有間川と名栗湖を結ぶ県営第1号の多目的ダム
有間ダムは、埼玉県飯能市下名栗の荒川水系有間川にある県管理のダムです。有間川は入間川につながり、ダムによってできた貯水池は名栗湖と呼ばれます。県の紹介では県営第1号の多目的ダムとされ、洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道用水の新規開発を目的としています。発電を目的とする周辺のダムと同じ用途構成ではありません。[1][2][3][9]
集水面積は16.9km²、総貯水容量は760万m³、有効貯水容量は725万m³です。県の概要ページは湛水面積を0.34km²、パンフレットの諸元表は0.335km²と記載しており、表示桁数を区別します。地図は現地の有間ダム管理所の住所「飯能市大字下名栗1830」を使います。飯能市双柳にある県土整備事務所の本所とは別の場所です。[1][2][5]
事業着手・本体着工・完成年度を読み分ける
県の建設年表では、1967年4月に予備調査、1969年4月に実施計画調査、1972年4月に建設事業へ着手しました。1974年7月の地域との覚書交換、1975年11月の補償基準妥結を経て、1978年3月に仮排水路工事、1979年12月25日にダム本体の工事が始まっています。事業に着手した年を、そのまま堤体の着工年とすることはできません。[2]
1984年8月7日に堤体の盛立てを完了し、同年10月9日に試験湛水を開始、1986年3月に完成しました。県営水道の水源一覧にある完成年度「昭和60年度」は1985年4月~1986年3月を指し、暦年の1986年3月と矛盾しません。県土整備事務所の沿革にも1986年3月完成が掲載されています。本記事の代表年は暦年の1986年としています。[1][2][7][8]
岩石の斜面と内部の遮水壁・トンネルを分ける
堤体は中央土質遮水壁型ロックフィルダムで、堤高83.5m、堤頂長260m、堤頂幅10m、堤体積169万m³です。外観は岩石の斜面ですが、内部の水を通しにくいコアと、それを挟むフィルタ・ロック材を組み合わせています。堤体積は材料で構成される本体の体積であり、水を蓄える容量ではありません。[1][2]
洪水吐は、堤体表面に沿って水を流す方式ではなくトンネル式です。県のパンフレットは、建設時の仮排水トンネルの一部を利用し、掘削や地山の安定に配慮したことを説明しています。洪水吐のトンネル径は7m、非常用洪水吐の越流長は80.7mです。取水設備は右岸上流側斜面に置かれ、7門の取水ゲートから水温や濁りを見ながら取水位置を選びます。[2][6]
洪水期の自然調節と季節を切り替えるゲート
公表された計画では、ダム地点の洪水流量360m³/sに対して最大320m³/sを調節します。計画図の放流量40m³/sは計画洪水を対象とする値で、設備諸元表の常用洪水吐の最大放流量75m³/sとは意味が異なります。計画上の値を、毎日一定に流す放流量や実際の出水記録としては扱いません。[2][3]
通常の7月1日~9月30日は常用洪水吐のゲートを全開にして、夏季制限水位より上に増えた水を自然に流しながら洪水を調節します。通常の非洪水期はこのゲートを閉じて水を蓄え、常時満水位を上回る水は非常用洪水吐の固定堰から越流します。したがって、「自然調節だから有間ダムにはゲートがない」という説明は不正確です。常用洪水吐のローラゲートと、ゲートのない非常用洪水吐を区別する必要があります。[2]
通常の容量配分と2026年度の浚渫工事の例外
通常の洪水期には、有効容量725万m³のうち440万m³を洪水調節用に確保し、利水容量は285万m³です。非洪水期の利水容量は725万m³となります。同じ貯水池の使い方を季節で切り替えるため、二つの利水容量と洪水調節容量を足し合わせて総容量にすることはできません。[2][4][9]
管理所は、2026年度の湖内土砂浚渫工事に伴い、2027年2月まで夏季制限水位とする例外を告知しています。通常の夏季制限水位は標高294.50m、常時満水位は標高311.50mですが、この年度を「10月になれば通常どおり高い水位に切り替わる」とは案内しません。期間は告知上の予定であり、工事完了を確認した記録とは別です。[4]
