浄水場見学可

神奈川県寒川浄水場

相模川表流水を処理し、神奈川県央・湘南地域へ送る県営基幹浄水場

1936年に第1浄水場が完成した神奈川県営水道の基幹施設。現在は第2・第3浄水場で相模川表流水を凝集沈でん・急速ろ過・消毒し、合計1日750,000立方メートルの能力を持つ。2026年度も給水区域の小学生を対象とした予約見学を実施している。

年代・現況1936年第1浄水場完成、1963年第2浄水場運転開始、1971年第3浄水場運転開始、1984年第1浄水場廃止
所在地寒川町
構造・浄水方式第2・第3浄水場の凝集沈でん池・急速ろ過池・浄水池・送水ポンプ・排水処理施設
見学2026年度は給水区域の小学生と引率者を…

1936年から続く県営水道の基幹施設

寒川浄水場は相模川沿いの寒川町宮山にあり、1933年に第1浄水場の建設へ着手し、1936年に完成した。創設当初は相模川の伏流水を利用したが、1944年から表流水取水へ切り替え、都市化と給水人口の増加に合わせて施設を拡張してきた。

第2・第3浄水場へ段階的に拡張

県の沿革資料では第2浄水場が1963年12月、第3浄水場が1971年7月に運転を開始した。一方、現在の施設概要には第2浄水場1967年3月完成、第3浄水場1974年3月完成という記載もあるため、本ページでは「運転開始」と「施設整備の完成」を同一の節目として扱わない。

相模川表流水を凝集沈でん・急速ろ過

寒川取水堰周辺から取り入れた相模川表流水に凝集剤を加え、沈でん池で濁りを除去した後、急速ろ過池を通す。最終的に消毒して浄水池へ貯留し、送水ポンプで各地域へ送り出す。第2・第3浄水場では池数やろ過速度が異なり、複数系列で大規模な処理を行う。

合計1日75万立方メートル

現在の処理能力は第2浄水場が1日210,000立方メートル、第3浄水場が540,000立方メートルで、合計750,000立方メートルである。浄水した水は湘南・県央地域を中心とする複数市町へ送られ、工事や水運用に応じて給水区域は変動する。

排水処理と浄水発生土の再利用

沈でん・ろ過工程で生じる汚泥は排水処理施設で濃縮・脱水する。寒川浄水場では2003年からPFI方式による排水処理施設事業を進め、2026年度以降は新たな包括委託方式で維持管理・運営を継続する。浄水発生土の再生利用も事業に含まれる。

水道水質センターと広域の水質監視

1995年には寒川浄水場内に水道水質センターが設置され、水源・浄水・給水栓までの検査を集約した。2026年度も県営水道の代表地点で基準項目を測定し、水質基準への適合状況を公表している。

2026年度は小学生の学校見学を実施

施設見学は誰でも自由に参加できる制度ではなく、2026年度は寒川浄水場の給水区域にある小学校の授業を対象としている。5月7日から6月26日までの指定日に実施し、事前の申込書提出と調整が必要である。

Deep research

神奈川県の施設概要、沿革、2026年度見学案内、水質管理資料を照合し、創設期から第2・第3浄水場への拡張、現在能力、給水区域、排水処理、水質検査まで整理しました。運転開始年と施設完成年の異なる記載は意味を分けています。

最終確認:2026年9月4日

施設データを詳しく見る

第1浄水場完成
1936年
現在能力
750,000立方メートル/日
第2浄水場
210,000立方メートル/日
第3浄水場
540,000立方メートル/日
水源
相模川表流水
主な給水区域
県央・湘南地域の複数市町

