配水池現存

福井市足羽山配水池

1924年の創設水道に始まる、一本木水系のRC造2池・合計7,300m³の配水拠点

福井市足羽1丁目8番35号の足羽山にある現役配水池。1924年9月の創設水道給水開始を支えた歴史を持つが、現行のRC造2池は後年の改築を経ており、1924年竣工の池体がそのまま残るとはいえない。一本木浄水場から地下水系の処理水を受け、合計7,300m³を貯留して自然流下配水する。2026年の水道BCPは2026〜2028年度に耐震化予定と記載し、完成済みとはしていない。

年代・現況1921年10月に足羽山配水池敷地で創設水道起工式、1924年9月給水開始。現行池体は第六次拡張事業(1995〜2006年度)で改築、個別完了日は未特定
所在地福井市
構造・形式鉄筋コンクリート造(RC造)配水池2池、各公称3,650m³。令和6年度年報に緊急遮断弁φ600mm 1台、φ300mm電磁流量計1台、φ350mm流量制御弁1台を掲載
見学現役の水道管理施設。敷地内の青松園は利用…

一本木水系の水を市内へ届ける足羽山配水池

福井市足羽山配水池は、福井市足羽1丁目8番35号の足羽山上にある現役の配水施設です。福井市の創設水道は山上の配水池へ水を揚げ、地形の高低差を利用して市街地へ配る方式から始まりました。現在も一本木浄水場で処理された地下水系の浄水を受け、市内へ自然流下で配水する役割を担っています。浄水場と配水池は別の施設です。[1][2][3]

1921年の起工式と1924年の給水開始

福井市の公式水道事業年表では、1921年10月に足羽山配水池敷地で創設水道の起工式が行われ、1924年9月に給水開始、1925年3月に創設工事が竣工したと記録されています。1924年はこの配水池を含む創設水道の供用が始まった年であり、現在の2池の構造体が1924年のまま残っていることを意味しません。市の水道100周年資料も、木田村一本木地区の地下水を山上へ揚水したことを紹介しています。[3][11]

第六次拡張事業で2池を改築

福井市の「水道事業のあゆみ」には、第六次拡張事業(1995年4月〜2007年3月)の工事内容として「足羽山配水池改築」、RC造・3,650m³・2池と明記されています。現行の池体諸元を説明する際は、この改築記録と令和6年度年報を優先します。ただし工事全体の期間をそのまま個別池の改築完成年として記載しません。[2][4]

配水池容量7,300m³と設備

令和6年度水道事業年報では、足羽山配水池はRC造・公称容量3,650m³/池・2池。したがって2池の公称容量の合計は7,300m³です。同資料はφ600mmの緊急遮断弁1台、φ300mm電磁流量計1台、φ350mm流量制御弁1台も記載しています。7,300m³は貯留容量で、一本木浄水場の日量処理能力7,100m³/日や市全体の配水実績とは別の数値です。[2][7]

地下水から一本木浄水場を経て足羽山へ

一本木浄水場は福井市春日3丁目918にあり、施設案内では場外水源井9井、酸化池2池、ろ過タンク3基、送水ポンプ5台を紹介しています。令和8年度水質検査計画では、休止中の井戸を含む地下水10井、浄水場能力7,100m³/日、除鉄・除マンガンと前塩素処理を記載します。「9井」と「10井」は資料の数え方と基準時点が異なるため混同しません。浄水場が処理した水をポンプで配水池に送り、配水池から自然流下で市内へ届けます。[1][7]

一本木水系の水質監視は西木田を代表地点とする

福井市水安全計画の検査地点表では、福井中配水ブロックの「一本木水系—足羽山配水池」に対する毎日・毎月の代表検査地点として西木田3丁目を掲げます。令和8年度は市内の給水栓15地点で毎月検査、23地点で色・濁り・残留塩素を毎日確認する計画です。西木田の検査は系統の蛇口等の水質であり、足羽山配水池の池内から直接採取した結果とは扱いません。[7][8][9]

緊急遮断弁と災害対応

足羽山配水池には緊急遮断弁が備えられています。災害時の配水管損傷等に備えた設備である一方、弁の具体的な起動条件、災害時に確保される専用水量、敷地内での直接給水開始条件は今回の公式資料から特定できません。「緊急遮断弁がある」と「現地で誰でも飲料水を受け取れる」は別の意味です。[2][6]

2026〜2028年度の耐震化計画は未完了として扱う

令和8年度(2026年度)福井市水道BCPの個別施設表では、足羽山配水池の耐震化の状況を「未(R8〜R10年度)」と表記しています。2024中間見直し版の水道ビジョンにも、足羽山配水池の更新・ダウンサイジングによって将来の配水池耐震化率を高める方針があります。いずれも計画・目標であり、2026年10月時点の工事完成証明ではありません。更新後の容量・供用年月は確定しません。[5][6]

