浄水場現存

高崎市若田浄水場

烏川の水を約20時間かけて緩速ろ過する高崎市最大規模の浄水場

1964年創設の高崎市若田町の現役浄水場。上里見町の春日堰から烏川表流水を6.5キロメートル導水し、薬品に頼らず緩速ろ過で約20時間かけて浄水する。計画浄水量は日量38,950立方メートルで、市内へ約35,000立方メートルを自然流下で送る。

年代・現況1964年(昭和39年)創設、2003年4月1日から広域監視センター運用
所在地高崎市
構造・浄水方式烏川表流水・緩速ろ過方式・自然流下配水・広域監視センター
見学所在地と問い合わせ先は公開されているが、…

1964年創設の高崎市最大規模の浄水場

若田浄水場は高崎市若田町にあり、1964年に創設された現役浄水場である。高崎市の公式案内では市内最大規模とされ、現在も一日約35,000立方メートルの水を送り出す。計画浄水量は一日38,950立方メートルで、実際の送水量とは区別して読む必要がある。

春日堰から烏川の水を6.5キロメートル導水

水源は利根川水系烏川の表流水である。高崎市上里見町の春日堰から原水を取り入れ、延長約6.5キロメートルの導水管で若田浄水場へ運ぶ。水源から浄水場までの高低差を生かした系統で、取水から配水まで地形を積極的に利用している。

約20時間かける緩速ろ過

若田浄水場の特徴は、ゆっくりとした速度で砂層を通す緩速ろ過方式にある。高崎市は、ろ過そのものに薬品を使わず約20時間をかけて水をきれいにすると説明している。砂層表面に形成される生物膜の働きも利用し、急速ろ過とは異なる時間スケールで浄水する。

自然流下で動力費を抑える

処理した水はポンプで常時押し出すのではなく、地形の高低差を利用して自然流下で配水する。高崎市はこの方式によって送水に必要な動力費を抑え、生産コストを低くできる点を若田浄水場の特色としている。

2003年から広域監視センターを設置

2003年4月1日から高崎市浄水場集中監視システムの運用が始まり、若田浄水場に広域監視センターが設置された。個別の浄水処理だけでなく、市内水道施設の運転状況を一括して監視する拠点としての役割も持つ。

給水栓まで水質を定期確認

高崎市は年度ごとの水質検査計画と月別検査結果を公表している。若田系の給水栓では一般細菌、大腸菌、pH、濁度、臭気物質、残留塩素などを確認し、浄水場の処理だけでなく利用者へ届く地点まで水質を追跡している。

現役施設として管理を継続

若田浄水場は日常の送水と集中監視を担う現役管理施設である。所在地が公開されていても自由入場を意味しないため、見学を希望する場合は公式な受入条件を確認したうえで浄水課へ問い合わせる必要がある。

Deep research

高崎市の施設案内、水質検査計画、月別水質検査結果を照合し、春日堰からの導水、約20時間の緩速ろ過、自然流下、計画浄水量と実送水量、集中監視、水質管理を整理しました。

最終確認:2026年9月4日

施設データを詳しく見る

創設年度
1964年(昭和39年)
計画浄水量
38,950立方メートル/日
通常送水量
約35,000立方メートル/日
導水距離
約6.5キロメートル
浄水所要時間
約20時間
浄水方式
緩速ろ過・自然流下

