ニュータウンと成田空港を支える県営浄水場
北総浄水場は千葉県印西市竜腹寺296にある県営浄水場である。千葉ニュータウン、成田ニュータウン、成田国際空港への給水を目的として1970年度に事業着手し、1975年6月から利根川表流水を水源として本格給水を開始した。
日量126,700立方メートルの処理能力
施設能力は日量126,700立方メートル。令和6年度の千葉県企業局水質年報では、利根川右岸73.5km地点から取水し、北総浄水場で処理した水を千葉ニュータウンへ直接送るほか、成田給水場などを経由して広い範囲へ供給している。
横流式沈でん池と急速ろ過池
浄水処理は横流式沈でん池と急速ろ過池を中心とする。利根川から届いた原水に凝集剤などを加えて濁りを沈め、急速ろ過と消毒を経て水道水へ仕上げる。高度浄水処理のオゾン・粒状活性炭設備は導入されておらず、水質状況に応じて粉末活性炭などを用いる運用が行われる。
48,000立方メートルの配水池
令和6年度の施設現況では、北総浄水場の配水池容量は48,000立方メートル。浄水を一時的に蓄え、需要変動に対応しながら各給水系統へ送り出す。排水処理後の汚泥は横型加圧脱水フィルタープレスで処理する。
1982年に県営水道の経営を一本化
発足時は1934年以来の既存の県営水道とは別の経営で運営されたが、1982年3月に統合され、県営水道の経営が一本化された。現在は船橋市、習志野市、市川市、浦安市、千葉ニュータウン、成田ニュータウン、成田国際空港を支える給水系統の一つとなっている。
2026年も原水・浄水・給水栓を検査
千葉県は北総浄水場の原水と浄水、北総浄水場系の給水栓について定期的に検査結果を公表している。2026年8月19日更新のページでは、2026年6月までの速報値が公開されており、施設単体だけでなく給水系統末端まで継続監視している。
学校の社会科見学を受け入れる
2026年度は千葉県営水道の給水区域内の小学校を対象に社会科見学を受け入れている。北総浄水場の受入日は原則として火曜・木曜で、見学期間は6月1日から10月30日までの予定、所要は約1時間30分。自由入場ではなく、電話で仮予約した後に申込書を提出する方式である。
Deep research
千葉県営水道の施設紹介、令和6年度水質年報、2026年の水質検査結果、学校見学案内を照合し、利根川からの取水、日量126,700立方メートルの能力、48,000立方メートルの配水池、広域給水、見学条件まで整理しました。
最終確認:2026年9月5日
施設データを詳しく見る
- 所在地
- 印西市竜腹寺296
- 水源
- 利根川
- 給水能力
- 126,700立方メートル/日
- 配水池容量
- 48,000立方メートル
- 本格給水開始
- 1975年6月
- 主な給水先
- 千葉ニュータウン・成田ニュータウン・成田国際空港ほか
利根川から千葉ニュータウン・成田空港までの水の流れ
- 1
利根川から原水を取水
利根川右岸側から表流水を取り入れ、北総浄水場へ送ります。千葉県営水道の主要な利根川系浄水場の一つです。
- 2
凝集剤を加えて濁りをまとめる
原水へ凝集剤を加え、細かな濁りを大きなフロックへまとめて沈でんしやすくします。
- 3
横流式沈でん池で除去
横流式沈でん池でフロックを沈め、上澄みの水を次のろ過工程へ送ります。
- 4
急速ろ過・消毒
急速ろ過池で残った濁りを除去し、消毒して水道水へ仕上げます。原水水質の状況に応じた薬品処理も組み合わせます。
- 5
48,000立方メートルの配水池で調整
処理した水を配水池へ貯留し、需要の変化を吸収しながら各送水系統へ送り出します。
- 6
ニュータウン・空港・都市部へ送水
千葉ニュータウンへ供給するほか、成田給水場を経て成田ニュータウン・成田国際空港へ、北船橋・妙典・北習志野方面を介して船橋・習志野・市川・浦安方面へ給水します。
北総浄水場の整備・運用年表
北総浄水場事業に着手
千葉ニュータウン、成田ニュータウン、成田国際空港への給水を目的として整備を開始しました。
利根川を水源に本格給水開始
利根川表流水を水源として本格的な給水を開始し、ニュータウン開発と空港を支える広域給水系統が動き始めました。
県営水道の経営を一本化
別経営で発足した北総系水道が既存の県営水道と統合され、県営水道の経営が一本化されました。
水質年報で施設・処理状況を継続確認
