一号から三号までの三池
末浄水場の緩速沈澱池は、一号・二号・三号の3池からなる。いずれも1930年12月完成の鉄筋コンクリート造水槽で、各池の面積は2,848平方メートル、深さは5.5~5.85メートル、有効容量は11,700立方メートルである。3池の合計有効容量は35,100立方メートルとなる。
自然沈降と水密性の工夫
着水井から入った原水をゆっくり滞留させ、水中の小さなごみや砂を自然の力で沈める工程を担う。池はコンクリートの伸縮へ備えて12区画に分けられ、継手にアスファルトなどを用いて水密性を高めた。下部側壁には勾配を設け、隅には長さ約8メートルの階段が築かれている。
現役の登録文化財と見学
3池は2001年8月28日に登録番号第17-0043~0045号の国登録有形文化財となり、現在も末浄水場の緩速ろ過工程を構成する。現地は自由立入ではないが、金沢市企業局の団体向け完全予約制見学では沈澱池とろ過池が見学内容に含まれる。希望日の2週間前までの申込みが必要である。
金沢市末浄水場緩速沈澱池(一号~三号)を理解するための要点
本ページでは、金沢市末浄水場緩速沈澱池(一号~三号)を石川県・金沢市の沈澱池として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 石川県金沢市末町1-1
- 施設種別
- 沈澱池
- 年代・供用状況
- 1930年(昭和5年)12月完成
- 構造・形式
- 鉄筋コンクリート造水槽3池・各池面積2,848平方メートル、深さ5.5~5.85メートル
- 能力・容量
- 有効容量11,700立方メートル/池、3池合計35,100立方メートル
- 文化財等
- 一号~三号の3池すべて国登録有形文化財(第17-0043~0045号、2001年8月28日登録)
水道システムの中での役割
浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、安全な水道水へ処理する工程を担います。処理方式や能力は水源の性質、給水人口、整備された年代によって異なります。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「末浄水場の完全予約制施設見学で沈澱池を見学可能。団体対象、平日の指定時間に実施し、2週間前までに申込み」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料4件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
関連タグ
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。