ダム見学可

矢木沢ダム

奥利根湖の雪解け水を蓄え、洪水調節・農業・水道・揚水発電を支える利根川最上流のアーチダム

群馬県みなかみ町の利根川最上流部にある水資源機構の多目的ダム。1967年管理開始、堤高131m、総貯水容量2億430万m³の奥利根湖を形成する。洪水調節、農業・水道用水の確保、須田貝ダムと組み合わせた揚水発電を担い、雪解け水を活用する試行運用も行われている。

年代・現況1967年4月本湛水開始/8月竣工式/10月管理開始
所在地みなかみ町
形式・構造非越流式ドームアーチ式コンクリートダム。洪水吐部は重力式、止水対策部はロックフィル式
見学道路は季節・時間を限定して開放。資料館は…

利根川最上流の奥利根湖をつくる複合構造のダム

矢木沢ダムは、群馬県利根郡みなかみ町藤原字矢木沢、利根川本川の最上流部に建設された多目的ダムです。管理者は水資源機構で、現在の所管は利根川上流総合管理所です。ダムに隣接する現地管理所と、沼田市にある総合管理所は別の場所です。所在地マップは現地管理所の公開住所を用いています。[1][8][15]

主ダムは非越流式ドームアーチ式コンクリートダムで、堤高131.00m、堤頂長352.00m、堤頂幅7.90m、堤頂標高856.00mです。一方、洪水吐部は重力式コンクリート、透水層への止水対策部はロックフィルという三つの構造を組み合わせています。アーチ堤体の上から直接水を越流させる形式ではなく、別に設けた洪水吐のゲートと水路を利用する点が特徴です。[1][4][8]

洪水吐は溢流型二段式ローラゲート2門を備え、約400mのコンクリート水路を流れた水をスキージャンプ式の末端から放流します。ダムカードは放流部分の落差を約30mと説明しています。これは堤高131mとは別の寸法です。[4][8]

共同調査から湛水・発電・管理開始まで

1955年1月、群馬県・東京電力・東京都による矢木沢ダム建設共同調査委員会が発足しました。1959年4月に建設省の工事事務所が設置され、1961年6月に仮排水トンネルへ転流。1962年10月には水資源開発公団へ事業が移され、同年11月から本体コンクリートの打設が始まっています。[5]

1965年9月の一次湛水に続き、矢木沢発電所は東京電力の設備一覧で1965年12月運転開始と記録されています。ダムの本湛水開始は1967年4月、竣工式は同年8月、管理開始は同年10月です。発電所の運転開始を、そのままダム全体の完成年とすることはできません。[5][6]

管理組織も変化しています。古い資料には沼田総合管理所の名称がありますが、2025年4月からの組織再編資料と現在の管理者サイトでは、利根川上流総合管理所として案内されています。過去の資料名は当時の名称を残し、現在の問い合わせ先とは分けています。[15]

総容量・有効容量・貯水率の分母は同じではない

奥利根湖の総貯水容量は204,300,000m³、有効貯水容量は175,800,000m³です。集水面積は167.4km²、湛水面積は5.10km²。管理者の容量配分図では、洪水調節容量22,100,000m³、流水の正常な機能の維持・かんがい・都市用水・発電に使う容量115,500,000m³、発電専用容量38,200,000m³、堆砂及び死水容量28,500,000m³に分けています。[2][4]

さらに、管理者が公表する利水貯水率は、奥利根湖にある利水分の水だけでなく、揚水発電のために下流の須田貝ダムへ借り置きした水も加えて計算します。式は「(矢木沢ダムの利水貯水量+須田貝ダムへの借置量)÷115,500,000m³×100」です。借置量は最大6,180,000m³と説明されています。[7]

このため、湖面の見た目と公表貯水率が単純には一致しません。奥利根湖の水量が変わらなくても、須田貝側の借置量が減れば貯水率は低下します。本記事には変動する現在の貯水率を固定値として転載せず、容量・算出方法と観測時点を区別します。[7]