土砂災害の想定と施設リスク

同BCPの想定被害表では、足羽山配水池は想定震度6弱、液状化の可能性「無し」、想定最大規模の浸水深度「なし」と記載されます。ただし土砂災害については「急傾斜地の崩壊」が想定されています。これは公的な被害想定であって、過去に実際に崩壊したことを示すものではありません。[6]

敷地内の青松園と配水池の見学条件は異なる

足羽山配水池の施設内にある青松園は、市が利用を案内する和風建物です。青松園の住所は足羽1丁目8番35号で、利用時間・休園日・駐車場の案内もあります。しかし、青松園の利用案内は水道配水池の内部公開を許可するものではありません。配水池の点検用区域や池体内部について常設の一般見学案内は確認できないため、無断入場を前提としないでください。[10]

現行施設の竣工年と更新後諸元は未特定

1924年の創設水道と、第六次拡張事業で改築されたRC造2池は区別して記載します。池ごとの改築完成日、2026年以降の耐震化工事の完成・検収、将来のダウンサイジング後の最終容量、緊急遮断弁の操作条件などは、確認できないまま数値や年を埋めません。[2][4][5][6]

Deep research

福井市の水道事業年表、施設紹介、令和6年度年報、2026年度水質検査計画・水道BCP、水安全計画、2024中間見直し版水道ビジョンを照合。創設水道1924年の歴史と後年改築の現行2池を分け、貯水容量7,300m³、一本木水系の地下水処理、自然流下、緊急遮断弁、2026〜2028年度の耐震化計画、土砂災害の想定、青松園と配水池の見学範囲を整理しました。

最終確認:2026年10月18日

施設データを詳しく見る

創設水道の給水開始
1924年9月

現行2池の個別竣工年ではない

所在地
福井市足羽1丁目8番35号
構造
鉄筋コンクリート造2池
公称容量
3,650m³×2池=7,300m³
主な受水元
一本木浄水場(地下水系)
一本木浄水場能力
7,100m³/日

