倉吉市上井にある現役配水施設
上井配水池は鳥取県倉吉市上井830番地14外にあり、倉吉市上下水道局が管理する上水道の配水施設です。倉吉市は公式の「水道施設(水源地、配水池)について」で現在の施設一覧に上井配水池を掲載し、貯水量2,600m³を示しています。水源地の原水を処理した水を一時的に蓄え、需要の変動に応じて配水する役割で、浄水や原水取水を行う水源地とは別の施設です。[1][2]
第2次拡張事業で600m³の配水池を新設
倉吉市の「上水道のあゆみ」は、第2次拡張事業を1960年7月から1962年11月までと記録しています。この時期は夏季の水圧低下や断水、未給水地区の解消が課題となり、東巌城町水源地の新設とともに上井配水池600m³を整備しました。事業全体の期間は確認できますが、600m³池の単独竣工日・通水日は特定できません。[2]
第5次拡張事業で2,000m³を増設
人口増加と生活様式の変化に伴う水需要増大を受け、1971年4月~1979年3月の第5次拡張事業で上井配水池を2,000m³増設しました。この整備では八屋・円谷町など水源地も増強されました。市の現行施設一覧は総貯水量2,600m³と記載しており、拡張事業ごとの600m³と2,000m³は合計容量の歴史的内訳です。一方、各池のRC造・PC造などの形式、長さ・幅・水深は公式公表資料で確定できません。[1][2]
上井・上余戸系統の水源から配水池へ
2024年度の倉吉市水安全計画は「上井・上余戸系統」の水供給経路に東巌城町水源、八屋水源、大原の複数の取水井、次亜塩素酸ナトリウム、送水ポンプ、上井配水池を配置しています。東巌城町水源地は伏流水で市の施設一覧上の日最大取水量8,500m³/日。八屋水源地や大原の井戸は地下水系です。各水源の使用条件・配水池への混合割合は日ごとの運用で変わり得るため、2026年時点で2池それぞれへ何割送られるかを推測しません。水源地の取水能力は上井配水池の貯水容量ではありません。[1][3]
消毒は水源地側、配水池は貯留・配水
令和8年度(2026年度)水道水質検査計画の水源・処理一覧では、東巌城町水源地は伏流水を含む浅層地下水、八屋水源地と大原取水井は浅層地下水で、いずれも浄水処理は「消毒のみ」、薬品は次亜塩素酸ナトリウムとされています。倉吉市水安全計画でも水源から送水ポンプを通じ配水池に至る図を掲載しています。原水の消毒設備を上井配水池内部に設置された装置と断定しません。[3][4]
2012年度に緊急遮断弁を購入・設置年度として記載
倉吉市の平成24年度水道事業会計決算審査意見書には、機械装置購入費の主な品目として「上井配水池緊急遮断弁1基」が挙げられています。また地域防災計画資料編の2021年4月1日時点の上水道施設台帳は、上井配水池の緊急遮断弁を「有」、設置年度を平成24年(2012年度)と記載しています。つまり施設固有の弁の設置根拠があり、他配水池の設備を推定で流用した情報ではありません。ただし弁の口径、個別の遮断条件や2026年の作動検証結果は確認できません。[5][6]
2020年度には水位計の調達記録
令和2年度下半期の市の水道事業業務状況説明書には「上井配水池水位計1台」が機械装置の購入品目として記されています。これは2020年度の取得記録であり、2026年に同一機器が現役であることや、遠隔監視・自動制御の全体仕様まで確定する資料ではありません。[10]
2019年度の耐震診断から更新方針へ
倉吉市の2019年6月市議会説明では上井配水池耐震詳細診断の経費を予算化しています。その後、2025年3月改定の水道事業経営戦略は「令和元年度の耐震診断において耐震補修と新設設置とを比較した結果、新設によるものとした」と明記しました。さらに周辺自治体との広域化を検討したうえで、単独事業として更新するとしています。上井配水池がすでに補強済み・新設済みとは読み替えません。[7][9]
2026~2028年度の上井配水池更新計画
同経営戦略は上井配水池更新事業の実施期間を2026年度(令和8年度)~2028年度(令和10年度)、概算事業費を448,800千円(4億4,880万円)と記載しています。金額は計画時点の概算事業費で、落札価格・確定決算・工事完成額ではありません。更新後の池数や容量、新設池の材質・寸法、供用開始の年月日はこの計画だけでは確定できません。[7]
2025年度上半期時点の基本設計・送配水管設計