公開の貯水率は利水容量に対する割合で、100%以上を100%と表示する方式です。100%を名栗湖の総貯水容量760万m³まで満水という意味にはできません。県は長寿命化対策として有間ダム上流の貯砂堰堤の整備も紹介しています。土砂を入口で抑える対策と、すでに湖内に入った土砂を浚渫する作業は区別します。[4][10][11]
飯能市・県営水道の水源と年度を明示した水質
パンフレットの新規水道用水は、飯能市向け0.4m³/s(34,560m³/日)、県広域第一水道向け0.3m³/s(25,920m³/日)です。これは開発した水の供給計画であり、毎日の実際の取水量ではありません。ダムは下流河川の流量を支える水源施設で、各家庭へ直接水道水を送る浄水場ではありません。[2][3][8]
県の大久保浄水場も、有間ダムを荒川水系の水源の一つとして掲げています。複数のダム・河川から確保する原水を浄水場で処理する関係であり、大久保浄水場の全能力を有間ダム単独の給水能力とはみなしません。[14]
埼玉県営水道の令和6年度水質年報は、有間ダムの流出地点を年1回調査する位置付けで、2024年6月20日11時15分の測定結果を掲載しています。水温19.3℃、濁度1.7度、pH7.1などは、その採水時点の値です。年平均、湖の全水深の代表値、浄水処理後の飲料水の検査結果とは区別して、詳細欄に採水条件とともに掲載します。[12][13]
外観・内部見学・道路規制・カード配布は別の条件
監査廊と洪水吐は通常は一般公開されていません。管理所は平日の団体見学について、電話相談後に申請書を提出する方法を案内しています。公開された申請書には最低人数や何週間前という一律の期限は示されていないため、他のダムの条件は転用しません。監査廊から減勢池へ下る経路には431段の階段があり、洪水吐へは片道約700mを歩きます。雨天・強風時の洪水吐見学や災害時の施設見学は中止となる場合があります。[4][6]
車両の規制は、堤体道路などのダム管理用道路が18時~翌6時、湖の外周道路が21時~翌6時で、対象と時間が異なります。管理道路での路上駐車や堤体斜面への立入りも禁止されています。路線バスは飯能駅から「さわらびの湯」方面への案内がありますが、経由や時刻は運行情報を確認し、ダム天端に直接着く交通手段とは分けます。[3][4][16]
ダムカードは現地管理所の案内に従い、平日9時~16時、土日祝日・年末年始の配布なし、1人1枚、郵送なしと記載します。県の総合紹介には9時30分~16時30分という別の時間が残っていますが、両方を混ぜた時間帯にはしません。過去の「有間ダムと名栗湖探検隊」の特別公開も、通常の自由入場や次回の開催予定とは別です。[1][4][15]
Deep research
埼玉県の現行管理案内・設備パンフレット、飯能市の紹介、県営水道の水質年報を照合しました。通常の季節運用と2026年度の浚渫による例外、常用洪水吐と非常用洪水吐、完成年月と完成年度を区別します。角括弧は記事末尾の出典番号です。
最終確認:2026-09-29
施設データを詳しく見る
- 堤高・堤頂長
- 83.5m/260m
- 堤頂幅・堤体積
- 10m/1,690,000m³
- 総貯水容量/有効貯水容量
- 7,600,000m³/7,250,000m³
- 集水面積/湛水面積
- 16.9km²/0.335km²
- 通常の洪水期利水容量
- 2,850,000m³
- 完成年月と年度
- 1986年3月/1985年度
県の施設諸元。堤高は水面の深さを示す現在値ではありません。[1][2]
堤体の寸法・材料の体積であり、貯水容量とは別です。[2]
差の350,000m³は堆砂容量。現在までに堆積した土砂の測量値ではありません。[1][2]
詳細パンフレットの値。県の概要ページでは湛水面積0.34km²と表記。[1][2]
7月1日~9月30日は洪水調節用に4,400,000m³を確保。2026年度の水位運用には別途例外あり。[2][4]
