県南・県東部を支える県営浄水場
新三郷浄水場は三郷市南蓮沼1にある埼玉県営水道の4番目の浄水場である。川口市、草加市、越谷・松伏水道企業団、八潮市、三郷市、吉川市などへ水道用水を供給し、県の事業紹介では約110万人を支える規模とされる。
江戸川右岸から原水を取り入れる
原水は江戸川右岸の取水施設から取り入れる。東京都との共同施設を経由し、東京都三郷浄水場の原水ポンプ設備で必要に応じて活性炭処理や流量調整を行った後、新三郷浄水場へ送水する。行政区域を越えた取水・導水施設の共同利用が特徴である。
第1期183,000、第2期182,000立方メートル
1986年10月に建設へ着手し、1990年7月に第1期施設1日183,000立方メートルで給水を開始した。その後、第2期として1日182,000立方メートルを追加し、1996年に現在規模の1日365,000立方メートルへ拡張した。県営浄水場概要では完成年月日を1996年5月31日としており、第2期の給水開始時期と施設完成日の表現を区別して扱う。
2010年から高度浄水処理
通常の凝集沈でんに加え、オゾンで臭気原因物質や有機物を酸化し、生物活性炭で吸着・分解した後、急速ろ過と塩素消毒を行う高度浄水処理を2010年4月から運用している。原水水質の変化に対応し、より安定した水質を確保するための工程である。
二つの送水系統で広域へ
処理した水は大久保系統と庄和系統の2つの送水幹線へ送り、各市町の配水施設を経て家庭へ届く。送水管延長は約21キロメートル。浄水場は水をつくるだけでなく、県南・県東部の広域配水網をつなぐ送水拠点でもある。
年間約1.09億立方メートルを送水
県の事業紹介では、2023年度の年間送水量は108,979,160立方メートル、1日平均では297,757立方メートルとされる。施設能力365,000立方メートル/日は最大処理規模であり、実際の平均送水量とは別の指標である。
事前申込みによる施設見学
埼玉県は新三郷浄水場の施設見学制度を案内している。過去の案内には平日の受付時間、団体名簿の提出、公共交通でのアクセス方法などが示されているが、予約可能期間は年度ごとに更新される。2026年9月時点の具体的な空き状況は最新公式案内で確認する必要がある。
Deep research
埼玉県の浄水場紹介、事業概要、処理工程、見学案内を照合し、東京都との共同取水、第1・第2期整備、現在能力、高度浄水処理、広域送水、実送水量まで整理しました。
最終確認:2026年9月4日
施設データを詳しく見る
- 第1期給水開始
- 1990年7月1日
- 施設能力
- 365,000立方メートル/日
- 第1期能力
- 183,000立方メートル/日
- 第2期能力
- 182,000立方メートル/日
- 送水管延長
- 21,046メートル
- 2023年度平均送水量
- 297,757立方メートル/日
江戸川から県南・県東部までの水の流れ
- 1
江戸川右岸で取水
東京都との共同施設を利用して江戸川から原水を取り入れます。
- 2
東京都三郷浄水場側で原水を調整
必要に応じて活性炭処理や流量調整を行い、新三郷浄水場へ原水を送ります。
- 3
凝集・沈でん
薬品で濁りをフロックへまとめ、沈でん池で除去します。
- 4
オゾン・生物活性炭
高度浄水処理で臭気物質や有機物を酸化し、生物活性炭で吸着・分解します。
- 5
急速ろ過・消毒
砂ろ過と塩素消毒を行い、安全な水道水へ仕上げます。
- 6
大久保・庄和系統へ送水
2つの送水系統を通じて県南・県東部の市町へ水道用水を届けます。
新三郷浄水場の建設・高度処理年表
建設着手
県営水道4番目の浄水場として工事を開始しました。
第1期給水開始
1日183,000立方メートルの第1期施設で供給を開始しました。
第2期給水開始
第2期分を加え、現在規模へ運転を拡大しました。
施設完成年月日
県営浄水場概要ではこの日を完成年月日として整理しています。
高度浄水処理を開始
オゾン酸化と生物活性炭による高度処理が本格稼働しました。
年間約1.09億立方メートルを送水
年間送水量108,979,160立方メートル、日平均297,757立方メートルを記録しました。
温室効果ガス削減の取組が評価
県有施設の先進的な環境取組として表彰情報が公表されました。
高度処理・広域送水を継続
県南・県東部への基幹供給施設として運転を継続しています。
見学・アクセス情報
埼玉県は新三郷浄水場の事前申込み制見学を案内していますが、予約受付期間は年度ごとに更新されます。
- 見学制度
- 事前申込み制
- 最新予約状況
- 公式ページで要確認
- 一般団体
- 参加者名簿等の提出案内あり
- 所在地
- 三郷市南蓮沼1
- 公共交通
- 新三郷駅からバス・徒歩の案内あり
- 注意
- 稼働中の管理区域へ無断で立ち入らない
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
新三郷浄水場の運転規模と高度処理
令和5年度実績・現行施設情報
最大施設能力と実際の送水量を区別し、高度浄水処理の構成と合わせて示します。
- 施設能力
- 365,000立方メートル/日
- 年間送水量
- 108,979,160立方メートル
- 日平均送水量
- 297,757立方メートル
- 高度処理
- オゾン酸化
- 高度処理
- 生物活性炭
- 水源
- 江戸川
2023年度
2023年度
送水量は年度・需要により変動します。最新の事業実績と水質情報は埼玉県企業局の公表資料を確認してください。
よくある質問
新三郷浄水場はいつできましたか?
第1期給水は1990年7月1日、第2期給水は1996年4月1日です。県営浄水場概要の完成年月日は1996年5月31日です。
処理能力はどのくらいですか?
現在の施設能力は1日365,000立方メートルです。
水源はどこですか?
江戸川です。東京都との共同取水施設も利用します。
高度浄水処理をしていますか?
はい。2010年4月からオゾン酸化と生物活性炭処理を行っています。
どこへ水を送っていますか?
川口市、草加市、越谷・松伏、八潮市、三郷市、吉川市など県南・県東部へ供給します。
1日365,000立方メートルを毎日送っていますか?
365,000立方メートルは施設能力です。2023年度の日平均送水量は297,757立方メートルでした。
見学できますか?
事前申込み制の見学制度がありますが、予約対象期間は更新されるため最新公式案内を確認してください。
現在も使われていますか?
はい。県南・県東部へ水道用水を送る現役の県営浄水場です。
埼玉県新三郷浄水場を理解するための要点
本ページでは、埼玉県新三郷浄水場を埼玉県・三郷市の浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 埼玉県三郷市南蓮沼1
- 施設種別
- 浄水場
- 年代・供用状況
- 1986年10月建設着手、1990年7月第1期給水開始、1996年第2期整備、2010年4月高度浄水処理開始
- 構造・浄水方式
- 凝集沈でん・オゾン・生物活性炭・急速ろ過・消毒設備、送水ポンプ、汚泥処理施設
- 公表された浄水能力等
- 施設能力365,000立方メートル/日
施設の機能と地域での役割
浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、水道水へ処理する工程を担います。施設固有の処理方式・能力・水源は本文の出典に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「埼玉県は事前申込みによる施設見学制度を案内している。受付対象期間は更新されるため、訪問前に新三郷浄水場の最新案内を確認する」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料5件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
埼玉県三郷市南蓮沼1
ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。
座標確認:MapFan 施設地図 ↗関連タグ
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。