荒川本川の秩父湖と三つの役割
二瀬ダムは、荒川河口から約150km上流の埼玉県秩父市大滝にある国土交通省管理の多目的ダムです。流域面積は170.0km²、湛水面積は0.76km²。ダムの貯水池は秩父湖と呼ばれます。管理所の公開住所は大滝3931-1で、所在地マップもこの見学案内・カード配布の拠点を検索する地図です。[1][2][8][10]
公表されている目的は洪水調節、かんがい用水の確保、発電です。2026年度の事業概要でもこの三つを示しており、周辺の水道用水を開発するダムと同じ目的・供給量を当てはめることはできません。下流の農業用水を補う働きと、浄水処理をして家庭へ水を届ける働きは別です。[5][8]
荒川総合開発計画から1961年の完成へ
1947年の大きな出水を踏まえ、1950年に荒川総合開発計画が立てられました。二瀬ダムはその中心的な事業として計画され、1952年度から実施調査、1954年8月には二瀬工事事務所が開設されています。[2][3]
ダムサイトの掘削は1957年10月、本体コンクリートの打設は1958年12月に開始。1960年11月の第一次湛水、1961年1月のコンクリート打設完了を経て、同年12月に完成しました。完成時の総事業費は53億円です。1962年5月は貯水池が「秩父湖」と命名された時期であり、ダム本体の完成年月とは区別します。[1][2]
別の国の施設紀行には昭和37年完成と昭和36年完成の記述が同じページ内にあります。本記事は管理所の沿革・諸元と2026年度事業概要が一致する1961年12月を採用しています。また、二瀬発電所の運転開始日は運営者資料では1961年2月5日です。発電所の運転開始とダム工事全体の完成も、別の出来事として記録します。[2][7][8][17]
重力式アーチの堤体と用途の異なる放流設備
堤高95m、堤頂長288.5m、堤体積356,000m³の重力式アーチコンクリートダムです。管理所の概要文には288.5mを「天端幅」とする表記もありますが、同所の諸元表ではダム堤長として記載されています。本記事では堤頂長として示し、道路や通路の幅とは扱いません。[1][2]
国の設備解説では、洪水調節用のコンジットゲート、農業用水の放流に使うハウエルハンガーバルブ、堤頂部の非常用クレストゲートを区別しています。コンジットゲートは円弧状の扉を回転させて開閉し、ハウエルハンガーバルブは円錐部の周囲へ水流を広げて勢いを分散させる設備です。外観上の放流口が同じ役割を持つわけではありません。[17]
2023年9月27日には、非常用ゲート4門のうち3号ゲートの電動開閉に不具合が確認されたと公表されました。当時の発表は手動操作が可能で洪水調節等の機能には影響しないとしています。これは2023年時点の説明です。今回確認した資料では復旧完了日を特定できないため、現在も故障中とも、全設備の復旧確認済みとも断定していません。[18]
洪水期とかんがい期で貯水池を使い分ける
公表諸元は総貯水容量2,690万m³、有効貯水容量2,180万m³です。洪水調節容量も2,180万m³と示されますが、かんがい補給容量最大1,600万m³、非洪水期に使う発電用容量2,000万m³をこれに足し合わせて、独立した貯水槽の合計にすることはできません。同じ貯水池を季節・目的・運用水位に応じて利用するためです。[1][4][5][6]
管理所の説明では洪水期は7月1日~9月30日、かんがい期は4月26日~9月20日で、一部が重なります。4月26日~6月30日は発電用容量を利用して農業用水も補給し、7月1日~9月20日は確保水位に対応するかんがい補給容量を利用する運用です。水位を季節で変える理由には、洪水に備える空間と農業用水の確保を両立することがあります。[4][5]
計画洪水は流入1,500m³/sに対し放流800m³/s、調節700m³/sという配分です。管理者の説明には流入200m³/sを超えた場合の調節式もありますが、これらは操作計画の解説であり、現在の流入・放流量や、どの規模の洪水でも放流が800m³/s以下になるという保証ではありません。[1][4][8]
下流の農業用水と二瀬発電所
2026年度事業概要は、大里・元荒川、櫛引、本畠の各地区に関係するかんがい面積を合計8,603haとしています。既存のかんがい解説では地区別面積の数字を足しても同ページの合計に一致しないため、本記事では最新年度の概要でも確認できる合計値を示し、地区別の数値を推測で修正していません。[5][8]
