配水池現存

札幌市大倉山配水池

1996年7月通水・2池1,830m³。高区配水と災害時の運搬給水500m³を担う宮の森の配水施設

大倉山シャンツェ内にある札幌市水道局の高区配水池。1996年7月通水、各915m³の2池で全有効容量1,830m³。2024年度の配水実績の日最大は640m³/日で、緊急遮断弁によって災害時には別指標の確保水量500m³を備える。2016年通水の大倉山ポンプ場は別の送水施設として区別する。

年代・現況1996年(平成8年)7月通水。2016年7月通水の大倉山ポンプ場とは別施設
所在地札幌市
構造・形式高区配水池2池。1池面積305.0m²・有効水深3.0m、H.W.L.153.50m/L.W.L.150.50m(池体材質は公表表から確認できない)
見学常設一般見学・配水池内部公開の公式案内を…

大倉山シャンツェ内の高区配水池

大倉山配水池は札幌市中央区宮の森1274番地84、大倉山シャンツェ内に位置する水道施設です。札幌市水道局の令和6年度水道事業年報は、宮の森地区の配水池として施設名・所在地を記録しています。旧「円山配水塔」という名称の施設と同一視しないよう、公式の大倉山配水池として紹介します。観光・競技施設の所在地が重なっていても、水道施設の管理区域まで一般開放されているという意味ではありません。[1][2]

1996年7月に通水を開始

水道事業年報の大倉山配水池の「通水年月」欄は平成8年7月、すなわち1996年7月です。過去のFact Auditに見られた「1996年6月」はこの表の該当行と合わないため、通水月として採用しません。令和6年度施設表は2025年3月末現在の設備・配水状況を整理したもので、2026年の完成・更新工事を示す表ではありません。[1][2]

有効容量1,830m³・各池915m³の2池

札幌市の令和6年度年報の施設表には、大倉山配水池について「2池」「1池当り容量915m³」「有効容量1,830m³」と記されています。1池の池面積305.0m²、有効水深3.0m、上限水位H.W.L.153.50m、下限水位L.W.L.150.50mも同じ表の値です。池面積と水深は年報の施設諸元であり、個別池の材質・上屋構造・外寸までは表から確定できません。[1]

他施設の1,840m³と混同しない

同じ水道事業年報の配水池一覧では、大倉山の次の「豊滝配水池」の行に1池当り920m³、2池合計1,840m³、通水年月1994年6月と記録されています。従来の監査台帳の「大倉山:1996年6月・1,840m³」は大倉山の該当行と一致しません。今回の本文は大倉山の1,830m³・1996年7月を採用し、隣接行の豊滝の数値を流用しないようにしました。[1]

2024年度の日最大配水実績640m³/日

令和6年度の大倉山配水池の施設表では、配水実績の「日最大」が640m³/日と記載されています。これはその年度の実際の1日当たり最大配水量で、設備の貯水容量1,830m³とも、災害用確保水量500m³とも別の指標です。640m³/日を設計処理能力、年間給水量、現在2026年の毎日の実績として読み替えません。[1][8]

藻岩浄水場系統の配水施設としての位置付け

札幌市の令和6年度水道事業年報「水道配水系統図」では、大倉山配水池は「藻岩浄水場系統」の図に宮の森高台配水池、大倉山ポンプ場などとともに記載されています。札幌市の一般的な送配水工程は、浄水場で水道水をつくり、配水池へ送り、水量・水圧を調整して配水管で供給するものです。ただし、この系統図だけで特定の流入管の全経路、藻岩浄水場からの直接送水、他系統の混合割合を確定できるわけではありません。[4][5][9]

2016年通水の大倉山ポンプ場とは設備を区別

札幌市の同年報は、別の「大倉山(送)」ポンプ場を宮の森1274番地・大倉山シャンツェ駐車場内に掲載しています。ポンプ場の通水年月は2016年7月で、ブースター方式、揚水量0.632m³/分、揚程139m、出力37kW、台数3台です。これは別枠のポンプ施設の表の数値であり、1996年通水の大倉山配水池に3台のポンプが内蔵されることや2016年に配水池が竣工したことを示しません。[1][5]