洪水調節と群馬・東京の水利用

管理者の概要とパンフレットは、計画高水流量900m³/sに対して600m³/sを調節し、下流への放流を最大300m³/sに抑える計画を示しています。これは想定された洪水に対する計画で、日々の実績や、あらゆる洪水で必ず同じ量を抑えられるという保証ではありません。国土交通省の別の施設紹介には800m³/sを調節する記載もありますが、本記事では管理者の概要と防災操作図の一致する600m³/sを採用し、資料差を残しています。[3][4][13]

水利用では、河川流量の維持に加えて、群馬用水地区・赤城西麓地区の農業用水、群馬県内と東京都の水道用水を確保します。管理者の用水供給表では、農業用水の最大値は群馬用水地区12.44m³/s、赤城西麓地区1.67m³/s。パンフレットが示す平均7.65m³/sと最大14.11m³/sは、同じ指標ではありません。[3][4]

水道用水の内訳は群馬県2.35m³/s、高崎市0.432m³/s、渋川市0.136m³/s、東京都4.00m³/sです。これらは公表された取水確保・供給計画の値で、現在の取水実績ではありません。水は下流の利根川を通じて利用され、ダムから各家庭へ直接配水する施設ではありません。[3][4]

須田貝ダムを下池に使う揚水発電と出力の変遷

矢木沢発電所は、矢木沢ダムを上池、須田貝ダムを下池として使う揚水式水力発電所です。上流から自然に流入する水も利用しながら、揚水運転では電力を使って下池の水を上池へ戻し、必要なときに再び発電に利用します。ダムの治水・利水機能と、発電事業者による電力の運用は関連していますが、同じ業務ではありません。[3][7]

東京電力の2024年度末時点の設備一覧では、矢木沢発電所の最大出力は160,000kWです。同じ資料に2号機を2022年11月に廃止した注記があり、管理者の現行概要も16万kWを掲載しています。一方、国土交通省の施設紹介には24万kWの記載が残っています。現在の設備を説明する値には160,000kWを用い、24万kWを現在値として混在させません。[3][6][13]

最大出力kWは瞬間的な設備能力であり、一定期間に発電した電力量kWh・MWhとは別です。貯水容量のうち発電専用分があることも、すべての水を常に発電だけに使う意味ではありません。[4][6]

雪解け水を生かす試行運用とその実績

2022年春からは、雪解け水を有効に使う試行運用が行われています。積雪を日々確認しながら、下流での利水補給が本格化する5月中旬までに満水となるよう、発電放流と貯留を組み合わせる方法です。従来より早く貯水を終えてしまう運用と比較し、矢木沢ダムと下流の東京電力リニューアブルパワーの発電施設で水を有効活用します。[12]

2025年8月1日の国土交通省・水資源機構・東京電力リニューアブルパワーの共同発表では、2025年春の増電量は約19,700MWh、CO2削減量は約8,000tとされています。増電量は発電実績から従来運用で発電できたと推定される量を差し引いた値です。矢木沢発電所単独の年間発電量でも、2026年の実績でもありません。年ごとの差もあるため、毎年同じ効果が得られるとは説明しません。[12]

道路・資料館・湖面利用はそれぞれ条件を確認する

矢木沢ダムへの道はダム管理用の専用道路です。通常の屋倉橋ゲート開放時間は、一般開放日から9月30日まで6:00~18:30、10月1日から冬季閉鎖日まで8:00~17:30。時間外と冬季閉鎖中は車両だけでなく徒歩でも入れません。天候や工事による臨時閉鎖もあるため、通常時間の案内だけで当日の通行が可能とは判断せず、出発前に管理者の最新案内を確認してください。[10]

2026年8月10日付の管理用道路閉鎖告知は、台風通過の予想に備えて8月11日・12日の両日を終日閉鎖する内容でした。この2日間は終了した日程であり、告知が一覧に残っていることを理由に、現在も継続して閉鎖中とは扱いません。これは当日の安全や新たな臨時規制がないことを保証するものではありません。[11]

