創設水道の旧導水路出口
平瀬浄水場旧取水口門部は、荒川から取り入れた原水を平瀬浄水場へ導いた旧水路の出口に当たる。甲府市が近代水道の給水を始めた1913年に築かれ、取水地点から山地を通ってきた水が浄水工程へ入る境界を示した。現在の取水系統で使う設備ではない。
幅14.4メートルの石造坑口
文化財登録上の構造は石造水路坑口で、幅14.4メートル、高さ11.0メートル。アーチ状の開口を石造の大きな門部で囲み、実用施設の入口に記念性のある外観を与えている。小規模な送水管の出入口ではなく、創設水道の導水施設を象徴する規模と意匠を備える。
登録文化財と日本遺産
旧取水口門部は登録番号19-0028の国登録有形文化財である。甲府市上下水道局が保存する整水井、旧片山隧道の上下口、第2隧道上口などと一群をなし、2020年6月には日本遺産「甲州の匠の源流・御嶽昇仙峡」の構成文化財にも認定された。
平瀬浄水場旧取水口門部を理解するための要点
本ページでは、平瀬浄水場旧取水口門部を山梨県・甲府市の水路坑口として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 山梨県甲府市平瀬町437番地3
- 施設種別
- 水路坑口
- 年代・供用状況
- 1913年(大正2年)築
- 構造・形式
- 石造水路坑口、幅14.4メートル・高さ11.0メートル
- 文化財等
- 国登録有形文化財(第19-0028号)、日本遺産構成文化財
水道システムの中での役割
導水施設は、水源で確保した原水を浄水場などへ運ぶ水道システムの経路です。水路、隧道、水路橋などには、地形を越えて勾配と流量を保つための土木技術が表れます。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「」です。現況や公開条件は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、水道施設の管理区域や私有地には立ち入らないでください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料3件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
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年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。