令和6年度水質年報では、給水能力126,700立方メートル/日、配水池48,000立方メートル、横流式沈でん・急速ろ過などの現行施設が整理されています。
令和8年6月までの水質結果を公表
北総浄水場の原水・浄水と、北総浄水場系の給水栓について、2026年6月までの速報値が公開されました。
小学校の社会科見学を受け入れ
県営水道の給水区域内の小学校を対象に、北総浄水場では原則火曜・木曜に事前予約制の見学を実施しています。
見学・アクセス情報
北総浄水場は現役の県営浄水場で、2026年度は千葉県営水道の給水区域内にある小学校を対象に社会科見学を受け入れています。
- 対象
- 千葉県営水道の給水区域内の小学校
- 実施期間
- 2026年6月1日〜10月30日予定
- 北総浄水場の曜日
- 原則 火曜・木曜
- 所要時間
- 約1時間30分
- 申込
- 電話で仮予約後、申込書を提出
- 一般の自由入場
- 不可
祝祭日を除く
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
2026年の原水・浄水・給水栓水質
2026年6月までの速報値
千葉県は北総浄水場の原水と浄水に加え、北総浄水場系の給水栓についても月別の水質検査結果を公開しています。
- 原水
- 利根川表流水を検査
- 浄水
- 北総浄水場出口を検査
- 給水栓
- 北総浄水場系の末端でも検査
- 最新公表
- 2026年6月までの速報値
- 基本処理
- 横流式沈でん・急速ろ過・消毒
- 年報
- 令和6年度水質年報を2026年3月公表
個別の測定値は月・採水地点で異なります。最新値は千葉県営水道の北総浄水場水質検査結果と給水栓検査結果を確認してください。
よくある質問
北総浄水場の水源はどこですか?
利根川の表流水です。
北総浄水場の給水能力はどのくらいですか?
1日126,700立方メートルです。
どこへ水を送っていますか?
千葉ニュータウン、成田ニュータウン、成田国際空港のほか、船橋市、習志野市、市川市、浦安市方面へ供給します。
どのように浄水しますか?
凝集・沈でん、急速ろ過、消毒を中心に処理します。令和6年度水質年報では横流式沈でん池と急速ろ過池が現行施設として整理されています。
配水池はどのくらいありますか?
施設現況では配水池容量48,000立方メートルです。
現在の水質は確認できますか?
はい。千葉県は北総浄水場の原水・浄水と北総浄水場系給水栓の検査結果を公開しており、2026年8月19日時点で同年6月までの速報値を確認できます。
北総浄水場は見学できますか?
2026年度は県営水道の給水区域内の小学校を対象に予約見学を実施しています。一般の自由入場施設ではありません。
北総浄水場を理解するための要点
本ページでは、北総浄水場を千葉県・印西市の浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 千葉県印西市竜腹寺296
- 施設種別
- 浄水場
- 年代・供用状況
- 1970年度事業着手、1975年(昭和50年)6月本格給水開始
- 構造・浄水方式
- 利根川表流水・横流式沈でん池・急速ろ過池・配水池・排水処理設備
- 公表された浄水能力等
- 給水能力126,700立方メートル/日、配水池容量48,000立方メートル
施設の機能と地域での役割
浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、水道水へ処理する工程を担います。施設固有の処理方式・能力・水源は本文の出典に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「2026年度は千葉県営水道の給水区域内の小学校を対象に事前予約制で社会科見学を受入れ。北総浄水場は原則火曜・木曜、所要約1時間30分」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料5件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
千葉県印西市竜腹寺296
地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。
地図検索:公開住所による地図検索 ↗関連タグ
出典・参考資料
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。