ネイチャービュー矢木沢は、通常9:00~16:00、入館無料の防災資料館です。5月上旬~11月下旬が開館期間の目安ですが、降雪等で変わります。ダム・奥利根湖を見渡すパノラマ展望台、展示コーナー、映像設備があります。ダムカードは隣接する現地管理所で通常8:30~17:00に配布し、冬季閉鎖中は配布しません。資料館・カード窓口・道路の時間を取り違えないようにします。[8][9]

奥利根湖での船舶利用には独自のルールがあり、ライフジャケットの着用が必要です。船種や定員等に応じて申請が必要な場合があり、岸からの釣り、係留、管理用地での宿泊・車中泊・キャンプは認められていません。湖面の利用や進入路の開放も、水位や安全条件によって中止される場合があります。[10][14]

春の点検放流は通常の自由見学とは別の機会です。2026年分は5月17日として告知されており、その日程はすでに過ぎています。毎日同じ放流を見られるわけではなく、次回の日程・参加条件は新たな公式発表を確認する必要があります。[16]

Deep research

水資源機構の施設資料と容量配分図、東京電力の設備一覧、共同発表、公開案内を照合しています。設備能力・計画値・過去の実績を区別し、発電出力や洪水調節量などの資料差も明記しました。通常の公開時間は臨時の通行可否を保証するものではありません。角括弧の数字は記事末尾の出典番号です。

最終確認:2026-09-16

施設データを詳しく見る

堤高・堤頂長
131.00m/352.00m

主ダムは非越流式ドームアーチ式コンクリートダム。[1]

総貯水容量
204,300,000m³

奥利根湖の施設容量。現在の貯水量ではありません。[2]

有効貯水容量
175,800,000m³

公表される利水貯水率の分母115,500,000m³とは異なります。[2][7]

集水面積・湛水面積
167.4km²/5.10km²

管理者の奥利根湖概要による値。[2]

平常時最高貯水位・洪水時最高水位
標高850.00m/854.50m

堤頂標高856.00mとは別の高さ。[1][2]

管理開始
1967年10月

本湛水は同年4月、竣工式は8月。[5]

奥利根湖から洪水調節・水利用・揚水発電へ

用途別の機能を示す整理です。洪水放流と発電放流は異なり、すべての水が以下の全工程を順番に通るわけではありません。[3][4][7]

  1. 1

    雨と雪解け水が流入

    利根川最上流の167.4km²の流域から水を受けます。春の融雪水は貯留と発電の重要な水源です。[2][12]

  2. 2

    奥利根湖に貯留

    総容量2億430万m³を洪水調節・利水・発電等に配分し、用途に応じて運用します。[2][4]

  3. 3

    洪水時の流量を調節

    管理者の計画では900m³/sの流入に対して600m³/sを調節し、下流の流量を抑えます。[3][4]

  4. 4

    河川流量と農業用水を確保

    水が少ない時期に補給し、利根川の流水機能の維持と群馬用水地区・赤城西麓地区等の農業用水に役立てます。[3][4]

  5. 5

    群馬県内・東京都の水道用水へ

    下流で必要となる取水を確保するため放流します。群馬県内と東京都への公表供給計画を区別して掲載しています。[3][4]

  6. 6

    矢木沢発電所で発電

    貯水の位置エネルギーを利用します。2024年度末の設備一覧で最大出力160,000kWとされています。[6]

  7. 7

    須田貝ダムから揚水

    揚水発電の際は下池の須田貝ダムから上池へ水を戻します。借り置きされた水量も公表利水貯水率の計算に含まれます。[7]

矢木沢ダムと発電・管理の年表

  1. 建設共同調査委員会を設置

    群馬県、東京電力、東京都の3者で調査体制を設けました。[5]

  2. 建設省の工事事務所を設置

    直轄事業として建設を進める体制が整いました。[5]

  3. 仮排水トンネルへ転流

    本体工事のため河川の水を仮排水トンネルへ切り替えました。[5]

  4. 水資源開発公団へ移管

    建設省から事業を引き継ぎ、矢木沢ダム建設所となりました。[5]

