村山地域6市6町を結ぶ広域浄水場
西川浄水場は、山形市、寒河江市、上山市、村山市、天童市、東根市と、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町へ水道用水を供給する村山広域水道用水供給事業の中核施設である。山形県は1976年に事業認可を受け、寒河江川の大規模水源開発と広域送水網の整備を進めた。
1984年の一部給水と1991年の本格給水
西川浄水場は1984年7月、寒河江ダム完成前に日量37,200立方メートルの暫定給水を開始した。寒河江ダムが1991年3月に完成すると、翌4月から日量122,500立方メートルの本格給水へ移行した。施設の供用開始年と、現在規模での本格給水開始年は別の節目として扱う必要がある。
寒河江ダムから浄水・広域送水へ
水源は国土交通省が寒河江川に建設した寒河江ダムである。原水を取り入れ、薬品混和、フロック形成、沈殿、急速ろ過、消毒を経て浄水し、長距離の送水管と量水所を介して各市町の配水池へ送る。個々の家庭へ直接配る施設ではなく、市町水道の上流側を担う用水供給事業である。
日量122,500立方メートルの処理能力
山形県企業局の経営資料は、西川浄水場の浄水施設能力を1日122,500立方メートルとしている。施設は混和・フロック形成、沈殿池4池、急速ろ過池16池、浄水池2池などで構成される。令和3年度の一日平均給水量は81,104立方メートルで、同資料の施設利用率は66.2%だった。
水源から13量水所まで水質を追跡
山形県は西川浄水場の浄水池だけでなく、上山、村山、朝日、山形、寒河江、天童、東根、河北、山辺、中山、大江、西川などの量水所でも水質を検査している。原水・処理工程・浄水・受水地点を段階的に確認することで、広域送水の末端まで品質を追跡する体制を取る。
2026年も運転管理と維持管理を継続
2026年度も西川浄水場の水道施設管理、発生汚泥の運搬・処分、管理本館等の維持業務が発注されている。大規模な浄水処理は、薬品・ろ過設備だけでなく、排水処理や汚泥処分、機械・電気設備の保守を含む継続的な管理で成り立っている。
通年の施設見学に対応
山形県は西川浄水場を見学可能な県管理インフラとして案内している。閉庁日を除き通年、小学生以上を対象に50人程度まで受け入れ、中央監視室から浄水処理施設を約60分で見学するコースが基本である。自由入場ではなく、村山電気水道事務所へ事前に申し込む。
Deep research
山形県企業局の事業概要、経営資料、水質年報、見学案内を照合し、寒河江ダムを水源とする広域供給、1984年の一部給水と1991年の本格給水、現在の施設能力、水質監視、見学条件まで整理しました。供用開始と現在規模での本格給水開始を別の節目として扱っています。
最終確認:2026年9月4日
施設データを詳しく見る
- 水源
- 寒河江ダム
- 一部給水開始時
- 37,200立方メートル/日
- 浄水施設能力
- 122,500立方メートル/日
- 令和3年度平均給水量
- 81,104立方メートル/日
- 供給区域
- 6市6町
- 見学受入目安
- 50人程度・約60分
寒河江川水系
1984年7月の暫定給水
企業局経営資料
小学生以上、閉庁日除く通年
寒河江ダムから村山地域6市6町までの水の流れ
- 1
寒河江ダムで水源を確保
寒河江川に建設された寒河江ダムの貯留水を、村山広域水道の主要水源として利用します。
- 2
沼山取水場で原水を取り入れる
水源系統から原水を取り入れ、西川浄水場へ送ります。山形県は沼山取水場の原水についても定期的に水質検査を行っています。
- 3
薬品を混ぜてフロックを作る
混和池とフロック形成池で凝集剤を使い、原水の細かな濁りを沈みやすい大きさへまとめます。
- 4
4池で沈でん
形成したフロックを沈殿池4池で除去し、上澄み水を急速ろ過工程へ送ります。
- 5
16池で急速ろ過・消毒
急速ろ過池16池で残る微細な濁りを取り除き、消毒して浄水池へ貯留します。
- 6
広域送水管で6市6町へ
浄水を長距離送水管と各量水所へ送り、市町側の配水池を経て各家庭へ届けます。
西川浄水場と村山広域水道の年表
村山広域水道用水供給事業を認可
村山地域の将来水需要に対応する広域用水供給事業として整備が始まりました。
一部給水を開始
寒河江ダム完成前に、日量37,200立方メートルで暫定的な用水供給を開始しました。
寒河江ダム完成
広域水道の本格水源となる寒河江ダムが完成しました。
本格給水へ移行
