横浜市磯子区火力発電所最大出力120万kW(60万kW×2基、2026年9月15日公式案内確認)現存
3. JERA横浜火力発電所横浜市鶴見区火力発電所最大出力301.6万kW(37.7万kW×8軸、2026年9月15日公式案内確認)現存
4. 城山発電所相模原市緑区水力発電所最大出力25万kW(250,000kW、2026年9月15日公式諸元確認)現存
5. 相模発電所相模原市緑区水力発電所最大出力31,000kW(3.1万kW、2026年9月15日公式諸元確認)現存

横浜市磯子区の施設・詳細情報

J-POWER磯子火力発電所

横浜の都市型石炭火力と、タワー型ボイラー・排煙処理設備の役割

横浜市磯子区新磯子町にあるJ-POWERの石炭火力発電所。現在は各60万kWの2基を備え、首都圏の電力供給を担う。旧設備からの建て替えでUSCと排煙処理設備を導入した。小学4年生以上を対象とする事前申込み・抽選制の見学がある。

所在地
神奈川県横浜市磯子区新磯子町37-2
施設種別・現況
火力発電所・現存
年代・供用状況
旧1号機1967年5月/現行1号機2002年4月・2号機2009年7月営業運転開始
発電方式・主要設備
石炭汽力発電・超々臨界圧(USC)・タワー型ボイラー
公表された出力・能力
最大出力120万kW(60万kW×2基、2026年9月15日公式案内確認)
高さ
煙突200m(2缶集合型、2009年設備概要)
見学・公開条件
事前申込み・抽選制の見学。小学4年生以上、1~10名。自由入場不可
役割・設備・沿革・見学・FAQを詳しく読む

横浜の臨海部にある120万kWの石炭火力

磯子火力発電所は、電源開発株式会社(J-POWER)の発電所です。横浜市磯子区新磯子町37-2に位置し、公式施設案内に掲載されている現行設備は1号機・2号機の各60万kW、合計120万kWです。2009年の新2号機運転開始発表では、首都圏を中心とした電力の安定供給を担う施設として説明されています。これは発電できる能力の値であり、常時120万kWで運転していることや年間の発電量を示す数字ではありません。[1][2]

石炭政策、公害防止協定、旧設備からの建て替え

旧1号機は1967年5月、旧2号機は1969年9月に運転を開始しました。旧設備は各26.5万kWの国内炭専焼火力です。J-POWERは国の石炭政策を背景に建設されたことと、横浜市との公害防止協定を施設の歴史として紹介しています。横浜市の資料では1964年12月の協定締結と、事業者との協議を通じて環境対策を進めた経緯が説明されています。[1][3][5][7]

建て替えの目的は、環境改善への対応、電力供給の信頼性向上、設備老朽化への対応でした。1996年9月に準備工事、1998年7月に新1号機本館・煙突の工事が始まりました。旧設備の廃止は2001年11月、新1号機の営業運転開始は2002年4月、旧設備の撤去完了は2004年3月です。その後、新2号機の建設を進め、2009年7月15日に営業運転を開始しています。「廃止」「撤去完了」「新設備の運転開始」は異なる出来事として読む必要があります。[2][3][7]

タワー型ボイラーとUSCを採用した理由

磯子の特徴は、限られた敷地で建て替えを進めるために採用したタワー型ボイラーです。新1号機を設計・建設した技術者の2003年の報告は、既存設備を残した敷地条件と、設備をコンパクトに配置する必要を説明しています。J-POWERの学習資料では、新1号機のボイラーの高さを100mとしています。[4][6]

USCは超々臨界圧の蒸気条件を利用する方式で、高温・高圧の蒸気を用いた効率改善を図ります。ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせる川崎火力のLNGコンバインドサイクルとは異なり、磯子は石炭をボイラーで燃やして蒸気をつくり、蒸気タービンと発電機を動かす設備です。技術報告のボイラー出口条件を、タービン入口条件や2号機の仕様に読み替えないよう、対象設備と測定位置を明記しています。[1][4][6]

石炭の受入れから南横浜変電所への送電まで

公式学習資料は、海外からの石炭を東京湾のコールセンターで積み替え、セルフアンローダー船で磯子へ運ぶ流れを示しています。構内ではベルトコンベアと屋根のある石炭サイロを使用し、微粉炭機で細かく砕いてからボイラーへ送ります。屋内での貯炭は、屋外に石炭を貯めていた旧設備との相違点でもあります。[3][4]

つくられた電気は、学習資料では地下ケーブルを通じて隣接する南横浜変電所へ送ると説明されています。そこから電力系統を通して供給されるため、特定の家庭や市区町村をこの発電所だけの固定的な供給先として列挙することはできません。本記事では、確認できる送電上の接続先と、首都圏を支えるという役割を分けて整理しています。[2][4]

排煙処理と高効率化は、それぞれ異なる環境対策

石炭を燃やした排ガスには、窒素酸化物、ばいじん、硫黄酸化物が含まれます。磯子では、脱硝装置、電気式集じん装置、乾式排煙脱硫装置がそれぞれの物質を処理します。2009年の設備概要は、脱硝をアンモニア選択接触還元法、脱硫を活性炭吸着法と説明しています。処理後のガスは、高さ200mの集合煙突へ送られます。[3][4]

高温・高圧の蒸気を利用する効率改善は燃料消費やCO2排出の低減を目指すもので、上記の大気汚染物質を取り除く処理とは別の対策です。排煙処理設備があることを、CO2を排出しない発電所という意味では扱いません。また、2009年資料の除去効率や緑地面積率を、2026年の実測成績として紹介しないよう資料時点を残しています。[3][6]

2011年の構内火災と運転再開の記録

2011年11月24日に構内火災が発生し、1・2号機が停止しました。J-POWERは、被災した設備を経由しない仮設の石炭受入コンベアを設け、2012年1月19日に2号機、1月23日に1号機の運転を再開したと公表しています。1月19日の資料は2号機のみの再開、1月23日の続報は両号機がそろった段階の記録です。[7][8]

これらは燃料受入設備と発電設備の運用上の関係を知るための過去の出来事です。現在の停止情報としては扱わず、当時の仮設設備が今も使われているとも断定していません。

発電所見学は個人も対象となる事前申込み・抽選制

2026年9月15日に確認した公式見学案内では、小学4年生以上、1~10名を対象に、火曜日・木曜日の10:00~11:30と14:00~15:30の見学枠が設けられています。祝日、ゴールデンウィーク期間、年末年始は除外され、参加費は無料です。申込みは所定のフォームから行い、先着順ではなく抽選となります。常時自由に入場できる施設ではありません。[9]

通常見学には、概要説明、映像、展示室、タービン・発電機、運転センター、ボイラー棟屋上が案内されていますが、荒天や点検による変更・中止があります。2025年のJ-POWERまつりや2026年2月の学生向け体験ツアーは、通常見学とは別に開催された終了済み企画です。過去のイベント用送迎や参加条件を、通常見学の条件へ流用しないようにしています。[1][9][11]

Deep research

J-POWERの現行施設・見学案内、建て替え時の設備資料、横浜市の協定史、設計・建設担当者による技術報告を照合しました。現行の出力と見学条件、2009年の設備公表値、2003年の新1号機の蒸気条件、終了済み企画を区別しています。角括弧の番号は末尾の出典番号に対応します。

最終確認:2026年9月15日

施設データを詳しく見る

事業主体
電源開発株式会社(J-POWER)

現行施設案内[1]。見学窓口はJ-POWERジェネレーションサービスの磯子火力運営事業所[9]。

現行の最大出力
120万kW(1,200MW)

各60万kW×2基[1]。2026年9月15日確認。時刻別の実出力・年間発電量ではありません。

燃料・方式
石炭/USCを採用した汽力発電

公式施設案内[1]。2009年資料には補助燃料として軽油の記載があります[3]。

旧設備の規模
26.5万kW×2基、計53万kW

2001年11月廃止の旧1・2号機[3][7]。現行2基とは別の設備です。

煙突
高さ200m・2缶集合型

2009年設備概要[3]。学習資料[4]は内部に1・2号機用の2つの排ガス通路があると説明。

電力供給上の役割
首都圏の供給を支え、南横浜変電所へ送電

供給の位置付けは運転開始発表[2]、地下ケーブルの接続先は公式学習資料[4]。

石炭の受入れから発電・送電まで

公式学習資料[4]の燃料・蒸気・電気の流れを整理しています。排ガスはボイラーから別の系統へ流れ、後述の排煙処理設備を通ります。以下は見学者の構内移動経路ではありません。

  1. 1
    石炭を船で受け入れる

    東京湾のコールセンターで積み替えた石炭を、セルフアンローダー船で発電所へ運ぶと説明されています。大型船の直接接岸ではなく、周辺の海の条件に対応した受入れ方式です。[4]

  2. 2
    コンベアから屋内サイロへ貯蔵

    飛散と騒音に配慮したコンベアで石炭を運び、屋根付きのサイロへ収容します。学習資料の公表値は4基・合計10万トンです。資料は発行年月を明記していないため、確認日をもって新設時期とはしていません。[4]

  3. 3
    微粉炭機で石炭を細かくする

    石炭を細かい粉にして、ボイラーで燃えやすくします。LNGをガスタービンで燃焼させる工程ではなく、微粉炭を用いたボイラーの工程です。[4]

  4. 4
    ボイラーで高温・高圧の蒸気をつくる

    石炭を燃やした熱を水へ伝え、タワー型ボイラーで蒸気を発生させます。新設備はUSCを採用しており、蒸気条件を高めることによる効率改善が設計の要点です。[1][4][6]

  5. 5
    蒸気タービンと発電機を駆動

    蒸気でタービンを回し、それにつながる発電機で電気をつくります。現行の1号機と2号機は、それぞれ最大60万kWと公表されています。[1][4]

  6. 6
    地下ケーブルを通じて電力系統へ

    隣接する南横浜変電所へ送電し、電力系統を通じて家庭・学校・工場などの需要を支えます。所在地の横浜市だけに供給する専用設備という意味ではありません。[2][4]

磯子火力発電所の年表

  1. 公害防止協定の締結

    横浜市は火力発電所との協定締結を、この年月の出来事として記録しています。J-POWERの磯子施設案内も市との協定を建設時の重要な取組として説明しています。[1][5]

  2. 旧1号機が運転開始

    旧設備の運転開始。現行1号機の2002年の営業運転開始とは異なります。[7]

  3. 旧2号機が運転開始

    国内炭を使用する旧2基体制となりました。旧設備の出力は各26.5万kWです。[3][7]

  4. 計画の審議と準備工事

    7月に第133回電源開発調整審議会へ上程、9月に準備工事着工。計画手続と工事開始を分けて記載しています。[3]

  5. 新1号機本館・煙突の工事着工

    既設設備のある敷地で建設を進めるため、タワー型ボイラーによる配置が採用されました。[3][6]

  6. 旧1・2号機を廃止

    運転を終えた年月です。旧設備の撤去完了は2004年3月であり、廃止と撤去は同時ではありません。[3][7]

  7. 新1号機が営業運転開始

    60万kWのUSC設備が営業運転を開始しました。[1][3]

  8. 旧発電設備の撤去完了

    旧設備の撤去が終わり、その後の新2号機建設へつながります。[3]

  9. 新2号機本館の工事着工

    新1号機に続く60万kWの設備を建設。[2][3]

  10. 新2号機が営業運転開始

    現在につながる計120万kWの2基構成がそろいました。発表日は翌16日ですが、発表本文は15日18時の営業運転開始と記載しています。[2]

  11. 構内火災により両号機が停止

    石炭受入設備などの被災に伴う過去の停止記録です。現在の停止状態を示すものではありません。[7][8]

  12. 2号機、1号機の順に運転再開

    仮設受入コンベアの整備などを経て19日に2号機、23日に1号機を再開。発電の再開と被災設備の本復旧は区別しています。[7][8]

見学・アクセス情報

通常見学の条件は公式の「発電所見学について」[9]を2026年9月15日に確認しました。1名からの応募に対応していますが、事前申込み・抽選制です。一般向けイベントや学生ツアーの募集は別枠で、過去の開催実績は現在の空き状況を保証しません。

対象・人数
小学4年生以上/1~10名

小学4~6年生は保護者または引率者の同伴が必要です。[9]

通常の見学枠
火・木 10:00~11:30/14:00~15:30

祝日、GW期間、年末年始を除く予約枠。荒天や点検により変更・中止があります。[9]

料金・駐車場
見学無料/無料駐車場4台

公式見学・アクセス案内の記載。駐車場の記載は予約なしの入場を認めるものではありません。[9][10]

申込み
公式見学ページの応募フォームから申請・抽選

先着順ではありません。当選後の申込書・名簿の提出も必要です。月別の募集日程と提出期限は公式の最新案内・当選通知を優先してください。[9]