標高の高い場所へ水を届ける仕組み

札幌市は、浄水場や配水池から自然流下で給水しにくい高台地区に、送水ポンプ場・高区配水池を組み合わせると説明しています。大倉山配水池はその高区配水系統の一施設であり、貯留水位と配水量を調整して地域の安定給水を支えます。具体的な町丁目単位の末端給水区域や、水系間の切替割合はこの資料群だけでは確認できないため、周辺の全住宅を大倉山配水池だけが給水していると断定しません。[1][4][5]

災害時は緊急遮断弁で500m³を確保

札幌市水道局は2026年6月22日更新の「運搬給水施設」で大倉山配水池を緊急遮断弁付き配水池として掲載し、災害時の確保水量を500m³としています。地震等により配水管が使えない場合には弁を自動遮断して水を残し、給水車などによる避難所への水の運搬に利用する考え方です。500m³は全体有効容量1,830m³とは定義が異なり、災害時に必ずこの場所で直接給水を実施することや、平時に自由入場できることの根拠にはなりません。[3]

2026年の市内運搬給水施設20か所の一つ

札幌市の2026年の一覧では緊急遮断弁付き配水池等を市内20か所、全体の災害時確保水量を97,700m³としています。このうち大倉山配水池の確保量は500m³です。市全体の97,700m³は大倉山配水池1か所の容量ではなく、札幌市全体の運搬給水施設について合算した防災上の数値です。[3]

水質は市の2026年度検査計画で確認

札幌市は令和8年度の水質検査計画を公開し、浄水場・配水池・給水栓等の段階で水質を検査しています。大倉山配水池は藻岩浄水場系統の配水施設として年報に示されていますが、今回確認した検査計画の地点表では大倉山配水池専用の採水地点・数値を確定できません。藻岩浄水場や他の配水池・給水栓の検査値を大倉山配水池内の水質値として直接帰属させません。[5][7]

配水センターの遠隔監視と施設固有の仕様

札幌市水道局の配水センターは、高区配水施設を含む市内水道の水位・流量・水圧等を24時間体制で監視する仕組みを公表しています。ただし、この説明は市内施設全般の管理体制であり、大倉山配水池に設置されている遠隔監視装置のメーカー、形式、制御点数や非常用電源の独立仕様まで示すものではありません。設備の型式・耐震補強実施年などは確認できない限り記載しません。[4][6]

見学条件と大倉山ジャンプ競技場の公開範囲

大倉山配水池は大倉山シャンツェ内にありますが、札幌市水道局による当該配水池の常設一般見学、構内立入や配水池内部の公開時間を示す案内は今回確認できません。競技場や展望施設の見学ができることと、水道施設の管理区域へ入場可能であることは別です。個別の訪問は札幌市水道局等の最新案内を確認し、フェンスや管理区域内に無断で立ち入らないでください。[1][3]

Deep research

札幌市の令和6年度水道事業年報の配水池施設表(冊子84頁)、ポンプ場施設表(81頁)、藻岩浄水場系統図、2026年6月更新の運搬給水施設一覧、水質検査計画を照合しました。大倉山配水池は1996年7月通水、2池・有効容量1,830m³で、災害用500m³と2024年度日最大配水実績640m³/日は別指標です。過去のFact Auditの1996年6月・1,840m³という誤記を修正しました。

最終確認:2026-10-18

施設データを詳しく見る

施設所在地
札幌市中央区宮の森1274番地84

大倉山シャンツェ内。水道事業年報の所在地欄。[1]

配水池の通水
1996年7月(平成8年7月)

大倉山の配水池行。1996年6月ではない。[1]

池数
2池

2024年度水道事業年報。[1]

1池の有効容量
915m³

2池合計と混同しない。[1]

全有効容量
1,830m³

2池の合計。1,840m³は別の豊滝配水池。[1]

1池面積・有効水深
305.0m²・3.0m

池の材質・屋根形式ではない。[1]

水位(H.W.L./L.W.L.)
153.50m/150.50m

令和6年度施設表の表示。標高との差の定義は資料に従う。[1]

2024年度の日最大配水実績
640m³/日

年度の実績値。設計能力でも貯水容量でもない。[1][2]