相模川から県央・湘南地域までの水の流れ

  1. 1

    相模川から取水

    寒川取水堰周辺から相模川の表流水を取り入れます。

  2. 2

    凝集剤を加える

    原水の濁りをフロックにまとめます。

  3. 3

    沈でん池で濁りを除く

    大きくしたフロックを沈めて上澄みを取り出します。

  4. 4

    急速ろ過

    砂ろ過で細かな濁りを取り除きます。

  5. 5

    消毒・浄水池

    消毒後、浄水池で需要変動に備えます。

  6. 6

    送水ポンプで広域へ

    県央・湘南地域の各配水系統へ送り出します。

寒川浄水場の拡張年表

  1. 第1浄水場着工

    県営水道の基幹施設として建設を開始しました。

  2. 第1浄水場完成

    当初は相模川伏流水を利用しました。

  3. 表流水取水へ切替

    相模川表流水を主要原水として利用する体制へ移行しました。

  4. 第2浄水場運転開始

    沿革資料上の運転開始。現行施設ページの完成年1967年とは区別します。

  5. 第3浄水場運転開始

    沿革資料上の運転開始。現行施設ページの完成年1974年とは区別します。

  6. 第1浄水場廃止

    第2・第3浄水場を中心とする現在の体制へ移行しました。

  7. 水道水質センター設置

    県営水道の水質検査機能を集約しました。

  8. 排水処理・学校見学を継続

    排水処理の新包括委託と小学生向け施設見学を実施しています。

見学・アクセス情報

2026年度の寒川浄水場見学は、給水区域の小学校による授業見学に限定されています。

対象
給水区域の小学生と引率者
一般見学
中学生以上は実施なし
期間
2026年5月7日~6月26日
申込
指定期間にFAX
所在地
寒川町宮山4271
交通
JR相模線 宮山駅から徒歩約10分

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

寒川系統の水質管理

令和8年度(2026年度)

寒川浄水場と水道水質センターが、水源・処理工程・給水栓までの水質を継続監視しています。

水質センター
1995年設置
検査
水質基準項目を計画的に実施
代表給水栓
県営水道の複数地点で確認
PFOS・PFOA
監視対象として継続検査
浄水処理
凝集沈でん・急速ろ過・消毒
運転
浄水処理は24時間稼働

最新値は神奈川県企業庁が公表する水質検査結果を優先してください。

よくある質問

寒川浄水場はいつできましたか?

第1浄水場は1936年に完成しました。現在は第2・第3浄水場が中心です。

水源はどこですか?

相模川の表流水です。

処理能力は?

第2・第3浄水場合計で1日750,000立方メートルです。

1963年と1967年の違いは?

第2浄水場について、沿革資料は1963年運転開始、施設概要は1967年完成と記載しており、節目の意味が異なります。

どんな処理方式ですか?

凝集沈でん、急速ろ過、消毒を行います。

見学できますか?

2026年度は給水区域の小学校による授業見学のみ受け付けています。

水質検査はどこで行いますか?

寒川浄水場内の水道水質センターを中心に実施しています。

現在も使われていますか?

はい。県営水道の基幹浄水場として24時間稼働しています。

神奈川県寒川浄水場を理解するための要点

本ページでは、神奈川県寒川浄水場神奈川県・寒川町浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
神奈川県高座郡寒川町宮山4271
施設種別
浄水場
年代・供用状況
1936年第1浄水場完成、1963年第2浄水場運転開始、1971年第3浄水場運転開始、1984年第1浄水場廃止
構造・浄水方式
第2・第3浄水場の凝集沈でん池・急速ろ過池・浄水池・送水ポンプ・排水処理施設
公表された浄水能力等
第2浄水場210,000+第3浄水場540,000=合計750,000立方メートル/日

施設の機能と地域での役割

浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、水道水へ処理する工程を担います。施設固有の処理方式・能力・水源は本文の出典に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「2026年度は給水区域の小学生と引率者を対象に5月7日~6月26日の平日に予約見学を実施。一般の中学生以上は対象外」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料5件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

神奈川県高座郡寒川町宮山4271

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ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。

座標確認Mapion 施設地図

関連タグ

#現役施設#相模川#急速ろ過#県営水道#排水処理#見学可#水道水質センター

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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