見学内容
展示室、タービン・発電機、運転センター、ボイラー棟屋上など

概要説明・ビデオ視聴を含む公式の標準内容であり、全箇所の案内を常に保証するものではありません。[9]

公共交通
磯子駅東口から横浜市営バス85系統、「ジェイパワー前」下車

南部水再生センター前行と公式アクセス案内に記載。最新ダイヤは横浜市交通局、集合場所は予約時の案内を確認してください。[10]

問い合わせ
045-761-0281/isogo-eplaza@jpower.co.jp

磯子火力運営事業所の見学担当。電話受付は9:00~16:30と案内されています。[9]

服装・撮影
歩きやすい服装/写真可、動画撮影・録音不可

高いかかとの靴、サンダル、スカートでの来場を控えるよう案内。館内での食事・休憩設備はありません。[9]

オンラインでの施設理解
J-POWERの磯子火力発電所360度映像

公式のバーチャル見学[12]。現地予約や立入許可とは別のコンテンツです。

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

設備別の仕様と建て替え前後の違い

出力・運転開始月:現行施設案内/その他の設備比較:2009年7月公表資料

現在の1・2号機は、建て替え当時の資料では「新1・2号機」と表記されます。旧1・2号機を加算せず、現行設備の合計を120万kWとして扱います。[1][3]

現行1号機
60万kW/2002年4月営業運転開始

旧1号機の1967年5月とは別設備。[1][7]

現行2号機
60万kW/2009年7月15日営業運転開始

日付は翌16日付リリース本文で確認。[1][2]

ボイラーの構造(2009年資料)
放射再熱式貫流型

旧設備は放射再熱式自然循環型と記載されています。[3]

貯炭方式の変更(2009年資料)
屋外貯炭場から屋内サイロへ

公表された新旧設備の比較。サイロ4基・合計10万トンは別の公式学習資料[4]による値です。[3]

煙突の変更(2009年資料)
旧120m・140mから、200mの2缶集合型へ

高さの比較であり、排出量の比率を意味しません。[3]

緑地面積率(2009年資料)
新設備20%/旧設備15%

建て替え時の設備概要に記載された比較値。直近年度の実測値ではありません。[3]

新1号機のボイラー出口条件を読む

2003年発表の設計・建設報告(新1号機)

設計・建設担当者の技術報告は、ボイラー出口の蒸気条件として27.48MPa、605℃/613℃を示しています。USC設備の具体的な設計条件を知るための数値です。[6]

ボイラー出口圧力
27.48MPa

新1号機についての2003年の報告値。[6]

ボイラー出口温度
605℃/613℃

原資料の蒸気条件表記。現時刻の運転温度ではありません。[6]

ボイラー出口とタービン入口では数値を測る位置が異なります。この報告の条件を2号機へ流用したり、資料間の異なる数値を同じ条件として平均したりしていません。

排煙処理設備と公表された除去効率

設備方式・効率:2009年7月の設備概要。現在の年間実測値ではありません

ボイラーから出た排ガスを処理する設備です。窒素酸化物・ばいじん・硫黄酸化物は別々の対象であり、除去効率を足し合わせて発電所全体の環境性能やCO2削減率にはできません。[3][4]

  1. 1
    脱硝装置:窒素酸化物を処理

    2009年資料はアンモニア選択接触還元法を採用した乾式排煙脱硝装置と説明しています。[3]

  2. 2
    電気式集じん装置:ばいじんを捕集

    公式学習資料は石炭の燃焼で生じる灰やすすを取り除く装置として説明しています。脱硫・脱硝装置とは役割が異なります。[4]

  3. 3
    乾式排煙脱硫装置:硫黄酸化物を処理

    新設備は活性炭吸着法。旧設備は石灰石・石膏法の湿式装置だったことが公表されています。[3]

新1号機の脱硝効率
87.5%

2009年設備概要の公表値。[3]

新2号機の脱硝効率
91.9%

2009年設備概要の公表値。[3]

新1号機の脱硫効率
95.0%

2009年設備概要の公表値。[3]

新2号機の脱硫効率
97.8%

2009年設備概要の公表値。[3]

選定資料から直近年度の磯子単独の年間発電量・CO2排出量・稼働率を確定できなかったため、J-POWER全社や他発電所の実績は流用していません。

よくある質問

磯子火力発電所はどこにあり、誰の施設ですか?

横浜市磯子区新磯子町37-2にある、電源開発株式会社(J-POWER)の発電所です。JERA川崎火力発電所とは別の事業者・別の施設です。所在地マップは公開住所による検索表示で、見学受付や入場可能範囲を保証するものではありません。[1]

現在の燃料は石炭ですか、LNGですか?

現行の1・2号機は石炭を使用します。ボイラーで蒸気をつくる汽力発電であり、川崎火力のLNGコンバインドサイクルとは方式が異なります。[1][4]

120万kWとは、年間に発電した電力量ですか?

いいえ。各60万kWの2基を合計した最大出力です。一定期間の発電電力量を表すkWhとは異なり、毎時その出力で運転していることも意味しません。[1][2]

1967年、2002年、2009年のどれが運転開始年ですか?

1967年5月は旧1号機、2002年4月は建て替え後の1号機、2009年7月15日は建て替え後の2号機の運転開始です。設備の世代と号機を区別すると、年代の違いを説明できます。[1][2][7]

背の高い建物と煙突にはどのような違いがありますか?

タワー型ボイラーの建物と、排ガスを出す集合煙突は別の設備です。公式学習資料では1号機ボイラーの高さを100m、煙突を200mとしています。煙突内部には2基それぞれの排ガス通路があります。[4]

個人や家族でも見学できますか?

公式の通常見学は1名から応募できます。ただし小学4年生以上、1~10名、事前申込み・抽選制です。小学生には保護者等の同伴が必要で、予約なしの自由入場ではありません。[9]

写真撮影、駐車場、バス利用はどうなっていますか?

現行案内では写真撮影は可能ですが動画撮影・録音は不可です。無料駐車場は4台。公共交通は磯子駅東口から85系統の「ジェイパワー前」下車が案内されています。最新のダイヤと当選後の集合指示を確認してください。[9][10]

2011年の火災後も停止したままですか?

火災後の運転再開は公表済みです。2号機は2012年1月19日、1号機は同23日に再開しました。現行施設案内にも両号機が掲載されていますが、この情報だけで現在時刻の稼働状況までは示しません。[1][7][8]

出典・参考資料

個別記事の最終確認:2026年9月15日。資料中の年度・基準時点は詳細欄に記載しています。

  1. J-POWER「磯子火力発電所」現行施設・所在地案内(2026年9月15日確認。掲載イベントは2025年開催分)
  2. J-POWER「磯子火力発電所 新2号機の営業運転開始について」(2009年7月16日発表、運転開始は7月15日)
  3. J-POWER「磯子火力発電所リプレース計画の概要・設備の概要」(2009年7月、別紙PDF)
  4. J-POWER ISOGOエネルギープラザ「電気の作り方や発電所の仕事を見てみよう!」(学習資料PDF、2~3ページ。発行年月の明記なし)
  5. 横浜市「環境保全協定」(2026年4月7日更新、公害防止協定の歴史)
  6. 日本機械学会 ICOPE 2003「DESIGN AND CONSTRUCTION OF IHI TOWER-TYPE BOILER FOR NEW NO.1 UNIT OF ISOGO THERMAL POWER STATION」(設計・建設担当者による報告、J-STAGE掲載抄録)
  7. J-POWER「磯子火力発電所の運転再開について」(2012年1月19日、旧設備の沿革・火災後の2号機再開)
  8. J-POWER「磯子火力発電所の運転再開について(続報)」(2012年1月23日、1号機再開)
  9. J-POWER ISOGOエネルギープラザ「発電所見学について」(2026年7月8日募集日程のお知らせを含む。2026年9月15日確認)
  10. J-POWER ISOGOエネルギープラザ「交通アクセス」(2026年9月15日確認)
  11. J-POWER「エコ×エネ体験ツアー 火力学生編@磯子 2026年ツアーレポート・1日目」(2026年2月4~6日の終了済み企画)
  12. J-POWER「発電所見学360度映像」(磯子火力のバーチャル見学、2026年9月15日確認)

横浜市鶴見区の施設・詳細情報

JERA横浜火力発電所

大黒町のツインタワーと、8軸のLNGコンバインドサイクル発電

横浜市鶴見区大黒町にあるJERAのLNG火力発電所。高さ200mの2本の煙突が特徴で、7・8号系列の計8軸、公表最大出力301.6万kWを備える。旧1~6号機は廃止済み。併設の横浜ストロベリーパークと発電設備の公開条件は区別する必要がある。

所在地
神奈川県横浜市鶴見区大黒町11-1
施設種別・現況
火力発電所・現存
年代・供用状況
1962年創設/現行8軸は1996~1998年に運転開始、2017年更新完了
発電方式・主要設備
LNGコンバインドサイクル(ACC・1,300℃級、7・8号系列各4軸)
公表された出力・能力
最大出力301.6万kW(37.7万kW×8軸、2026年9月15日公式案内確認)
高さ
7・8号系列の煙突2本は各200m(2025年パンフレット)
見学・公開条件
発電設備の一般見学は現行公式案内を確認できず。併設パークの予約とは別
役割・設備・沿革・見学・FAQを詳しく読む

大黒町で電力をつくる8軸のLNG火力

横浜火力発電所は、横浜市鶴見区大黒町11-1に位置する株式会社JERAの発電所です。現行の施設案内は、敷地面積を約45万平方メートル、最大出力を301.6万kWとしています。7号系列と8号系列はそれぞれ4軸で、各軸の出力37.7万kWを合計すると301.6万kWになります。高さ200mの2本の煙突は、7・8号系列の「ツインタワー」として紹介されています。[1][2]

本記事の対象は鶴見区大黒町の横浜火力です。最大出力は設備の能力を表す値であり、現在時刻の実出力や年間発電量ではありません。特定の市区町村だけに電気を送る施設とも限りません。例えばJERAの2022年6月27日の需給対策では、東京電力パワーグリッドのサービスエリアにおける供給力確保のため、横浜火力7・8号系列も増出力運転の対象となりました。そこで示された52.9万kWは複数発電所の合計で、横浜火力単独の増出力ではありません。[11]

1962年の創設と旧1~6号機の退役

1号機の運転開始は1962年で、電力需要の増加に応じて1968年までに6号機までがそろいました。創設当初は重油や原油を燃料とし、1984年からLNGへ転換しています。2025年の公式パンフレットは旧1~6号機を廃止済みとし、現行設備として7・8号系列を掲載しています。[2]

5号機は1964年3月、6号機は1968年6月に運転を開始した汽力発電設備で、出力はそれぞれ17.5万kWと35万kWでした。両機は2016年4月から長期計画停止となり、2022年3月31日に廃止されました。「発電所全体の廃止」ではなく、対象が5・6号機である点が重要です。JERAの2024年11月の記事では、7・8号系列の操業を維持しながら、旧設備の煙突・煙風道・桟橋等の撤去を進めていたことが確認できます。設備の廃止日と撤去工事の完了日は同じではありません。[7][8][9]

1996年の初軸運転から1998年の全系列完成へ

7・8号系列の増設工事は1993年6月から進められました。東京電力として初めての改良型コンバインドサイクル発電(ACC)を採用した設備で、最初に営業運転へ入ったのは7号系列第4軸の1996年6月20日です。残る軸が順次加わり、1998年1月22日の8号系列第4軸の営業運転開始で全8軸がそろいました。[3][4]

このため、資料にある「1998年運転開始」は系列全体の完成を示す場合があり、すべての軸が1998年に初めて動いたという意味ではありません。2025年の設備表では、7-4軸が1996年6月、8-1軸が同年7月と掲載されています。また、当初の出力は35万kW×8軸、計280万kWで、現在の公表値とは設備更新の前後を分けて読む必要があります。[2][3][4]

二つのタービンと排熱回収ボイラの働き

ACCは、燃焼ガスでガスタービンを回した後、その排ガスの熱で蒸気をつくり、蒸気タービンでも発電する方式です。横浜火力の現行設備表は全8軸を1,300℃級としています。この温度はガスタービンの燃焼ガス側の区分であり、蒸気や海への排水の温度ではありません。[2][3][4]

排熱回収ボイラは、ガスタービンから出る高温の排ガスと水の間で熱を受け渡し、蒸気タービンへ送る蒸気を発生させます。公式の工程図には、タービンを通った蒸気を復水器で水に戻す系統と、海水を取水して復水器を冷却する系統が別に示されています。発電機からの電気は変圧器・開閉所へ送られます。燃料、蒸気・水、冷却水、電気という異なる流れを区別すると、設備の役割を理解できます。[2]

