配水池見学可元町配水場として近代水道百選土木学会選奨土木遺産近代化産業遺産群

函館市元町配水場 中区配水池

1889年から函館山周辺へ水を送り続ける日本最古の現役配水池

1889年に函館水道創設時の施設として完成し、現在も元町配水場で使用される日本最古の現役配水池。有効容量4,743立方メートルで、1923年に鉄筋コンクリート製の蓋と中間壁を追加して2池化した。函館山周辺の約1万人へ給水し、元町配水場は春から11月23日まで季節公開される。

年代・現況1889年(明治22年)完成、1923年(大正12年)有蓋化・2池化
所在地函館市
構造・形式1889年築配水池・1923年追加の鉄筋コンクリート製蓋および中間壁による2池構成
見学4月第3土曜日~8月31日は9:00~1…

函館水道創設時から現役の中区配水池

元町配水場の中区配水池は1889年に完成した函館水道創設時の施設で、100年以上を経た現在も配水施設として使われている。函館市は「日本最古の配水池」と案内しており、歴史展示物ではなく現役インフラである点が大きな特徴である。

有効容量4,743立方メートル

中区配水池の有効容量は4,743立方メートル。元町配水場には1896年完成の高区配水池2,765立方メートルもあり、二つの歴史的配水池が函館山周辺の給水を支えている。

1923年に蓋と中間壁を追加

建設当初は中区・高区とも屋根のない配水池だった。水の汚染と冬季の凍結を防ぐため、1923年に鉄筋コンクリート製の蓋を取り付け、中間壁で内部を2池に分けた。明治期の施設へ大正期の衛生・寒冷地対策が加えられた形で現在まで運用されている。

函館山周辺の約1万人へ給水

元町配水場の水は函館山周辺の市民約1万人が使用する。高台に水を蓄え、標高差を利用して市街地へ配水する近代水道の基本構成を現在も見ることができる。

文化・土木遺産としても評価

元町配水場は1985年に近代水道百選、2001年度に土木学会選奨土木遺産、2008年度に近代化産業遺産群に位置付けられた。施設の長期運用だけでなく、日本の近代水道史を伝える土木遺産として評価されている。

1989年から場内を一般開放

函館水道創設100周年を記念して1989年から市民・観光客へ場内を開放している。散策路、記念碑、噴水、展望広場などが整備され、函館市街地や港を望める。公開時間は季節で変わり、6月から11月は一部区域の開放が制限されるため、訪問前に最新案内を確認する。

Deep research

函館市の最新施設案内を基に、1889年完成の函館水道創設施設としての位置付け、有効容量4,743立方メートル、1923年の有蓋化、現役配水池としての役割、文化的評価、季節公開条件まで整理しました。

最終確認:2026年9月5日

施設データを詳しく見る

完成
1889年
有効容量
4,743立方メートル
現在の状態
現役配水池
1923年改修
RC蓋・中間壁を追加
給水対象
函館山周辺 約1万人
所在地
函館市元町1-4

元町配水場から函館山周辺までの配水の流れ

  1. 1

    浄水を元町配水場へ送る

    函館水道で処理された水を高台の元町配水場へ送ります。

  2. 2

    中区配水池へ貯留

    有効容量4,743立方メートルの中区配水池に浄水を蓄えます。

  3. 3

    2池に分けて運用

    1923年に設けた中間壁によって内部を2池に分け、維持管理しながら運用できる構成になっています。

  4. 4

    蓋で汚染と凍結を防止

    鉄筋コンクリート製の蓋が外部汚染と冬季の凍結を抑えます。

  5. 5

    高低差を利用して配水

    函館山の高台に蓄えた水を周辺の給水区域へ送ります。

  6. 6

    現在も約1万人が利用

    元町配水場の水は函館山周辺の市民約1万人に利用されています。

中区配水池の保存・運用年表

  1. 中区配水池完成

    函館水道創設時に建設され、日本最古の現役配水池として現在まで使用されています。

  2. 高区配水池完成

    元町配水場にもう一つの歴史的配水池が加わりました。

  3. 有蓋化・2池化

    汚染と凍結を防ぐためRC製の蓋と中間壁を設置しました。

  4. 近代水道百選

    元町配水場が日本の近代水道を代表する施設として選ばれました。

  5. 場内一般開放を開始

    函館水道創設100周年を記念し、市民・観光客へ季節公開を始めました。

  6. 土木学会選奨土木遺産

    歴史的な土木施設として評価されました。

  7. 近代化産業遺産群

    近代化を支えた水道施設として位置付けられました。

  8. 現役配水施設として運用

    文化的価値を持ちながら、現在も函館山周辺へ配水しています。

見学・アクセス情報

元町配水場は現役の水道施設ですが、春から11月23日まで場内の一部を一般開放しています。公開時間は季節で変わります。

4月第3土曜〜8月31日
9:00〜18:30
9月1日〜9月30日
9:00〜17:30
10月1日〜11月23日
9:00〜16:30
6月〜11月
場内一部区域の開放制限あり
入場
公開区域を見学可能
所在地
函館市元町1-4

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

現役配水池としての管理

2026年施設案内

中区配水池は歴史遺産であると同時に現在も使用中の水道施設です。1923年の有蓋化など、衛生と寒冷地対策を加えながら長期運用されています。

有効容量
4,743立方メートル
内部構成
中間壁で2池化
上部
鉄筋コンクリート製蓋
主な対策
汚染・凍結防止
現在
配水施設として使用中

公開区域と現役水道施設の管理区域は同一ではありません。現地の案内・立入制限に従ってください。

よくある質問

中区配水池は本当に日本最古ですか?

函館市は1889年完成で現在も使用される「日本最古の配水池」と案内しています。

現在も水道施設として使っていますか?

はい。現在も函館山周辺への配水に使用されています。

容量はどのくらいですか?

有効容量は4,743立方メートルです。

なぜ蓋がありますか?

1923年に水の汚染と凍結を防ぐため鉄筋コンクリート製の蓋を設けました。

見学できますか?

はい。春から11月23日まで元町配水場の公開区域を見学できますが、季節で時間が変わり、一部区域の制限もあります。

函館市元町配水場 中区配水池を理解するための要点

本ページでは、函館市元町配水場 中区配水池北海道・函館市配水池として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
北海道函館市元町1-4
施設種別
配水池
年代・供用状況
1889年(明治22年)完成、1923年(大正12年)有蓋化・2池化
構造・形式
1889年築配水池・1923年追加の鉄筋コンクリート製蓋および中間壁による2池構成
公表された配水能力・容量等
有効容量4,743立方メートル
文化財等
元町配水場として近代水道百選・土木学会選奨土木遺産・近代化産業遺産群

施設の機能と地域での役割

配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「4月第3土曜日~8月31日は9:00~18:30、9月は9:00~17:30、10月1日~11月23日は9:00~16:30。6~11月は場内一部区域の開放制限あり」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料2件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

北海道函館市元町1-4

地図を大きく見る ↗

地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。

地図検索公開住所による地図検索

関連タグ

#現役施設#明治期#函館水道創設#日本最古#配水池#近代水道百選#見学可

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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