取水場現存

高岡市佐野取水場

浅井戸の地下水を調圧し、上関浄水場へ自然流下で送る取水拠点

高岡市西藤平蔵にある現役の地下水取水場。1956~1963年度に整備され、浅井戸2~4号井から地下水を取り入れる。1日21,000立方メートルの取水能力と381立方メートルの調圧槽を備え、上関浄水場へ自然流下で送水する。

年代・現況1956年度~1963年度建設
所在地高岡市
構造・形式浅井戸2~4号井・水中ポンプ・381立方メートル調圧槽・監視計装設備
見学2026年時点で佐野取水場を対象とする常…

高岡市の地下水系統を支える取水場

高岡市の水道は地下水とダム水を組み合わせている。佐野取水場は地下水系統の入口で、市内佐野地区の浅井戸から水を取り入れ、上関浄水場へ送る役割を担う。所在地は高岡市西藤平蔵281で、1956年度から1963年度にかけて整備された。

2号井から4号井の浅井戸

場内には2号井、3号井、4号井があり、深さは約19.4~19.5メートルの浅井戸である。水中ポンプで地下水をくみ上げ、各井戸の流量や水位を計測しながら運転する。地下水の利用であっても、取水量と設備状態を継続的に監視する必要がある。

1日21,000立方メートルを取水

高岡市が公表する佐野取水場の1日取水能力は21,000立方メートル、敷地面積は11,670平方メートルである。浄水場ではなく取水場なので、この数値は原水を確保して送り出す能力として理解する必要がある。

381立方メートルの調圧槽

くみ上げた地下水は有効容量381立方メートルの調圧槽へ送り、水圧を一定に整える。調圧槽は内径7メートル、有効水深9.9メートルで、送水系統の圧力変動を抑える役割を持つ。

上関浄水場へ自然流下

調圧後の水はポンプで押し続けるのではなく、地形の高低差を利用して上関浄水場へ自然流下する。上関浄水場では佐野水源の水に紫外線処理と塩素消毒を行い、配水池を経て市内へ送る。取水と浄水の機能を別施設に分担した系統である。

原水を直接検査する水質管理

高岡市は給水栓だけでなく佐野取水場の原水も水質検査対象としている。浅井戸について大腸菌、嫌気性芽胞菌、クリプトスポリジウム等を計画的に確認し、上関浄水場側では紫外線照射を組み合わせて微生物リスクを管理する。

「高岡の水」にも使われる佐野水源

佐野水源の地下水は、上関浄水場で紫外線処理・塩素消毒した後、保存水「高岡の水」の原水としても利用されている。市は硬度45mg/L程度の軟水として紹介しており、日常給水と災害備蓄の双方で地域の地下水資源を活用している。

Deep research

高岡市の水源・水道施設、事業概要、水質検査計画・結果を照合し、浅井戸の諸元、取水能力、調圧槽、自然流下、上関浄水場での紫外線処理まで整理しました。取水場と浄水場の役割を分けて記載しています。

最終確認:2026年9月4日

施設データを詳しく見る

建設年度
1956~1963年度
敷地面積
11,670平方メートル
取水能力
21,000立方メートル/日
調圧槽
381立方メートル
取水井
2・3・4号井
送水方法
上関浄水場へ自然流下

佐野の浅井戸から上関浄水場までの水の流れ

  1. 1

    浅井戸から地下水を取水

    2~4号井から水中ポンプで地下水をくみ上げます。

  2. 2

    流量・水位を監視

    流量計、水位計、pH計などで取水状態を監視します。

  3. 3

    調圧槽へ集水

    381立方メートルの調圧槽へ原水を集めます。

  4. 4

    水圧を安定化

    調圧槽で送水圧の変動を抑えます。

  5. 5

    上関浄水場へ自然流下

    地形差を利用してポンプ圧送せずに原水を送ります。

  6. 6

    紫外線処理・塩素消毒

    上関浄水場で処理し、配水池から市内へ給水します。

佐野取水場と地下水系統の年表

  1. 佐野取水場の整備開始

    佐野地区の地下水利用を拡大する施設整備が始まりました。

  2. 主要整備完了

    浅井戸・調圧槽・自然流下送水系統が整いました。

  3. 上関浄水場と一体運用

    佐野水源を上関浄水場で処理する系統が定着しました。

  4. 保存水事業の原水に活用

    佐野水源系の水を地域PR・備蓄用途にも活用する取り組みが発展しました。

  5. 紫外線処理を継続

    浅井戸水の微生物リスク対策として上関浄水場で紫外線処理を行っています。

  6. 「高岡の水」をリニューアル

    佐野水源系の水を使用する保存水をアルミボトルへ更新しました。

  7. 原水検査を継続

    佐野取水場を原水検査地点として公表しました。

  8. 水質検査計画を継続

    浅井戸の微生物項目などを計画的に確認しています。

見学・アクセス情報

佐野取水場は現役の取水施設で、常設の一般見学制度は確認できません。

一般見学
常設案内なし
自由入場
不可として扱う
所在地
高岡市西藤平蔵281
施設種別
地下水取水場
問い合わせ
高岡市上下水道局 施設維持課
訪問時
管理区域へ立ち入らない

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

佐野水源の原水・微生物管理

令和7~8年度公表資料

高岡市は佐野取水場の原水を直接検査し、上関浄水場で紫外線処理と塩素消毒を行います。

原水検査地点
佐野取水場
浅井戸
2・3・4号井
大腸菌・嫌気性芽胞菌
計画的に検査
クリプトスポリジウム等
計画的に検査
紫外線処理
上関浄水場で実施
保存水の硬度
45mg/L程度

季節変動あり

原水と処理後の水では測定地点・意味が異なるため、最新の水質検査結果を確認してください。

よくある質問

佐野取水場は浄水場ですか?

いいえ。地下水を取水して上関浄水場へ送る取水施設です。

水源は何ですか?

佐野地区の浅井戸地下水です。

取水能力は?

1日21,000立方メートルです。

調圧槽は何のためですか?

上関浄水場へ送る前に水圧を安定させるためです。

どうやって上関浄水場へ送りますか?

地形の高低差を使った自然流下です。

どこで浄水処理しますか?

上関浄水場で紫外線処理と塩素消毒を行います。

見学できますか?

常設の一般見学制度は確認できません。

現在も使われていますか?

はい。高岡市の地下水系統の取水拠点として稼働しています。

高岡市佐野取水場を理解するための要点

本ページでは、高岡市佐野取水場富山県・高岡市取水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
富山県高岡市西藤平蔵281
施設種別
取水場
年代・供用状況
1956年度~1963年度建設
構造・形式
浅井戸2~4号井・水中ポンプ・381立方メートル調圧槽・監視計装設備
公表された取水能力等
取水能力21,000立方メートル/日、調圧槽381立方メートル

施設の機能と地域での役割

水源・取水施設は、河川・地下水などから水を確保する出発点です。用途と取水先・送水先の関係は、対象施設の公式資料に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「2026年時点で佐野取水場を対象とする常設の一般見学制度は確認できない。稼働中の取水施設のため管理区域へ立ち入らない」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料5件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

富山県高岡市西藤平蔵281

地図を大きく見る ↗

ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。

座標確認高岡市公開住所を基にした位置目安

関連タグ

#現役施設#浅井戸#地下水#調圧槽#自然流下#紫外線処理#佐野水源

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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