配水池現存

福井市九頭竜第1配水池

2017年7月完成のPC造7,500m³×2池。耐震化済みの運搬給水拠点と九頭竜水系の配水機能

福井市北野下町の九頭竜浄水場区域に位置する現役配水池。2017年7月に九頭竜浄水場送水ポンプ場とともに完成し、プレストレストコンクリート(PC)造7,500m³×2池、合計15,000m³を備える。市の地域防災計画では運搬給水拠点に指定。令和8年度水道BCPでは耐震化「済」だが、想定震度7・液状化可能性「高い」、想定最大規模の洪水浸水0.5~3.0m未満も示される。浄水場見学の案内はあるが、配水池本体への自由入場とは異なる。

年代・現況2017年7月、九頭竜浄水場送水ポンプ場と同時に完成(福井市水道事業年表)
所在地福井市
構造・形式九頭竜第1配水池はプレストレストコンクリート(PC)造・公称容量7,500m³×2池。場内の別設備として第2配水池(RC造10,000m³×3池)、送水ポンプ場・配水ポンプ場がある。配水ポンプの設備値や第2配水池の遮断弁を第1配水池固有のものとしない
見学九頭竜浄水場全体には電話予約制の無料見学…

九頭竜浄水場区域にある第1配水池

九頭竜第1配水池は、福井市北野下町の九頭竜浄水場区域にある現役の配水施設です。福井市の水道事業年表は、2017年(平成29年)7月に「九頭竜浄水場送水ポンプ場・九頭竜第1配水池完成」と記録しています。地域防災計画の施設一覧では所在地を北野下町21-35とし、九頭竜水系の貯留・運搬給水拠点として位置付けています。[1][5]

プレストレストコンクリート造2池・15,000m³

市の水道事業年報に記載される第1配水池はPC造で、1池7,500m³を2池備え、合計15,000m³を貯留します。PCはプレストレストコンクリートの略称で、場内の九頭竜第2配水池に記録されるRC造10,000m³×3池(計30,000m³)とは別の施設です。合算した45,000m³を第1配水池単独の容量として書くことも、日量で示される浄水場の処理能力と同じものと扱うこともできません。[2][3][5]

整備計画と現有施設で池の数え方が異なる

福井市「水道事業のあゆみ」は第7次整備事業の工事内容で「配水池築造(九頭竜)V=15,000m³・1池」と表現しています。一方、既存施設を列挙する水道事業年報では「PC造7,500m³/池・2池」となります。両方とも合計量は15,000m³ですが、計画上の工事項目と完成後の個別池数の表記が異なります。差の具体的な理由は確認できず、現在の第1配水池の池数には年報の施設別記載を用い、計画欄を実在池の1池構成と断定する根拠にはしません。[2][3][12]

九頭竜川の表流水と地下水を処理して配水

令和8年度水質検査計画では、九頭竜浄水場は九頭竜川の表流水を中ノ郷取水場から取り入れ、薬品沈殿・急速ろ過・塩素処理を行います。場内外の地下水(休止井を含む26井)の処理水も扱い、浄水場全体として日量133,270m³の能力があります。これは九頭竜浄水場の能力であり、第1配水池単体へ1日に必ず流入する量ではありません。水の流れや混合の割合を第1配水池の各池ごとに確定する資料は確認できません。[6][7][8]

送水ポンプ場と第1配水池の機能を区別

2017年7月の年表は送水ポンプ場と第1配水池が同じ月に完成したとしますが、両者は別の設備です。九頭竜浄水場には送水ポンプ、配水ポンプ、別の配水池群があり、処理済みの水を系統ごとの圧力に応じて届けます。2009年更新の浄水場施設案内では、原目配水池へ送水して自然流下する系統と、配水ポンプにより市内へ直送する系統を説明しています。ただし、原目への送水管・送水ポンプのすべてが九頭竜第1配水池そのものに接続するとは断定しません。[1][3][6]