通常は発電用の経路も使って農業用水を補給します。東京発電の施設一覧では、二瀬発電所の最大出力は5,200kW、最大使用水量は7.50m³/s、有効落差は82.63mです。一方、ダム管理所の諸元表は最大有効落差83.10mとしています。両者は項目名も異なるため、単に設備更新による差と決めず、資料ごとの表記を残しました。[1][5][7]
出力を示すkWと、一定期間の発電電力量を示すMWhも別です。管理所の概要・諸元にある17,487MWhと、発電効果の解説にある年平均約10,000MWhは、集計期間や位置付けを揃えた最新年の実績ではありません。本記事ではそれらを現在の年間発電量として採用せず、設備能力と参考記載を分けています。[1][2][6][7]
貯砂ダム・土砂還元と2026年度の維持管理
土砂の流入に対応するため、1989年3月に上流の貯砂ダムが完成しました。諸元表では本体の約3km上流、堤高12.0m、堤長64.6m、堆砂容量30,000m³の別施設として掲載されています。二瀬ダム本体の堤高95mや貯水容量と混同しないことが必要です。[1][2]
2026年5月1日公表の事業概要は、堆砂の進行が計画より速い状態が続くと説明し、貯水池の土砂掘削と、その一部を下流へ戻す土砂還元を継続する計画を示しています。流木の回収・集積・処理、下流の監視カメラや情報表示板の更新、日常点検も事業に含まれます。概要ページに残る「完成から50年」「計画堆砂量の約91%」という説明は、2026年時点の測量結果には置き換えていません。[2][8]
管理所は雨量・水位の観測、気象情報の把握、放流前の関係機関への通知と下流巡視を行います。水質データ公開ページには過年度の資料と、速報値を含み後日修正される可能性がある旨が記載されています。ここでは確認できない最新年の水質平均値を補わず、貯水池の調査と飲料水の検査も区別します。[8][9][15]
管理所展示・内部見学・ログハウス・カードの条件
管理所1階では、建設の経緯や目的を紹介する展示が案内されています。国の見学案内では平日8:30~17:15で、土日祝日・年末年始は除外されています。一方、通常のダムカードは管理所1階玄関で土日祝日を含め8:30~17:15に配布する案内です。カードを受け取れることを、展示や施設内部が同じ条件で公開されることとは扱いません。[10][11][16]
堤体内部は、参加者を募集する見学会等で職員が案内する区域です。2026年8月22日開催予定だった「見てんべぇツアー」は、8月5日更新のページで募集終了が告知されています。9月29日の記事確認時点で日付を過ぎている企画を、現在申込み可能なツアーとしては案内しません。次回の開催日・人数・参加条件は個別のお知らせを確認してください。[13][14][16]
荒川ふれあいログハウスには一般開放の案内がある一方、専用紹介ページの冒頭にクマ出没による休館表示があります。その注意書きの更新日と再開告知を確認できなかったため、本記事では現在の開館を断定しません。通常案内の10:00~16:30と、当日の利用可否は別々に確認する必要があります。[10][12]
公共交通は西武秩父駅または三峰口駅から三峯神社行きバスに乗り、「秩父湖」で下車する案内です。管理所はバス停前の黒い5階建て庁舎で、ログハウスは管理所から上流約700m。車は花園ICから国道140号経由で約90分が管理所の参考所要時間ですが、道路状況や混雑で変わります。[10]
Deep research
二瀬ダム管理所の諸元・沿革・運用解説、2026年度事業概要、発電事業者の設備一覧を照合しました。完成年月、共用される容量、資料ごとの落差・発電量、通常の見学案内と休館表示を分けて整理します。角括弧は記事末尾の出典番号です。
最終確認:2026-09-29
施設データを詳しく見る
- 堤高・堤頂長
- 95m/288.5m
- 堤体積
- 356,000m³
- 総貯水容量/有効貯水容量
- 26,900,000m³/21,800,000m³
- 流域面積/湛水面積
- 170.0km²/0.76km²
- 計画洪水の流入・放流・調節