災害時確保水量
500m³

2026年更新の運搬給水施設一覧。全有効容量とは別指標。[3]

防災設備
緊急遮断弁

震災時に管路を遮断し運搬用の水を確保。[3]

系統図上の位置
藻岩浄水場系統

細かな分岐や水源別受水割合は未確認。[5]

隣接する送水施設
大倉山ポンプ場(2016年7月通水)

別施設のブースターポンプ3台の仕様を配水池そのものに転用しない。[1]

常設見学
水道施設の一般公開案内を確認できない

ジャンプ競技場の一般利用とは別。[1][3]

藻岩浄水場系統・高区配水から災害時の運搬給水まで

  1. 1

    藻岩浄水場系統で水道水を製造・供給

    札幌市の令和6年度配水系統図では大倉山配水池が藻岩浄水場系統に掲載されます。これだけで直接の専用受水管・単独水源を断定しません。[5]

  2. 2

    高区の送配水設備で水を高所へ送る

    市の配水施設解説は、高台地区にポンプ場・高区配水池を設けると説明します。大倉山ポンプ場のブースターは配水池とは別の施設として施設表に記載されます。[1][4]

  3. 3

    大倉山配水池の2池に貯留

    令和6年度施設表の1池915m³×2池、合計1,830m³。池体の構造形式は確認できません。[1]

  4. 4

    水位・流量の変動を調整

    市の配水池は浄水場からの流入と需要の時間変動をならす設備です。大倉山の表にはH.W.L.153.50m、L.W.L.150.50mと掲載されています。[1][4]

  5. 5

    宮の森周辺の高区配水系統で利用

    令和6年度の系統図には宮の森地区と大倉山の施設名が記載されています。個別住宅街の固定供給範囲・混合割合までは確定しません。[5]

  6. 6

    地震などの発生時は緊急遮断弁で水を確保

    市の運搬給水施設一覧には大倉山の確保水量500m³と緊急遮断弁を記載。全有効容量とは別の指標です。[3]

  7. 7

    給水車などで避難所へ運搬

    札幌市の運搬給水施設の役割として、確保した飲料水・生活用水を車両等で避難所へ届けることを想定。施設が常時自由開放されるわけではありません。[3]

大倉山配水池と関連送水設備・災害対策の公式記録

  1. 大倉山配水池が通水

    年報の『大倉山』配水池行では平成8年7月。過去の監査台帳の6月を訂正します。[1]

  2. 別施設の大倉山(送)ポンプ場が通水

    大倉山シャンツェ駐車場内のブースター形式送水ポンプ場であり、配水池自体の通水日ではありません。[1]

  3. 配水池の配水実績と設備容量を集計

    令和6年度施設表には日最大配水実績640m³/日、1池915m³×2池、全有効容量1,830m³と掲載。[1]

  4. 配水施設の役割を説明した市の紹介を更新

    配水池・高区配水・配水センターの役割と市内の運用体制を案内。[4]

  5. 令和6年度水道事業年報を公表

    施設表と藻岩浄水場系統図が公開された。[1][2][5]

  6. 令和8年度水質検査計画を公表

    大倉山配水池に限定した独立の水質値を確認した資料ではありません。[7]

  7. 札幌市の運搬給水施設一覧を更新

    大倉山配水池は緊急遮断弁付きで災害時確保水量500m³。市全体の20施設・97,700m³とは区別。[3]

  8. 本ページの公式資料を再照合

    記事の確認日であり、施設の完成・更新工事年ではありません。[1][3]

見学・アクセス情報

大倉山配水池は大倉山シャンツェの敷地内にある現役の水道施設です。観光・競技場の公開と配水池管理区域の立入りを同じ条件として扱いません。

位置
中央区宮の森1274番地84、大倉山シャンツェ内

配水池の施設表の住所。[1]

管理者
札幌市水道局

水道事業年報・運搬給水施設一覧。[1][3]

一般見学
配水池内部の常設公開案内を確認できない

一般公開可と推定しない。[1][4]

隣接施設
大倉山シャンツェ・大倉山ポンプ場

スポーツ施設・送水ポンプ場・配水池を区別。[1]