災害時には運搬給水拠点として活用

福井市地域防災計画資料編「配水施設等一覧表」は第1配水池を「運搬給水拠点」に指定し、有効貯水能力を15,000m³と記録しています。運搬給水拠点は災害時に給水車などが水を積み込むための施設区分です。同表では緊急遮断弁の設置マークは「九頭竜第2配水池」に付いています。第2配水池の弁を第1配水池の設備と取り違えず、第1配水池固有の弁の有無・作動条件や災害時の配水可能日数は未確認とします。[5]

2026年BCPで耐震化「済」、想定震度7

福井市の令和8年度水道BCPは九頭竜第1配水池について、想定震度7、液状化の可能性「高い」、耐震化状況「済」と明記しています。これに対し九頭竜第2配水池は同資料で耐震化「未定」です。施設ごとに耐震化評価が違うので、第1池の評価を浄水場全体や第2池に拡大しません。耐震化済みであっても、災害時の無被害や断水ゼロを保証する意味ではありません。[4]

洪水想定0.5~3.0m未満と液状化のリスク

同BCPの水害表には、九頭竜第1配水池所在地を北野下町、想定最大規模の浸水深度を0.5m以上3.0m未満、浸水継続時間を12時間未満、土砂崩れ等を「なし」と記載しています。これらはハザードマップ等に基づく想定で、配水池が実際に浸水したという被害記録や、貯留水の水質異常が必ず発生することを示す値ではありません。[4]

水質検査結果は第1配水池の池内水質と分ける

福井市は2026年度水質検査計画で市内の給水栓15地点について水質検査を行い、結果を公表しています。九頭竜浄水場の原水・出口水、配水系統の給水栓と、九頭竜第1配水池内部の水質は採水地点が異なります。市が2026年8月時点で市内給水栓の水質基準適合を案内していることを、この配水池2池の内部で直接検査した結果とは書きません。[7][8][14]

浄水場の無料見学と配水池単独の見学は別

九頭竜浄水場の見学は、2026年3月更新の市の案内で平日の9~12時・13~16時30分、所要約1時間30分、電話申込後に見学申込書提出、参加無料とされています。市のパンフレットは九頭竜第1配水池の写真を掲載し、2026年8月2日の上下水道施設バスツアーでは参加者が配水池の大きさを体感したと報告しています。ただし、ツアーは過去の限定行事で、通常時の案内では第1配水池の内部まで必ず入れるとは書かれていません。施設ごとの入場・撮影の許可と工事中の受入可否は浄水管理事務所へ確認が必要です。[9][10]

2026年の九頭竜浄水施設更新の入札情報と区別

福井市は2026年4月、九頭竜浄水施設更新事業の入札説明書等を公表しました。これは浄水場の設備更新事業に関する調達であり、2017年完成の九頭竜第1配水池が2026年に完成したという意味ではありません。また、同事業の発注公告を根拠に第1配水池の撤去・更新実施を確定しません。[1][13]

Deep research

福井市水道事業年表、令和4・6年度年報、2026年度水道BCP・水質検査計画、地域防災計画資料編、浄水場見学案内と2026年8月の見学実績を比較。2017年7月完成のPC造2池・15,000m³、運搬給水拠点、耐震化済みと液状化・洪水リスクの併存、別の第2配水池の緊急遮断弁、浄水場見学と第1池の個別見学の違いを整理しました。