- 1,500/800/700m³/s
- かんがい面積(2026年度概要)
- 8,603ha
管理所の諸元表。288.5mは堤長であり道路幅ではありません。[1][2]
コンクリートの堤体の体積。貯水量とは別の諸元です。[1]
施設容量であり現在の貯水量ではありません。[1]
雨水を集める流域と貯水池の水面は異なります。[1]
計画上の流量配分。実際の操作や現在値とは区別します。[4][8]
大里・元荒川、櫛引、本畠地区の合計として公表。給水人口ではありません。[8]
秩父湖から洪水調節・農業用水・発電へつながる水の流れ
全量がすべての放流設備を直列に通るのではなく、季節・流入量・用途に応じて経路と操作が変わります。[4][5][6][17]
- 1
荒川上流の流域から集水
170.0km²の流域から流れ込む水を秩父湖へ受け入れます。[1]
- 2
季節に合わせた水位で貯留
洪水期とかんがい期の重なりを考慮し、同じ貯水池の水位を使い分けます。[4][5]
- 3
洪水時の流出を調節
コンジットゲートなどを用い、流入の一部を貯めながら下流への流量を調節します。[4][17]
- 4
農業用水を補給
大里・元荒川、櫛引、本畠地区の取水を支えます。4月26日~9月20日が管理所の説明するかんがい期です。[5][8]
- 5
放流水の落差を発電に利用
二瀬発電所の最大出力は5,200kW、最大使用水量は7.50m³/s。通常の農業用水補給にも発電用経路を使います。[5][7]
- 6
用途に応じた放流口を使用
農業用水の放流用バルブと非常用のクレストゲートは別の設備です。すべてを通常の観光放流設備とは扱いません。[17]
- 7
下流の安全と河川環境に配慮
放流に先立つ通知・警報と巡視を行い、掘削土砂の一部を下流へ還元する事業も実施します。[8][9]
二瀬ダムの建設・秩父湖・維持管理の年表
荒川総合開発計画
1947年の出水を踏まえ、二瀬ダム建設を中心的な事業とする計画が立てられました。[3]
実施調査開始
当時の建設省による実施調査が始まりました。[2]
二瀬工事事務所開設
秩父市にダム建設を担当する事務所を開設。[2]
ダムサイト掘削開始
本体コンクリートを打設する前の掘削工程へ進みました。[2]
本体コンクリート打設開始
コンクリートによる堤体構築を開始。[2]
第一次湛水開始
完成前の段階で第一次湛水を開始。[2]
本体コンクリート打設完了
ダム工事全体の完成は同年12月です。[2]
二瀬発電所運転開始
東京発電の施設一覧にある運転開始日。ダム完成とは区別します。[7]
二瀬ダム完成
管理所の沿革と2026年度概要が示す完成年月。完成時総事業費は53億円。[1][2][8]
貯水池を秩父湖と命名
ダムの完成翌年に貯水池の名称が定められました。[2]
貯砂ダム完成
貯水池の機能維持に向け、上流に土砂を受け止める別施設を整備。[1][2]
荒川ふれあいログハウス完成
11月18日に完成、同月20日から一般開放する旨を公表。現在の利用可否とは分けます。[12]
非常用3号ゲートの不具合公表
電動開閉ができず手動操作は可能との当時の発表。復旧完了日を今回の資料からは特定していません。[18]
2026年度事業概要公表
継続的な土砂掘削、流木対策、情報通信設備更新、ダム管理業務を計画として公表。[8]
夏の内部見学ツアー募集終了告知
8月22日を開催予定日とする募集ページを更新。開催実績や次回募集とは別の記録です。[13]
見学・アクセス情報
2026年9月29日確認。管理所展示、通常カード、手作りカード、内部見学、ログハウスは利用条件が異なります。ログハウスの休館表示を含め、臨時の案内を訪問前に管理所へ確認してください。[10][11][12][14][16]
- 見学・案内の拠点
- 二瀬ダム管理所(秩父市大滝3931-1)
- 管理所1階の展示
- 平日8:30~17:15
- 堤体内部の見学
- 募集型の見学会等で案内
- 2026年夏のツアー
- 募集終了・開催予定日経過
- ログハウスの現在の利用
- 休館表示あり・再開状況は要確認
- ログハウスの通常案内
- 10:00~16:30/無料
- 通常版ダムカード
- 毎日8:30~17:15
- 手作りカードの窓口
- 8:30~17:15/12:00~13:00休止
- 手作りカードの郵送手続き