倉吉市の令和7年度上半期(2025年4月~9月)業務状況説明書は「上井配水池基本設計業務」を2024年4月24日契約、委託料6,380,000円(税込)、履行期間2024年4月25日~2025年12月19日と記載しています。また別の「上井送配水管布設工事詳細設計業務」も掲載し、2025年6月25日契約、2026年3月27日までの履行期間としていました。これらの設計業務と配水池本体の工事・供用開始を区別します。上半期の書類で完成検査日が空欄の業務を完了済みと決めつけません。[8]
2024年度の上井地区配水管更新は配水池更新ではない
令和6年度水道事業会計決算書は「上井配水管布設工事1-1工区」などで配水管を更新したと報告しています。上井地区の配水管更新は水道ネットワークの耐震化に関係しますが、配水池本体を新設・再築した証拠ではありません。配水管の工事実績と2026~2028年度の配水池更新計画を別工程として掲載します。[11]
水質検査地点と貯水池内の水質は区別
令和8年度水質検査計画は水源ごとに原水・浄水の採水場所を掲げ、八屋水源地系の浄水を穴窪公民館、東巌城町水源地系の浄水を田内公民館などで採水すると記しています。これらは系統の浄水・給水栓を確認するもので、上井配水池の600m³池・2,000m³池から直接採水した検査値とは限りません。給水栓での測定結果を池別の内部水質へ帰属させず、採水位置ごとの最新の公表を確認する必要があります。[4][12]
一般見学・内部立入りは公式公開条件を確認できない
上井配水池について市の施設紹介と水道史は所在地や容量を公表しますが、常設の一般見学制度・内部立入可能な範囲・受付時間は案内していません。学校や行政向けの一般的な水道施設見学の実績があっても、上井配水池の自由入場が認められることにはなりません。見学を希望する場合は倉吉市上下水道局工務課施設係へ事前確認し、管理区域への無断立入は控えてください。[1][12]
Deep research
倉吉市の公式施設一覧と上水道史、2024年度水安全計画、2026年度水質検査計画、2012年度水道会計決算資料、地域防災計画資料編、2025年3月経営戦略、2025年度上半期業務状況説明書を照合。600m³の初期整備と2,000m³の増設、2012年度の緊急遮断弁1基、2020年度の水位計調達、2019年度の耐震診断を経た新設方針、2026~2028年度の概算4億4,880万円の更新計画を、確認できる実績と将来予定に分けて整理しました。
最終確認:2026年10月19日
施設データを詳しく見る
- 所在地
- 倉吉市上井830番地14外
- 貯水容量
- 合計2,600m³
- 初期整備
- 600m³・1960~1962年の第2次拡張
- 増設分
- 2,000m³・1971~1979年の第5次拡張
- 緊急遮断弁
- 1基・2012年度
- 水位計
- 1台・2020年度取得記録
- 主な水源系統
- 東巌城町・八屋・大原の地下水・伏流水
- 更新方針
- 耐震診断により補修案と新設案を比較し新設を選択
- 更新計画期間
- 2026~2028年度
- 概算更新事業費
- 448,800千円(4億4,880万円)
同年度の購入記録と防災計画の設置記録
完成済みとの確認なし
2025年3月経営戦略・落札額ではない
東巌城町・八屋・大原の地下水系統から上井配水池へ
- 1
東巌城町水源の伏流水を取水
倉吉市の施設一覧では東巌城町水源地を伏流水、日最大取水量8,500m³/日とし、水安全計画は上井・上余戸系統の一部に位置付けています。
- 2
八屋・大原の地下水系統を取水
八屋水源地と大原の取水井も上井・上余戸系統の水供給経路図に登場します。配水池への混合量・時間別割合は公式公開資料では特定できません。
- 3
水源地で次亜塩素酸ナトリウム消毒
2026年度水質検査計画ではこれらの浅層地下水・伏流水系統の浄水処理は消毒のみとされ、次亜塩素酸ナトリウムを使用します。配水池内部に同じ薬注機があるとは断定しません。
- 4
送水ポンプ等で上井配水池へ
水安全計画に東巌城町水源地のNo.1~3送水ポンプ、八屋水源地の送水ポンプと上井配水池が整理されています。各ポンプの吐出能力や個別の接続は未確認です。
- 5
第2次・第5次拡張で整備した貯水施設に蓄える
上井配水池の総容量2,600m³は初期600m³と増設2,000m³から構成されます。池体の材質・寸法・新設更新後の構造は未確認です。
- 6
緊急遮断弁と水位計で管理
