旧豊平町から札幌市へ引き継がれた浄水場
定山渓浄水場は、札幌市南区定山渓温泉6区にある地域浄水場である。旧豊平町が水道施設として創設し、1961年の札幌市との合併に伴って札幌市水道局へ引き継がれた。現在も定山渓・豊滝地区の給水を担う。
豊平峡ダムと豊平川表流水が水源
水源は豊平川表流水と豊平峡ダムである。札幌市の5浄水場のうち、藻岩・白川と同じ豊平川系統に属するが、定山渓・豊滝という山間・温泉地域を中心に給水する独立性の高い地域系統である。
給水能力は日量8,400立方メートル
札幌市水道局の施設一覧では、水源確保量を日量10,000立方メートル、給水能力を日量8,400立方メートルとしている。市最大の白川浄水場とは規模が大きく異なり、地域の需要に合わせた比較的小規模な浄水場である。
急速ろ過方式で処理
札幌市の浄水場では、凝集、沈でん、砂ろ過、塩素消毒からなる急速ろ過方式を基本としている。定山渓浄水場でも豊平川から取り入れた原水を処理し、配水池を経由して定山渓・豊滝地区へ水を届ける。
配水池と地域給水を一体運用
定山渓地区には1,900立方メートルの定山渓配水池があり、豊滝配水池などとともに地域の水量・水圧を調整する。令和6年度水量年報でも定山渓浄水場と各配水施設の運用実績が記録されている。
令和8年度も水質基準を満たす
札幌市は2026年度も毎月水質結果を公表し、全検査項目で基準値を満たしていると案内している。定山渓浄水場ではPFOS・PFOAが原水・給水栓水とも5ng/L未満、2026年8月26日の放射性セシウムも原水・配水とも不検出だった。
見学は常設制度を確認してから
札幌市水道記念館では藻岩浄水場ツアーを実施している一方、定山渓浄水場について常設の一般見学受付は確認できない。所在地公開は自由入場を意味しないため、現地見学を希望する場合は水道局へ事前確認する。
Deep research
札幌市水道局の浄水場一覧、水量年報、水質検査結果、PFAS・放射性物質情報を照合し、旧豊平町から継承した地域水道、豊平川系水源、日量8,400立方メートルの給水能力、2026年度の水質監視まで整理しました。
最終確認:2026年9月4日
施設データを詳しく見る
- 所在地
- 札幌市南区定山渓温泉6区
- 水源
- 豊平川・豊平峡ダム
- 水源確保量
- 10,000立方メートル/日
- 給水能力
- 8,400立方メートル/日
- 主な給水区域
- 定山渓・豊滝地区
- 定山渓配水池
- 1,900立方メートル
豊平川・豊平峡ダムから定山渓・豊滝までの水の流れ
- 1
豊平峡ダムで水源を確保
豊平川上流の豊平峡ダムを地域水道の重要な水源として利用します。
- 2
豊平川から原水を取り入れる
豊平川の表流水を取水し、定山渓浄水場へ導きます。
- 3
凝集・沈でん
薬品を使って濁りをフロックへまとめ、沈でん工程で除去します。
- 4
急速ろ過
沈でん後の水を砂ろ過し、微細な濁りを取り除きます。
- 5
塩素消毒・貯留
ろ過後の水を消毒し、配水池で需要変動へ備えます。
- 6
定山渓・豊滝へ配水
定山渓配水池などを経由して温泉街と周辺地域へ水道水を届けます。
定山渓浄水場と地域水道の年表
定山渓地域の水道を創設
札幌市編入前の豊平町が地域水道として施設を整備しました。
札幌市へ継承
豊平町との合併に伴い、定山渓の水道施設が札幌市へ引き継がれました。
豊平川系地域浄水場として運用
豊平峡ダム・豊平川を水源とし、定山渓・豊滝地区の給水を担ってきました。
水量年報で運転実績を公表
浄水場と地域配水池の水量実績が年報として整理されています。
地域給水を継続
札幌市の5浄水場の一つとして運転を継続しています。
毎月の水質結果を公表
札幌市は定山渓系統を含む水質検査結果を継続公表しています。
PFOS・PFOAを監視
原水・給水栓水でPFASを測定し、定量下限値未満の結果を公表しています。
放射性物質も不検出
8月26日の原水・配水の放射性セシウム測定で不検出と公表されています。
見学・アクセス情報
定山渓浄水場は現役施設ですが、常設の一般見学制度は確認できません。所在地公開は自由入場を意味しません。
- 常設一般見学
- 公式案内では確認できません
- 自由入場
- 不可と考えて訪問
- 所在地
- 札幌市南区定山渓温泉6区
- 給水地域
- 定山渓・豊滝
- 問い合わせ
- 札幌市水道局
- 注意
- 管理区域へ無断で立ち入らない
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
定山渓浄水場系の水質データ
令和8年度(2026年度)公表状況
札幌市は毎月の水質検査に加え、PFOS・PFOAと放射性物質も定山渓系統で監視しています。
- 水質基準
- 公表済み全検査項目で基準適合
- PFOS・PFOA 原水
- 5ng/L未満
- PFOS・PFOA 給水栓水
- 5ng/L未満
- PFAS基準値
- 50ng/L
- 放射性セシウム 原水
- 不検出
- 放射性セシウム 配水
- 不検出
2026年8月26日
2026年8月26日
水質値は採水時期で変動するため、最新の月別結果は札幌市水道局の公表ページを確認してください。
よくある質問
定山渓浄水場はどこの水を使っていますか?
豊平川の表流水と豊平峡ダムを水源としています。
処理能力はどのくらいですか?
給水能力は1日8,400立方メートルです。
水源確保量はどのくらいですか?
札幌市の施設一覧では1日10,000立方メートルです。
どこへ水を送っていますか?
主に定山渓・豊滝地区へ給水しています。
札幌市が最初から造った浄水場ですか?
旧豊平町が創設し、1961年の合併で札幌市へ引き継がれた地域水道です。
PFASは検出されていますか?
2026年度公表では原水・給水栓水ともPFOS・PFOAは5ng/L未満です。
見学できますか?
常設の一般見学制度は確認できません。公開企画がある場合は札幌市水道局の案内に従ってください。
現在も使われていますか?
はい。札幌市の現役浄水場として定山渓・豊滝地区へ給水しています。
札幌市定山渓浄水場を理解するための要点
本ページでは、札幌市定山渓浄水場を北海道・札幌市の浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 北海道札幌市南区定山渓温泉6区
- 施設種別
- 浄水場
- 年代・供用状況
- 旧豊平町が創設、1961年の合併で札幌市へ継承
- 構造・浄水方式
- 豊平川表流水を処理する急速ろ過方式の浄水場
- 公表された浄水能力等
- 給水能力8,400立方メートル/日、水源確保量10,000立方メートル/日
施設の機能と地域での役割
浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、水道水へ処理する工程を担います。施設固有の処理方式・能力・水源は本文の出典に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「定山渓浄水場単独の常設一般見学制度は公式案内で確認できない。稼働中の水道施設のため自由入場せず、公開企画がある場合は札幌市水道局の案内に従う」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料6件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
北海道札幌市南区定山渓温泉6区
ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。
座標確認:札幌市公開住所・Yahoo!マップを基に位置確認 ↗関連タグ
出典・参考資料
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。