2015~2017年の高効率化と出力表示の変化

2015年7月から、ガスタービンと高中圧蒸気タービン等を取り替える更新が進められました。東芝の発表は、既存設備を可能な限り使用し、東芝製の高中圧蒸気タービンとGE製9F型ガスタービンを組み合わせる工事であったと説明しています。2017年12月12日の8-2軸を最後に、全8軸の高効率化が完了しました。[5][6][7]

更新後は1軸の出力が35万kWから37.7万kWへ増加し、公表発電効率は54.1%から55.8%へ向上しました。2017年別紙は効率を低位発熱量基準としています。1996~1998年の発表には熱効率49%という別の値もありますが、その本文だけでは熱量基準をそろえられないため、単純に差を取って改善量とはしません。[3][4][6][7]

2017年の設備概要には発電所出力354.1万kWとあります。これは長期計画停止中だった5・6号機の52.5万kWを含む設備値で、7・8号系列の301.6万kWとは集計対象が異なります。また、全8軸で年間約24万トンのCO2を削減できるとの発表は、更新前との比較による当時の見込みであり、直近年度の排出実績ではありません。[6][7][8]

脱硝・排水処理と運用を続けるための管理

横浜火力はLNGを燃料とし、窒素酸化物を減らす低NOx燃焼器と排煙脱硝装置を採用しています。公式パンフレットの脱硝図は、アンモニアと触媒を使って窒素酸化物を窒素と水へ変える仕組みを示しています。発電効率を高めて燃料消費やCO2排出を抑える対策と、窒素酸化物を処理する対策は、対象とするものが異なります。[2][3]

機器の洗浄排水や生活排水は、油分離・中和等の前処理後、総合排水処理装置で凝縮・沈殿・ろ過・中和等の処理を行い、水質を確認して排水すると説明されています。一方、旧設備撤去中も現役の7・8号系列につながる配管やケーブルに影響を与えない工程管理が必要です。JERAの2024年の報告では、稼働設備の操業を守ることと、構内作業の安全を両立させる取り組みが示されています。[2][9]

発電設備の見学と横浜ストロベリーパークの違い

2026年9月15日に確認したJERAの現行施設案内とPR施設案内では、横浜火力のタービン・制御設備を一般向けに見学するための常設申込方法を確認できませんでした。所在地や代表電話が公開されていても自由入場を意味しません。1998年の発表にある緑地・スポーツ施設の一般公開も、現在の発電設備の見学条件とは分けて扱います。[1][2][4][12]

構内には、オール電化のハウスでイチゴを栽培する横浜ストロベリーパークが併設されています。JERAの案内は土日祝の予約制を基本とし、予約サイトには摘み取り・カフェの営業案内があります。JERAミライフルの社員が栽培やカフェ運営等に携わる取り組みとしても紹介されています。パークの予約は発電設備見学の予約ではありません。臨時営業や団体受付は予約サイトの最新告知を確認し、パーク用の駐車場・営業時間を発電所全体の公開条件へ読み替えないでください。[2][12][13][14]

Deep research

JERAの現行案内と2025年パンフレット、東京電力の増設・更新資料、設備供給者の発表を照合しました。初めて運転した年月と更新工事の年月、旧設備を含む総出力と現行系列の出力を区別しています。見学情報は発電設備と併設パークを分け、出典番号はページ末尾の資料に対応させています。

最終確認:2026年9月15日

施設データを詳しく見る

運営主体
株式会社JERA

現行施設案内[1]。既存火力発電事業等の統合は2019年4月1日[10]。

公表最大出力
301.6万kW(3,016MW)

2026年9月15日確認の施設案内[1]。設備能力であり、現在の実出力や年間発電量ではありません。

現行の設備構成
7・8号系列、各4軸・計8軸

2025年設備表[2]。各37.7万kW、各系列の合計は150.8万kW。

燃料・方式
LNG/ACC・1,300℃級

全8軸の公表分類[2]。燃焼温度の区分であり蒸気温度ではありません。

敷地面積
約45万平方メートル

現行施設案内[1]、2025年パンフレット[2]。

7・8号系列の煙突
高さ200mの2本のツインタワー

2025年パンフレットの表紙・配置図[2]。旧5・6号機の撤去対象煙突と区別します。

LNGから電気へ:ACC発電の流れ

2025年パンフレットの工程図と、増設時の公式解説をもとにした機能の流れです。構内の見学経路を示すものではありません。[2][3][4]

  1. 1
    LNGを燃料として燃焼

    天然ガスを燃料に使い、圧縮した空気とともに燃焼器へ送ります。横浜火力は1984年から燃料転換を進め、現在の8軸はすべてLNG方式です。[2][8]

  2. 2
    高温ガスでガスタービンを回す

    1,300℃級の燃焼ガスをガスタービンへ通し、回転力を得ます。7号系列・8号系列とも各4軸を備え、1軸だけを発電所全体と取り違えないことが重要です。[2][3]

  3. 3
    排ガスの熱から蒸気をつくる

    排熱回収ボイラがガスタービン排ガスの熱を回収します。高圧・中圧・低圧のドラム等を備える蒸気系統が、蒸気タービンへ熱エネルギーを送ります。[2]

  4. 4
    蒸気タービンと発電機を駆動

    蒸気のエネルギーも回転力として利用し、ガスタービンと組み合わせて発電します。2015~2017年の更新ではガスタービンと高中圧蒸気タービン等が更新対象でした。[4][5][7]

  5. 5
    蒸気を水へ戻し、冷却水と分けて循環

    タービンを出た蒸気は復水器で冷やされて水へ戻り、再び排熱回収ボイラ側へ送られます。工程図では冷却用の海水の取水・放水系統を、蒸気・給水系統とは別に表示しています。[2]

  6. 6
    変圧器・開閉所を介して電力系統へ

    発電機で生じた電気を変圧器・開閉所へ送ります。需給に応じた運用の例として、2022年6月の供給力確保では横浜7・8号系列も増出力運転の対象に含まれました。[2][11]

横浜火力発電所の年表

  1. 1号機が運転開始

    発電所の創設にあたる年。現行7・8号系列の運転開始年ではありません。[2]

  2. 5号機が運転開始

    後年の廃止発表で、汽力発電・出力17.5万kWの設備として整理されています。[8]

  3. 6号機が運転開始

    出力35万kWの6号機が加わり、旧1~6号機がそろいました。[2][8]

  4. LNGへの燃料転換

    重油・原油を使っていた旧設備でLNGへの転換を進めたと、2025年パンフレットが説明しています。[2]

  5. 7・8号系列の増設工事を開始

    電力需要に対応するため、既存の発電所に隣接してACC設備の増設を進めました。[3][4]

  6. 7号系列第4軸が営業運転開始

    新しいACC設備の最初の軸。当時の出力は35万kWでした。[3]

  7. 7・8号系列の全8軸が完成

    8号系列第4軸の営業運転開始により、全系列の建設工事を完了。合計出力は当時280万kWでした。[4]

  8. 7-2軸から高効率化工事を進める

    ガスタービン等の取替を開始。東芝は同年8月に初軸の更新完了を発表しました。[5][6][7]

  9. 5・6号機が長期計画停止

    旧汽力設備を停止。この時点の長期計画停止と2022年の廃止を分けて記録します。[7][8]

  10. 全8軸の高効率化を完了

    8-2軸の取替が完了し、各軸37.7万kWの構成がそろいました。当初計画から25日前倒しでの完了と公表されています。[6][7]

  11. 既存火力発電事業等をJERAへ統合

    東京電力フュエル&パワーと中部電力の燃料受入・貯蔵・送ガス事業、既存火力発電事業等が統合されました。[10]

  12. 5・6号機を廃止

    長期計画停止中だった両機を廃止。7・8号系列は廃止対象ではありません。[8]

  13. 旧設備撤去中の取り組みを公表

    JERAは11月1日公開記事で、7・8号系列の操業を守りながら旧5・6号機の煙突等を撤去する工程管理を紹介。撤去完了日の発表ではありません。[9]

見学・アクセス情報

発電設備の一般見学と、横浜ストロベリーパークの利用条件は別です。発電所の常設一般見学については、確認した公式資料に申込方法を見つけられなかったため、受付人数・料金・所要時間等を補っていません。[1][12]

発電所所在地
横浜市鶴見区大黒町11-1

所在地マップは公開住所による検索表示です。構内の受付位置や立入可能範囲を示すものではありません。[1]

発電設備の一般見学
常設の申込方法を現行公式案内で確認できず

個人・団体の受入可否はJERAへ確認してください。併設パークの予約では発電設備への入場を保証しません。[1][12]

発電所の代表連絡先
045-511-3841

2025年公式パンフレット掲載の代表電話。見学専用の予約番号という記載ではありません。[2]

近隣への公共交通の参考
鶴見駅東口・京急鶴見駅側から市営バス181系統、横浜火力発電所前下車

パーク公式案内[13]は7番乗り場・横浜さとうのふるさと行・乗車約15分と記載。最新ダイヤと訪問先の指示を確認してください。

併設パークの摘み取り
土日祝の事前予約制を基本に営業

発電所見学ではなくイチゴ摘み取りの案内です。臨時営業や団体受付は公式予約サイトの最新告知を優先します。[12][13]

併設パークのカフェ
公式案内では10:00~16:00、予約なしで利用可

営業日・メニュー等はパーク側の案内を確認。この時間は発電所の開場時間ではありません。[13]

駐車場・入場範囲
パーク利用者用の案内あり/発電設備見学用は未確認

公式の駐車案内はパーク利用に関するものです。発電設備の無断見学や構内横断を認める案内ではありません。[13]

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

現行8軸の出力・初運転・更新年月

設備値と初運転年月:JERA 2025年パンフレット/更新年月:2017年12月別紙

すべてLNGを使用するACC・1,300℃級です。初めて運転した時点と、ガスタービン等を取り替えた時点を併記しています。1軸の37.7万kWはガスタービン単体ではなく、コンバインドサイクル設備としての出力です。[2][5][7]

7号系列第1軸(7-1)
37.7万kW/初運転1998年1月

ガスタービン等の更新:2016年7月。[2][7][8]

7号系列第2軸(7-2)
37.7万kW/初運転1997年10月

ガスタービン等の更新:2015年7月。今回の更新事業の初軸。[2][5][7][8]

7号系列第3軸(7-3)
37.7万kW/初運転1997年1月

ガスタービン等の更新:2017年7月。[2][7][8]

7号系列第4軸(7-4)
37.7万kW/初運転1996年6月

営業運転開始は6月20日。ガスタービン等の更新:2016年12月。[2][3][7]

8号系列第1軸(8-1)
37.7万kW/初運転1996年7月

ガスタービン等の更新:2017年4月。[2][7][8]

8号系列第2軸(8-2)
37.7万kW/初運転1997年2月

ガスタービン等の更新:2017年12月12日。これをもって全8軸の更新完了。[2][6][7]

8号系列第3軸(8-3)
37.7万kW/初運転1997年10月

ガスタービン等の更新:2016年1月。[2][7][8]

8号系列第4軸(8-4)
37.7万kW/初運転1998年1月

営業運転開始は1月22日。ガスタービン等の更新:2016年5月。[2][4][7]

各系列は37.7万kW×4軸=150.8万kW。両系列の合計301.6万kWは現行施設案内[1]と一致します。全軸が同時に運転していることを示す表ではありません。

旧設備の出力と廃止の範囲

JERA 2022年3月31日発表/現行構成は2025年パンフレット

旧1~4号機
廃止済み

2017年別紙の時点で廃止と記載[7]。今回参照した資料では号機別の廃止年月まで確定していません。

5号機
旧出力17.5万kW/汽力・LNG

1964年3月運転開始、2016年4月から長期計画停止、2022年3月31日廃止。[8]

6号機
旧出力35万kW/汽力・LNG

1968年6月運転開始、2016年4月から長期計画停止、2022年3月31日廃止。[8]

2025年パンフレット[2]の配置図にも「旧1~6号エリア」と現行7・8号系列が区別されています。廃止と物理的な撤去完了は別の状態です。

更新前後の公表性能と総出力の読み方

2017年12月の更新完了発表と別紙

1軸の定格出力
35万kW → 37.7万kW

更新前後の設備値[6][7]。8軸合計の増加分は21.6万kW(差2.7万kW×8の計算)。

公表発電効率
54.1% → 55.8%(低位発熱量基準)

更新比較の値[6][7]。差は1.7ポイントで、直近年度の平均実績ではありません。

2017年資料の発電所出力
354.1万kW

現行7・8号系列301.6万kWに、当時長期計画停止中の5・6号機52.5万kWを含む設備値[7]。

現行案内の最大出力
301.6万kW

5・6号機廃止後の現行施設案内[1][8]。出力差を7・8号系列の性能低下と解釈しないようにします。

更新によるCO2削減見込み
全8軸で年間約24万トン

2017年の発表時の比較見込み[6]。発電所全体の年間排出量や2026年の実測削減量ではありません。

参照した資料では、直近年度の横浜火力単体の年間発電量・稼働率・年間CO2排出量を確定できませんでした。全社や他発電所の値を代用していません。

よくある質問

横浜火力発電所はどこにありますか?