  5. 本体コンクリート打設開始

    ダム本体の施工が進みました。[5]

  6. 定礎式

    矢木沢ダムの定礎式が行われました。[5]

  7. 一次湛水開始

    本湛水とは別の段階として記録されています。[5]

  8. 矢木沢発電所運転開始

    東京電力設備一覧の運転開始年月。ダム管理開始より前です。[6]

  9. 本湛水開始

    主要工事を経て本湛水に移りました。[5]

  10. 竣工式

    完成を記念する式典を実施しました。[5]

  11. ダム管理開始

    建設から管理運用の段階へ移行しました。[5]

  12. 雪解け水を活用する試行運用開始

    貯留と発電放流を組み合わせ、既存施設での増電を図りました。[12]

  13. 矢木沢発電所2号機廃止

    東京電力の設備一覧注記で確認。2024年度末の最大出力は16万kWです。[6]

  14. 現場組織再編

    沼田総合管理所等の再編により利根川上流総合管理所の体制となりました。[15]

見学・アクセス情報

道路・資料館・カード窓口の通常条件を分けて示します。2026年8月10日付の告知は、台風接近に備えた8月11日・12日の2日間の閉鎖でした。この過去の告知を現在も通行止めという意味では扱いませんが、出発前に最新の臨時規制を確認してください。[8][9][10][11]

所在地
みなかみ町藤原字矢木沢6381-4

ダム隣接管理所の住所。沼田市の総合管理所とは別地点。[8][15]

道路の通常開放(9月まで)
6:00~18:30

一般開放日~9月30日の屋倉橋ゲート。臨時閉鎖時は通行できません。[10]

道路の通常開放(10月以降)
8:00~17:30

10月1日~冬季閉鎖日。時間外は徒歩でも進入不可。[10]

冬季閉鎖
積雪状況により期間変更

ダムカード案内は11月下旬~5月上旬を目安としています。固定した再開日ではありません。[8][10]

終了した臨時閉鎖
2026年8月11日・12日の終日

8月10日付告知本文で台風接近への対応を確認。現在も継続中の閉鎖とは扱いません。[11]

ネイチャービュー矢木沢
通常9:00~16:00・入館無料

開館期間の目安は5月上旬~11月下旬。冬季休館、降雪等で変更あり。[9]

駐車場・大型車
普通車約40台/大型バス約4台

資料館案内値。途中トンネルは高さ制限3.8m、道幅4m。大型車は事前確認が必要です。[9]

ダムカード
通常8:30~17:00・土日祝を含む

ダム隣接管理所で配布。冬季閉鎖中は配布しません。[8][9]

湖面利用
ライフジャケット必須・条件によって申請

水位や安全条件で利用中止の場合あり。岸釣りと係留は禁止。[10][14]

宿泊・車中泊・キャンプ
管理用敷地内では禁止

駐車場を含みます。湖周辺のたき火も禁止されています。[10]

点検放流イベント
2026年分の告知日程は終了

矢木沢は2026年5月17日として告知。次回日程や内部見学を保証する案内ではありません。[16]

問い合わせ
0278-24-5711

水資源機構 利根川上流総合管理所。電話受付は平日9:00~17:00。[9][15]

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

雪解け水活用の試行運用で報告された増電量

2022~2025年春/2025年8月1日共同発表

従来の運用で発電できたと推定される量を発電実績から差し引いた増電量です。矢木沢ダムと下流の発電施設での取組であり、矢木沢発電所単独の年間総発電量ではありません。[12]

2022年春
約5,000MWh

共同発表の試行運用結果。[12]

2023年春
約9,100MWh

共同発表の試行運用結果。[12]

2024年春
約2,500MWh

共同発表の試行運用結果。[12]

2025年春
約19,700MWh

発表時点で過去最大。2026年の実績とは区別します。[12]

2025年春のCO2削減量約8,000tは排出係数による算定値で、ダムでCO2を直接回収した量ではありません。水文条件が異なるため毎年一定の効果は保証されません。[12]