2026年度水質検査計画・配水池容量と別指標

送水・配水
浄水場からポンプ送水/配水池から自然流下
緊急遮断弁
φ600mm×1台

令和6年度年報

耐震化計画
2026〜2028年度

2026年度水道BCPでは「未」

一本木水系の地下水から足羽山配水池を経て市街地へ

  1. 1

    一本木地区の地下水源井

    一本木浄水場は地下水を水源とします。2025年の施設案内は場外9井、2026年度水質検査計画は休止中の井戸を含む10井としています。集計対象の違いを明示します。

  2. 2

    一本木浄水場で除鉄・除マンガンと消毒

    春日3丁目918の一本木浄水場で酸化池・ろ過タンク等を用いて処理し、次亜塩素酸ナトリウムによる前塩素処理を行います。能力7,100m³/日は浄水場の指標です。

  3. 3

    送水ポンプで足羽山へ

    一本木浄水場の施設案内は、浄水をポンプで足羽山配水池へ送ると明記します。場内の送水ポンプは5台と紹介されています。

  4. 4

    足羽山のRC造2池で貯留

    山上の配水池は公称3,650m³の2池、合計7,300m³です。流量計や流量制御弁、緊急遮断弁は配水施設の設備として年報に掲載されています。

  5. 5

    高低差を利用して市街地へ配水

    浄水は足羽山配水池から自然流下で市内へ送られます。地形の高低差を利用する配水方式で、個々の町丁目への管路や混合割合を確定する資料はありません。

  6. 6

    西木田3丁目の給水栓等で水質確認

    水安全計画は一本木水系・足羽山配水池に対応する毎日・毎月の検査地点を西木田3丁目としています。池内の直接採水地点ではありません。

創設水道から耐震化計画までの年表

  1. 足羽山配水池敷地で起工式

    福井市の創設水道の工事が足羽山配水池敷地から始まりました。

  2. 創設水道が給水開始

    一本木地区の地下水を足羽山へ揚水して自然流下で市内へ供給する仕組みが始まりました。

  3. 創設工事が竣工

    市の公式年表が水道事業全体の竣工年月として記録します。

  4. 配水池敷地内の青松園が完成

    青松園は後に和室・茶室などを利用できる施設として案内されています。配水池内部の一般公開とは異なります。

  5. 第六次拡張事業で配水池を改築

    第六次拡張事業の工事内訳に足羽山配水池改築、RC造3,650m³×2池とあります。施設単独の竣工日は確認できません。

  6. 更新とダウンサイジングを方針化

    福井市水道事業ビジョンは足羽山配水池の更新で配水池耐震化率の向上を目指しています。完成や更新後容量の確定ではありません。

  7. 水道BCPで耐震化未完・計画期間を記載

    個別施設表は足羽山配水池を「未(R8〜R10年度)」としており、足羽山揚水ポンプ所も同期間を記載。実工事の完成とは扱いません。

  8. 一本木水系の水質検査を継続

    令和8年度水質検査計画は一本木浄水場を現役の地下水系施設として記載し、西木田などの給水栓で検査を続けています。

見学・アクセス情報

足羽山配水池は現役水道施設です。同じ敷地の青松園は利用案内がありますが、配水池本体の一般見学や内部立入を認めるものではありません。

施設所在地
福井市足羽1丁目8番35号

2026年度水道BCPの個別施設一覧

配水池内部の見学
常設の一般公開案内を確認できません
青松園
利用案内あり

配水池敷地内の別施設。和室・茶室などの利用条件は市の案内に従う

青松園の利用時間
9:00〜21:00

配水池の見学時間ではありません

青松園の休園日
月曜・年末年始

月曜祝日の場合は火曜

水道施設の問い合わせ
福井市上下水道局 浄水管理事務所

0776-54-5566、配水池の一般見学を保証する窓口ではありません

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

2026年度 一本木水系と西木田の水質管理

令和8年度(2026年度)水質検査計画

一本木浄水場は地下水を除鉄・除マンガン処理し、次亜塩素酸ナトリウムで消毒する系統です。市の水安全計画は足羽山配水池に対応する代表検査地点を西木田3丁目としています。2026年度計画では給水栓15地点で毎月、23地点で色・濁り・残留塩素を毎日調べます。市は令和8年度の公表済み給水栓水が水質基準に適合すると案内しています。

浄水場の主水源
地下水(2026計画では休止井を含む10井)
浄水場の処理
除鉄・除マンガン・前塩素
一本木系の代表検査地点
西木田3丁目
毎月の給水栓検査
市内15地点
毎日の色・濁り・残留塩素
市内23地点

西木田などの給水栓の結果は、配水池内で採取した水質値を示すものではありません。年報・水安全計画・水質検査計画で地点や年度を区別しています。

よくある質問

足羽山配水池はいつできたのですか?

福井市の創設水道は1921年10月に足羽山配水池敷地で起工し、1924年9月に給水を始めました。現行2池は第六次拡張事業で改築されており、1924年の池体が現存すると断定できません。

容量は何立方メートルですか?

令和6年度年報ではRC造3,650m³の2池で、合計公称容量7,300m³です。一本木浄水場の7,100m³/日とは別の指標です。

水源は何ですか?

一本木浄水場が処理する地下水です。浄水場からポンプで足羽山へ送り、そこから自然流下で市内へ配水します。

一本木の水源井は9井ですか、10井ですか?

2025年の施設案内は場外9井、2026年度水質検査計画は休止中の井戸を含む10井と記載します。対象の違いを省いて1つの現在値に統一しません。

災害時にどのような設備が役立ちますか?

令和6年度年報にφ600mmの緊急遮断弁1台が掲載されています。弁の詳細な起動条件や災害時に直接受水できる場所・時間は確認できません。

耐震化工事は完成していますか?

2026年度の福井市水道BCPでは「未(R8〜R10年度)」です。期間は2026〜2028年度の計画を意味し、完成済みを示しません。

足羽山配水池の水質検査結果はどこですか?

一本木水系に対応する西木田3丁目の給水栓の検査が公表されています。配水池の池内から直接採取した値として扱わないでください。

土砂災害の危険はありますか?

2026年度BCPは想定最大規模の浸水深度を「なし」としつつ、急傾斜地の崩壊を想定しています。実際に災害が発生したとの記録ではありません。

青松園を利用すれば配水池も見学できますか?

青松園は同一敷地の利用施設ですが、配水池内部の公開許可を示すものではありません。水道施設の一般公開案内は確認できません。

福井市足羽山配水池を理解するための要点

本ページでは、福井市足羽山配水池を福井県・福井市の配水池として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
福井県福井市足羽1丁目8番35号(2026年水道BCP掲載)
施設種別
配水池
年代・供用状況
1921年10月に足羽山配水池敷地で創設水道起工式、1924年9月給水開始。現行池体は第六次拡張事業(1995〜2006年度)で改築、個別完了日は未特定
構造・形式
鉄筋コンクリート造(RC造)配水池2池、各公称3,650m³。令和6年度年報に緊急遮断弁φ600mm 1台、φ300mm電磁流量計1台、φ350mm流量制御弁1台を掲載
公表された配水能力・容量等
配水池の公称容量:3,650m³×2池=7,300m³。一本木浄水場の2026年度計画記載の能力7,100m³/日は浄水場側の日量能力であり、池の容量ではない

施設の機能と地域での役割

配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「現役の水道管理施設。敷地内の青松園は利用案内があるが、配水池内部の見学・自由立入を認める案内は確認できない。青松園の開園条件を配水池へ適用しない。」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料11件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

福井県福井市足羽1丁目8番35号(2026年水道BCP掲載)

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地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。

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関連タグ

#現役配水池#1924年創設水道#一本木水系#RC造#配水池7,300m³#自然流下#緊急遮断弁#耐震化計画#青松園

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。