片山隧道の浄水場側入口
平瀬浄水場旧片山隧道上口は、浄水場で処理した水を市街方向へ送る片山隧道の上流側坑口である。羽黒町に残る下口と一組になり、浄水場から山中へ送水管が入る位置を示す。甲府市が近代水道の給水を始めた1913年に築かれた。
下口と共通する石造形式
構造は幅4.6メートル、高さ3.4メートルの石造水路坑口で、アーチ状の開口部に鉄扉を備える。下口と共通する形式だが、登録寸法では上口の幅が0.1メートル小さい。実用上の管理点を明確にしながら、石造の外観で創設水道の恒久性を表現した施設である。
送水経路を伝える文化財
旧片山隧道上口は登録番号19-0030の国登録有形文化財である。上口だけでなく下口、旧取水口門部、整水井などを合わせて見ることで、原水の導水、浄水、処理後の送水という創設水道の流れを読み取れる。2020年6月には日本遺産の構成文化財にも認定された。
平瀬浄水場旧片山隧道上口を理解するための要点
本ページでは、平瀬浄水場旧片山隧道上口を山梨県・甲府市の隧道坑口として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 山梨県甲府市平瀬町2903番地
- 施設種別
- 隧道坑口
- 年代・供用状況
- 1913年(大正2年)築
- 構造・形式
- 石造水路坑口、幅4.6メートル・高さ3.4メートル
- 文化財等
- 国登録有形文化財(第19-0030号)、日本遺産構成文化財
水道システムの中での役割
導水施設は、水源で確保した原水を浄水場などへ運ぶ水道システムの経路です。水路、隧道、水路橋などには、地形を越えて勾配と流量を保つための土木技術が表れます。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「」です。現況や公開条件は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、水道施設の管理区域や私有地には立ち入らないでください。
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