配水場現存

高崎市正観寺配水場

関東最大規模の貯水量と災害時25,000立方メートルを備える高崎市の基幹配水拠点

群馬県企業局の県央第一水道から浄水を受け、高崎地域北部・東部を中心に自然流下で給水する現役配水場。2000年と2001年に完成した2基の配水塔は総貯水量52,000立方メートルで、うち25,000立方メートルを緊急貯水量として確保する。高崎市は2基合計の貯水量を関東最大規模と案内している。

年代・現況第1配水塔2000年4月完成、第2配水塔2001年10月完成
所在地高崎市
構造・形式配水塔2基(有効水深13.5メートル・内径35.7メートル)、管理棟は鉄筋コンクリート造平屋建550.2平方メートル
見学高崎市の現行公式施設ページに常設の一般見…

県央第一水道を受ける高崎地域の配水拠点

正観寺配水場は高崎市正観寺町830にあり、群馬県企業局の県央第一水道から処理済みの水道水を受け、高崎市内へ配水する現役施設である。高崎市は、高崎地域では正観寺配水場と白川浄水場が県央第一水道から浄水を受け、高崎地域北部・東部を中心に給水していると案内している。

利根川水系から県央第一水道を経由

県央第一水道は利根川を水源とし、群馬用水榛名幹線の取水口から原水を取り入れる。県の浄水場で前・中・後塩素処理、凝集・沈澱、砂ろ過などを行った後、前橋市、高崎市、榛東村、吉岡町へ水道用水を供給する。正観寺配水場は高崎市側の受水施設の一つである。

2基合計52,000立方メートルは関東最大規模

第1配水塔は2000年4月、第2配水塔は2001年10月に完成した。1基あたり有効貯水量13,500立方メートル、緊急貯水量12,500立方メートル、総貯水量26,000立方メートルで、2基合計52,000立方メートル。高崎市はこの規模を関東最大規模と案内している。令和6年度事業年報では、有効水深13.5メートル、内径35.7メートルの配水塔2池として整理されている。

最大53,900立方メートル/日を受水

県央第一水道からの最大受水量は1日53,900立方メートル。令和6年度事業年報では、口径1,000ミリメートルのダクタイル鋳鉄管を1,241メートル備える。令和8年度水質検査計画は、県央第一水道から供給された浄水を貯水タンクで一時貯留し、塩素消毒後に自然流下で給水すると説明している。

25,000立方メートルを災害時用に確保

総貯水量52,000立方メートルのうち25,000立方メートルは緊急貯水量である。施設には口径1,000ミリメートルの電動復帰型緊急遮断弁1基が設置され、管路事故や災害時に貯留水を確保できる構成となっている。高崎市の公式施設ページも、災害時・緊急時の備蓄用水確保を建設目的の一つとしている。

非常用発電・塩素管理・監視設備

令和6年度事業年報では、95kVA・76kWのディーゼル自家発電設備、次亜塩素酸注入設備、残留塩素計、中央監視装置、無停電装置、屋外監視カメラ2台などを掲載している。停電時への備えと、水質・設備状態の監視を組み合わせて運用している。

若田浄水場の広域監視センターから集中管理

高崎市浄水場集中監視システムは2003年4月1日に運用を開始した。正観寺配水場を含む高崎本庁管内の水道施設を専用回線で結び、若田浄水場の広域監視センターへ監視・制御情報やカメラ映像を集約している。取水から配水までの状況、設備故障、計測値異常、配水圧力などを一括管理する仕組みである。

2026年度も正観寺水系として水質管理

令和8年度水質検査計画では、正観寺配水場を「正観寺水系」として高崎地域の独立した給水系統に位置付けている。水源は利根川表流水を水源とする県央第一水道からの浄水で、最大受水量53,900立方メートル/日、給水方法は一時貯留・塩素消毒後の自然流下と整理されている。放射性物質についても、高崎市は正観寺配水場が県央第一水道から受水しているため、群馬県企業局の検査結果を参照するよう案内している。

常設の一般見学案内は確認できない

高崎市の現行施設ページは設備概要と問い合わせ先を公開しているが、正観寺配水場を常時見学できるという案内は掲載していない。見学を希望する場合は、水道局浄水課へ事前に確認するのが適切である。

Deep research

高崎市の現行施設案内、令和6年度事業年報、令和8年度水質検査計画、群馬県の県央第一水道資料を照合し、利根川水系からの受水、2基合計52,000立方メートルの配水塔、25,000立方メートルの緊急貯水、緊急遮断弁、非常用発電、自然流下、集中監視、現在の給水区域・水質管理まで整理しました。

最終確認:2026年10月2日

施設データを詳しく見る

第1配水塔
2000年4月完成
第2配水塔
2001年10月完成
最大受水量
53,900立方メートル/日
総貯水量
52,000立方メートル
有効貯水量
27,000立方メートル
緊急貯水量
25,000立方メートル
配水方式
自然流下
所在地
高崎市正観寺町830

