浄水場現存

甲府市昭和浄水場

釜無川水系の地下水を20本の深井戸から取水する甲府市の第二水源

1958年に給水を開始した甲府市の地下水系浄水場。昭和町西条にあり、深さ90~124mの深井戸20本から最大67,200m³/日を取水し、主に次亜塩素酸ナトリウム消毒で処理する。浄水能力は62,000m³/日で、1993年の改良後は平瀬浄水場から遠隔監視される無人施設として運用されている。

年代・現況1958年(昭和33年)給水開始、1993年(平成5年)施設改良
所在地昭和町
構造・浄水方式深井戸20井・配水調整池・着水井・沈砂池・ポンプ井・送配水ポンプ
見学昭和浄水場単体の常設一般見学は公式施設案…

甲府市の第二水源

昭和浄水場は中巨摩郡昭和町西条1413にあり、人口増加と水需要の拡大へ対応するため1958年に給水を開始した。荒川の表流水を利用する平瀬浄水場に対し、昭和浄水場は釜無川水系の地下水を利用する第二水源として整備された。

20本の深井戸から取水

取水井は20本あり、深さは90~124メートル。最大取水能力は1日67,200立方メートルである。地下水を導水管で集め、配水調整池、着水井・沈砂池を経て処理する。河川表流水を扱う浄水場より原水の濁りが少ないため、処理工程は比較的シンプルである。

主処理は次亜塩素酸ナトリウム消毒

地下水中の細かな砂を沈砂池で除き、次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。浄水能力は日量62,000立方メートル。凝集沈でんや急速ろ過を中心とする平瀬浄水場とは、水源だけでなく浄水工程も異なる。

ポンプで市南部と周辺自治体へ

浄水後の水はポンプ井に貯め、7台の配水ポンプで甲府市南部や昭和町、中央市の一部へ送る。送水ポンプ1台により中区配水池へ送ることもでき、地下水系と市内配水池を結ぶ役割を持つ。

1993年に自動化・無人化

1993年9月に施設改良工事が完成し、取水・送水・配水をコンピューターで自動監視制御する方式へ更新された。平瀬浄水場から光ファイバー等を利用して遠隔操作され、昭和浄水場は無人運転となった。

非常用発電設備を備える

停電時に自動始動する非常用発電設備を備え、浄水場で必要な電力の約半分を賄えるとされる。地下水源・自動監視・非常電源を組み合わせ、平常時だけでなく災害時の給水継続にも備える施設である。

Deep research

甲府市上下水道局の公式施設案内を基に、1958年の給水開始、深井戸20本、取水・浄水能力、地下水系特有の処理工程、1993年の自動化・無人化、非常用発電設備まで整理しました。

最終確認:2026年9月5日

施設データを詳しく見る

給水開始
1958年
深井戸
20井

深度90〜124m

取水能力
67,200m³/日
浄水能力
62,000m³/日
主処理
次亜塩素酸ナトリウム消毒
運転
平瀬浄水場から遠隔監視

釜無川水系の地下水から甲府市南部までの水の流れ

  1. 1

    20本の深井戸から取水

    釜無川水系の地下水を深度90〜124メートルの取水井20本からくみ上げます。

  2. 2

    配水調整池へ集水

    各井戸から導水管で送られた原水を一時的に蓄え、取水量の変化を調整します。

  3. 3

    着水井・沈砂池で砂を除去

    地下水に含まれる細かな砂を沈めます。

  4. 4

    次亜塩素酸ナトリウムで消毒

    地下水のため処理工程は比較的少なく、主に消毒で水道水へ仕上げます。

  5. 5

    ポンプ井へ貯留

    処理後の水をポンプ井に蓄えます。

  6. 6

    7台の配水ポンプで送水

    甲府市南部、昭和町、中央市の一部へ送り、中区配水池への送水にも対応します。

昭和浄水場の整備・運用年表

  1. 昭和浄水場が給水開始

    甲府市の第二水源として釜無川水系の地下水利用を開始しました。

  2. 甲府市がおいしい水の都市に選定

    厚生省の「おいしい水研究会」で甲府市の水道水が評価されました。

  3. 施設改良工事が完成

    取水・送水・配水システムの自動監視制御を導入しました。

  4. 無人化・遠隔監視へ

    平瀬浄水場から遠隔操作する運転体制へ移行しました。

  5. 日量62,000m³の浄水能力

    地下水系の基幹施設として甲府市南部と周辺地域へ給水を続けています。

見学・アクセス情報

甲府市上下水道局の施設見学案内は平瀬浄水場を対象としており、昭和浄水場について常設の一般見学制度は確認できません。

所在地
中巨摩郡昭和町西条1413
一般見学
常設案内なし
自由入場
不可
施設種別
現役浄水場
問い合わせ
甲府市上下水道局

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

地下水系の浄水処理と運転管理

現行施設案内

昭和浄水場は河川表流水ではなく地下水を利用するため、沈砂と次亜塩素酸ナトリウム消毒を中心とした比較的少ない工程で処理します。

水源
釜無川水系地下水
深井戸
20井
取水能力
67,200m³/日
浄水能力
62,000m³/日
消毒
次亜塩素酸ナトリウム
非常電源
浄水場使用電力の約50%をカバー

非常用発電設備は停電時に自動始動し、運転継続に備えています。

よくある質問

昭和浄水場の水源は何ですか?

釜無川水系の地下水(伏流水)です。

井戸は何本ありますか?

深さ90〜124メートルの深井戸が20本あります。

浄水能力はどのくらいですか?

1日62,000立方メートルです。

急速ろ過を行いますか?

主処理は沈砂と次亜塩素酸ナトリウム消毒で、平瀬浄水場より工程が少ない地下水系施設です。

現在は有人運転ですか?

1993年の改良後、平瀬浄水場から遠隔監視される無人施設となっています。

見学できますか?

昭和浄水場の常設一般見学制度は確認できません。

甲府市昭和浄水場を理解するための要点

本ページでは、甲府市昭和浄水場山梨県・昭和町浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
山梨県中巨摩郡昭和町西条1413
施設種別
浄水場
年代・供用状況
1958年(昭和33年)給水開始、1993年(平成5年)施設改良
構造・浄水方式
深井戸20井・配水調整池・着水井・沈砂池・ポンプ井・送配水ポンプ
公表された浄水能力等
取水能力67,200立方メートル/日、浄水能力62,000立方メートル/日

施設の機能と地域での役割

浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、水道水へ処理する工程を担います。施設固有の処理方式・能力・水源は本文の出典に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「昭和浄水場単体の常設一般見学は公式施設案内に掲載されていない。施設見学の公式案内は平瀬浄水場が対象」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料2件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

山梨県中巨摩郡昭和町西条1413

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地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。

地図検索公開住所による地図検索

関連タグ

#現役施設#昭和期#地下水#深井戸#次亜塩素酸ナトリウム#遠隔監視

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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