2012年度の緊急遮断弁1基、2020年度の水位計1台の取得記録があります。起動条件、2026年現在の更新後機器構成は不詳です。
- 7
上井・上余戸系統の配水区域と水質監視
需要に応じて地域へ配水します。2026年度計画の田内・穴窪などの水質採水地点は系統の代表点であり、上井配水池内部の直接採水値とは区別します。
上井配水池の拡張・緊急遮断弁・耐震更新年表
第2次拡張事業で600m³を新設
未給水地域への供給と夏場の水圧低下・断水解消を目的に、東巌城町水源地と合わせて整備されました。
旧上井駅周辺の配水管を整備
第3次拡張で駅周辺の区画整理に合わせた配水管整備が進みました。配水池本体の完成月ではありません。
第4次拡張事業で水不足に対応
上井・社地区の出水不良解消や人口増加への対応を進めました。
第5次拡張事業で2,000m³増設
水需要急増を受け、上井配水池に2,000m³を追加しました。
上井配水池緊急遮断弁1基を取得
平成24年度決算審査と防災計画の設置年度が施設固有の弁を裏付けています。
耐震詳細診断と補修・新設の比較
市議会の予算資料に耐震詳細診断、2025年経営戦略に新設方針決定が記載されています。
水位計1台の取得を記録
水道事業業務状況説明書に上井配水池水位計1台を掲載。
配水池基本設計を契約
委託料6,380,000円(税込)の基本設計業務を2024年4月24日契約。2025年9月末の報告では履行期限2025年12月19日。
上井地区の配水管を更新
配水管布設工事1-1工区等を実施。配水池本体の更新とは区別します。
改定経営戦略が新設更新計画を明示
耐震補修案と新設案を比較した結果、新設を採用し、単独事業で実施する方針を記載。
上井送配水管布設工事詳細設計を契約
2026年3月27日を期限とする設計で、配水池自体の竣工ではありません。
上井配水池を新設更新する予定
概算事業費448,800千円。新池の完成・検収・変更後容量は今回の公式資料では確認できません。
見学・アクセス情報
現役の水道施設で、2026~2028年度の新設更新計画があります。所在地の公表は自由入場を意味せず、一般見学の受付・公開範囲は公式資料で確認できません。
- 所在地
- 鳥取県倉吉市上井830番地14外
- 管理者
- 倉吉市上下水道局
- 配水池の一般公開
- 常設の一般公開案内を確認できません
- 内部見学・施設立入
- 公式の公開範囲・予約条件を確認できません
- 更新予定
- 2026~2028年度
- 問い合わせ先
- 倉吉市上下水道局 工務課施設係 0858-27-0636
現場工事の完成済み確認ではありません
一般見学を受付けていることは保証されません
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
2026年度 上井・上余戸系統の水源と浄水検査
令和8年度水道水質検査計画、令和6年度水安全計画
倉吉市の水安全計画には、東巌城町水源・八屋水源と大原取水井から上井配水池までの供給経路が示されています。2026年度水質検査計画は、東巌城町水源地と八屋・大原の浅層地下水を『消毒のみ』の処理とし、次亜塩素酸ナトリウムを使用すると記載します。浄水採水地点として東巌城町系は田内公民館、八屋・大原系は穴窪公民館等が掲載されています。配水池の600m³池・2,000m³池からの直接採水とは区別してください。
- 東巌城町水源地
- 伏流水・日最大取水量8,500m³/日
- 八屋水源地
- 地下水・施設一覧上の日最大取水量5,350m³/日
- 主要な浄水処理
- 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒のみ
- 東巌城町系の検査地点
- 田内・田内公民館
- 八屋・大原系の検査地点
- 穴窪・穴窪公民館
- 配水池固有の池内採水
- 今回の公式公開資料では確認できない
水源地側の能力
配水池容量と異なる
田内・穴窪の水質測定値は水系の採水地点での結果です。上井配水池内の2つの貯留区画の水質を直接示すものではありません。最新値は倉吉市の公式公表を参照してください。
よくある質問
上井配水池の住所はどこですか?
鳥取県倉吉市上井830番地14外です。市公式施設一覧に掲載されています。
総貯水容量はいくらですか?
2,600m³です。水道史上の600m³新設と2,000m³増設の合計と一致します。
上井配水池は何年に造られましたか?
