片山隧道の市街側出口
平瀬浄水場旧片山隧道下口は、浄水場で処理した水を市街方向へ送った隧道の下流側坑口である。荒川の原水を浄水場へ導いた取水路とは役割が異なり、浄水後の水を運ぶ送水経路を構成した。上口とともに1913年の甲府市創設水道に合わせて築かれている。
石造門部と隧道内の送水管
登録寸法は幅4.7メートル、高さ3.4メートルで、石造門部にアーチ状の開口と鉄扉を設ける。内部は岩盤を掘った坑道へ続き、そこに送水用の鉄管が通された。地下に隠れる管路の出入口を石造構造物として地上に示す、土木施設ならではの姿を残す。
上口と対になる登録文化財
旧片山隧道下口は登録番号19-0029の国登録有形文化財である。平瀬町の上口と対になり、浄水場から配水側へ水を運んだ経路を両端から理解できる。2020年6月には、平瀬浄水場に残るほかの創設期施設とともに日本遺産の構成文化財に認定された。
平瀬浄水場旧片山隧道下口を理解するための要点
本ページでは、平瀬浄水場旧片山隧道下口を山梨県・甲府市の隧道坑口として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 山梨県甲府市羽黒町字梨の木1715番地
- 施設種別
- 隧道坑口
- 年代・供用状況
- 1913年(大正2年)築
- 構造・形式
- 石造水路坑口、幅4.7メートル・高さ3.4メートル
- 文化財等
- 国登録有形文化財(第19-0029号)、日本遺産構成文化財
水道システムの中での役割
導水施設は、水源で確保した原水を浄水場などへ運ぶ水道システムの経路です。水路、隧道、水路橋などには、地形を越えて勾配と流量を保つための土木技術が表れます。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「」です。現況や公開条件は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、水道施設の管理区域や私有地には立ち入らないでください。
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