- 4枚の現物同封による申込み案内あり
- 公共交通
- 三峯神社行きバス「秩父湖」下車
- 車・駐車場
- 花園ICから国道140号経由・約90分
- 問い合わせ
- 二瀬ダム管理所 0494-55-0001
所在地マップは管理所の公開住所による検索地図。堤体内へ自由に入れることを意味しません。[10][11]
国の見学案内では土日祝日・年末年始を除外。ダムカードの休日配布とは別です。[16]
普段立ち入れない区域を職員が案内する方式。随時自由入場とは案内していません。[13][16]
8月5日更新で募集終了。8月22日予定の企画を現在の予約枠として案内しません。[13][14]
一般開放案内とクマ出没による休館表示が併存。注意書きの更新日と再開告知は確認できませんでした。[10][12]
管理所から上流約700m。団体利用は事前申込み。通常時間内でも開館を保証しません。[10][12]
土日祝日を含む管理所1階玄関での配布。来訪者1人1枚、郵送配布なし。[11]
秩父4ダムのカード現物4枚を提示。平日は3階事務室、土日祝日は玄関インターフォンで担当者へ。[11]
通常版の郵送不可とは別条件。現物・連絡先メモ等を送る手順は公式ページを確認してください。[11]
西武秩父駅または三峰口駅からの案内。管理所は停留所前。運行日と往復の便は運行事業者で確認。[10]
管理所の参考所要時間。今回確認した案内では駐車可能台数・満空は確認できず、道路規制も別途確認が必要です。[10][14]
電話受付の案内は8:30~12:00/13:00~17:15。窓口やカードの条件と混同しません。[10]
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
2026年度に公表された貯水池・設備の維持管理
2026年5月1日公表の事業概要/実施予定と過年度の案内を区別
2026年度の計画資料に基づく管理項目です。掘削完了量、現在の堆砂率、発電実績など、確認できない数値は補っていません。[8]
- 堆砂への対応
- 貯水池内の土砂掘削
- 下流河川への土砂還元
- 掘削土砂の一部を利用
- 流木対策
- 回収・集積・処理
- 情報通信設備
- 監視カメラ・表示板等の更新
- 洪水時への備え
- 流入予測・放流通知・巡視
- 水質結果の確認
- 過年度資料と速報値の注意書き
計画より速い堆砂進行への対策として継続実施する計画。[8]
環境改善を目的とする取組。掘削した全量を下流へ流すとは説明されていません。[8]
管理施設への支障を避けるための継続業務。一部を無償配布する取組もあります。[8]
2026年度の計画であり、すべての機器の更新完了を示すものではありません。[8]
日常点検と、大雨が予測される場合の対応を区別して示しています。[8][9]
水質公開窓口の掲載年度を確認して利用。貯水池の結果を飲料水の検査値に置き換えません。[15]
貯水容量を足し合わせないための季節別整理
管理所の諸元・洪水調節・かんがい・発電解説を2026年9月29日に照合
洪水調節、かんがい、発電の各容量は、同じ貯水池の運用に関係する値です。全項目を合計して総容量とすることはできません。[1][4][5][6]
- 総貯水容量
- 26,900,000m³
- 有効貯水容量/洪水調節容量
- 21,800,000m³
- 堆砂及び死水量
- 5,100,000m³
- 洪水期のかんがい補給容量
- 最大16,000,000m³
- 非洪水期の発電用容量
- 20,000,000m³
- 洪水期/かんがい期
- 7月1日~9月30日/4月26日~9月20日
有効容量と堆砂及び死水量を含む施設諸元。[1]
同じ値が二つの項目に記載されることを二重に加算しません。[1][4]
諸元表の項目名。現在たまっている土砂の実測量ではありません。[1]
7月1日~9月20日は確保水位に応じて利用するとの解説。[5]
4月26日~6月30日のかんがい補給にも利用。[5][6]
期間は同じではなく、7月から9月に一部重なります。[4][5]
洪水・農業用水・非常時の放流設備の違い
設備の構造解説と、不具合が公表された当時の状態を分けます。ここに示す資料だけで、現在の全設備の稼働状態を認定することはできません。[17][18]
- 1
コンジットゲート