横浜市鶴見区大黒町11-1です。この記事はJERAが運営する大黒町の施設を扱います。地図は公開住所を検索したもので、構内の自由入場や受付位置を示すものではありません。[1]

最大出力はどのくらいですか?

現行のJERA施設案内では301.6万kWです。37.7万kWの8軸で構成され、7号系列・8号系列は各150.8万kWです。年間の発電電力量とは異なります。[1][2]

280万kW、354.1万kW、301.6万kWの違いは何ですか?

280万kWは1998年完成時の7・8号系列、301.6万kWは更新後の両系列の出力です。2017年資料の354.1万kWは、更新後の両系列に旧5・6号機52.5万kWを含めた設備値です。年度と集計対象が異なります。[4][6][7][8]

「廃止された発電所」なのですか?

発電所全体が廃止されたわけではありません。旧1~6号機は廃止済みですが、2025年の公式設備表には7・8号系列の計8軸が掲載されています。2022年の廃止発表の対象は5・6号機です。[2][8]

1962年、1996年、1998年、2017年は何を表していますか?

1962年は旧1号機の運転開始、1996年はACC設備の初軸の営業運転開始、1998年は全8軸の完成、2017年はガスタービン等の全軸更新完了です。同じ「運転開始」としてまとめると沿革を取り違えます。[2][3][4][6]

燃料は石炭ですか?煙突から白く見えるものは何ですか?

現行8軸の燃料はLNGです。JERAのパンフレットは、外気温が低いときに煙突から白く見えるものを水蒸気と説明しています。ただし、白い煙が見えないことと、燃焼に伴うCO2の排出がないことは同じではありません。[2]

発電所の内部を個人や家族で見学できますか?

今回確認した現行公式案内では、発電設備の常設一般見学の申込方法を確認できませんでした。訪問前にJERAへ受入可否を確認してください。川崎火力や磯子火力の予約条件を横浜火力に適用することはできません。[1][12]

横浜ストロベリーパークの予約で発電設備も見学できますか?

パークの予約はイチゴ摘み取り等の利用予約で、発電設備見学を含む案内ではありません。パークは全電化ハウスを使う併設施設です。公式予約サイトで営業日・交通・利用条件を確認し、発電所の操業区域には無断で立ち入らないでください。[2][12][13][14]

出典・参考資料

個別記事の最終確認:2026年9月15日。資料中の年度・基準時点は詳細欄に記載しています。

  1. JERA「横浜火力発電所」現行施設案内(所在地・敷地面積・最大出力、2026年9月15日確認)
  2. JERA「横浜火力発電所」2025年作成パンフレット(PDF、設備表・ACC工程図・環境対策・併設施設)
  3. 東京電力「横浜火力発電所7号系列(第4軸)の営業運転開始について」(1996年6月20日)
  4. 東京電力「横浜火力発電所7・8号系列の完成について」(1998年1月22日)
  5. 東芝「東京電力 横浜火力発電所設備更新工事における初軸運転開始について」(2015年8月6日、施工・設備供給者による発表)
  6. 東京電力フュエル&パワー「横浜火力発電所8号系列第2軸の高効率化について」(2017年12月12日、全8軸更新完了)
  7. 東京電力フュエル&パワー「横浜火力発電所におけるガスタービン等の取替工事について」(2017年12月12日別紙PDF、出力・効率基準・各軸の更新年月)
  8. JERA「大井火力発電所1~3号機、横浜火力発電所5・6号機および知多火力発電所1~4号機の廃止について」(2022年3月31日)
  9. JERA DISCOVER JERA「鹿島の記憶 “安全”への飽くなき挑戦」(2024年11月1日、横浜火力5・6号機撤去工事の節)
  10. JERA「沿革」(2019年4月1日の既存火力発電事業等の統合)
  11. JERA「6月27日の電力需給に対する当社の対応について」(2022年6月27日、横浜7・8号系列を含む増出力運転)
  12. JERA「PR・電力館」(横浜ストロベリーパークの紹介と公式予約サイトへのリンク、2026年9月15日確認)
  13. 横浜ストロベリーパーク公式予約サイト「About Us」(JERA公式からリンク。営業・予約・交通・駐車場、2026年9月15日確認)
  14. JERA「ダイバーシティ&インクルージョン」(JERAミライフルと横浜ストロベリーパークでの業務)

川崎市川崎区の施設・詳細情報

JERA川崎火力発電所

千鳥町のLNG火力発電所と、千鳥・夜光地区へ広がる蒸気供給

川崎市川崎区千鳥町にあるJERAのLNG火力発電所。6軸のコンバインドサイクル設備を備え、公表最大出力は342万kW。電力供給に加え、発電で利用する蒸気を千鳥・夜光地区の工場へ供給する。企業・団体・学校向けの予約見学案内がある。

所在地
神奈川県川崎市川崎区千鳥町5-1
施設種別・現況
火力発電所・現存
年代・供用状況
1961年創設/現行6軸は2007~2016年に営業運転開始
発電方式・主要設備
LNGコンバインドサイクル(MACC 4軸・MACCⅡ 2軸)
公表された出力・能力
最大出力342万kW(JERA施設案内、2026年9月15日確認)
見学・公開条件
企業・団体・学校向け予約見学。自由入場不可。受入条件はJERAの現行案内を確認
役割・設備・沿革・見学・FAQを詳しく読む

川崎臨海部で電力と熱を供給する発電所

川崎火力発電所は、神奈川県川崎市川崎区千鳥町5-1に位置するJERAの火力発電所です。JERAの施設案内は敷地面積を約28万平方メートル、最大出力を342万kWとしています。現在の設備はLNGを燃料とするコンバインドサイクルで、1号系列3軸、2号系列3軸の計6軸からなります。設備容量を示すkWと、一定期間に発電した電力量を示すkWhは別の指標です。本記事では最大出力から年間発電量を推算していません。[1][2]

石炭火力から現在のLNG設備への変遷

1961年に石炭火力として営業運転を開始し、1972年にナフサ、1984年にLNGへ燃料を転換しました。1996年にリプレース計画が公表され、1号系列は1999年10月から建設が進められました。設備の運転開始は番号順ではなく、1-3軸が2007年、1-2軸が2008年、1-1軸が2009年です。旧設備の創設年と、現行設備の運転開始年を分けて読む必要があります。[3][4][5][9]

ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせる仕組み

コンバインドサイクルは、燃焼ガスでガスタービンを動かし、その排熱で蒸気をつくって蒸気タービンにも利用する方式です。川崎では1号系列全3軸と2-1軸に1,500℃級MACC、2-2軸と2-3軸に1,600℃級MACCⅡを採用しています。排熱回収ボイラは、ガスタービンを出た燃焼ガスの熱を蒸気へ移す設備です。温度区分は燃焼ガス側の値であり、工場へ送る蒸気の温度ではありません。[2][3][7][8]

6軸の設備出力と資料の読み分け

2024年作成のJERAパンフレットでは、1-1軸・1-2軸・1-3軸・2-1軸を各50万kW、2-2軸・2-3軸を各71万kWとしています。この6軸の合計342万kWは、確認時点の施設案内の最大出力と一致します。一方、2016年の営業運転開始リリースには、2-2軸・2-3軸が蒸気タービンの応急対策により当初設計の71万kWではなく68.5万kWだったという注記があります。2-3軸は2017年8月の恒久対策で71万kWへ戻ったことが公表されています。過去の制約値を現在の設備値として扱わないよう区別しています。[1][2][8][9][10]

川崎スチームネットと千鳥・夜光地区の工場

川崎スチームネットは2010年2月1日に営業を開始しました。当時の発表では、川崎火力1号系列の蒸気を千鳥・夜光地区の10社へ年間約30万トン供給する計画が示されています。これらは2010年の事業開始時の値であり、現在の年間実績や契約社数を意味しません。JERAの現行紹介も近隣企業への蒸気供給を説明しています。電気をつくるだけでなく、各工場が自前のボイラでつくっていた蒸気の一部を地域で共同利用する点が、この施設の特徴です。[6][12]

環境対策と電力の需給調整

2016年のMACCⅡ導入資料は、低NOx燃焼器と高性能脱硝装置の採用を説明しています。JERAのパンフレットでは、排水の前処理と総合排水処理装置による浄化、水質確認の後の排水についても記載しています。JERAの取組紹介は、再生可能エネルギーの発電量の変動に合わせた出力調整にも言及しています。ただし、設備方式の説明や設計時の削減効果は、直近年度の排出量実測値とは区別が必要です。本記事では未確認の年間排出量・稼働率を補っていません。[2][8][12]

見学は予約制で、特別公開とは条件が異なる

2026年9月15日に確認したJERAの見学案内は、企業・団体・学校関係を対象とし、1組20名以下を基本にメールで受入可否を確認する方式です。学校はクラス・学年単位の案内です。個人が予約なしに自由に入れる施設ではありません。川崎市は2026年3月26日のオープンファクトリーでも見学を案内しましたが、この催しは終了済みです。過去の特別公開を通常の開場日として利用せず、現在の受入条件を公式案内で確認してください。[13][14]

Deep research

JERAの現行施設案内・2024年パンフレット、東京電力の運転開始・改修資料、川崎市の公開案内を照合しました。現行の設備出力、営業運転開始時の制約、工事完了、過去の見学企画を別の時点として整理しています。角括弧の番号はページ末尾の出典番号に対応します。

最終確認:2026年9月15日

施設データを詳しく見る

運営主体
株式会社JERA

施設案内[1]。JERAへの既存火力発電事業等の統合は2019年4月1日[11]。

最大出力
342万kW(3,420MW)

現行施設案内[1]、2026年9月15日確認。年間発電電力量ではありません。

敷地面積
約28万平方メートル

施設案内[1]。パンフレット[2]は約280,000平方メートルと表記。

現行設備の構成
2系列・計6軸

2024年パンフレット[2]の設備表。1号系列・2号系列は各3軸。

燃料
LNG(液化天然ガス)

現行設備の燃料[2]。1961年創設時の石炭火力とは区別します。

地域の熱利用
千鳥・夜光地区への蒸気供給

2010年の事業開始資料[6]とJERAの取組紹介[12]。現在の供給量は推定していません。

発電と蒸気供給の仕組み

各工程の説明は公式の方式解説と設備資料に基づきます。場内の見学経路を示すものではありません。[2][3][7][8][12]

  1. 1
    LNGを燃料として利用

    現行6軸はいずれもLNGを燃料とします。燃料の違いは旧設備の歴史と分け、現在の設備を石炭火力として紹介しないよう整理しています。[2][9]

  2. 2
    燃焼ガスでガスタービンを駆動

    空気圧縮機、燃焼器、ガスタービンを経て燃料のエネルギーを回転力へ変えます。MACCは1,500℃級、MACCⅡは1,600℃級という燃焼温度区分です。[2][3][8]

  3. 3
    排熱回収ボイラで蒸気を発生

    ガスタービンを通過した燃焼ガスの熱で蒸気をつくります。排熱を再利用するため、蒸気タービンだけを使う方式とは設備構成が異なります。[2][3]

  4. 4
    蒸気タービンでも発電

    つくられた蒸気を蒸気タービンに送り、ガスタービンと組み合わせて発電します。1号系列のMACC導入と2号系列の増設により、現在の6軸構成となりました。[3][5][7][9]

  5. 5
    電力需要に応じて出力を調整

    JERAは川崎火力を、需要や再生可能エネルギーの発電量の変動に対応する調整電源としても紹介しています。最大出力の公表値は、常時その出力で運転していることを意味しません。[12]

  6. 6
    蒸気の一部を近隣工場へ供給

    発電で利用する蒸気の一部を地域の配管へ送り、工場の熱需要に利用します。2010年の川崎スチームネットの営業開始を起点に、発電所と千鳥・夜光地区の工場を結ぶ熱利用を整理できます。[6][12]

川崎火力発電所の年表

  1. 石炭火力として創設

    旧設備で営業運転を開始。現在のLNGコンバインドサイクル設備の運転開始年ではありません。[9]

  2. 燃料を段階的に転換

    1972年にナフサ、1984年にLNGへ転換したことが、2016年の運転開始資料で振り返られています。[9]

  3. リプレース計画公表と1号系列の建設

    計画公表は1996年。1号系列の建設開始は1999年10月とされ、計画と工事開始の時点は異なります。[5][9]

  4. 1号系列第3軸が営業運転開始

    現行設備の初軸として50万kWのMACCが運転を開始しました。第3軸が第1軸より先に運転を始めています。[3]