山形県内最大規模の日量122,500立方メートルで本格給水を開始しました。
平均給水量81,104立方メートル/日
企業局経営資料で施設利用率66.2%と整理されています。
水質年報で広域監視を継続
浄水場、量水所、原水・処理工程の検査結果を年度年報として公表しました。
水道施設管理を継続
西川浄水場と沼山取水場を対象とする運転・施設管理業務が継続しています。
見学案内を継続
山形県企業局は西川浄水場を見学可能施設として引き続き案内しています。
見学・アクセス情報
西川浄水場は県管理の現役水道施設ですが、事前申込みにより浄水処理を学べる見学を受け入れています。
- 見学可能時期
- 通年
- 対象
- 小学生以上
- 受入人数
- 50人程度
- 所要時間
- 約60分
- 主なコース
- 中央監視室→浄水処理施設
- 申込先
- 村山電気水道事務所 0237-74-3207
閉庁日を除く
超える場合は要相談
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
広域水道の水質監視体制
令和8年度公表状況
西川浄水場だけでなく、原水・浄水・各量水所まで段階的に測定し、広域送水全体を追跡する体制です。
- 浄水検査地点
- 西川浄水場 浄水池
- 量水所検査
- 13量水所
- 原水検査
- 沼山取水場
- 毎日検査
- 消毒の残留効果など
- 定期検査
- 水質基準項目を毎月実施
- 令和8年度公表分
- 4~6月結果まで公開
2026年9月確認時点
個別の測定値は採水日や量水所で異なるため、最新値は山形県企業局が公表する各PDFを確認してください。
よくある質問
西川浄水場はどこの水を使っていますか?
寒河江川に建設された寒河江ダムの水を利用します。
どの地域へ水を送っていますか?
山形市など6市と、山辺町など6町の計6市6町へ水道用水を供給します。
処理能力はどのくらいですか?
現在の浄水施設能力・1日最大給水量は122,500立方メートルです。
1984年と1991年は何が違いますか?
1984年7月は日量37,200立方メートルの一部給水開始、1991年4月は寒河江ダム完成後の本格給水開始です。
西川浄水場は見学できますか?
はい。閉庁日を除き通年で受け入れており、事前に村山電気水道事務所へ電話で申し込みます。
見学は誰でもできますか?
公式案内では小学生以上が対象で、50人程度までが目安です。
水質はどこで確認していますか?
浄水場浄水池、沼山取水場、13量水所などで検査し、結果を公表しています。
現在も稼働していますか?
はい。2026年度も運転管理・施設管理・汚泥処分などの維持業務が継続しています。
山形県西川浄水場を理解するための要点
本ページでは、山形県西川浄水場を山形県・西川町の浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 山形県西村山郡西川町大字吉川10番5号
- 施設種別
- 浄水場
- 年代・供用状況
- 1984年(昭和59年)7月一部給水開始、1991年(平成3年)4月本格給水開始
- 構造・浄水方式
- 混和池・フロック形成池・沈殿池4池・急速ろ過池16池・浄水池2池・広域送水設備
- 公表された浄水能力等
- 浄水施設能力・1日最大給水量122,500立方メートル/日
施設の機能と地域での役割
浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、水道水へ処理する工程を担います。施設固有の処理方式・能力・水源は本文の出典に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「通年(閉庁日を除く)見学可。小学生以上、50人程度までを目安に約60分。企業局村山電気水道事務所(0237-74-3207)へ事前に電話で申し込む」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料8件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
山形県西村山郡西川町大字吉川10番5号
ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。
座標確認:Yahoo!マップ 施設情報 ↗関連タグ
出典・参考資料
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。