洪水調節用の高圧放流設備。円弧状の扉体を、支持腕の軸の周りに回転させて開閉します。[17]
- 2
ハウエルハンガーバルブ
農業用水の放流設備。円錐部の外側に水を広げて水勢を弱める構造として紹介されています。[17]
- 3
非常用クレストゲート
堤頂部に設けられた非常用の放流設備。2023年の公表資料では4門と確認できます。[17][18]
- 4
2023年3号ゲートの事象
9月27日の発表では電動開閉ができず、手動開閉は可能。当時は洪水調節等への影響なしと説明されました。現在の復旧状況は未確認です。[18]
- 5
放流の連絡・警報
関係自治体・警察・消防等に連絡し、スピーカー・サイレン・警報車などで下流へ知らせる運用です。[9]
二瀬発電所の能力・運転開始と資料差
東京発電の施設一覧と二瀬ダム管理所の解説/2026年9月29日閲覧
- 運転開始日
- 1961年2月5日
- 最大出力
- 5,200kW
- 最大使用水量
- 7.50m³/s
- 有効落差(東京発電)
- 82.63m
- 最大有効落差(管理所諸元)
- 83.10m
- 参考の発電電力量表記
- 17,487MWh/年平均約10,000MWh
発電事業者の一覧による日付。ダムの1961年12月完成とは別。[7]
発電事業者の公表単位を採用。電力量を表すkWh・MWhとは区別。[7]
発電設備の能力であり、ダム全体の洪水時放流能力ではありません。[7]
運営者の一覧の項目名。ダムの堤高95mとも別です。[7]
異なる項目名の数値。差から更新年月や測定条件を推定しません。[1]
前者は諸元・概要、後者は発電効果の解説。最新同一年度の実績として比較・合算しません。[1][2][6]
貯砂ダムと古い記録を読み分ける
- 貯砂ダムの位置
- 二瀬ダムの約3km上流
- 貯砂ダムの堤高・堤長
- 12.0m/64.6m
- 貯砂ダムの堆砂容量
- 30,000m³
- 貯砂ダムの完成
- 1989年3月
本体と別施設として掲載された位置。[1]
二瀬ダム本体の95m/288.5mとは別です。[1]
施設の計画容量であり、直近の堆積量や年間除去量ではありません。[1]
二瀬ダムの1961年完成とは区別。[2]
概要ページの「完成から50年」「約91%」という堆砂説明は測量年度を特定できないため現在値に用いません。また、かんがい解説の地区別面積の和と合計は一致しないため、2026年度概要でも示される合計8,603haを採用しています。[2][5][8]
よくある質問
二瀬ダムと秩父湖は同じものですか?
二瀬ダムは水をせき止める施設、秩父湖はその貯水池の名前です。ダムは1961年12月に完成し、湖名は1962年5月に定められました。[2]
1961年完成と1962年完成のどちらを採用していますか?
管理所の沿革・諸元と2026年度概要が一致する1961年12月を採用しています。別の公式紀行には両年の記述が混在します。1962年5月の湖名命名、1961年2月の発電所運転開始も別々の出来事です。[1][2][7][8][17]
洪水調節容量とかんがい・発電用容量は全部足せますか?
足せません。同じ貯水池を季節と運用水位に応じて使い分けます。有効容量2,180万m³に、かんがい補給最大1,600万m³と発電用2,000万m³を別の槽として加算しないでください。[1][4][5][6]
水道水をつくる施設ですか?
浄水場ではありません。管理者が示す目的は洪水調節、かんがい用水の確保、発電です。2026年度概要のかんがい面積は8,603haで、給水人口や浄水能力を示す値ではありません。[8]
予約なしで堤体の内部まで入れますか?
常時自由に入れる施設としては案内されていません。普段入れない内部は募集型の見学会等で職員が案内します。2026年8月予定のツアーは募集終了済みで、次回は管理所のお知らせを確認する必要があります。[13][14][16]
荒川ふれあいログハウスは現在利用できますか?
今回の調査では開館中と断定できません。一般開放の案内と、専用ページのクマ出没による休館表示が併存し、注意書きの更新日・再開告知を確認できませんでした。通常時間の10:00~16:30だけで訪問を判断せず管理所へ確認してください。[10][12]
通常のダムカードと手作りカードの受け取り方は同じですか?