  5. 1号系列第2軸が営業運転開始

    50万kWの第2軸が加わりました。[4]

  6. 1号系列全軸が営業運転

    第1軸の運転開始により、1号系列の50万kW×3軸、計150万kWがそろいました。[5]

  7. 川崎スチームネットが営業開始

    千鳥・夜光地区コンビナートへの蒸気供給事業が始まりました。[6]

  8. 2号系列第1軸が営業運転開始

    1,500℃級MACC、出力50万kWの第1軸を増設しました。[7]

  9. 2号系列第2軸が営業運転開始

    1,600℃級MACCⅡを採用。当初設計は71万kWですが、開始時は応急対策により68.5万kWとの注記があります。[8]

  10. 2号系列第3軸が加わり全6軸構成に

    MACC4軸・MACCⅡ2軸となりました。第3軸にも開始時の応急対策による出力低下の注記があります。[9]

  11. リプレース工事完了

    2024年作成パンフレットは、この時点をすべてのリプレース工事の終了としています。全6軸の営業運転開始とは区別します。[2]

  12. 2号系列第3軸の恒久対策完了

    低圧蒸気タービン最終段翼の取替により、出力は68.5万kWから71万kW、発電効率は約59%から約61%へ上昇したと公表されました。[10]

  13. JERAへ既存火力発電事業等を統合

    東京電力フュエル&パワーと中部電力の既存火力発電事業等をJERAへ統合。現在の施設案内はJERAが公開しています。[1][11]

見学・アクセス情報

通常の予約見学はJERAの現行案内[13]、公共交通の参考は川崎市の2026年特別公開案内[14]を用いています。市のイベントは終了済みで、通常の受入れを保証するものではありません。受入可否と集合場所は予約時の連絡を優先してください。

対象・人数
企業・団体・学校関係/1組20名以下

学校はクラス・学年単位。公式案内上の対象であり、受入可否の確認が必要です。[13]

時間枠
火~金の10:00~11:30/13:30~15:00

月曜日・土日祝日・年末年始を除く、標準90分の予約枠。自由入場できる開館時間ではありません。[13]

申込み
見学受付メール ks-kouhou@jera.co.jp

団体・申込者情報、人数、希望日時、目的等を連絡し、日程確定後に所定の申込書と名簿を提出します。[13]

標準コース
概要説明・展示ホール・タービンフロア・排熱回収ボイラ

設備運用や暑さにより変更・中止があります。オンライン見学は現行案内では実施していません。[13]

公共交通の参考
川崎駅東口から市バス川04・川05系統等、JERA川崎火力発電所前で下車

市の2026年特別公開案内は下車後徒歩5分と記載。最新のダイヤと予約時の集合指示を確認してください。[14]

車での来所・撮影
乗用車での来所は極力控える/撮影は許可場所のみ

駐車場確保と構内の安全・知的所有権保護のための公式注意事項です。[13]

一般向け特別公開
2026年3月26日の市主催企画は終了済み

小学生以上を対象とした企画の実績。現在募集中の催しとしては掲載していません。[14]

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

設備別の出力・方式・運転開始

設備値:JERA 2024年パンフレット/開始日:当時の営業運転開始資料

1号系列は150万kW、2号系列は192万kWで、6軸の合計は342万kWです。以下の出力は公表設備値であり、現在時刻の実出力や年間の発電実績を示すものではありません。[1][2]

1号系列第1軸(1-1)
50万kW/MACC・1,500℃級

2009年2月5日営業運転開始。[2][5]

1号系列第2軸(1-2)
50万kW/MACC・1,500℃級

2008年6月4日営業運転開始。[2][4]

1号系列第3軸(1-3)
50万kW/MACC・1,500℃級

2007年6月15日営業運転開始。[2][3]

2号系列第1軸(2-1)
50万kW/MACC・1,500℃級

2013年2月1日営業運転開始。[2][7]

2号系列第2軸(2-2)
71万kW/MACCⅡ・1,600℃級

2016年1月29日営業運転開始。開始時の68.5万kWという制約値と区別。[2][8]

2号系列第3軸(2-3)
71万kW/MACCⅡ・1,600℃級

2016年6月29日営業運転開始。2017年8月23日に恒久対策完了。[2][9][10]

資料差:JERA「国内火力発電所の取り組み」[12]の2016年6月の行には「2-1軸」という表記があります。本表は2024年パンフレット[2]の「2-3軸」と、第3軸の運転開始リリース[9]が一致することを確認して整理しました。

公表された性能と蒸気供給計画の時点

設備の公表性能と事業開始時の計画・効果見込みを分けています。下の数値を、2026年の年間運転実績や排出量の実測結果としては扱いません。

MACCの公表熱効率(2013年資料)
59%

2号系列第1軸の営業運転開始資料[7]。年間の発電所平均効率ではありません。

MACCⅡ第3軸の対策後の公表効率(2017年資料)
約61%

最終段翼取替後の公表値[10]。異なる熱量基準や運転条件の数値と無条件には比較しません。

蒸気供給の計画規模(2010年資料)
年間約30万トン/10社

営業開始発表[6]の供給計画。現在の供給量・契約社数は未確認。

蒸気利用による燃料削減見込み(2010年資料)
年間約1.1万キロリットル(原油換算)

各工場でボイラを使う従来工程との比較による当時の見込み[6]。実績値ではありません。

蒸気利用によるCO2削減見込み(2010年資料)
年間約2.5万トン

蒸気供給事業についての当時の比較試算[6]。発電所全体の排出量ではありません。

選定した資料で直近年度の施設単体の年間発電量・CO2排出量・稼働率を確定できなかったため、JERA全社や他発電所の値は流用していません。

よくある質問

川崎火力発電所はどこにありますか?

川崎市川崎区千鳥町5-1です。本記事の対象はJERAが運営する川崎火力発電所です。所在地マップは公開住所による検索表示で、見学の受付位置や入場可能範囲を保証しません。[1]

現在も石炭を燃やしていますか?

本記事で扱う現行6軸の燃料はLNGです。1961年の石炭火力としての創設後に燃料転換と設備更新が行われており、昔の燃料と現在の設備を分けて説明しています。[2][9]

出力はどのくらいですか?

JERAが公表する最大出力は342万kWです。50万kWの4軸と71万kWの2軸で構成されます。年間発電量でも、現在の実出力でもありません。[1][2]

1961年と2007年、2016年、2017年は何が違いますか?

1961年は旧設備の創設、2007年は現行設備の初軸の営業運転開始、2016年は現行6軸がそろった年です。パンフレットはリプレース工事の終了を2017年3月としており、営業運転開始とは別に記載しています。[2][3][9]

1号系列の第3軸が先に運転を始めたのですか?

はい。営業運転開始は第3軸が2007年6月、第2軸が2008年6月、第1軸が2009年2月です。設備番号を年代順とみなすと、沿革を取り違えてしまいます。[3][4][5]

発電以外に地域でどのような役割がありますか?

千鳥・夜光地区の近隣企業へ蒸気を供給しています。2010年の営業開始発表には年間約30万トン・10社という計画が示されますが、現在の実績とは区別しています。[6][12]

個人や家族だけで自由に見学できますか?

自由入場ではありません。通常の公式予約案内は企業・団体・学校関係向けです。個人向けの特別企画があっても通常の受付とは別であり、2026年3月の市主催企画は終了済みです。[13][14]

見学の申込みと交通案内はどこで確認しますか?

JERAの現行見学案内[13]で対象・時間枠・申込方法を確認してください。公共交通は市の2026年特別公開案内[14]が参考になりますが、最新のダイヤと予約時に指定される集合場所を優先します。

出典・参考資料

個別記事の最終確認:2026年9月15日。資料中の年度・基準時点は詳細欄に記載しています。

  1. JERA「川崎火力発電所」施設案内(所在地・面積・最大出力、2026年9月15日確認)
  2. JERA「川崎火力発電所」2024年作成パンフレット(PDF、設備表・工程図・環境対策)
  3. 東京電力「川崎火力発電所1号系列(第3軸)の営業運転開始について」(2007年6月15日)
  4. 東京電力「川崎火力発電所1号系列第2軸の営業運転開始について」(2008年6月4日)
  5. 東京電力「川崎火力発電所1号系列全軸の営業運転開始について」(2009年2月5日)
  6. 川崎スチームネット・東京電力ほか「川崎スチームネット株式会社の営業開始について」(2010年2月1日)
  7. 東京電力「川崎火力発電所2号系列第1軸の営業運転開始について」(2013年2月1日)
  8. 東京電力「川崎火力発電所2号系列第2軸の営業運転開始について」(2016年1月29日)
  9. 東京電力フュエル&パワー「川崎火力発電所2号系列第3軸の営業運転開始について」(2016年6月29日)
  10. 東京電力フュエル&パワー「川崎火力発電所2号系列第3軸の低圧蒸気タービン最終段翼の取替について」(2017年8月23日)
  11. JERA「沿革」(2019年4月1日の既存火力発電事業等の統合)
  12. JERA「国内火力発電所の取り組み」(蒸気供給・需給調整。過去の見学実績は現在の受付条件と区別)
  13. JERA「川崎火力発電所見学のご案内」(対象・予約・人数・時間・注意事項、2026年9月15日確認)
  14. 川崎市川崎区「川崎臨海部オープンファクトリー」(2026年4月10日更新、事業終了済み・交通案内)

相模原市緑区の施設・詳細情報

城山発電所

津久井湖と城山湖を往復する水で、電力の需給調整を担う地下の揚水発電所

相模原市緑区にある神奈川県営の純揚水式発電所。津久井湖の水を城山湖へ汲み上げ、必要な時間帯に発電する。地下230mに4台のポンプ水車・発電電動機を備え、最大出力は25万kW。見学は現在受付停止中で、湖周辺の利用とは条件が異なる。

所在地
神奈川県相模原市緑区川尻4454-3
施設種別・現況
水力発電所・現存
年代・供用状況
1965年10月29日使用開始/1988年に城山発電制御所を設置
発電方式・主要設備
日調整純揚水式・地下発電所・立軸フランシスポンプ水車4台
公表された出力・能力
最大出力25万kW(250,000kW、2026年9月15日公式諸元確認)
見学・公開条件
地下発電所の見学は当分の間受付停止。ダムカード配布・周辺の開放時間とは別
役割・設備・沿革・見学・FAQを詳しく読む

地下230mで電力の需給調整を担う発電所

城山発電所は、神奈川県企業庁が運営する相模原市緑区川尻の水力発電所です。2025年4月発行の公式パンフレットは使用開始年月日を1965年10月29日と記載しています。発電総合制御所の地下に4台のポンプ水車・発電電動機を備え、県の現行諸元では最大出力250,000kW、型式は日調整純揚水式です。[1][2]

電気が余る時間帯には電力を使って水を高所に貯め、不足する時間帯には水を落として発電します。発電量を増やすだけでなく、揚水によって電力を消費する側にも回れる調整用電源です。県は「日本で初めての大規模な純揚水式発電所」と紹介しています。一方、公式Q&Aの「国内で2番目」は純揚水式についての説明です。両資料の表現を残し、大規模という限定を外して国内初と断定することはしません。[1][5][6]

城山湖は本沢ダム、津久井湖は城山ダムの貯水池

揚水時の下池は津久井湖、上池は城山湖です。湖名とダム名が対応するように見えても、城山湖をつくるのは本沢ダムであり、城山ダムの貯水池は津久井湖です。発電時は城山湖から地下の水車へ流れた水が津久井湖へ戻ります。上池には河川からの流入がないため、河川流量だけを使う一般的な水力発電とは異なる純揚水式に分類されます。[2][3][4][5]

本沢ダムは発電を目的に1965年に完成したロックフィルダムです。総貯水容量は3,927,000m³、有効貯水容量は3,835,000m³で、二つの数値は意味が異なります。城山ダムは洪水調節、水道用水、工業用水、発電を目的とする重力式コンクリートダムです。両ダムは相模川総合開発共同事業の基幹施設として整備されましたが、城山発電所を水道水の浄水・配水施設として扱うものではありません。[3][4][11]

揚水と発電で役割を切り替えるポンプ水車

城山のポンプ水車は立軸フランシス型で、発電電動機は立軸三相同期型です。発電時には水がランナと呼ばれる羽根車を回し、主軸を通して発電機を駆動します。揚水時は発電機側を電動機として動かし、同じランナで水を汲み上げます。ガイドベーンはランナの周囲に20枚あり、開度によって流れる水の量を調整する設備です。[1][7]

公式諸元では1・2号機が毎分300回転、3・4号機が毎分273回転です。構造解説の主軸直径も1・2号機75cm、3・4号機72cmと分かれています。見学案内の70cmという記述とは値が異なるため、設備比較では対象号機が明示された構造解説の値を採用しています。4台あるからといって、回転数や寸法まで同一とは限りません。[1][7][10]

