配水池廃止

福井市丸山配水池

1954年竣工のRC造1池1,150m³、2019年5月に丸山水系とともに廃止された歴史的配水施設

戦災・福井地震後の水道第一次拡張事業で1954年10月竣工。鉄筋コンクリート造1池・建設時容量1,150m³で、丸山第1・第2水源井の開発とともに市東部の給水体制を支えた。1992年に丸山浄水場が完成し、1993年に除鉄・除マンガン設備が稼働。丸山水系の取水施設・浄水場・配水池は2019年5月に廃止されたが、池体の現存・撤去、見学条件は確認できない。

年代・現況1954年10月竣工(第一次拡張事業全体は1955年3月完了との表記)、2019年5月丸山水系として廃止
所在地福井市
構造・形式建設時:鉄筋コンクリート造(RC造)配水池1池。寸法・現存構造物の状態は未確認
見学2019年5月に水道施設として廃止。構造…

戦災・震災からの復興後に計画された丸山水系

丸山配水池は福井市水道の第一次拡張事業に伴い整備された歴史的な配水施設です。戦災と福井地震から復旧した後、東部市街地の発展と水需要の増加を受け、市は1950年(昭和25年)3月に開発・新保・丸山地区へ水源を求める事業の認可を申請しました。同年8月に認可され、丸山水源を中心に拡張工事が始まりました。[1][2]

1954年10月に配水池と丸山第2水源井が完成

市の公式水道事業年表は1952年(昭和27年)に第一次拡張事業でポンプ直送による配水を開始したこと、1954年(昭和29年)10月に丸山第2水源井と丸山配水池が竣工したことを記録しています。一方、水道事業のあゆみは第一次拡張事業全体の竣工を1955年3月と記載します。配水池単体の完成1954年10月と、事業全体の完了年度を混同しません。[1][2]

鉄筋コンクリート造1池・歴史的容量1,150m³

福井市の第一次拡張事業工事内容表は、丸山配水池を「R.C造(1,150m³)」1池と記載しています。この1,150m³は当時建設された丸山配水池1池の容量であり、廃止された2019年以降の現役貯水量でも、後年整備された丸山浄水場の浄水能力でもありません。池の幅・長さ・深さ、現存する構造物の形状については公式公開資料で確認できません。[2][4]

地下水源2井と初期の配水網

第一次拡張事業は丸山第1・第2水源井(それぞれ口径300mm、深度120m)を2井備え、丸山配水池などの配水設備を整えました。同事業全体の工事表には直径100~350mmの配水管8,811m、直径250~300mmの送水管1,801.4mが計上されています。いずれも第一次拡張事業の設備合計であり、すべてが丸山配水池に直接接続する管路だったと断定するものではありません。[2]

当初の消毒設備と拡張事業全体の能力

第一次拡張事業の工事内容には滅菌室と乾式塩素滅菌機1基が記載されています。これは丸山水源を含む当時の水道拡張事業に設けられた消毒設備です。第一次拡張事業の計画給水人口は10万人、計画一日最大給水量は21,000m³/日でしたが、この21,000m³/日は事業全体の計画値で、丸山配水池1池の処理・配水能力ではありません。[2]

第二次拡張で丸山第3・第4水源井を整備

1956年4月~1960年3月の第二次拡張事業では、板垣や鹿ノ江の水源井とともに丸山第3・第4水源井が整備対象に含まれました。工事概要では水源井8井、深度120~170mの井戸群としてまとめられていますが、8井がすべて丸山配水池専用の水源であったとは示されていません。配水区域の拡張に合わせて水源の構成が変化した歴史を理解する資料です。[2]

1992年の丸山浄水場完成と1993年の除鉄・除マンガン設備

福井市の公式年表によると丸山浄水場は1991年5月に着工し、1992年3月に完成、1993年3月に除鉄・除マンガン設備が稼働しました。これは丸山水系における平成期の浄水処理の変化です。丸山配水池自身に除鉄・除マンガン装置が設けられたとする根拠ではなく、当時の管路ごとの受水経路・混合割合もこの沿革からは特定できません。[1][3]

2019年5月に丸山水系の水道施設を廃止

福井市の公式水道事業年表は2019年(令和元年)5月に「丸山水系の水道施設(取水施設・浄水場・配水池)を廃止」と記載しています。したがって丸山配水池は現在使用する水道の配水池として扱いません。一方、廃止とは水道施設の用途が終了したという意味であり、池体が解体されたか、埋め戻されたか、跡地が転用されたかはこの資料では確認できません。[1][3][4]

市内の現行配水池耐震化率は旧丸山配水池へ帰属させない

福井市は2026年4月更新の耐震化情報で令和7年度の総配水池容量87,510m³、耐震化容量38,025m³、耐震化率43.5%を公表しています。しかしこれは市の現在の事業全体の集計であり、2019年に廃止された丸山配水池が現行の容量・耐震化率の分母に含まれていることを示しません。旧丸山配水池そのものの耐震補強の実施有無も推測しません。[4][7]