異なります。通常版は毎日8:30~17:15に管理所玄関で来訪者へ配布し、郵送はしません。手作り版は秩父4ダムのカード現物4枚の確認が必要で、窓口は12:00~13:00休止。現物を送る郵送手続きも別に案内されています。[11]
最大出力5,200kWは年間発電量ですか?
違います。5,200kWは発電設備の最大出力で、年間の発電電力量はMWhなどで表します。管理所の異なる解説にある17,487MWhと年平均約10,000MWhを、最新年度の実績としては扱っていません。[1][2][6][7]
二瀬ダムを理解するための要点
本ページでは、二瀬ダムを埼玉県・秩父市のダムとして記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 埼玉県秩父市大滝3931-1(二瀬ダム管理所)
- 施設種別
- ダム
- 年代・供用状況
- 1961年12月ダム完成/1962年5月に貯水池を秩父湖と命名
- 形式・構造
- 重力式アーチコンクリートダム
- 公表された貯水容量等
- 総貯水容量26,900,000m³/有効貯水容量21,800,000m³
ダム・貯水施設の目的と役割
ダム・貯水施設の目的は、治水、発電、農業用水、工業用水、上水道など施設によって異なります。用途を一律に上水道とせず、対象施設の目的・容量・管理者を出典で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「管理所1階展示は平日8:30~17:15の案内。堤体内部は募集型の見学会等で公開。ログハウスは一般開放案内とクマ出没による休館表示が併存し、再開状況の確認が必要」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料18件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
埼玉県秩父市大滝3931-1(二瀬ダム管理所)
地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。
地図検索:公開住所による地図検索 ↗関連タグ
出典・参考資料
- 1国土交通省 二瀬ダム管理所「ダムおよび貯水池の諸元」(堤体・容量・貯砂ダム。旧地名や項目名に注意)↗
- 2国土交通省 二瀬ダム管理所「ダムの概要」(工程・完成・秩父湖命名・貯砂ダム)↗
- 3国土交通省 二瀬ダム管理所「ダム流域の概況と沿革」(1950年荒川総合開発計画)↗
- 4国土交通省 二瀬ダム管理所「二瀬ダムの洪水調節効果」(洪水期・調節計画)↗
- 5国土交通省 二瀬ダム管理所「二瀬ダムのかんがい効果」(かんがい期・容量の共用。地区別面積の合計不一致に注意)↗
- 6国土交通省 二瀬ダム管理所「二瀬ダムの発電効果」(季節別運用・参考の年平均値)↗
- 7東京発電「本社・事業所・発電所一覧」(二瀬発電所の出力・流量・有効落差・運転開始日)↗
- 8国土交通省「令和8年度 二瀬ダム管理所事業の概要」(2026年5月1日公表。目的・堆砂対策・設備更新の計画)↗
- 9国土交通省 二瀬ダム管理所「ダムの管理」(観測・放流通知・操作。気象表は2008~2012年)↗
- 10国土交通省 二瀬ダム管理所「交通のご案内」(住所・バス・車・ログハウスの通常利用案内)↗
- 11国土交通省「二瀬ダムで配布しているダムカードについて」(通常版と手作り版の別条件・昼休み・郵送)↗
- 12国土交通省「ログハウスプロジェクト」(2007年建設記録。冒頭にクマ出没による休館表示あり)↗
- 13国土交通省「令和8年 二瀬ダム見てんべぇツアー」(2026年8月5日更新で募集終了、開催予定日は8月22日)↗
- 14国土交通省 二瀬ダム管理所「お知らせ」(見学募集・交通規制等の確認先)↗
- 15国土交通省 二瀬ダム管理所「水質データの公表」(過年度結果・速報値の注意事項)↗
- 16国土交通省 インフラツーリズム「二瀬ダム施設見学」(管理所展示・募集型の内部見学の案内)↗
- 17国土交通省 荒川上流河川事務所「荒川紀行・二瀬ダム」(放流設備の役割。完成年の表記は管理所資料と照合)↗
- 18国土交通省「二瀬ダム 非常用ゲート設備の不具合について」(2023年9月27日時点の状況)↗
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。