1937年から続く銚子市唯一の浄水場
本城浄水場は銚子市本城町6丁目1308番地にある現役浄水場で、1937年の水道創設から銚子市の給水を担ってきた。水需要の増加に応じて段階的に増設され、現在も原水から水道水をつくる浄水班と水質基準への適合を確認する水質班が置かれている。
黒部川と白石貯水場を水源に利用
主な原水は利根川水系黒部川から新宿取水場で取り入れる水と白石貯水場の水である。白石取水場から高田川をくみ上げる運用は現在停止しているが、白石貯水場自体は雨水を貯めて利用している。取水停止と貯水場の利用継続は区別して扱う必要がある。
5池で沈でん、18池で急速ろ過
原水は分集合井へ入り、凝集剤などを加えて傾斜板式の薬品沈でん池5池で濁りを沈める。その後、急速ろ過池18池を通し、消毒して水道水に仕上げる。現行の施設概要では急速ろ過池の最大処理能力は合計日量48,000立方メートル、浄水池は1,000立方メートル2池である。
送水ポンプから市内へ
浄水池に貯めた水は送水ポンプで春日台配水場や上野町配水場などの系統へ送られる。施設概要上の送水ポンプ最大能力は日量28,800立方メートル。原水処理設備の能力と実際の送水能力は異なる指標なので、同一の「施設能力」として混同しない。
水質監視設備を継続更新
2024年度には本城浄水場の水質監視設備について、遊離塩素計、pH計、色度計、濁度計などの点検整備が行われた。2026年度も水質検査計画を公表し、本城浄水場の原水・浄水・給水栓などで水質を継続確認している。
PFOS・PFOAと放射性物質も監視
白石貯水場ではPFOS・PFOAを測定し、国の水道水に関する基準値を下回ることを確認している。また本城浄水場では放射性物質の定期測定も継続し、2026年度の測定結果を公表している。
団体向けの施設見学
銚子市の市民ふれあい講座では、本城浄水場の施設見学を受け付けている。対象は市内に在住・在勤・在学するおおむね10人以上の団体で、実施時間は9時から16時、希望日の20日前までに申し込む。管理本館・問い合わせ先は本城町5丁目1496番地だが、浄水処理施設の所在地は本城町6丁目1308番地である。
Deep research
銚子市の施設概要、令和8年度水質検査情報、市民ふれあい講座、管理組織情報を照合し、黒部川・白石貯水場の水源、沈でん・急速ろ過、浄水池と送水能力、現在の給水区域、見学条件まで整理しました。
最終確認:2026年9月5日
施設データを詳しく見る
- 創設
- 1937年
- 浄水場所在地
- 銚子市本城町6丁目1308番地
- 薬品沈でん池
- 5池
- 急速ろ過池
- 18池
- 浄水池
- 1,000立方メートル×2池
- 送水最大能力
- 28,800立方メートル/日
黒部川・白石貯水場から銚子市東地区までの水の流れ
- 1
新宿取水場で黒部川から取水
利根川水系黒部川の水を新宿取水場から取り入れます。
- 2
白石貯水場の原水も利用
雨水を蓄える白石貯水場の水も本城浄水場へ導きます。高田川からの白石取水場運用は現在停止しています。
- 3
5池で薬品沈でん
凝集剤を加えて濁りをフロック化し、傾斜板式薬品沈でん池5池で沈めます。
- 4
18池で急速ろ過
沈でん後の水を急速ろ過池18池へ通し、細かな濁りを除去します。
- 5
消毒して浄水池へ
消毒後、1,000立方メートルの浄水池2池へ貯留します。
- 6
送水ポンプで東地区へ
春日台配水場や上野町配水場などの系統へ送り、概ね長塚町以東の東地区へ給水します。
本城浄水場の整備・更新年表
銚子市水道を創設
本城浄水場が創設され、市水道の浄水拠点として運転を始めました。
白石貯水場を整備
原水を貯留する水源施設が加わり、水源構成が拡張されました。
沈でん・ろ過設備を段階増設
水需要の増加に対応して薬品沈でん池、急速ろ過池、送水設備などを拡張しました。
配水機能更新を完了
浄水池、配水ポンプ、電気計装設備などの更新が完了しました。
水質監視設備を点検整備
遊離塩素計、pH計、色度計、濁度計などの水質監視設備を点検しました。
水質検査と団体見学を継続
令和8年度水質検査計画に基づく監視と、市民ふれあい講座による団体見学を実施しています。
見学・アクセス情報
本城浄水場は現役施設ですが、市民ふれあい講座として団体見学を受け入れています。
- 対象
- 市内在住・在勤・在学のおおむね10人以上の団体
- 実施時間
- 9:00〜16:00
- 申込期限
- 希望日の20日前まで
- 自由入場
- 不可
- 浄水場所在地
- 本城町6丁目1308番地
- 管理本館・連絡先
- 本城町5丁目1496番地
浄水処理施設所在地とは別
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
令和8年度の原水・浄水・給水栓監視
2026年度
銚子市は本城浄水場の原水、浄水、本城浄水場系給水栓を対象に水質検査を行い、PFOS・PFOAや放射性物質も継続的に確認しています。
- 給水区域
- 概ね長塚町以東の東地区
- 処理
- 薬品沈でん・急速ろ過・消毒
- PFOS・PFOA
- 白石貯水場等で監視
- 放射性物質
- 本城浄水場で定期測定
- 水質検査計画
- 毎年度公表
個別測定値は採水日で変動するため、最新値は銚子市の水質検査結果を確認してください。
よくある質問
本城浄水場の水源はどこですか?
黒部川から新宿取水場で取水する水と、白石貯水場に蓄えた水です。
どの地域へ給水していますか?
概ね長塚町以東の銚子市東地区へ給水しています。西地区は東総広域水道企業団系です。
どのように浄水しますか?
薬品沈でん、急速ろ過、消毒の順に処理します。
急速ろ過池はいくつありますか?
18池です。
本城町5丁目と6丁目の住所があるのはなぜですか?
浄水処理施設は6丁目1308番地、管理本館・連絡先は5丁目1496番地で、用途の異なる所在地です。
見学できますか?
市内在住・在勤・在学のおおむね10人以上の団体は、市民ふれあい講座として事前申込みで見学できます。
銚子市本城浄水場を理解するための要点
本ページでは、銚子市本城浄水場を千葉県・銚子市の浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 千葉県銚子市本城町6丁目1308番地
- 施設種別
- 浄水場
- 年代・供用状況
- 1937年(昭和12年)創設、2020年度配水機能更新完了
- 構造・浄水方式
- 分集合井・傾斜板式薬品沈でん池5池・急速ろ過池18池・浄水池2池・送水ポンプ・汚泥処理施設
- 公表された浄水能力等
- 浄水池2,000立方メートル、急速ろ過最大48,000立方メートル/日、送水最大28,800立方メートル/日
施設の機能と地域での役割
浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、水道水へ処理する工程を担います。施設固有の処理方式・能力・水源は本文の出典に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「市内在住・在勤・在学のおおむね10人以上の団体を対象に見学可。9時~16時、希望日の20日前までに申込み」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料5件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
千葉県銚子市本城町6丁目1308番地
地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。
地図検索:公開住所による地図検索 ↗関連タグ
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。