県の完成年月と企業局の完成年度「昭和60年度」を区別。[1][7][8]
名栗湖から洪水調節・河川流量・水道利用へ
洪水時の放流経路と通常の取水経路は別です。すべての水が七つの設備を順に通る直列の工程ではありません。[2][3]
- 1
有間川の流域から集水
16.9km²の流域の雨水などが有間川を通じて名栗湖に入ります。[1][2]
- 2
季節に応じて湖に貯留
通常は洪水期の利水容量285万m³、非洪水期725万m³を使い分けます。[2][4][9]
- 3
洪水の一部を貯める
夏季制限水位より上の空間を洪水調節に利用。開いた常用洪水吐から自然に流す仕組みです。[2]
- 4
取水位置を選ぶ
右岸の多孔式斜樋の7門で、水温や濁りを観測しながら適切な高さから取水します。[2]
- 5
放流量を調節する
右岸側の放流調整室にある設備を用い、小瀬戸利水基準点の流量などを見ながら下流へ補給します。[2]
- 6
入間川・荒川の水利用を支える
河川環境と既存の用水を支え、飯能市・県広域第一水道向けの新規水道用水も確保します。[2][3][8]
- 7
取水・浄水を経て水道に使う
下流の取水・浄水施設で処理される原水の水源です。県の大久保浄水場は有間ダムを水源の一つに挙げています。[14]
有間ダムの調査・建設・維持管理の年表
予備調査開始
県パンフレットに記載された予備調査の開始。[2]
実施計画調査に着手
建設に向けた実施計画の調査段階へ移行。[2]
建設事業着手
事業全体の着手。ダム本体の着工とは区別します。[2]
地域との覚書交換
名栗村ダム対策委員長と地域開発・一般補償に関する覚書を交換。[2]
補償基準妥結
建設に伴う補償の基準がまとまりました。[2]
仮排水路着工
本体工事に向けて川の水を迂回させる工事を開始。[2]
ダム本体着工
建設年表で本体着工日として示される日付。[2]
定礎
本体工事中の節目として定礎を実施。[2]
堤体盛立て完了
ロックフィル堤体の盛立てを完了。ダム事業全体の完成とは別。[2]
湛水計画承認
建設省が湛水計画を承認。[2]
試験湛水開始
水を貯めて施設の状態を確認する段階へ移行。[2][7]
有間ダム完成
暦年は1986年、年度では昭和60年度(1985年度)。[1][2][7][8]
県管理ダムの長寿命化計画策定
県が維持更新の計画を策定。有間ダムの貯砂堰堤は対策事例として紹介されていますが、この月を当該工事の完成年月とはしていません。[11]
浚渫に伴う水位運用の例外を告知
管理所は2027年2月まで夏季制限水位を継続すると案内。工事完了実績ではなく、確認時点の告知です。[4]
見学・アクセス情報
2026年9月29日に確認した現地管理所と公式申請書の案内です。外観見学、内部の団体見学、カード配布、道路の車両規制はそれぞれ異なる条件です。[4][5][6]
- 外観の見学
- 公開区域から見学
- 監査廊・洪水吐
- 通常非公開/団体の事前申請
- 管理所と所在地マップ
- 飯能市大字下名栗1830
- ダムカード
- 平日9:00~16:00
- 管理用道路の車両規制
- 18:00~翌6:00は通行禁止
- 湖外周道路の車両規制
- 21:00~翌6:00は通行禁止
- 公共交通
- 飯能駅から「さわらびの湯」方面
- 車・駐車
- 管理道路上の路上駐車禁止
- 監査廊の歩行条件
- 下り431段/約30分の経路
- 洪水吐への歩行・天候
- 片道約700m/移動込み約40分
- 湖面・公園の利用
- 私有ボート持込・火気使用等は禁止
- 見学の問い合わせ
- 042-979-0914(有間ダム管理所)
堤体斜面・工事用道路などの立入禁止区域へは入れません。外観を見られることは施設内部の自由入場を意味しません。[3][4]
見学は平日のみ。最初に管理所へ電話相談し申請書を提出します。最低人数や一律の申込期限は公開案内で確認できません。[4][6]
現地管理所の住所検索地図。双柳75の県土整備事務所本所とは別です。[5]