現在の水質値や採水地点を旧施設に帰属させない

福井市上下水道局は2026年度の水質検査計画と水質検査結果を公開し、市内の給水栓や浄水場等を継続的に調査しています。ただし、廃止済みの丸山配水池から2026年に飲用水を供給しているわけではありません。現在の市内採水地点の測定値や水源の処理方式を、旧丸山配水池に直接紐付けた数値として掲載しません。[5][6]

廃止後の所在地・現存状態・見学条件は不詳

施設名の「丸山」や旧水源井の所在地情報だけでは、丸山配水池の敷地の番地、旧池体が現在どこまで残るか、管理区域と公道の境界は確定できません。市の現行公開資料には、旧丸山配水池について常設の一般公開・見学時間・跡地利用の案内を確認できません。現存または解体済みと決めつけず、旧敷地への自由立入が可能だとも書きません。[1][2][4]

Deep research

福井市の公式水道事業年表と水道事業のあゆみ、令和6年度事業年報、水道水質検査計画、2026年の耐震化情報を突き合わせました。1954年のRC造1池1,150m³、1950年代の丸山水源井、1992~1993年の浄水処理施設追加、2019年5月の水系廃止を施設と事業全体の数字を区別して解説します。廃止後の池体現存・解体、番地、見学については未確認のままです。

最終確認:2026-10-18

施設データを詳しく見る

丸山配水池の竣工
1954年10月

福井市の事業年表。[1]

第一次拡張事業全体の完了
1955年3月

市の事業のあゆみ。配水池単体の完成月と区別。[2]

配水池の建設時容量
1,150m³・1池

福井市の工事内容表。現役値ではない。[2]

当初の池構造
鉄筋コンクリート造(RC造)

建設時構造。2026年の池体現存を保証しない。[2]

丸山第1・第2水源井
口径300mm・深度120m、計2井

第一次拡張事業の地下水源。[2]

第一次拡張事業の計画一日最大給水量
21,000m³/日

施設単体ではなく拡張事業全体の値。[2]

丸山浄水場完成
1992年3月

配水池単体の建設年とは異なる。[1]

除鉄・除マンガン設備稼働
1993年3月

丸山浄水場の処理設備。[1]

水道施設としての廃止
2019年5月

取水・浄水・配水池を含む丸山水系の廃止。[1][4]

廃止後の池体・跡地
現存・撤去の範囲は不詳

廃止を解体と読み替えない。[1][3]

一般公開・見学
公式公開案内を確認できない

開放・自由立入可と推測しない。

地下水を活用した旧丸山水系の取水・配水と廃止まで

  1. 1

    地下水を取水(1950年代)

    第一次拡張で丸山第1・第2水源井を整備。両井は口径300mm・深度120mの地下水源として記録されています。[2]

  2. 2

    丸山水源の揚水・滅菌

    第一次拡張事業の工事表には乾式塩素滅菌機1基が含まれます。池体内部の個別消毒設備とは断定しません。[2]

  3. 3

    送水・配水管を整備

    同事業全体の送水管1,801.4m、配水管8,811mは工事全体の施工量であり、すべてが丸山配水池から直接延びる管ではありません。[2]

  4. 4

    1954年の丸山配水池へ貯留

    鉄筋コンクリート造1池、歴史的容量1,150m³に水を貯め、需要に応じて配水していました。[1][2]

  5. 5

    1993年以降は丸山浄水場の処理が系統に加わる

    除鉄・除マンガン設備が丸山浄水場で稼働。個別の運転条件と配水池への配管接続の詳細は確認できません。[1]

  6. 6

    2019年5月に丸山水系として廃止

    取水・浄水場・配水池が廃止。現在の福井市水道の稼働配水池としては扱いません。[1][4]

丸山配水池と福井市水道の第一次・第二次拡張事業年表

  1. 戦災・福井地震からの復旧

    被害施設の修理と市内への給水復旧が進み、市街地拡張の需要が増加しました。[1][2]

  2. 第一次拡張を申請・認可、工事着手

    開発・新保・丸山地区の水源開発を中心に認可を取得。[2]

  3. 第一次拡張でポンプ直送配水開始

    後の配水池竣工に先行する送配水整備の記録。[1]

  4. 丸山配水池と丸山第2水源井が竣工

    福井市公式年表の施設竣工記録。[1]

  5. 第一次拡張事業全体が竣工

    「水道事業のあゆみ」の事業全体の竣工年月。1954年10月の配水池完成とは別。[2]

  6. 第二次拡張で水源を増強

    丸山第3・第4水源井を含む複数の井戸を整備。8井すべてが丸山専用ではありません。[2]

  7. 丸山浄水場に着工

    福井市水道事業年表の記録。[1]

  8. 丸山浄水場が完成

    後年の浄水施設整備。[1]

  9. 丸山浄水場の除鉄・除マンガン設備が稼働

    当初の滅菌設備との区別が必要な処理設備の追加。[1]