地下の機械室と地上の発電総合制御所

地下の発電電動機室は長さ124m、高さ30.8m、幅15mと公表されています。地上には発電した電気を送り出す変電設備があり、発電総合制御所が運転計画の作成と監視・操作を担います。県営水力発電所13か所を監視・制御する拠点で、城山の4台だけを監視している施設ではありません。職員は24時間体制で運転状態を確認しています。[6]

地図に使用する川尻4454-3は、公式に公開されている地上の発電総合制御所の住所です。地下の機械室や見学受付への自由な立入りを示すピンではありません。また、地下230mという設置深さと、発電諸元の有効落差153.0mは別の項目です。本記事では機械室の深さを、そのまま発電に利用する落差へ読み替えていません。[1][6][9]

改造事業と分解点検で設備を維持する

経年劣化への対応として、1996~2001年度に第1期、2007~2009年度に第2期の改造事業が実施されました。これは事業年度の範囲であり、発電所の新設年を意味しません。県の分解点検紹介には、3号機を2010年、4号機を2011~2012年にオーバーホールした記録もあります。改造事業と個別号機の分解点検は分けて整理しています。[1][8]

分解点検では、運転状態の測定と抜水の後、回転子やランナを取り外して検査・修理します。約200トンの回転子を運ぶ際には、最大130トンの重量物を扱えるクレーン2台を使用したと説明されています。大型部品の搬出には斜面のレールを走るインクラインを用い、組立後には軸の位置や振れ、発電・揚水の動作を確認します。これらは公開された過去の作業記録であり、現在工事中という意味ではありません。[8]

出力、発電時間、年度別発電電力量の読み方

25万kWは発電能力です。公式Q&Aは、城山湖が満水で4台すべてを最大出力で運転する条件では約5時間30分発電できると説明しています。これは条件付きの運転可能時間であり、毎日の運転時間や年間稼働率ではありません。最大使用水量は4台合計で毎秒192m³、Q&Aに示された1台分の毎秒48,000リットルとも対応します。[1][5]

県の年度別発電実績PDFの城山発電所欄では、2021年度13,454,814kWh、2022年度8,145,255kWh、2023年度7,782,576kWh、2024年度114,713,850kWh、2025年度95,508,629kWhを確認できます。掲載値は2026年9月15日に公式ページから取得したPDFによるもので、2026年度の実績や予測値ではありません。この表の発電電力量だけから、揚水に使った電力量、往復効率、増減の原因を特定することはできません。[13]

県の発電電力量ページでも、城山は揚水式であるため水力発電のCO2削減量の集計対象から除外されています。水を使う設備であることと、自然流入による水力発電と同じ条件で環境効果を計算できることは別です。一般水力全体の削減量を城山単独の成果として流用しません。[12]

見学受付の停止と、ダムカード・周辺アクセスの区別

2026年9月15日に確認した公式見学ページは、当分の間、城山発電所の見学受付を行っていないと案内しています。制御所のお知らせでは2025年12月16日付で掲載されています。同じ見学ページに残る無料・要予約・5~30名などの条件は、現在申込みができることを意味しません。再開日も公表されていないため、受付再開を前提とした訪問案内にはしていません。[9][10]

一方、地上の発電総合制御所2階では本沢ダムのダムカードを平日9時~17時に配布する案内があります。城山湖展望台方面の電動門扉は8時~17時の開放とされ、地下発電所の見学時間とは異なります。見学、カードの受取り、周辺へのアクセスはそれぞれの公式条件と現地表示に従ってください。地下設備の仕組みは、制御所サイトのwebツアーや構造解説でも確認できます。[9][10]

Deep research

神奈川県企業庁の設備諸元、2025年4月パンフレット、構造・保守解説、年度別発電実績と見学案内を照合しました。上下池の名称、発電所の使用開始と制御所の設置、設備能力と年度実績を区別しています。見学受付停止のお知らせを優先し、同ページに残る申込み条件を現在有効とは扱いません。出典番号は末尾の一覧に対応します。

最終確認:2026年9月15日

施設データを詳しく見る

最大出力
250,000kW(25万kW)

現行公式諸元を2026年9月15日確認。実時間の出力や年間電力量ではありません。[1]

最大使用水量・発電時
192.0m³/秒

4台合計。1台分はQ&Aに48,000リットル/秒と記載。[1][5]

有効落差・発電時
153.0m

公式設備諸元の発電条件。地下の設置深さとは別項目。[1][2]

ポンプ水車・発電電動機
4台

立軸フランシスポンプ水車と立軸三相同期発電電動機。[1]

発電電動機室
地下230m/長さ124m・高さ30.8m・幅15m

2026年4月23日更新の制御所紹介による地下機械室の寸法。[6]

城山湖の有効貯水容量
3,835,000m³

2026年5月19日更新の本沢ダム諸元。総貯水容量3,927,000m³とは異なります。[3]

津久井湖と城山湖を結ぶ揚水・発電の流れ

同じ水を上下池の間で利用し、電力を使う揚水と電力をつくる発電を切り替えます。ここでの順序は設備の機能を説明するもので、毎日固定の時刻に運転するという意味ではありません。[5][6]

  1. 1
    運転計画と監視

    発電総合制御所が運転・停止計画を作成し、状態を24時間監視します。通常は計画に従う自動運転で、必要に応じ遠隔操作を行います。[6]

  2. 2
    津久井湖から揚水

    電力を使って発電電動機を電動機として動かし、ポンプ水車で下池の津久井湖から水を汲み上げます。[5][7]

  3. 3
    本沢ダムの城山湖に貯留

    上池は城山湖です。河川の自然流入がない純揚水式で、貯めた水を必要な時間帯の発電に利用します。[3][5][6]

  4. 4
    水をポンプ水車へ送る

    発電時は城山湖の水を地下設備へ流します。入口弁で通水・遮断を行い、ガイドベーンでランナへ入る流量を調整します。[1][7]

  5. 5
    水車から発電機へ回転を伝える

    ランナの回転を主軸で発電機へ伝えます。回転数は1・2号機300回/分、3・4号機273回/分です。[1][7]

  6. 6
    放水と送電

    水は放水路を通って下池の津久井湖へ戻ります。発電した電気は地上の変電設備から送り出されます。水の経路と電気の経路は別です。[5][6][7]

城山発電所と発電総合制御所の年表

  1. 上下池となる二つのダムが完成

    相模川総合開発共同事業の基幹施設である城山ダムと本沢ダムが完成。津久井湖と城山湖を利用する基盤が整います。[3][4][11]

  2. 城山発電所の使用開始

    2025年4月発行パンフレットの「使用開始年月日」。制御所の設置年とは区別します。[2]

  3. 城山発電制御所を設置

    当時の相模川水系7か所の発電所を遠隔監視する拠点として、城山発電所に設置されました。[6]

  4. 第1期改造事業

    経年劣化への対応として実施された改造事業。年度の範囲を示すもので、各号機の更新日を補完していません。[1]

  5. 愛川第1・第2発電所を監視対象に追加

    制御所が監視する施設に2か所が加わりました。城山発電所の号機増設ではありません。[6]

  6. 発電総合制御所へ改称

    酒匂川・早川水系の3か所を監視対象に加え、現在の名称に変更しました。[6]

  7. 第2期改造事業

    第1期に続く城山発電所の改造事業。後年の分解点検とは別の事業として記録します。[1]

  8. 3号機のオーバーホール

    県の保守紹介が記録する3号機の分解点検。発電機・水車の検査と修理を行いました。[8]

  9. 道志第4発電所を監視対象に追加

    制御所の監視対象が拡張されました。現行の県営水力13か所という紹介につながる沿革です。[6]

  10. 4号機のオーバーホール

    県の紹介では平成23~24年に実施。掲載ページの更新年ではなく、実際の作業時期を記載しています。[8]

  11. 施設パンフレットを発行

    設備概要、使用開始日、上下池の諸元を確認する参照資料です。設備更新の完了日を示すものではありません。[2]

  12. 見学受付停止を告知

    発電総合制御所のお知らせに、当分の間見学を受け付けない旨を掲載。2026年9月15日確認時も受付停止の案内です。[9][10]

見学・アクセス情報

地下発電所の見学は受付停止中です。以下の地図・交通情報は地上の発電総合制御所への案内で、地下設備の見学許可や自由入場を意味しません。カード配布、周辺門扉、見学には別々の条件があります。[9][10]

地下施設の見学
当分の間、受付停止

再開は公式ホームページで告知予定。再開日は確認できません(2026年9月15日確認)。[9][10]

地上の所在地
〒252-0111 神奈川県相模原市緑区川尻4454-3

公式公開住所は発電総合制御所。所在地マップはこの住所を検索したものです。[9]

公共交通
橋本駅南口5番のりば→橋08系統「若葉台住宅」終点→徒歩約30分(2.1km)

制御所の公式アクセス案内。運行時刻・運休日は交通事業者の最新案内で確認してください。[9]

自動車・駐車場
圏央道・相模原ICから約15分/駐車場あり

公式案内の目安。駐車台数・料金は当該案内では確認できません。[9]

二輪車
本沢ダム・発電総合制御所敷地内は原付・自動二輪車の通行禁止

周辺道路にも規制区間があります。公式掲載図と現地表示に従ってください。[9]

問い合わせ
発電総合制御所 042-782-2813/平日9時~17時

土日祝日・年末年始を除く連絡先の案内。見学受付再開を意味しません。[10]

本沢ダムのダムカード
発電総合制御所2階/平日9時~17時

土日祝日・年末年始は配布なし。希望者への配布案内と地下見学は別です。[9]

城山湖展望台方面の門扉
8時~17時開放

車で展望台方面へ進む際の電動門扉の時間であり、発電所の開館時間ではありません。[9]

受付停止ページに残る従来条件
無料・1週間前までの電話予約・原則5~30名の団体・小学生以上

現在予約可能な条件として利用しないでください。停止告知を優先し、再開時の案内を確認する必要があります。[10]

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

公表された年度別発電電力量

2021~2025年度/県の年度別発電実績PDF・城山発電所欄

2026年9月15日に公式ページから取得したPDFの城山発電所欄から、2021~2025年度を抜き出しています。単位はkWhです。2026年度以降の値を推計して付け加えていません。[13]

2021年度
13,454,814kWh

城山発電所の実績発電電力量。[13]

2022年度
8,145,255kWh

城山発電所の実績発電電力量。[13]

2023年度
7,782,576kWh

城山発電所の実績発電電力量。[13]

2024年度
114,713,850kWh

城山発電所の実績発電電力量。増加理由はこの表だけでは特定できません。[13]

2025年度
95,508,629kWh

城山発電所の実績発電電力量。年度別実績PDFの最終掲載年度。[13]

最大出力kWと発電電力量kWhは別です。この表には揚水に投入した電力量との対照がないため、差引きの供給量や往復効率は算出しません。県のCO2削減量集計からは城山発電所が除外されています。[12][13]

4台のポンプ水車・発電電動機の比較

2026年4月更新の公式諸元・構造解説

発電所全体の出力を単純に割った値ではなく、号機別に公表されている回転数と主軸寸法を比較します。形式は4台とも立軸フランシス・立軸三相同期です。[1][7]

1号機
300回転/分/主軸直径75cm

回転数[1]、主軸寸法[7]。

2号機
300回転/分/主軸直径75cm

回転数[1]、主軸寸法[7]。

3号機
273回転/分/主軸直径72cm

回転数[1]、主軸寸法[7]。

4号機
273回転/分/主軸直径72cm

回転数[1]、主軸寸法[7]。

見学紹介には主軸直径70cmとあります。号機別に75cm・72cmとする構造解説とは記載が異なるため、ここでは対象号機が明示された値を採用しています。[7][10]

上下池のダム・貯水池名と役割

本沢ダムの2026年5月更新ページ・県管理ダム諸元一覧表(2026年9月15日確認)

上池
本沢ダム/城山湖

発電目的のロックフィルダム。総容量3,927,000m³、有効容量3,835,000m³、常時満水位は標高280.0m。[3]

下池
城山ダム/津久井湖

洪水調節・水道用水・工業用水・発電を担う重力式コンクリートダム。常時満水位は標高124.0m。[4]

常時満水位は標高です。二つの標高の差、発電の有効落差153.0m、機械室の地下230mを同じ数値として扱いません。[1][3][4][6]

よくある質問

城山発電所は何をしている施設ですか?

電力を使って水を高所へ貯め、必要なときに発電する純揚水式発電所です。発電と揚水の両方で電力の需給調整を担います。[1][5]

水はどこからどこへ流れますか?

