老朽施設の代替として計画を再構築
梅田浄水場は、もともと水需要増加へ対応する新設浄水場として構想されたが、人口・水需要の減少を踏まえて計画を見直した。老朽化した上菱浄水場や元宿浄水場の一部を段階的に代替する施設として再設計され、第1期を2016年度から2020年度の5か年で整備した。
2021年4月に第1期供用開始
第1期の施設能力は1日11,500立方メートル、敷地面積は30,931平方メートル。2021年4月に供用を開始した。将来需要を見ながら段階的に整備する方針を採ったことで、過大な設備投資を避けつつ更新を進める計画となっている。
桐生川ダムから約25mの高低差で取水
水源は桐生川ダム湖の表流水である。ダムから浄水場までの約25メートルの高低差を利用して自然流下で導水するため、取水のために大きな動力を使わない。ダム下流から浄水場まで約2キロメートルの導水管が整備され、エネルギー消費を抑えた施設構成になっている。
凝集沈でん・急速ろ過で処理
令和8年度水質検査計画では、梅田浄水場を桐生川ダム湖表流水の処理施設として掲載し、傾斜管沈でん、砂ろ過、マンガン接触ろ過、塩素処理などの工程を整理している。河川・ダム湖の水質変化を監視しながら急速ろ過方式で処理する。
水質基準52項目を監視
2026年4月から水質基準は52項目となり、桐生市水質センターは水道GLP認定のもと、水源から給水栓まで検査を行っている。2026年4〜6月の梅田系統代表地点・菱町一丁目では、一般細菌0、大腸菌陰性などが公表されている。
2026年も設備更新を継続
供用開始から新しい施設ではあるが、制御機器などは継続して保守・更新される。2026年には、ろ過池タッチパネルとシーケンサの更新工事が発注されており、運転の信頼性を維持するための設備管理が続いている。
見学は募集企画の条件を確認
桐生市では梅田浄水場の公開見学イベントを実施した例があるが、2026年9月時点で常設の一般見学予約制度は確認できない。見学を希望する場合は、現役の水道施設であることを踏まえ、水道局へ事前確認する。
Deep research
桐生市の建設概要、現行施設案内、令和8年度水質検査計画、検査結果、設備更新情報を照合し、需要減少を踏まえた段階整備、自然流下取水、処理能力、水質管理まで整理しました。
最終確認:2026年9月4日
施設データを詳しく見る
- 第1期供用開始
- 2021年4月
- 施設能力
- 11,500立方メートル/日
- 敷地面積
- 30,931平方メートル
- 水源
- 桐生川ダム湖表流水
- 導水
- 約2km・自然流下
- 高低差
- 約25メートル
ダムから浄水場まで
桐生川ダムから市内までの水の流れ
- 1
桐生川ダムに水を蓄える
桐生川ダム湖の表流水を梅田浄水場の主要水源として利用します。
- 2
約25mの高低差で自然流下
ダムから浄水場までの高低差を利用し、約2kmの導水管を通じて大きな動力を使わず原水を運びます。
- 3
凝集・傾斜管沈でん
薬品で濁りをまとめ、傾斜管沈でん設備でフロックを除去します。
- 4
砂ろ過・マンガン接触ろ過
残る濁りやマンガンへ対応するため、ろ過工程を通します。
- 5
塩素処理
ろ過後の水を塩素で消毒し、安全な水道水へ仕上げます。
- 6
市内配水系統へ送る
処理水を配水施設へ送り、旧施設の機能を段階的に引き継ぎながら市内へ供給します。
梅田浄水場の整備年表
水需要増加へ備える新浄水場を構想
将来需要増を前提に新たな浄水場計画が検討されました。
人口・水需要減少を反映
需要予測を見直し、老朽施設を段階的に代替する規模へ計画を再構築しました。
第1期工事に着手
梅田浄水場の本格整備が始まりました。
第1期工事完了
日量11,500立方メートルの処理設備などが完成しました。
第1期施設を供用開始
桐生川ダムを水源とする新しい浄水系統が稼働を始めました。
52項目の水質基準で検査
法令改正後の水質基準に対応し、水源から給水栓まで監視しています。
ろ過池制御機器を更新
タッチパネル・シーケンサの更新など、運転制御設備の保守を継続しています。
需要に合わせて段階整備
市の水需要と既存施設の更新時期を見ながら、段階的に機能再編を進める方針です。
見学・アクセス情報
梅田浄水場は現役施設です。過去に公開見学イベントの実施例はありますが、常設の一般見学予約制度は確認できません。
- 常設一般見学
- 現行公式案内では確認できません
- 公開実績
- 施設見学イベントの実施例あり
- 所在地
- 桐生市梅田町4丁目259
- 問い合わせ
- 桐生市水道局
- 訪問
- 管理区域へ無断で立ち入らない
- 見学希望時
- 事前に最新の公開予定を確認
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
令和8年度の水質管理
2026年度公表状況
桐生市水質センターは水道GLP認定のもと、梅田浄水場系統を含む水源・浄水・給水栓の検査を継続しています。
- 水質基準項目
- 52項目
- 水源
- 桐生川ダム湖表流水
- 代表給水地点
- 菱町一丁目など
- 一般細菌
- 2026年4〜6月公表分で0個/mL
- 大腸菌
- 2026年4〜6月公表分で陰性
- 品質管理
- 水道GLP認定
代表地点
代表地点
月別の個別値は変動するため、最新値は桐生市の水質検査結果を確認してください。
よくある質問
梅田浄水場はいつ使い始めましたか?
第1期施設は2021年4月に供用を開始しました。
処理能力はどのくらいですか?
第1期の施設能力は1日11,500立方メートルです。
水源はどこですか?
桐生川ダム湖の表流水です。
原水はポンプで送るのですか?
ダムから浄水場まで約25メートルの高低差を利用し、約2kmを自然流下で導水します。
どんな浄水方法ですか?
凝集・沈でん、砂ろ過、マンガン接触ろ過、塩素処理などを行います。
なぜ段階整備なのですか?
人口・水需要の減少を踏まえ、必要量に合わせて老朽施設を効率的に更新するためです。
見学できますか?
常設の一般見学制度は確認できません。公開イベントがある場合は桐生市の案内に従ってください。
現在も使われていますか?
はい。2026年度も水質検査と設備更新を続ける現役浄水場です。
桐生市梅田浄水場を理解するための要点
本ページでは、桐生市梅田浄水場を群馬県・桐生市の浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 群馬県桐生市梅田町4丁目259
- 施設種別
- 浄水場
- 年代・供用状況
- 2016〜2020年度第1期工事、2021年4月供用開始
- 構造・浄水方式
- 傾斜管沈でん・砂ろ過・急速ろ過・塩素処理を備える浄水施設
- 公表された浄水能力等
- 11,500立方メートル/日(第1期)
施設の機能と地域での役割
浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、水道水へ処理する工程を担います。施設固有の処理方式・能力・水源は本文の出典に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「常設の一般見学受付は公式案内で確認できない。見学イベントの実施例はあるため、訪問・見学を希望する場合は桐生市水道局へ事前確認する」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料5件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
群馬県桐生市梅田町4丁目259
ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。
座標確認:桐生市公開住所・Yahoo!マップを基に位置確認 ↗関連タグ
出典・参考資料
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。