札幌市創設水道の出発点
藻岩浄水場は豊平川表流水を水源として1937年に通水した、札幌市で最も歴史のある浄水場である。所在地は中央区伏見4丁目6番で、市街中心部への給水を担う。
日量129,000立方メートルの急速ろ過
札幌市の施設資料に示される給水能力は1日129,000立方メートル。凝集、沈でん、急速ろ過、消毒を組み合わせ、融雪や大雨で変化する豊平川原水を処理する。
2003年に改修施設が竣工
創設から長期間使われた施設は2002年度に改修され、札幌市の年表では2003年3月を竣工としている。1937年の通水と2003年の改修竣工は別の節目である。
主に中央区へ配水
藻岩浄水場系は札幌市街中心部、主に中央区へ水道水を送る。水質管理センターは原水と配水を毎日・毎週検査し、月別結果と年度年報を公開している。
水道記念館の予約制ツアー
浄水場への自由入場はできない。2026年は4月11日から11月15日まで、水道記念館が事前申込制の見学ツアーを案内しており、指定された日時と経路に従う。
Deep research
札幌市水道局の施設案内、施設年報、第2次水道ビジョン、月別水質検査、見学ツアー案内を照合しました。1937年の創設施設と2003年竣工の改修施設を区別し、現在の能力・配水区域・検査値を整理しています。
最終確認:2026年7月28日
施設データを詳しく見る
- 通水年
- 1937年(昭和12年)
- 給水能力
- 129,000立方メートル/日
- 水源
- 豊平川表流水
- 処理方式
- 急速ろ過
- 主な給水区域
- 市街中心部・主に中央区
- 改修施設竣工
- 2003年3月
豊平川から札幌市中心部までの水の流れ
- 1
豊平川から取水
札幌市の主要水源である豊平川の表流水を取り入れます。
- 2
原水の濁り・臭味を監視
融雪や大雨などで変化する水温、濁度、臭味を確認して処理条件を調整します。
- 3
凝集・沈でん
薬品で微細な濁りを集め、沈でん工程で大きなフロックを除きます。
- 4
急速ろ過
砂層を通して残る濁質を取り除きます。
- 5
消毒・水質確認
塩素消毒を行い、水質管理センターが原水と配水を継続検査します。
- 6
札幌中心部へ配水
市街中心部、主に中央区の配水系統へ水道水を送ります。
藻岩浄水場の年表
札幌市創設水道が通水
藻岩浄水場が札幌市最初の浄水場として運転を始めました。
拡張水道の基幹施設として運用
市域拡大に伴い他浄水場と役割を分担しながら中心部へ給水しました。
施設改修を実施
老朽化した浄水機能を更新しました。
改修施設が竣工
現在につながる急速ろ過施設の更新が完了しました。
旧施設を水道記念館として活用
創設時施設の一部が水道の歴史と仕組みを伝える公開拠点になりました。
見学ツアーと最新水質公表を継続
水道記念館の事前申込ツアーと月別水質検査が案内されています。
見学・アクセス情報
藻岩浄水場への自由入場はできませんが、水道記念館が期間限定の事前申込制見学ツアーを実施しています。
- 自由入場
- 不可
- 2026年ツアー期間
- 4月11日〜11月15日
- 申込み
- 水道記念館の事前申込制
- 所在地
- 札幌市中央区伏見4丁目6番
- 見学窓口
- 札幌市水道記念館
- 注意
- ツアー外で浄水場へ立ち入らない
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、限定公開が告知された場合だけ主催者の案内に従ってください。
藻岩浄水場の月別水質データ
令和7年(2025年)9月 藻岩浄水場配水
札幌市が毎日・毎週検査として公表した配水側の代表値です。季節変動を含む単月データとして確認してください。
- 濁度
- 全30回0.1度未満
- pH値
- 7.1〜7.4
- 残留塩素
- 0.58〜0.70mg/L
- 一般細菌
- 全5回1個/mL未満
- 大腸菌
- 全5回不検出
- 有機物(TOC)
- 0.6〜0.8mg/L
- 臭味
- 全30回異常なし
- 放射性物質
- 2026年7月15日測定で不検出
平均7.3
平均0.64mg/L
平均0.7mg/L
最新月の測定結果と年度年報は札幌市水道局の公表資料を優先してください。
よくある質問
札幌市藻岩浄水場は現在も使われていますか?
はい。1937年に通水した札幌市最初の浄水場で、改修を経て現在も市街中心部へ給水しています。
札幌市藻岩浄水場の水源はどこですか?
豊平川の表流水です。
札幌市藻岩浄水場の処理能力はどのくらいですか?
札幌市の施設資料では1日129,000立方メートルです。
どの地域へ水を送っていますか?
札幌市街中心部、主に中央区へ給水します。
札幌市藻岩浄水場は見学できますか?
自由入場はできません。2026年は水道記念館が4月11日から11月15日まで事前申込制ツアーを案内しています。
札幌市藻岩浄水場の特徴は何ですか?
札幌創設水道から続く最古の現役浄水場で、旧施設が水道記念館として活用され、現役施設の見学学習につながっている点です。
札幌市藻岩浄水場を理解するための要点
本ページでは、札幌市藻岩浄水場を北海道・札幌市の浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 北海道札幌市中央区伏見4丁目6番
- 施設種別
- 浄水場
- 年代・供用状況
- 1937年通水、2002年度改修・2003年3月竣工
- 構造・形式
- 豊平川表流水を処理する急速ろ過方式の浄水場
- 能力・容量
- 給水能力129,000立方メートル/日
水道システムの中での役割
浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、安全な水道水へ処理する工程を担います。処理方式や能力は水源の性質、給水人口、整備された年代によって異なります。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「自由入場不可。2026年4月11日~11月15日に水道記念館が実施する見学ツアーへ事前申込み」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料8件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
北海道札幌市中央区伏見4丁目6番
ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。
座標確認:札幌市公開住所を基に位置確認 ↗関連タグ
出典・参考資料
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。