烏川から高崎市街地までの水の流れ

  1. 1

    春日堰で烏川から取水

    上里見町の春日堰で利根川水系烏川の表流水を取り入れます。

  2. 2

    6.5キロメートルを導水

    原水を延長約6.5キロメートルの導水管で若田浄水場へ運びます。

  3. 3

    ゆっくり緩速ろ過

    砂層を低速で通し、生物膜の働きも利用しながら約20時間かけて浄水します。

  4. 4

    水質を確認

    浄水後の水質を確認し、給水栓まで定期的な検査を行います。

  5. 5

    高低差を利用

    地形の高低差を生かし、送水ポンプに大きく依存しない自然流下方式で水を送ります。

  6. 6

    市内へ配水

    一日約35,000立方メートルを高崎市の配水系統へ送り出します。

若田浄水場の年表

  1. 若田浄水場を創設

    烏川表流水を扱う高崎市の基幹浄水場として整備されました。

  2. 緩速ろ過を継続

    薬品に頼らないゆっくりしたろ過方式を現在まで維持しています。

  3. 集中監視システムを開始

    広域監視センターを設置し、市内水道施設を一括管理する体制を整えました。

  4. 現行施設案内を更新

    計画浄水量38,950立方メートル/日などの施設諸元を公表しています。

  5. 月別水質検査を継続

    若田系給水栓の細菌、pH、濁度、臭気物質などを公表しました。

  6. 水質検査計画を更新

    最新年度の検査地点、項目、頻度を計画として公表しています。

見学・アクセス情報

若田浄水場は現役の水道施設です。所在地は公開されていますが、自由入場できる施設ではありません。

一般見学
常設案内を確認できません
自由入場
不可
所在地
高崎市若田町309-2
施設電話
027-343-2904
浄水課
027-321-1286
訪問前
最新の受入可否を確認

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

若田系の公表水質データ

令和7年度公表結果の例

高崎市が公表した若田系給水栓の月別結果から、浄水後の状態を把握しやすい代表項目を整理しました。

一般細菌
0個/mL

2025年8月公表値

大腸菌
不検出

2025年8月公表値

塩化物イオン
9.1mg/L

2025年8月公表値

pH値
8.1

2025年8月公表値

濁度
0.1度未満

2025年8月公表値

ジェオスミン
0.000001mg/L未満

2025年8月公表値

2-MIB
0.000001mg/L未満

2025年8月公表値

残留塩素
0.36mg/L

2025年8月公表値

水質値は採水日で変動します。最新値は高崎市が公表する月別水質検査結果を優先してください。

よくある質問

若田浄水場の水源はどこですか?

利根川水系の烏川です。上里見町の春日堰から取水します。

烏川から浄水場までどのくらいありますか?

春日堰から約6.5キロメートルの導水管で運びます。

どのようなろ過方式ですか?

ゆっくり砂層を通す緩速ろ過方式です。

浄水にはどのくらい時間がかかりますか?

高崎市は約20時間かけてきれいにすると案内しています。

処理能力はどのくらいですか?

計画浄水量は一日38,950立方メートルです。実際には一日約35,000立方メートルを送り出しています。

なぜ自然流下なのですか?

地形の高低差を利用して水を送ることで、ポンプ動力費を抑えられるためです。

若田浄水場は見学できますか?

常設の一般見学案内は確認できないため、浄水課へ事前に問い合わせてください。

現在も稼働していますか?

はい。高崎市最大規模の現役浄水場として送水と広域監視を続けています。

高崎市若田浄水場を理解するための要点

本ページでは、高崎市若田浄水場群馬県・高崎市浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
群馬県高崎市若田町309-2
施設種別
浄水場
年代・供用状況
1964年(昭和39年)創設、2003年4月1日から広域監視センター運用
構造・浄水方式
烏川表流水・緩速ろ過方式・自然流下配水・広域監視センター
公表された浄水能力等
計画浄水量38,950立方メートル/日、通常の送水量は約35,000立方メートル/日

施設の機能と地域での役割

浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、水道水へ処理する工程を担います。施設固有の処理方式・能力・水源は本文の出典に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「所在地と問い合わせ先は公開されているが、2026年9月時点で若田浄水場の常設一般見学について対象・申込方法をまとめた現行公式案内は確認できない。施設内部の見学希望は高崎市水道局浄水課へ事前確認する」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料4件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

群馬県高崎市若田町309-2

地図を大きく見る ↗

ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。

座標確認高崎市公開施設情報を基に位置確認

関連タグ

#現役施設#昭和期#烏川#緩速ろ過#自然流下#春日堰#広域監視センター

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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