濾過工程を調節した整水井
旧濾過池整水井は、平瀬浄水場の創設とほぼ同時に建設された調整井上屋である。内部に制水弁を備え、濾過池を流れる水の速度と量を調節した。浄化を行う池だけでなく、処理を安定させる制御設備が残ることで、1913年に始まった甲府市創設水道の仕組みを伝えている。
円形平面の鉄筋コンクリート建築
鉄筋コンクリート造で建築面積は11平方メートル、平面は円形である。入口には三角形のペディメントを持つフレームを設け、上部に「尽不流々混」の題字を記す。小さな機能施設に正面性を与え、生活の近代化を象徴する水道施設として意匠を整えた点が特徴である。
国登録文化財と日本遺産
所在地は甲府市平瀬町437番地3。1997年7月15日に登録番号19-0012の国登録有形文化財となり、2020年6月には日本遺産「甲州の匠の源流・御嶽昇仙峡」の構成文化財に認定された。平瀬浄水場の団体見学案内はあるが、本建物を見学対象と明記していないため、個別の見学可とは表示しない。
平瀬浄水場旧濾過池整水井を理解するための要点
本ページでは、平瀬浄水場旧濾過池整水井を山梨県・甲府市の整水井として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 山梨県甲府市平瀬町437番地3
- 施設種別
- 整水井
- 年代・供用状況
- 1913年(大正2年)築
- 構造・形式
- 鉄筋コンクリート造、円形平面、建築面積11平方メートル
- 能力・容量
- 建築面積11平方メートル
- 文化財等
- 国登録有形文化財(第19-0012号)、日本遺産構成文化財
水道システムの中での役割
浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、安全な水道水へ処理する工程を担います。処理方式や能力は水源の性質、給水人口、整備された年代によって異なります。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「」です。現況や公開条件は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、水道施設の管理区域や私有地には立ち入らないでください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料2件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
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年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。