最終確認:2026年10月19日

施設データを詳しく見る

完成
2017年7月

送水ポンプ場と同月に完成

施設所在地
福井市北野下町21-35

市の地域防災計画掲載

池の構造
プレストレストコンクリート(PC)造
第1配水池容量
7,500m³×2池=15,000m³
災害時の位置付け
運搬給水拠点
耐震化の状況
済

2026年度水道BCP

想定震度・液状化
震度7・可能性高い

2026年度BCPによる被害想定

想定最大浸水深度
0.5m以上3.0m未満

想定最大規模・浸水継続12時間未満

九頭竜浄水場能力
133,270m³/日

配水池の貯留量とは別指標

九頭竜川表流水と地下水から浄水・配水、運搬給水拠点まで

  1. 1

    九頭竜川の表流水を中ノ郷取水場から取り入れる

    九頭竜浄水場では九頭竜川の表流水を中ノ郷取水場から受け入れます。別に場内外の地下水井も水源として使用しています。

  2. 2

    浄水場で薬品沈殿・急速ろ過と塩素処理

    表流水は薬品沈殿・急速ろ過・前中後塩素処理を受けます。地下水側の浄水処理は別であり、浄水場は混合して市内に供給することを2026年度検査計画で説明しています。

  3. 3

    浄水場の配水池・ポンプ等で系統へ送る

    九頭竜浄水場内には第1・第2配水池、浄水池、送水・配水ポンプ場があります。すべてのポンプが第1配水池内蔵という意味ではありません。

  4. 4

    第1配水池のPC造2池に一時貯留

    第1配水池の年報上の公称容量は7,500m³×2池、合計15,000m³です。第2配水池(RC造10,000m³×3池)とは別施設です。

  5. 5

    水需要・系統に応じて利用者へ配水

    浄水場案内は原目配水池への送水・自然流下と、配水ポンプからの市内直送の別系統を説明しますが、第1配水池の個別出口管路・全給水町丁目は資料だけでは確定できません。

  6. 6

    災害時には運搬給水の積込み拠点として位置付け

    地域防災計画は第1配水池を運搬給水拠点に指定しています。平時に一般市民が無断で飲料水を受け取れる常設窓口とは異なります。

九頭竜水系の整備と第1配水池の防災・公開履歴

  1. 九頭竜水源でポンプ直送の給水開始

    福井市水道事業年表は九頭竜水系の初期供給を昭和38年に記録。2017年の第1配水池完成とは異なる。

  2. 九頭竜川表流水利用を開始

    年表は昭和55年に九頭竜川の表流水利用を開始したと記録。地下水のみの水系ではない。

  3. 九頭竜浄水場の消毒設備を変更

    次亜塩素酸ソーダを使用する消毒設備へ変更したことを公式年表に記録。配水池独自の設備ではない。

  4. 第7次整備事業で配水施設等を整備

    市の100周年リーフレットは九頭竜第1配水池と送水ポンプ場の更新を、第7次整備事業の成果として掲載。

  5. 第1配水池と送水ポンプ場が完成

    福井市の公式水道年表による完成月。PC造2池・合計15,000m³。

  6. 地域防災計画で運搬給水拠点を明示

    地域防災計画資料編の一覧表は第1配水池を運搬給水拠点とし、第2配水池側に緊急遮断弁の印を付す。

  7. 水道BCPは耐震化済みと評価

    震度7・液状化可能性高い・洪水浸水0.5~3.0m未満の想定も同時に掲載。

  8. 浄水場の予約見学条件を案内

    平日9:00~12:00・13:00~16:30、無料、事前電話と申込書。第1配水池本体の常設入場を保証しない。

  9. 市内上下水道施設バスツアーを開催

    九頭竜浄水場で配水池の大きさを体感したとの報告あり。過去の限定企画であり現在の自由見学可否とは別。

見学・アクセス情報

九頭竜浄水場には2026年現在の正式な事前申込制見学案内があります。ただし、第1配水池の池体内部の見学や無断立入が認められるわけではありません。

施設所在地
福井市北野下町21-35

九頭竜浄水場・地域防災計画上の第1配水池所在地

浄水場の通常見学
無料・事前の電話連絡と申込書提出が必要
見学実施時間
平日9:00~12:00/13:00~16:30

休日・年末年始除く

所要時間
約1時間30分

小学4年生向けの内容

見学申込先
浄水管理事務所 0776-54-5566
第1配水池の見学範囲
公式案内で個別には保証されていません

事前に対象施設・撮影・立入範囲の確認が必要

過去の公開実績
2026年8月2日の施設バスツアー

限定企画・申込は終了

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

2026年度の九頭竜水系の処理と水質検査

令和8年度(2026年度)水質検査計画・水質検査結果

九頭竜浄水場は中ノ郷取水場からの九頭竜川表流水と地下水(休止井を含め26井)を扱い、薬品沈殿・急速ろ過・塩素処理で水道水を供給します。2026年度の市内給水栓の水質検査は15地点で行われ、福井市は基準適合を案内しています。しかし個別の採水地点を第1配水池の2池内部に直接対応付ける公式資料は確認できません。

九頭竜浄水場の水源
九頭竜川表流水・地下水26井

2026年度計画、休止井含む

表流水の浄水工程
薬品沈殿・急速ろ過・塩素処理
九頭竜浄水場の能力
133,270m³/日
市内定期水質検査
給水栓15地点

第1配水池の池内採水数ではない

市の公表結果
水質基準に適合

給水栓の公表結果を池内の数値として転用しない

九頭竜浄水場の測定値や市内15地点の水質検査結果は、第1配水池の池別貯留水質を直接測定した値ではありません。実測値の詳細は福井市の最新公表を優先してください。

よくある質問

九頭竜第1配水池はいつ完成しましたか?