奥利根湖の容量配分と貯水率

以下の4区分を合計した総容量が204,300,000m³です。公表利水貯水率は115,500,000m³を分母とし、須田貝ダムの借置量も加えます。[4][7]

洪水調節容量
22,100,000m³

平常時最高貯水位850.0mと洪水時最高水位854.5mの間。[4]

流水維持・かんがい・都市用水・発電
115,500,000m³

容量配分図の利水区分。利水用低水位は標高816.80m。[4][7]

発電専用容量
38,200,000m³

有効貯水容量の一部。[4]

堆砂及び死水容量
28,500,000m³

うち計画堆砂容量14,700,000m³。現在の堆砂実測量ではありません。[2][4]

アーチ・重力式・ロックフィルと洪水吐

主ダム
非越流式ドームアーチ

堤高131.00m、堤頂幅7.90m。[1]

洪水吐部
重力式コンクリート

主ダムとは別の構造で配置されています。[4][8]

止水対策部
ロックフィル

透水層への止水対策として説明される部分。[8]

洪水吐ゲート
溢流型二段式ローラゲート2門

約400mの水路とスキージャンプ式末端につながります。[4][8]

公表されている用途別の用水供給計画

管理者概要の供給一覧による値です。最大取水量・計画量であり、現在の取水実績や施設からの直接配水量ではありません。[3][4]

群馬用水地区(農業)
最大12.44m³/s

農業用水の区分。[3]

赤城西麓地区(農業)
最大1.67m³/s

農業用水合計は最大14.11m³/s。平均7.65m³/sとは区別。[3][4]

群馬県(水道)
最大2.35m³/s

高崎市・渋川市の欄とは別に掲載されています。[3]

高崎市・渋川市(水道)
最大0.432m³/s/最大0.136m³/s

県内水道分の合計は2.918m³/s。[3][4]

東京都(水道)
4.00m³/s

パンフレットはかんがい期間を通じた取水確保として説明しています。[3][4]

資料によって異なる数値の扱い

発電所の最大出力
採用値160,000kW/別資料240,000kW

東京電力2024年度末一覧と現行管理者概要は16万kW。2号機は2022年11月廃止。国交省紹介には24万kWが残ります。[3][6][13]

洪水調節量
採用値600m³/s/別資料800m³/s

管理者概要・防災操作図と国交省紹介の差です。変更時期・理由は確認できた資料だけで断定しません。[3][4][13]

堤体積
諸元ページ570,000m³/パンフレット571,000m³

1,000m³の差を勝手に丸めや増築の結果とは説明しません。[1][4]

湛水面積
管理者5.10km²/国交省紹介約6km²

本記事の基本情報は管理者の奥利根湖概要を採用しています。[2][13]

よくある質問

矢木沢ダムは何のためのダムですか?

洪水調節、流水の正常な機能の維持、農業用水、水道用水、発電のための多目的ダムです。群馬県内や東京都の水利用に関係しています。[3][4]

奥利根湖と矢木沢ダムは同じものですか?

矢木沢ダムは水をせき止める構造物、奥利根湖はその貯水池の名称です。奥利根湖の総貯水容量は204,300,000m³です。[1][2]

貯水率は総貯水容量で割った値ですか?

管理者の利水貯水率は、奥利根湖の利水貯水量と須田貝ダムへの借置量の合計を115,500,000m³で割って算出します。総貯水容量や有効貯水容量とは分母が異なります。[7]

発電所の出力は24万kWですか、16万kWですか?

東京電力の2024年度末設備一覧と現行管理者概要は16万kWです。同一覧は2号機の2022年11月廃止を注記しています。24万kWが掲載された別の公式ページもあるため、資料時点を区別しています。[3][6][13]

ダムは1965年と1967年のどちらに完成しましたか?

ダムは1967年4月本湛水、8月竣工式、10月管理開始です。1965年12月は発電所の運転開始年月で、同じ出来事ではありません。[5][6]

いつでも車や徒歩で行けますか?