  10. 丸山水系を廃止

    福井市は取水施設・浄水場・配水池を水道施設として廃止したと記録しています。[1]

  11. 廃止後の公開資料を再監査

    現在の市水質検査・耐震化情報を旧配水池へ帰属させず、撤去・見学は不詳とした編集確認日。[5][6][7]

見学・アクセス情報

丸山配水池の水道施設としての利用は2019年5月に終了しました。2026年時点の構造物の残存範囲と跡地の所有・利用、管理区域、見学条件を示す公式資料は確認できません。

施設の名称
福井市丸山配水池

廃止水道施設。丸山浄水場とは別の設備。[1][2]

番地単位の所在地
公式公開資料で確認できない

『丸山』の地名から位置座標を作らない。

配水池としての現況
2019年5月に廃止

2019年以降の現役配水池とは扱わない。[1]

現存・撤去
公式公開資料で確認できない

水道施設の廃止から撤去済みとは推定しない。

一般公開
常設の一般公開案内を確認できない

公開期間・自由立入の許可を推定しない。

水質の取扱い
2026年の現役水道系統の値は帰属させない

廃止設備の現在値を掲載しない。[5][6]

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

旧丸山水系の処理方式と、現在の水質情報との境界

1993年~2019年の過去の運用/2026年度の現役水道水質

丸山水系では1950年代の第一次拡張事業で乾式塩素滅菌設備を整備し、1993年からは丸山浄水場の除鉄・除マンガン設備が稼働しました。一方、2019年5月に丸山水系の取水・浄水・配水池が廃止されたため、2026年度の福井市水質検査結果を旧丸山配水池の貯留水質として引用することはできません。[1][2][5][6]

1950年代の消毒関連設備
乾式塩素滅菌機1基

第一次拡張事業全体の工事表に記載。[2]

1993年以降の水質処理
丸山浄水場の除鉄・除マンガン設備

配水池固有の装置ではありません。[1]

丸山水系の廃止
2019年5月

旧施設からの給水は廃止。[1]

2026年度の水質検査
市の現役水道事業を対象

丸山配水池固有の測定地点や測定値ではない。[5][6]

現役水道の検査結果は福井市上下水道局の公表ページを参照し、過去に廃止された施設の水質値として直接帰属させないでください。

よくある質問

丸山配水池はいつ建設されましたか?

福井市の公式年表によると1954年10月に竣工しました。第一次拡張事業全体の竣工は別資料で1955年3月と記載されています。[1][2]

丸山配水池の容量・構造は?

第一次拡張事業の工事表では鉄筋コンクリート造1池、容量1,150m³です。現役の貯水容量ではありません。[2]

丸山配水池の水源は何でしたか?

第一次拡張で丸山第1・第2水源井を整備した地下水系統です。両井の口径は300mm、深度120mです。[2]

21,000m³/日は丸山配水池の給水能力ですか?

いいえ。これは第一次拡張事業全体の一日最大給水量の計画値であり、丸山配水池は貯留施設で容量1,150m³です。[2]

丸山浄水場はいつできましたか?

福井市の年表では1992年3月完成、翌1993年3月に除鉄・除マンガン設備が稼働しました。[1]

丸山配水池はいまも運用されていますか?

いいえ。2019年5月に丸山水系の取水・浄水場・配水池が廃止されました。[1]

廃止後に解体されたのですか?

水道施設としての廃止は確認できますが、構造物の解体・埋戻し・現存範囲は公式公開資料で確認できません。[1][4]

丸山配水池の住所はどこですか?

番地単位の所在地は今回の市公式公開資料から確認できず、地名に基づく推測は掲載しません。

今は見学できますか?

廃止後の常設一般公開、跡地利用、立入可能区域を示す公式案内を確認できません。自由入場できる施設とは案内しません。

2026年の水質検査結果は旧丸山配水池にも当てはまりますか?

当てはめられません。2019年に廃止された施設なので、2026年の市内給水栓・浄水場の値を旧配水池の現況へ直接帰属させないでください。[5][6]

福井市丸山配水池を理解するための要点

本ページでは、福井市丸山配水池を福井県・福井市の配水池として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

施設種別
配水池
年代・供用状況
1954年10月竣工(第一次拡張事業全体は1955年3月完了との表記)、2019年5月丸山水系として廃止
構造・形式
建設時:鉄筋コンクリート造(RC造)配水池1池。寸法・現存構造物の状態は未確認
公表された配水能力・容量等
建設時の配水池容量1,150m³(1池)。2019年廃止、現役の施設能力・貯水容量ではない

施設の機能と地域での役割

配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「2019年5月に水道施設として廃止。構造物の現存・解体、跡地利用、一般公開・立入条件を公式公開資料では確認できない。」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料7件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

福井県 福井市 福井市丸山配水池

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関連タグ

#廃止施設#丸山水系#1954年竣工#RC造配水池#配水池1,150m³#地下水源#第一次拡張事業#除鉄・除マンガン

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。