2017年7月に九頭竜浄水場送水ポンプ場とともに完成したと福井市の水道事業年表に記録されています。

1池15,000m³ですか?

完成後の年報はPC造7,500m³×2池・計15,000m³としています。第7次整備事業の計画概要には「15,000m³・1池」とあり、表記の対象差の理由は確認できません。

九頭竜第2配水池とは何が違いますか?

第1はPC造7,500m³×2池・15,000m³で運搬給水拠点、第2はRC造10,000m³×3池・30,000m³で、地域防災計画の緊急遮断弁設置マークは第2側です。

水源は九頭竜川だけですか?

九頭竜浄水場は九頭竜川の表流水に加え、場内外の地下水も使用します。処理水の各池への流入割合は確認できません。

耐震化は済んでいますか?

2026年度福井市水道BCPでは九頭竜第1配水池は「済」です。ただし想定震度7、液状化の可能性「高い」というリスク評価も記載されています。

洪水や浸水の危険はありますか?

2026年度BCPは想定最大規模の浸水深度0.5~3.0m未満、継続時間12時間未満と記載します。過去の浸水被害実績ではなく被害想定です。

災害時に飲料水を受け取れますか?

市は運搬給水拠点に指定していますが、平常時の一般開放や災害時に個人が直接立ち寄って受水する条件まで示すものではありません。

九頭竜第1配水池には緊急遮断弁がありますか?

地域防災計画の一覧表で緊急遮断弁の設置記号は第2配水池側に記載されています。第1配水池の弁の有無や起動条件は当該資料からは確認できません。

一般見学できますか?

九頭竜浄水場には電話申込制の無料見学がありますが、第1配水池本体まで見学範囲に含まれるかは事前に浄水管理事務所へ確認してください。

2026年の浄水施設更新工事で第1配水池も新しくなりますか?

2026年4月に公表された浄水施設更新事業の公告は、第1配水池の再更新や撤去が完了したことを示しません。第1配水池の完成年は2017年です。

福井市九頭竜第1配水池を理解するための要点

本ページでは、福井市九頭竜第1配水池を福井県・福井市の配水池として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
福井県福井市北野下町21-35(地域防災計画掲載の施設住所・九頭竜浄水場所在地)
施設種別
配水池
年代・供用状況
2017年7月、九頭竜浄水場送水ポンプ場と同時に完成(福井市水道事業年表)
構造・形式
九頭竜第1配水池はプレストレストコンクリート(PC)造・公称容量7,500m³×2池。場内の別設備として第2配水池(RC造10,000m³×3池)、送水ポンプ場・配水ポンプ場がある。配水ポンプの設備値や第2配水池の遮断弁を第1配水池固有のものとしない
公表された配水能力・容量等
九頭竜第1配水池:7,500m³×2池=合計15,000m³。九頭竜第2配水池の計30,000m³、浄水場の能力133,270m³/日とは別指標

施設の機能と地域での役割

配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「九頭竜浄水場全体には電話予約制の無料見学制度あり(平日9:00~12:00、13:00~16:30、所要約90分)。ただし九頭竜第1配水池本体を常時見学できるとの個別保証はない。見学範囲は担当職員に確認し、無断立入は不可。」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料14件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

福井県福井市北野下町21-35(地域防災計画掲載の施設住所・九頭竜浄水場所在地)

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関連タグ

#現役配水池#2017年完成#PC造#7,500m³×2池#計15,000m³#九頭竜水系#耐震化済#運搬給水拠点#2026年水道BCP#浄水場見学は予約制

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。