現地管理所の案内を採用。土日祝日は配布なし、県総合ページでは年末年始も休止。1人1枚、郵送なし。県総合ページの9:30~16:30とは差があります。[1][4]
2023年4月24日から当面の間。堤体道路を含む対象区域は管理所の図で確認してください。[4]
管理用道路とは対象と時間が異なります。市道の問い合わせ先は飯能市です。[4]
国の2018年紹介では下車後徒歩約20分の目安。経由便・運休日・時刻は運行案内を確認し、古い時刻表を現行運行として扱わないようにします。[3][16]
徒歩散策等のための車両放置も禁止。団体バスは見学申請時に待機場所を調整し、一般車の自由駐車場とは扱いません。[4][6]
公式申請書の監査廊から減勢池までの目安。急勾配・滑りやすい箇所があり、途中の回避経路はありません。[6]
選択する見学コースの目安。雨天・強風の場合は洪水吐を見学できず、災害等で施設見学全体が中止される場合もあります。[6]
個人所有のボート・ジェットスキーの持込み使用は禁止。公園へのペット同伴、堤体・公園での喫煙も禁止です。周辺の事業者によるカヌー体験とは条件が別です。[1][4]
FAXは042-979-0087。2025年の県民の日の特別公開は実施報告であり、次回の開催日や自由入場の案内ではありません。[4][15]
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
有間ダム流出地点の水質測定例
令和6年度(2024年度)県営水道水質年報/2024年6月20日11:15採水
年報の採水地点・頻度は有間ダムの流出地点で年1回。以下は印刷頁34の1回の測定値であり、年度平均や湖の全水域の代表値、浄水場出口の値ではありません。採水時の天候は晴れです。[12][13]
- 水温
- 19.3℃
- 濁度
- 1.7度
- pH値
- 7.1
- 溶存酸素(DO)
- 8.6mg/L
- 導電率
- 107μS/cm
- 有機物(TOCの量)
- 1.0mg/L
- 総窒素
- 0.8mg/L
- 総リン
- 0.01mg/L
2024年6月20日の流出地点の採水時。[12]
年報の単位は「度」。透明度のm値とは別の指標。[12]
同日の測定値。単位を付けない指標です。[12]
同日の流出地点。湖底の酸素状態を表す値ではありません。[12]
年報の単位のまま掲載。[12]
同日の原水側の測定例。[12]
硝酸態窒素だけの量ではなく、年報の「総窒素」。[12]
年報の表示値。ゼロや検出なしへ置き換えていません。[12]
この水質表だけを使って湖水がそのまま飲める、あるいは飲料水として不適合だと結論付けることはできません。年度別年報と、訪問時点の貯水量・放流情報は別の資料です。[4][12][13]
季節別の容量・水位と浚渫時の例外
通常運用は県パンフレット/2026年度の例外は管理所の告知
標高で表す水位と、体積で表す貯水容量を区別します。同じ湖の季節別の値を足し合わせません。[2][4][10]
- 通常の洪水調節容量
- 4,400,000m³
- 通常の洪水期利水容量
- 2,850,000m³
- 通常の非洪水期利水容量
- 7,250,000m³
- 夏季制限水位
- 標高294.50m
- 通常の常時満水位
- 標高311.50m
- 貯水率の表示上限
- 100%
通常は7月1日~9月30日の洪水に備える空間。[2][4]
洪水調節容量との合計が有効容量7,250,000m³です。[2][4]
通常は10月1日~翌6月30日。2026年度は水位運用の例外が告知されています。[2][4]
通常の7~9月の制限水位。2026年度は2027年2月まで継続する告知です。[4]
通常の非洪水期の水位。現時点の実測水位ではありません。[2][4]
公表表は100%以上も100%表示。総容量に対する充満率とは異なります。[4]
常用洪水吐・非常用洪水吐と設計値の違い
県公開パンフレットの設備諸元を2026年9月29日確認
自然調節の説明と設備一覧を併せて読みます。常用洪水吐のゲートは季節で開閉する一方、非常用洪水吐は自由越流式です。[2]