災害時の運用
運搬給水施設・緊急遮断弁付き

確保水量500m³。実際の運搬・利用は市の災害対応案内に従う。[3]

見学上の注意
水道施設の管理区域へ無断立入しない

敷地の一般利用とは別。

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

令和8年度の水質管理と大倉山配水池の観測範囲

2026年度・札幌市水道局水質検査計画

札幌市水道局は令和8年度(2026年度)の水質検査計画と検査結果を公開し、浄水場・配水池・給水栓等を監視します。令和6年度配水系統図では大倉山は藻岩浄水場系統に載っています。ただし、今回確認した2026年度の検査地点表から大倉山配水池専用の採水地点・検査値を特定できないため、藻岩浄水場や近隣配水池の水質値を本施設へ直接帰属させません。[5][7]

管理計画
令和8年度水質検査計画

札幌市水道局が2026年4月更新。[7]

系統図
藻岩浄水場系統

2024年度年報の図上の所属。[5]

施設固有の採水値
今回の公開資料では特定できない

近隣配水池や給水栓の値を流用しない。[7]

高区施設の監視
市配水センターが高区施設を24時間監視

市全体の運用制度。大倉山の個別計器型式は不詳。[6]

災害時確保水量
500m³

水質測定値ではなく防災用の容量。[3]

最新の水質検査結果については札幌市水道局公式資料を確認し、検査地点と対象年度を区別してください。

よくある質問

大倉山配水池はいつ通水しましたか?

1996年(平成8年)7月です。札幌市の令和6年度水道事業年報の大倉山配水池行に記載されています。[1]

1,830m³ですか、それとも1,840m³ですか?

大倉山配水池は915m³×2池の計1,830m³です。1,840m³は同じ表の別施設・豊滝配水池の値です。[1]

配水池は何池ありますか?

2池です。令和6年度事業年報には1池面積305.0m²、有効水深3.0mと記されています。[1]

災害時の500m³は配水池の全容量ですか?

いいえ。全有効容量は1,830m³、500m³は緊急遮断弁付き運搬給水施設としての確保水量です。[1][3]

2024年度の配水実績は?

令和6年度年報で日最大配水実績640m³/日です。年平均値や設計容量ではありません。[1]

どこにありますか?

札幌市中央区宮の森1274番地84、大倉山シャンツェ内です。[1][3]

水源・浄水場はどこですか?

2024年度の配水系統図では藻岩浄水場系統に掲載されていますが、個別流入管路の全経路や単独の水源・受水割合までは確認できません。[5]

大倉山ポンプ場と同じ施設ですか?

いいえ。配水池は1996年7月通水、年報の『大倉山(送)』ポンプ場は2016年7月通水の別の送水施設です。[1]

どのように災害時の水を確保しますか?

緊急遮断弁が地震等で管路を自動遮断し、運搬給水用として500m³を確保します。水は給水車などで避難所へ運搬されます。[3]

一般見学できますか?

大倉山シャンツェは観光・競技場の施設ですが、配水池内部の常設一般公開案内は確認できません。水道施設の管理区域と公開区域は異なります。

札幌市大倉山配水池を理解するための要点

本ページでは、札幌市大倉山配水池を北海道・札幌市の配水池として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
北海道札幌市中央区宮の森1274番地84(大倉山シャンツェ内)
施設種別
配水池
年代・供用状況
1996年(平成8年)7月通水。2016年7月通水の大倉山ポンプ場とは別施設
構造・形式
高区配水池2池。1池面積305.0m²・有効水深3.0m、H.W.L.153.50m/L.W.L.150.50m(池体材質は公表表から確認できない)
公表された配水能力・容量等
有効容量1,830m³(915m³×2池)。災害時確保水量500m³、2024年度日最大配水実績640m³/日は別指標

施設の機能と地域での役割

配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「常設一般見学・配水池内部公開の公式案内を確認できない。大倉山ジャンプ競技場の一般公開区域と水道施設の管理区域は別。」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料9件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

北海道札幌市中央区宮の森1274番地84(大倉山シャンツェ内)

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地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。

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関連タグ

#現役施設#大倉山#高区配水#配水池#1996年通水#緊急遮断弁#運搬給水施設#宮の森

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。