揚水時は津久井湖から城山湖へ、発電時は城山湖から地下の水車を経て津久井湖へ流れます。上池の城山湖には河川からの流入がありません。[5][6]

城山湖は城山ダムの湖ですか?

いいえ。城山湖は本沢ダムの貯水池で、城山ダムの貯水池は津久井湖です。両湖が城山発電所の上池・下池になります。[2][3][4]

出力と発電できる時間はどのくらいですか?

最大出力は25万kWです。公式Q&Aでは城山湖が満水で4台を最大出力運転する場合に約5時間30分と説明しています。日々の実際の運転時間ではありません。[1][5]

1965年と1988年は何が違いますか?

1965年10月29日は発電所の使用開始日、1988年は遠隔監視を行う城山発電制御所を設置した年です。制御所は2003年に発電総合制御所へ改称されました。[2][6]

地下230mと有効落差153mは同じ意味ですか?

別の項目です。230mは地下機械室の設置深さとして、153.0mは発電の設備諸元の有効落差として公表されています。機械室の深さをそのまま発電の落差には使えません。[1][6]

現在、地下発電所を見学できますか?

2026年9月15日の確認時点では、当分の間受付停止と案内されています。ページ内に従来の予約条件が残っていても申込み可能とは判断せず、再開のお知らせを確認してください。ダムカードの受取りは別の案内です。[9][10]

発電電力量から省エネ効果やCO2削減量を計算できますか?

このページで引用する発電実績だけでは計算できません。揚水に使った電力量などの対照が必要です。県も城山発電所を水力発電のCO2削減量の集計対象から除いています。[12][13]

出典・参考資料

個別記事の最終確認:2026年9月15日。資料中の年度・基準時点は詳細欄に記載しています。

  1. 神奈川県「城山発電所」(2026年4月27日更新、型式・出力・水量・落差・改造事業)
  2. 神奈川県企業庁「城山発電所パンフレット」表紙・裏表紙(2025年4月発行PDF、使用開始日・設備諸元・上下池)
  3. 神奈川県「本沢ダム」(2026年5月19日更新、城山湖・目的・貯水容量)
  4. 神奈川県「神奈川県管理ダムの諸元一覧表」(PDF、城山ダム・本沢ダム欄、2026年9月15日確認)
  5. 神奈川県「城山発電所Q&A」(2026年4月23日更新、純揚水式・需給調整・運転時間の条件)
  6. 神奈川県「発電総合制御所の役割」(2026年4月23日更新、制御所の沿革・監視・地下機械室)
  7. 神奈川県「水車発電機の構造」(2026年4月23日更新、主軸寸法・ランナ・ガイドベーン)
  8. 神奈川県「城山発電所のオーバーホール(分解点検)を見てみよう!」(2010~2012年の作業記録、2026年4月23日更新)
  9. 神奈川県「発電総合制御所」(見学停止のお知らせ・住所・交通・門扉・本沢ダムカード、2026年9月15日確認)
  10. 神奈川県「城山発電所見学の申し込みについて」(受付停止中、2026年9月15日確認)
  11. 神奈川県「相模川総合開発共同事業」(2026年5月19日更新、建設の背景と基幹施設)
  12. 神奈川県「発電電力量」(城山発電所をCO2削減量から除外する注記、速報値の取扱い)
  13. 神奈川県「年度別発電実績」(PDF、2025年度までを掲載した版。2026年9月15日取得、城山発電所欄のkWh)

相模発電所

相模湖の水で発電し、下流の沼本ダムでの水道原水利用につなぐ県営水力発電所

相模原市緑区若柳にある神奈川県営のダム式水力発電所。相模湖の水を使う2台の水車発電機を備え、最大出力は31,000kW。発電後の水は下流の沼本ダムで水道原水としても利用される。1945年に運転を開始し、団体向けの予約見学が案内されている。

所在地
神奈川県相模原市緑区若柳6-5
施設種別・現況
水力発電所・現存
年代・供用状況
1945年2月28日運転開始/1986~1989年度に主要発電設備を更新
発電方式・主要設備
ダム式・立軸フランシス水車・立軸三相同期発電機2台
公表された出力・能力
最大出力31,000kW(3.1万kW、2026年9月15日公式諸元確認)
見学・公開条件
無料・要予約、原則10~40名程度の団体。平日の受入可否を管理事務所へ確認。自由入場不可
役割・設備・沿革・見学・FAQを詳しく読む

相模ダムの貯留水を利用する31,000kWの発電所

相模発電所は、神奈川県企業庁が運営するダム式の水力発電所です。県の施設紹介は所在地を相模原市緑区若柳、市の公式イベント案内は番地を若柳6-5としています。現行の公表諸元は最大出力31,000kW、最大使用水量85.0m³/秒、有効落差43.5mで、立軸フランシス水車と立軸三相同期発電機を2台備えます。県営発電所では、揚水式の城山発電所を除いた中で最も最大出力が大きい施設として紹介されています。[1][13]

水の落差を発電に利用するとともに、下流の沼本ダムから取水する水道用水の供給を支えています。発電設備と浄水設備は役割が異なり、この発電所で飲める水に処理しているという意味ではありません。相模湖での貯留、発電、下流での取水を一続きの水利用として理解することが、この施設を調べる出発点になります。[1][4][12]

1945年の発電開始と1947年の相模ダム完成

建設の背景には、京浜工業地帯の発展や人口増加に伴う水・電力需要と、農業用水確保の必要がありました。1938年に計画された相模川河水統制事業のもと、相模発電所の建設工事は1941年6月27日に始まり、県の電気事業年表では1945年2月28日に運転を開始したと記録されています。[2][12]

一方、相模ダムの完成年は1947年です。発電所の運転開始と、ダム・河水統制事業の完成は異なる出来事なので、施設全体を一律に「1947年開業」とまとめません。現在の水車発電機についても、その後の改造を経ているため、1945年から同一設備が無改修で稼働していると捉えるのは適切ではありません。[1][2][3]

道志川からの導水、相模湖、沼本ダムのつながり

相模湖には、道志ダムで確保した水を道志第1発電所で発電に使い、相模川の支川である秋山川へ流域変更して導く仕組みがあります。県は、この導水が相模発電所の増強と相模湖の水道用水の増量につながると説明しています。道志第1発電所の水車と相模発電所の水車は別の施設にあり、同じ河川名だけを手掛かりに水の流れを判断できない例です。[5][12]

相模湖の水は相模ダムの取水口から相模発電所へ送られます。発電に使った後の水を安定的に取水するために設けられたのが、下流の沼本ダムです。沼本ダムは1943年完成の調整池を持ち、水道用水・工業用水・発電を目的としています。相模発電所は相模ダムから取水する施設であり、沼本ダムから取水する発電所と混同しないことが重要です。[1][3][4][12]

取水ゲートと2台の水車発電機の働き

相模ダムの発電用取水口には、取水量を調整したり、点検時に送水を止めたりするためのゲートが2門あります。ダムの洪水吐ゲート5門とは別の設備で、県の説明ではダムカードに記載されるゲート数にも含まれていません。発電用の取水と、洪水時などの放流では通る設備と目的が異なります。[3]

発電所では、落下する水のエネルギーが水車の回転に変わり、発電機を動かします。公式諸元に記載された回転数は毎分214回転です。最大出力31,000kWは発電所全体の値として扱い、単純に2で割った値を各号機の定格出力としては掲載していません。また、有効落差43.5mは発電の諸元で、相模ダムの堤高58.4mとは別の長さです。[1][3][15]

城山発電所のように電力を使って上池へ汲み上げる純揚水式とは異なり、相模発電所は河川の水を貯留した相模湖と、その下流との落差を利用します。揚水式とダム式では水の利用方法が異なるため、発電方式も分けて表示しています。[1][15]

主要設備の更新と遠隔監視・保安

県は、戦争末期の資材不足下で完成した設備の劣化が進んだことから、1986年度から1989年度に主要発電設備を更新したと説明しています。年表では改造事業の開始日が1986年4月1日とされています。これが発電所の新設年ではなく、既存設備を使い続けるための改造事業である点を分けて記録しています。[1][2]

監視体制も変わっています。1981年には相模発電所から道志第1・津久井発電所を集中監視する体制となり、1988年には城山発電所に併設された制御所による集中監視へ移行しました。現在の発電総合制御所は、遠隔監視制御のほか、発電機の運転・停止計画や実績集計を担います。[2][6]

保守の取り組みとして、設備を納入したハイテックシステムは2022年2月3日、相模発電所のスマート保安システム設置工事に保守支援システムを納入したと発表しています。これは納入企業自身による当時の発表で、2026年時点の故障削減効果や稼働成績を示す資料ではありません。[14]

関連する相模ダムでは、電力と水道原水を安定供給するため、放流施設の更新と下流河道の保護を進めるリニューアル事業が公表されています。ダムのゲート・ピア・副ダムなどの工事であり、相模発電所の水車発電機を新設する工事と読み替えないよう、対象設備を区別しています。[11]

最大出力と年度ごとの発電電力量

県は発電所別の年度実績をkWhで公表しています。相模発電所は2024年度が112,518,500kWh、2025年度が78,220,200kWhで、後述の比較欄には2021~2025年度を同じ資料から掲載しています。31,000kWという設備の最大出力と、一定期間に発電した電力量は異なる指標です。[1][9]

年度別の表だけでは、発電量の増減が降雨、水の運用、点検停止などのどの要因で生じたかまでは判断できません。また、県の月次ページにあるCO2削減量は対象発電所をまとめた集計であり、相模発電所単独の実測値ではありません。速報値には後日の見直しがある旨も明記されています。本記事では年度、対象施設、単位を揃えて掲載し、未確認の設備利用率や電力の供給世帯数は付け加えていません。[9][10]

団体向け予約見学と過去の特別公開

2026年9月15日に確認した県の見学案内では、相模発電所は無料・要予約で、原則10~40名程度の団体が対象です。相模川発電管理事務所の案内では、土日祝日と年末年始を除く開庁日の9時30分~16時を見学時間とし、15歳以下の参加者には保護者や指導者の引率を求めています。電話で希望を伝えた後、職員が同行できるかを確認して回答する仕組みで、自由入場の時間ではありません。[7][8]

予約先は相模川発電管理事務所の管理課、電話042-782-0821です。団体名、人数、希望施設、希望日、担当者、連絡先を伝えます。施設には階段・段差・狭い通路があり、天候や緊急工事によって変更される場合があります。現地の集合場所や駐車条件は予約時に確認し、所在地の地図だけを頼りに構内へ立ち入らないでください。[8]

2025年10月5日の第28回相模湖ダム祭でも相模発電所の見学が案内されましたが、このイベントは終了しています。当日の事前申込み不要の扱いや臨時駐車場は、通常の団体見学の条件ではありません。相模ダム周辺ではリニューアル工事の案内もあるため、過去のイベント順路を現在の一般通行ルートとして利用しないでください。[11][13]

Deep research

神奈川県の施設諸元、電気事業年表、河水統制事業の解説、年度実績と見学案内を照合しました。所在地の番地は相模原市の公式案内で確認し、スマート保安は納入企業の発表として区別しています。発電所の運転開始、ダムの完成、設備の更新は別の出来事として整理しました。角括弧の番号は末尾の出典番号に対応します。

最終確認:2026年9月15日

施設データを詳しく見る

最大出力(公式諸元)
31,000kW(3.1万kW)

発電所全体の最大出力。現在時刻の実出力や年間発電量ではありません。2026年4月27日更新資料。[1]

最大使用水量(公式諸元)
85.0m³/秒

発電のための最大使用水量で、毎日の平均取水量や水道への実供給量ではありません。[1]

有効落差(公式諸元)
43.5m

発電の設備条件。相模ダムの堤高58.4mとは異なる指標です。[1][3]

水車・発電機の台数
2台

水車は立軸フランシス、発電機は立軸三相同期。未確認の号機別出力は補いません。[1]

回転数(公式諸元)
毎分214回転

県の相模発電所設備表に掲載された値。別の発電所の回転数とは区別します。[1]

取水元・貯水池
相模ダム/相模湖

相模ダムの総貯水容量63,200,000m³、有効貯水容量48,200,000m³。容量は湖の値で、発電所の年間使用量ではありません。[1][3]

相模湖から発電・下流の水利用へ

水の流れと、発電機から取り出す電気を分けて整理しています。発電後の水を利用する仕組みであり、発電所そのものが浄水場という意味ではありません。[1][12][15]

  1. 1
    相模湖に貯留する

    相模ダムが相模川の水を貯留します。道志第1発電所から秋山川へ導いた水も相模湖への流入を増やす役割を持ちます。[3][5][12]

  2. 2
    発電用の取水口から送る

    相模ダムの取水口から相模発電所へ送水します。取水ゲート2門は量の調整と点検時の止水に使われ、洪水吐5門とは別です。[3]