- 常用洪水吐
- ローラゲート1門
- 常用洪水吐の最大放流量
- 75m³/s
- 非常用洪水吐
- 自由越流堰・越流長80.7m
- 非常用洪水吐の最大放流量
- 670m³/s
- 洪水吐トンネル
- 直径7m
- 計画流入量/最大調節量
- 360m³/s/320m³/s
幅3,800mm×高さ2,000mm。通常の洪水期は全開、非洪水期は全閉と説明されています。[2]
設備諸元の値。計画洪水時の流量配分40m³/sとは定義が別です。[2]
ゲートのない固定堰。通常の非洪水期にも満水位を上回る水を越流させます。[2][6]
パンフレットの設備能力で、現在の放流量や洪水調節計画値ではありません。[2]
建設時の仮排水トンネルを一部利用した放流経路。[2][6]
計画洪水に対する流量配分。発生済みの洪水の測定値ではありません。[2][3]
斜面に並ぶ取水ゲートと放流調整設備
県公開パンフレットの取水・放流設備諸元
取水する高さを選ぶ設備と、下流へ放流する量を調節する設備は別です。主ゲートと副ゲートの能力を合算して放流能力を倍にすることはできません。[2]
- 選択取水の形式
- 多孔式斜樋構造・7門
- 常用取水ゲート
- 750mm×2,000mm・6門
- 非常用取水ゲート
- 2,000mm×2,000mm・1門
- 常用放流の主ゲート
- 口径500mm・1門
- 非常用放流の主ゲート
- 口径900mm・1門
右岸上流側斜面。常用6門と非常用1門を区別します。[2]
斜樋多孔式ローラゲート。諸元表の最大放流量は1.5m³/s。[2]
ローラゲート。諸元表の最大放流量は12.0m³/s。[2]
ジェットフローゲート。最大放流量1.5m³/s、副ゲートは高圧スライドゲート。[2]
ジェットフローゲート。最大放流量12.0m³/s、副ゲートは高圧スライドゲート。[2]
これらは公開資料の設備仕様です。全ゲートの直近の点検結果や稼働状況を確認したという意味ではありません。放流調整では小瀬戸利水基準点の流量を監視する関係が説明されています。[2]
水道用水の開発量と貯水池を維持する取組
用水開発の計画量、日々の補給量、貯水池に実際に残る水量は異なる値です。[2][4][8]
- 飯能市上水道向けの新規用水
- 0.4m³/s(34,560m³/日)
- 県広域第一水道向けの新規用水
- 0.3m³/s(25,920m³/日)
- 土砂流入を抑える施設
- 上流の貯砂堰堤
- 2026年度の土砂対策
- 湖内の浚渫工事
県パンフレットの計画値。日ごとの実供給量ではありません。[2][3]
県営水道の水源。浄水場自体の処理能力とは別です。[2][8][14]
県の長寿命化対策の実施事例。最新の捕捉土砂量は本資料から補っていません。[11]
2027年2月まで夏季制限水位を継続する告知。上流の貯砂堰堤整備とは別の対策です。[4][11]
水位・流入量・放流量は管理所が案内する川の防災情報などで確認します。公開データは速報値で、停止や機器の状態による異常値があり得るため、記事に固定した数値を現在値としては掲載していません。[4]
よくある質問
有間ダムと名栗湖は同じ施設ですか?
有間ダムは水をせき止める本体、名栗湖はその貯水池です。有間川にあり、入間川・荒川につながります。[1][2][9]
1985年と1986年、完成はどちらですか?
県の完成年月は1986年3月です。企業局の水源一覧の昭和60年度は1985年度で、1986年3月を含みます。年度と暦年を区別してください。[1][7][8]
自然調節ならゲートはないのですか?
ゲートはあります。常用洪水吐には季節で開閉するローラゲートがあり、非常用洪水吐はゲートを設けない自由越流式です。選択取水用のゲートとも別です。[2]
2026年10月には通常の満水位へ戻りますか?
通常の季節運用をそのまま当てはめられません。管理所は浚渫工事のため2027年2月まで夏季制限水位とする告知を出しています。変更や終了は最新の管理所案内を確認してください。[4]
貯水率100%なら名栗湖は満杯ですか?