できません。管理用道路は季節・時間限定で開放され、冬季と時間外は徒歩も通行不可です。2026年8月10日付の告知は8月11日・12日に限った台風対応の閉鎖で、現在も継続して閉鎖中という意味ではありません。新たな規制は訪問前に確認してください。[10][11]

資料館やダムカードはどこで利用できますか?

ネイチャービュー矢木沢は通常9:00~16:00、カードはダムに隣接する現地管理所で通常8:30~17:00です。冬季閉鎖や臨時の道路規制がある場合は通常どおり利用できるとは限りません。[8][9][10]

春の放流は毎日見られますか?

点検放流は特定の日程で行う設備点検で、通常の毎日開催の観光放流ではありません。2026年5月17日として告知された日程は終了しており、次回日程・参加方法は新たな公式案内を確認します。[16]

矢木沢ダムを理解するための要点

本ページでは、矢木沢ダム群馬県・みなかみ町ダムとして記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
群馬県利根郡みなかみ町藤原字矢木沢6381-4(ダムに隣接する管理所)
施設種別
ダム
年代・供用状況
1967年4月本湛水開始/8月竣工式/10月管理開始
形式・構造
非越流式ドームアーチ式コンクリートダム。洪水吐部は重力式、止水対策部はロックフィル式
公表された貯水容量等
総貯水容量204,300,000m³/有効貯水容量175,800,000m³

ダム・貯水施設の目的と役割

ダム・貯水施設の目的は、治水、発電、農業用水、工業用水、上水道など施設によって異なります。用途を一律に上水道とせず、対象施設の目的・容量・管理者を出典で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「道路は季節・時間を限定して開放。資料館は通常9:00~16:00。冬季・時間外は徒歩を含め通行不可。天候や工事による臨時規制は訪問直前に確認」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料16件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

群馬県利根郡みなかみ町藤原字矢木沢6381-4(ダムに隣接する管理所)

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地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。

地図検索公開住所による地図検索

関連タグ

#現役施設#奥利根湖#利根川#アーチダム#洪水調節#農業用水#水道用水#揚水発電#雪解け水

出典・参考資料

  1. 1水資源機構「矢木沢ダムの諸元」(型式・堤高・堤頂長・堤体積)
  2. 2水資源機構「奥利根湖の概要」(容量・水位・集水面積・湛水面積)
  3. 3水資源機構「矢木沢ダムの概要」(洪水調節計画・用途別供給量・発電)
  4. 4水資源機構「矢木沢ダムパンフレット」(構造・容量配分図・防災操作図・用水供給)
  5. 5水資源機構「矢木沢ダムの出来るまで」(共同調査・建設・湛水・管理開始)
  6. 6東京電力「水力発電所|数表でみる東京電力」(2024年度末、16万kW・1965年12月運転開始・2号機廃止注記)
  7. 7水資源機構「矢木沢ダム貯水率について」(須田貝ダムへの借置量と算出式)
  8. 8水資源機構「矢木沢ダム・ダムカード」(構造・ゲート・現地住所・配布条件)
  9. 9水資源機構「ネイチャービュー矢木沢」(開館時間・設備・駐車場・冬季閉鎖)
  10. 10水資源機構「矢木沢ダム・奈良俣ダムQ&A」(道路開放・徒歩・湖面利用・宿泊禁止)
  11. 11水資源機構「矢木沢ダム管理用道路閉鎖のお知らせ」(2026年8月10日付、台風に備えた8月11日・12日の2日間の閉鎖)
  12. 12国土交通省・水資源機構・東京電力RP「雪解け水を有効活用したダムの試行運用により過去最大の増電」(2025年8月1日、2022~2025年春の比較)
  13. 13国土交通省 利根川ダム統合管理事務所「矢木沢ダム」(洪水調節量・出力・面積の別表記を照合)
  14. 14水資源機構「ダム湖の利用について」(奥利根湖の利用計画・ライフジャケット等)
  15. 15水資源機構「令和7年度からの現場組織再編のお知らせ」(2025年4月からの管理組織名)
  16. 16水資源機構「みなかみ3ダム春の点検大放流2026 開催日決定」(2026年5月17日の告知・終了済み日程)

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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