利根川から県央第一水道・正観寺配水場を経て高崎北部・東部へ届く水の流れ

  1. 1

    利根川水系から取水

    県央第一水道は利根川を水源とし、群馬用水榛名幹線の取水口から原水を取り入れます。

  2. 2

    県央第一水道で浄水

    県の浄水場で塩素処理、凝集・沈澱、砂ろ過などを行い、水道水へ仕上げます。

  3. 3

    正観寺配水場へ受水

    高崎市は県央第一水道から最大1日53,900立方メートルを正観寺配水場で受けます。

  4. 4

    2基の配水塔に一時貯留

    2基合計52,000立方メートルを貯留し、このうち27,000立方メートルを有効貯水量、25,000立方メートルを緊急貯水量として確保します。

  5. 5

    残留塩素を管理

    令和8年度水質検査計画では、一時貯留した浄水に対して塩素消毒を行った後に給水するとしています。施設には次亜塩素酸注入設備と残留塩素計があります。

  6. 6

    自然流下で高崎北部・東部へ

    高低差を利用して、高崎地域北部・東部を中心とする正観寺水系へ自然流下で給水します。

正観寺配水場の整備・運用年表

  1. 第1配水塔完成

    県央第一水道からの安定供給と災害時用水確保を目的とする正観寺配水場の第1配水塔が完成しました。

  2. 第2配水塔完成

    第2配水塔が完成し、2基合計52,000立方メートルの貯水規模となりました。

  3. 広域集中監視システム運用開始

    正観寺配水場を含む高崎本庁管内の水道施設を若田浄水場の広域監視センターから一括管理する仕組みが稼働しました。

  4. 現行設備諸元を事業年報で公表

    配水塔容量、緊急遮断弁、非常用発電、次亜塩素酸注入、集中監視など現在の主要設備が令和6年度年報に掲載されています。

  5. 正観寺水系として水質管理を継続

    令和8年度水質検査計画でも、正観寺配水場は県央第一水道から浄水を受ける独立した給水系統として位置付けられています。

見学・アクセス情報

正観寺配水場は稼働中の水道施設です。高崎市の現行公式施設ページには常設の一般見学制度は掲載されていません。

一般見学
常設案内なし
所在地
高崎市正観寺町830
問い合わせ
高崎市水道局 浄水課
電話
027-321-1286
見学希望
事前確認が必要

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

令和8年度 正観寺水系の水質管理

2026年度水質検査計画

高崎市は正観寺配水場を正観寺水系として管理しています。利根川表流水を水源とする県央第一水道の浄水を受け、一時貯留後に塩素消毒し、自然流下で給水する系統です。

水源
利根川表流水

群馬用水榛名幹線を水源とする県央第一水道

最大受水量
53,900立方メートル/日
給水系統
正観寺水系
給水方法
一時貯留・塩素消毒後に自然流下
放射性物質検査
県央第一水道の結果を参照

個別の測定値は採水時期で変化します。最新の水質値は高崎市と群馬県企業局の最新公表を確認してください。

よくある質問

正観寺配水場はどこから水を受けていますか?

群馬県企業局の県央第一水道から浄水を受けています。県央第一水道の水源は利根川で、群馬用水榛名幹線から取水します。

どのくらい水を貯められますか?

2基合計52,000立方メートルです。内訳は有効貯水量27,000立方メートル、緊急貯水量25,000立方メートルです。

関東最大規模なのですか?

高崎市は、1基26,000立方メートル、2基合計52,000立方メートルの総貯水量を関東最大規模と案内しています。

災害時の水は確保されていますか?

はい。25,000立方メートルを緊急貯水量として確保し、口径1,000ミリメートルの緊急遮断弁も備えています。

停電対策はありますか?

令和6年度事業年報では、95kVA・76kWのディーゼル自家発電設備を備えています。

どの地域へ給水していますか?

高崎市は、正観寺配水場と白川浄水場が高崎地域北部・東部を中心に給水していると案内しています。

現在も水質管理されていますか?

はい。令和8年度水質検査計画でも正観寺水系として管理対象に位置付けられています。

見学できますか?

現行公式ページに常設の一般見学案内は掲載されていません。見学希望時は高崎市水道局浄水課へ事前に確認してください。

高崎市正観寺配水場を理解するための要点

本ページでは、高崎市正観寺配水場を群馬県・高崎市の配水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
群馬県高崎市正観寺町830
施設種別
配水場
年代・供用状況
第1配水塔2000年4月完成、第2配水塔2001年10月完成
構造・形式
配水塔2基(有効水深13.5メートル・内径35.7メートル)、管理棟は鉄筋コンクリート造平屋建550.2平方メートル
公表された配水能力・容量等
総貯水量52,000立方メートル(有効貯水量27,000立方メートル+緊急貯水量25,000立方メートル)、県央第一水道最大受水量53,900立方メートル/日

施設の機能と地域での役割

配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「高崎市の現行公式施設ページに常設の一般見学案内は掲載されていない。見学希望時は水道局浄水課へ事前確認」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料7件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

群馬県高崎市正観寺町830

地図を大きく見る ↗

地図を読み込むとGoogle マップへ通信します。

地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。

地図検索:公開住所による地図検索 ↗

関連タグ

#現役施設#配水塔#自然流下#県央第一水道#緊急貯水#緊急遮断弁#非常用発電#集中監視

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

あわせて掲載している施設