第一隧道を多方向から掘る竪坑
第一竪坑は、長等山を貫く第一隧道の建設を早めるため、山上から垂直に掘り下げた施工用竪坑である。両側の坑口だけでなく竪坑底からも両方向へ掘進し、作業員の昇降、資材搬入、換気、採光に利用した。トンネル工事に竪坑工法を採用した日本最初の事例とされる。
深さと文化財指定
大津市の公式説明によると、第一竪坑は深さ約47メートル、坑口直径約5.5メートルの円形である。竪坑を含む第一隧道は延長約2,436メートル、幅員約4.9メートルの煉瓦造隧道で、2025年8月27日の官報告示により「琵琶湖疏水施設 第一隧道」として国宝に指定された。
現在の観察方法
第一竪坑は山上の坑口へ自由に立ち入って見る施設ではない。公式見どころ案内は、びわ湖疏水船が第一隧道内で竪坑の下を通過する際に、竪坑内部を見られると案内する。壁から湧く地下水も船上で体感できる。乗船しない場合は、同ページで公開される360度VRを利用できる。
琵琶湖疏水 第一隧道 第一竪坑を理解するための要点
本ページでは、琵琶湖疏水 第一隧道 第一竪坑を滋賀県・大津市の疏水施設として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 滋賀県大津市長等山地内(琵琶湖疏水第一隧道)
- 施設種別
- 疏水施設
- 年代・供用状況
- 1890年(明治23年)第一疏水完成
- 構造・形式
- 深さ約47メートル・坑口直径約5.5メートルの円形竪坑
- 文化財等
- 国宝「琵琶湖疏水施設 第一隧道」の構成部分(2025年8月27日指定)
水道システムの中での役割
導水施設は、水源で確保した原水を浄水場などへ運ぶ水道システムの経路です。水路、隧道、水路橋などには、地形を越えて勾配と流量を保つための土木技術が表れます。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「山上坑口への一般立入ではなく、びわ湖疏水船が第一竪坑下を通過する際に内部を観察可能。公式ページでは360度VRも公開」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料2件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
関連タグ
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。