総貯水容量まで満杯とは限りません。公表表の分母は利水容量で、通常の洪水期285万m³と非洪水期725万m³を使い分け、100%以上も100%と表示します。[4][10]
予約せず監査廊や洪水吐まで見学できますか?
通常はできません。内部は一般非公開で、平日の団体見学について管理所への事前相談と申請書提出が必要です。監査廊の431段の階段や天候による中止条件も確認してください。[4][6]
車で夜間もダムの上まで行けますか?
ダム管理用道路は18時~翌6時が車両通行禁止です。外周道路の21時~翌6時という規制とは別なので、21時まで堤体道路に入れるという意味ではありません。[4]
ダムカードは土日にもらえますか?
現地管理所は平日9時~16時のみと案内し、土日祝日の配布はありません。県の総合ページとは時間の差があるため管理所案内を優先しています。1人1枚、郵送なしです。[1][4]
有間ダムを理解するための要点
本ページでは、有間ダムを埼玉県・飯能市のダムとして記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 埼玉県飯能市大字下名栗1830(有間ダム管理所)
- 施設種別
- ダム
- 年代・供用状況
- 1986年3月完成(1985年度)/本体着工は1979年12月
- 形式・構造
- 中央土質遮水壁型ロックフィルダム・トンネル式洪水吐
- 公表された貯水容量等
- 総貯水容量7,600,000m³/有効貯水容量7,250,000m³
ダム・貯水施設の目的と役割
ダム・貯水施設の目的は、治水、発電、農業用水、工業用水、上水道など施設によって異なります。用途を一律に上水道とせず、対象施設の目的・容量・管理者を出典で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「外観は公開区域から見学。監査廊・洪水吐は通常非公開で、平日の団体見学は事前相談・申請。管理用道路は18:00~翌6:00車両通行禁止。ダムカードは管理所の案内では平日9:00~16:00」です。稼働中の施設や管理区域は、衛生・保安上の理由から通常非公開の場合があります。門や柵を越えず、公道など許可された場所から確認してください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料16件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
埼玉県飯能市大字下名栗1830(有間ダム管理所)
地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。
地図検索:公開住所による地図検索 ↗関連タグ
出典・参考資料
- 1埼玉県「埼玉県管理のダム」(有間ダムの諸元・1986年3月完成。カード時間は管理所案内と照合)↗
- 2埼玉県「有間ダム」パンフレット(断面図・容量配分・洪水吐・取水放流設備・建設年表)↗
- 3国土交通省関東地方整備局「有間ダム」(2018年の施設紹介、目的・利用・アクセス)↗
- 4埼玉県 有間ダム管理所「ダム管理担当」(2026年度浚渫・規制・団体見学・カード・貯水率)↗
- 5埼玉県「有間ダムの位置」(現地管理所の所在地)↗
- 6埼玉県「有間ダム施設見学について(申請書・注意事項)」(見学経路・431段・中止条件)↗
- 7埼玉県 飯能県土整備事務所「40年のできごと」(昭和60年度欄の1986年3月完成)↗
- 8埼玉県「県営水道の水源施設の概要」(完成年度と水系・事業主体)↗
- 9飯能市「県営有間ダムについて」(名栗湖・目的・季節別容量)↗
- 10埼玉県「ダム用語解説」(貯水位・容量などの用語説明)↗
- 11埼玉県「ダムの事業」(2019年8月の長寿命化計画・有間ダム貯砂堰堤)↗
- 12埼玉県企業局「令和6年度 水質年報」(印刷頁29・34、有間ダム流出地点の2024年6月20日測定)↗
- 13埼玉県「水質年報」(年度別年報の公開窓口)↗
- 14埼玉県「大久保浄水場のあらまし」(荒川水系の水源としての有間ダム)↗
- 15埼玉県「有間ダムと名栗湖探検隊について」(2025年11月14日の実施報告)↗
- 16さわらびの湯「アクセス」(運営者による飯能駅からのバス案内・時刻表へのリンク)↗
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。