隧道坑門文化財指定国宝(建造物「琵琶湖疏水施設 第一隧道」、2025年8月27日指定)

琵琶湖疏水施設 第一隧道東口(第1トンネル入口)

伊藤博文の扁額を掲げる国宝・第一隧道の琵琶湖側坑門

1890年完成の煉瓦造第一隧道の東口坑門。伊藤博文揮毫の「気象萬千」と田邉朔郎をたたえる英文銘を掲げる。第一隧道は2025年に国宝となり、東口は公式散策コースや疏水船乗下船場付近から見学できる。

年代・現況1890年(明治23年)2月に第一隧道完成
所在地大津市
構造煉瓦造第一隧道の東口坑門、古典主義的装飾と石造扁額付き
見学琵琶湖疏水記念館の公式散策コースに含まれ…

日本初の本格的竪坑工法で築いた第一隧道

第1トンネル入口は、琵琶湖疏水施設第一隧道の東口坑門である。第一隧道は1885年に工事へ着手し、1889年2月に貫通、1890年2月に完成した。全長約2,436メートル、幅員約4.9メートルの煉瓦造で、途中に2本の竪坑を設けて複数方向から掘り進める、日本のトンネル工事で初の本格的竪坑工法が採用された。

「気象萬千」と英文銘を掲げる東口

東口坑門は古典主義的な装飾を備え、伊藤博文が揮毫した「気象萬千」の石造扁額を掲げる。公式案内は、これを「様々に変化する風光は素晴らしい」という意味と説明する。その上には設計・建設を担った田邉朔郎をたたえる英文銘も残る。第一隧道は2025年8月27日に琵琶湖疏水施設の一部として国宝に指定された。

公式散策コースから外観を見学

琵琶湖疏水記念館の公式「大津~山科さんぽ」は、三井寺駅から大津閘門を経て東口へ向かう経路を案内し、琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会も疏水船の乗下船時に間近で見られると説明している。ただし琵琶湖疏水は現役の水道施設で、柵内、水路、トンネル内部は立入禁止である。見学は公式経路の柵外から行う。

琵琶湖疏水施設 第一隧道東口(第1トンネル入口)を理解するための要点

本ページでは、琵琶湖疏水施設 第一隧道東口(第1トンネル入口)滋賀県・大津市隧道坑門として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
滋賀県大津市三井寺町付近(公式案内図の北緯35.011254度、東経135.853639度付近)
施設種別
隧道坑門
年代・供用状況
1890年(明治23年)2月に第一隧道完成
構造・形式
煉瓦造第一隧道の東口坑門、古典主義的装飾と石造扁額付き
能力・容量
第一隧道全体は延長約2,436メートル、幅員約4.9メートル
文化財等
国宝(建造物「琵琶湖疏水施設 第一隧道」、2025年8月27日指定)

水道システムの中での役割

導水施設は、水源で確保した原水を浄水場などへ運ぶ水道システムの経路です。水路、隧道、水路橋などには、地形を越えて勾配と流量を保つための土木技術が表れます。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「琵琶湖疏水記念館の公式散策コースに含まれ、びわ湖疏水船乗下船場付近から間近に外観見学できる。水路・柵内と隧道内部は立入禁止」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料4件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

関連タグ

#国宝#明治期#煉瓦造#第一隧道#伊藤博文#外観見学

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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