  3. 3
    水のエネルギーで水車を回す

    有効落差43.5mを利用し、立軸フランシス水車を回します。最大使用水量85.0m³/秒は公表された設備条件です。[1][15]

  4. 4
    同期発電機で電気をつくる

    水車の回転で立軸三相同期発電機を動かします。2台を備える発電所全体の最大出力は31,000kWです。[1][15]

  5. 5
    発電後の水を下流へ戻す

    相模湖からの水は発電に利用した後も下流へ流れ、水道原水の取水へつながります。沼本ダムはその水を安定して取水する目的で築造されました。[4][12]

  6. 6
    沼本ダムで原水として取水する

    沼本調整池で水道用水などを確保します。貯留、発電、取水にはそれぞれ別の施設が使われ、飲料水の浄水工程はこの発電工程に含まれません。[1][4][12]

相模発電所の年表

  1. 相模川河水統制事業を計画

    水・電力需要の増大と農業用水確保を背景とする広域的な水資源開発の計画。相模発電所を生む事業の背景です。[12]

  2. 相模発電所の建設工事開始

    県営電気事業の年表に記載された発電所の着工日です。[2]

  3. 相模発電所の運転開始

    発電所の運転開始日。1947年の相模ダム完成とは区別します。[2][3]

  4. 取水元となる相模ダムが完成

    相模川河水統制事業の基幹施設であるダムの完成年。相模発電所の新設年ではありません。[3][12]

  5. 道志第1発電所運転開始・二次増強事業完成

    県年表は5月15日を道志第1発電所運転開始、5月20日を二次増強事業完成と記録。道志川から秋山川への導水が相模湖の水利用を増強します。[2][5][12]

  6. 相模発電所を拠点とする集中監視を開始

    道志第1発電所と津久井発電所を相模発電所から集中監視制御する体制となりました。[2]

  7. 相模発電所改造事業を開始

    経年劣化に対応した主要発電設備の更新を開始。事業期間は1989年度までです。[1][2]

  8. 城山発電制御所による集中監視へ

    相模川発電管理事務所が設置され、相模川水系の発電所を城山発電制御所から監視する体制へ移行しました。[2][6]

  9. 主要発電設備の改造事業の最終年度

    県の施設紹介が示す更新期間の終わり。個々の号機の再使用開始日までは同資料に記載されていません。[1][2]

  10. 発電総合制御所へ監視体制を再編

    酒匂川・早川水系も含めた集中監視体制となり、制御所の名称が変更されました。[2][6]

  11. スマート保安システムの納入を企業が公表

    ハイテックシステムが相模発電所への保守支援システム納入を発表。発表日であり、工事竣工日とはしていません。[14]

  12. 相模湖ダム祭で見学を案内

    第28回のダム祭に相模発電所の見学が含まれました。終了済みの限定企画で、通常の団体予約とは別です。[13]

見学・アクセス情報

県の一般見学案内と相模川発電管理事務所の受付案内を優先しています。過去のダム祭の公開時間・駐車場情報は、通常の発電所見学には転用していません。[7][8][13]

通常見学
無料・事前予約制、原則団体

相模発電所は通常見学の対象施設。個人の予約なしの自由入場ではありません。2026年9月15日確認。[7][8]

人数・年齢
10~40名程度/15歳以下は引率者同伴

管理事務所が受入可否を確認します。階段や狭い通路等があるため、移動上の配慮が必要な場合は事前に相談してください。[7][8]

見学時間
開庁日の9時30分~16時

土日祝日、12月29日~1月3日を除きます。窓口に希望を伝える時間帯ではなく、予約見学の受入時間です。[8]

予約先
相模川発電管理事務所 管理課:042-782-0821

団体名、人数、希望施設・日、担当者氏名と連絡先を伝え、職員の対応可否について回答を受けます。[8]

所在地と集合場所
相模原市緑区若柳6-5

番地は市の公式案内で確認。電話予約先の事務所と発電所は同一場所とは限りません。指定の集合場所・入口を予約時に確認してください。[1][8][13]

交通・駐車場
通常見学の指定経路・駐車条件は予約時に確認

確認した通常見学の公式案内には発電所専用の経路や駐車台数の記載がありません。過去の祭りの臨時駐車場は通常利用の根拠にしていません。[8][13]

服装・案内・立入り
日本語案内、動きやすい服装と足先の出ない靴

職員等が同行し、指定外の場所への立入りはできません。階段・段差・狭い通路があり、飲食・喫煙は禁止です。[8]

中止・変更と周辺工事
天候・緊急工事等により直前変更の場合あり

発電所見学の承諾とダム周辺の通行可否は別です。相模ダムリニューアル事業の案内と当日の職員の指示を確認してください。[8][11]

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

公表された年度別発電電力量

2021~2025年度/神奈川県「年度別発電実績」相模発電所欄

県の発電所別実績表から同一列の5年度を掲載しています。単位はkWhであり、県営発電所全体の合計や月次速報ではありません。2026年9月15日に確認した資料では2025年度まで掲載されています。[9]

2021年度
103,755,600kWh

相模発電所の年度実績。[9]

2022年度
104,347,700kWh

相模発電所の年度実績。[9]

2023年度
95,355,800kWh

相模発電所の年度実績。[9]

2024年度
112,518,500kWh

相模発電所の年度実績。[9]

2025年度
78,220,200kWh

確認したPDFの最終掲載年度。2026年度の通年実績ではありません。[9]

増減理由や点検停止の内訳は年度実績表だけでは特定できません。最大出力から実発電量を推計したり、県全体のCO2削減量をこの発電所単独の数値として使ったりしていません。[1][9][10]

関連するダム・発電所の役割

近隣にあるという理由だけでなく、県の資料で確認できる水の経路と監視関係を整理しています。[3][4][5][6][12]

道志ダム・道志第1発電所
相模湖への流入を増強

道志川の水を発電に使い、秋山川へ流域変更して相模湖へ導く系統です。[5][12]

相模ダム・相模湖
相模発電所の取水元

発電用取水口から水を送ります。ダムの容量と発電所の出力は別の施設指標です。[1][3]

沼本ダム・沼本調整池
発電後の水を安定して取水

下流で水道原水などに利用するための取水を支えます。相模発電所が沼本ダムから取水するのではありません。[4][12]

発電総合制御所
離れた場所から監視・運転計画を管理

城山発電所に併設された制御拠点で、相模発電所も監視対象に含まれます。水の経路ではなく運用上の関係です。[6]

取水設備・発電設備・放流設備の違い

県の施設紹介・相模ダム紹介(2026年9月15日確認)

発電用の取水ゲート
2門

相模湖から発電所へ送る水を調整し、点検時等には送水を止めます。[3]

水車発電機
2台/立軸フランシス・立軸三相同期

県の設備表の最大出力は発電所全体で31,000kW。各号機の出力は未確認のため分配しません。[1]

ダムの洪水吐ゲート
5門/ローラーゲート

発電用取水ゲートとは別。ダム側の放流設備であり、水車の台数ではありません。[3]

相模ダムリニューアル事業
放流施設更新・下流河道保護

対象はゲート、ピア、開閉装置、副ダム等。発電所の主要設備を更新した1986~1989年度の改造とは別事業です。[1][11]

よくある質問

相模発電所はどこにあり、誰が運営していますか?

神奈川県企業庁の発電所で、相模原市緑区若柳6-5にあります。地区名は県の施設紹介、番地は相模原市の公式案内で確認しています。[1][13]

相模発電所は県営で一番大きい発電所ですか?

県は、揚水式の城山発電所を除く県営発電所の中で最大出力が最大と説明しています。相模発電所の最大出力は31,000kWです。「県内のすべての発電所で最大」という意味ではありません。[1]

発電に使う水はどこから来て、その後どこへ流れますか?

相模ダムがつくる相模湖から取水し、発電後は下流へ流れます。沼本ダムはその水を安定的に取水して水道原水などに利用するために建設されました。[1][3][4][12]

城山発電所のように水を汲み上げますか?

相模発電所はダム式で、相模湖に貯めた河川の水の落差を利用します。電力で上池へ水を汲み上げる城山発電所の純揚水式とは方式が異なります。[1][15]

運転開始が1945年なのに、相模ダム完成が1947年なのはなぜですか?

二つの日付は別の出来事です。県の年表は相模発電所の運転開始を1945年2月28日、ダム紹介は相模ダムの完成を1947年としています。ダム完成年を発電開始年に置き換えていません。[2][3]

31,000kW、43.5m、58.4mはそれぞれ何の数字ですか?

31,000kWは発電所全体の最大出力、43.5mは発電の有効落差、58.4mは相模ダムの堤高です。年間に発電した量は別にkWhで示します。[1][3][9]

個人で予約せずに見学できますか?

通常見学は無料・要予約で、原則10~40名程度の団体が対象です。管理事務所が職員の対応可否を確認するため、所在地へ直接行って自由に入場する方式ではありません。終了済みのダム祭の条件は通常見学と異なります。[7][8][13]

発電量が年によって変わる理由も分かりますか?

ここで引用した年度別実績表だけでは、増減理由までは特定できません。水の運用や設備の停止内訳などを確認せず、特定の原因を断定していません。2025年度の公表値は78,220,200kWhです。[9]

出典・参考資料

個別記事の最終確認:2026年9月15日。資料中の年度・基準時点は詳細欄に記載しています。

  1. 神奈川県「相模発電所」(2026年4月27日更新、型式・出力・水量・落差・設備更新)
  2. 神奈川県「県営電気事業のあゆみ」(2026年4月27日更新、着工・運転開始・改造・監視体制)
  3. 神奈川県「相模ダム」(2026年5月19日更新、相模湖・完成年・取水口とゲート)
  4. 神奈川県「沼本ダム」(2026年1月22日更新、調整池・水の利用目的)
  5. 神奈川県「道志第1・第2・第3・第4発電所」(2026年4月27日更新、道志第1発電所から秋山川への導水)
  6. 神奈川県「発電総合制御所の役割」(2026年4月23日更新、遠隔監視・給電業務)
  7. 神奈川県「施設見学について」(2026年7月3日更新、相模発電所の料金・団体予約条件)
  8. 神奈川県「相模川発電管理事務所」(団体見学の時間・申込み・安全上の注意、2026年9月15日確認)
  9. 神奈川県「年度別発電実績」(PDF、2025年度まで掲載。相模発電所欄のkWh、2026年9月15日確認)
  10. 神奈川県「発電電力量」(月次速報とCO2削減量の集計範囲・利用上の注意)
  11. 神奈川県「相模ダムリニューアル事業」(放流施設・下流施設の更新目的と通行規制案内、2026年9月15日確認)
  12. 神奈川県「相模川河水統制事業」(2026年5月19日更新、建設背景・発電後の水道原水利用・道志川からの導水)
  13. 相模原市緑区「第28回相模湖ダム祭」(2025年10月5日開催・終了済み。相模発電所の番地と特別公開の記録)
  14. ハイテックシステム「状態監視システム、神奈川県の水力発電所に納入」(2022年2月3日、納入企業による一次発表・PR TIMES掲載)
  15. 神奈川県「水力発電について」(2026年4月27日更新、ダム式と揚水式の仕組みの違い)

地域の施設を調べるときのよくある質問

この地域の施設をすべて掲載していますか?

神奈川県内の全施設を網羅した一覧ではありません。現在は当サイトに掲載済みの発電所5件を整理しています。関連設備を別記事として数えている場合もあります。

地図にピンのない施設は掲載されていないのですか?

一覧への掲載と登録座標の有無は別です。登録座標のない施設も、施設選択で公開住所による検索地図を表示できます。検索地図の位置は目安で、入口や正確な敷地位置を保証しません。

公開されている所在地へ自由に入れますか?

所在地の掲載や地図表示は入場許可を意味しません。施設別の「見学・公開条件」と詳細欄のアクセス情報を確認し、訪問前に出典に記載された管理者の最新案内を確認してください。

施設情報の根拠と時点はどこで確認できますか?

各施設の直下に出典・参考資料と、記録がある場合は個別記事の最終確認日を表示しています。工程、沿革、数値の年度・注記、FAQは詳細欄で読めます。地域一覧の更新日を資料自体の確認日として扱っていません。

確認できない数値・経路・公開条件は補完していません。資料の読み方は見学ガイド掲載基準をご確認ください。

神奈川県の発電所の掲載傾向と探し方

施設種別・地域別の一覧へ進めます。地域と施設種別を組み合わせた専用一覧は、所在地・概要・出典がそろった掲載記事が5件以上ある場合に公開しています。リンクの件数は移動先の掲載記事数です。

掲載施設
5件
施設種別
2種
見学可
0件
記録年代
1945–1967年

年代や現況は各施設ページで確認できます。訪問前には公開条件と管理者の最新案内をご確認ください。 一覧の読み方 掲載基準 も公開しています。