1960年7月~1962年11月の第2次拡張事業で600m³を新設しました。個別竣工日は公開資料で確認できません。
2,000m³の部分はいつ増設しましたか?
1971年4月~1979年3月の第5次拡張事業で増設しました。
どの水源から水が来ますか?
2024年度の水安全計画は東巌城町水源・八屋水源・大原取水井等を上井・上余戸系統に示しています。水源別の池への割合は不詳です。
上井配水池に緊急遮断弁はありますか?
平成24年度決算には上井配水池緊急遮断弁1基の購入、防災計画の2021年時点の施設台帳には設置有・2012年度と記録されています。現在の詳細仕様や作動条件は未確認です。
更新工事は2026年に完成しましたか?
2025年3月の市経営戦略は2026~2028年度の新設更新計画を示します。今回確認した資料だけでは完成・検収・供用開始を確認できません。
更新事業費はいくらですか?
経営戦略の概算事業費は448,800千円(4億4,880万円)です。確定契約額や決算額ではありません。
どのような耐震対策が行われますか?
2019年度の耐震診断で補修と新設を比較し、市は新設更新を選択しています。新施設の構造・池数・容量・耐震性能の実施結果は未確認です。
水質検査結果は上井配水池の値ですか?
田内公民館や穴窪公民館等の地点は、各水源系統の浄水を調べるための採水地点です。上井配水池内部の直接採水結果と混同しません。
一般に見学できますか?
倉吉市の公式施設案内で上井配水池の常設見学・自由入場条件は確認できません。施設管理者に事前確認が必要です。
倉吉市上井配水池を理解するための要点
本ページでは、倉吉市上井配水池を鳥取県・倉吉市の配水池として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 鳥取県倉吉市上井830番地14外
- 施設種別
- 配水池
- 年代・供用状況
- 第2次拡張事業(1960年7月~1962年11月)で600m³新設、第5次拡張事業(1971年4月~1979年3月)で2,000m³増設。池ごとの個別完成年月日は未確認
- 構造・形式
- 貯水容量600m³(第2次拡張で新設)と2,000m³(第5次拡張で増設)の構成。2012年度に緊急遮断弁1基を購入し、2020年度下半期には水位計1台を取得した記録あり。池体材質・寸法と2026年の改築後構造は未確認
- 公表された配水能力・容量等
- 上井配水池の貯水量2,600m³(拡張史上600m³+2,000m³)。市の水源地の取水能力8,500m³/日などは別施設・別指標。更新後の設計容量は確認できない
施設の機能と地域での役割
配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「現役の水道管理施設。一般来訪者向けの常設公開・施設内部の見学予約条件を示す公式案内は確認できない。見学を希望する場合は倉吉市上下水道局へ事前照会し、無断立入を前提としない。」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料12件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
鳥取県倉吉市上井830番地14外
地図を読み込むとGoogle マップへ通信します。
地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。
地図検索:公開住所による地図検索 ↗関連タグ
出典・参考資料
- 1倉吉市「水道施設(水源地、配水池)について」(所在地・上水道施設貯水量)↗本文に戻る ↑
- 2倉吉市「上水道のあゆみ」(第2次・第5次拡張事業)↗本文に戻る ↑
- 3倉吉市「令和6年度 水安全計画」(上井・上余戸系統の水源・消毒・ポンプ・リスク)↗本文に戻る ↑
- 4倉吉市「令和8年度 水道水質検査計画」(水源別採水場所・浄水処理)↗本文に戻る ↑
- 5倉吉市「地域防災計画 資料編」(令和3年4月1日時点の緊急遮断弁台帳)↗本文に戻る ↑
- 6倉吉市「平成24年度水道事業会計決算審査意見書」(緊急遮断弁1基の購入)↗本文に戻る ↑
- 7倉吉市「水道事業経営戦略(2025年3月改定)」(2019年度耐震診断と新設更新計画)↗本文に戻る ↑
- 8倉吉市「令和7年度上半期 水道事業業務状況説明書」(上井配水池基本設計・送配水管設計)↗本文に戻る ↑
- 9倉吉市「令和元年6月第3回定例会」(耐震詳細診断業務の予算)↗本文に戻る ↑
- 10倉吉市「令和2年度下半期水道事業業務状況説明書」(上井配水池水位計)↗本文に戻る ↑
- 11倉吉市「令和6年度水道事業会計決算書」(上井地区配水管更新)↗本文に戻る ↑
- 12倉吉市「水道水質検査計画」(令和8年度計画公表案内)↗本文に戻る ↑
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。