配水池現存

福井市原目配水池

1967年完成の九頭竜水系配水池。既設10,000m³を維持しつつ、15,000m³への耐震更新を進める

福井市原目町の原目山にある現役配水池。1965年12月着工、1967年7月完成の既設RC造2池は5,000m³×2池・計10,000m³。九頭竜浄水場からの浄水を市街地と福井赤十字病院などへ配水する。2025~2030年の更新事業では片池を運用しながら新設7,500m³×2池・計15,000m³へ更新する計画だが、2026年度BCP上は耐震化未完で、計画容量は現有容量ではない。

年代・現況1965年12月着工、1967年7月完成。耐震更新事業2025年2月21日~2030年3月31日予定(2026年度BCPは未・R7~R11年度)
所在地福井市
構造・形式既設:鉄筋コンクリート造5,000m³×2池、φ600mm流量異常・震度感知型信号式バタフライ弁4台(令和5年度年報)。計画:7,500m³×2池、緊急遮断弁室・監視計装・非常用電源等。新池本体の構造形式は要求水準書では指定なし
見学配水池内部の常設一般見学・自由入場案内を…

原目山から市街地と災害拠点病院を支える

原目配水池は福井市原目町の原目山山間部にある、九頭竜水系の現役配水池です。九頭竜浄水場で処理した水を貯め、市街地や福井赤十字病院などの災害拠点病院へ供給します。浄水場そのものではなく、処理後の水の貯留・配水を担う施設です。公式の事業所在地は原目町地係までで、建設JVの作業所住所を配水池本体の番地として使いません。[1][5]

1965年着工、1967年7月完成

福井市の水道事業年表は、第三次拡張事業として1965年12月に原目配水池建設工事に着手し、1967年7月に完成したと記録しています。同年11月の第三次拡張事業の通水記録とは区別します。[2]

既設の鉄筋コンクリート造2池と設備

令和5年度水道事業年報・更新要求水準書の既設値は、RC造5,000m³の2池で合計10,000m³です。年報にはφ600mm流量異常・震度感知型信号式バタフライ弁4台、φ500mm配水電磁流量計、φ600mm自動圧力調整弁、φ150mm配水電磁流量計などが掲載されています。1993年10月にはφ600mm緊急遮断弁2台を設置し、1995年3月には第2期工事が完成しました。初期設置台数と後年の設備総数は同じ指標ではありません。[2][3][5]

九頭竜浄水場からのポンプ直送と配水池の自然圧力

更新要求水準書は、市街地への給水に九頭竜浄水場からのポンプ直送と原目配水池の自然圧力を併用していると明記します。令和8年度水質検査計画で九頭竜浄水場は表流水・地下水を水源とし、薬品沈殿・急速ろ過と前・中・後塩素処理を使用、能力は133,270m³/日です。この日量は浄水場全体の処理能力で、原目配水池固有の流入量・貯留容量ではありません。[5][9]

福井赤十字病院への重要給水施設配水管路

福井市の2026年耐震化公表は、原目配水池から福井赤十字病院へ至る重要給水施設配水管路を優先して耐震化すると説明しています。災害拠点病院への水道供給は施設の重要な役割ですが、地震時の無条件の給水継続や病院専用の固定貯水量まで保証する資料ではありません。[1][8]

既設10,000m³から計画15,000m³へ

2024年の更新要求水準書は、既設RC造5,000m³×2池を二期に分けて1池ずつ解体し、新設7,500m³×2池、計15,000m³に更新する計画を示しています。片池を稼働させて配水を継続しながら、もう片池を撤去・施工する方式です。新設池の構造形式は入札説明書で「指定なし」であり、既設RC造の構造を新池に流用しません。計画容量は2026年現在の完成・供用済み容量ではありません。[1][5][6]

新設要求設備は設置済みとは限らない

更新仕様には、RC造の緊急遮断弁室と弁、送水管φ700mm、配水管φ800mm、排水管φ500mm、流量計・水位計・配水圧力計・遠方監視設備、交流無停電電源装置、地震計、不断水弁などがあります。これらは事業の要求水準で、個々の設備の施工・検収完了を示す資料ではありません。[5]

事業終了予定日と工事完成予定日は異なる

福井市の2026年2月24日更新の事業紹介は、期間を2025年2月21日~2030年3月31日予定、受注者を安藤ハザマ・新内・新富特定建設工事共同企業体、落札価格を税込3,484,998,000円と記載しています。設計・施工一括のDB方式です。一方、市の水道工事情報には工事完成予定日2030年3月13日とあります。事業終了予定日と工事完成予定日は別の工程の予定日として併記します。[1][12]

2026年の現場工事と耐震化の状態

施工JVの公開情報によると2025年12月に現場工事へ着手し、2026年6~7月には管理用道路掘削や法面保護、鉄筋挿入工を行い、同年8月も道路掘削を予定していました。新設池の完成を裏付ける資料ではありません。福井市の令和8年度水道BCPは原目配水池について想定震度6強、液状化の可能性「低い」、耐震化状況「未(R7~R11年度)」と記載します。[7][13][14]

原目配水池系統の水質監視地点は重立町

福井市の水安全計画の定期検査地点表では、原目配水池の系統に対応する毎日・毎月の採水地点は重立町です。令和8年度水質検査計画は市内の給水栓15地点で水質基準項目を毎月、監視局5地点と給水栓18地点で色・濁り・残留塩素を毎日検査するとしています。重立町の給水栓の水質値を配水池内部から直接採水した値として扱いません。[4][9][10][11]

見学条件・番地・更新済み設備は未確認

旧入札の現地視察は入札参加者向けの案内で、一般公開の根拠にはなりません。配水池本体の番地、現在の見学可能範囲、更新後の実容量、個々の機器の最新施工状況、停電時の連続給水時間などを一次資料では確定できないため推測しません。[1][5][6]

Deep research

福井市の水道事業年表、令和5・6年度年報、更新要求水準書、2026年度水道BCP・水質検査計画・水安全計画、市の工事情報と施工JVの進捗を照合。既設2池10,000m³と新設計画2池15,000m³、緊急遮断弁、市街地・災害拠点病院への給水、重立町の水質検査地点、更新未完了と一般公開情報の限界を区別します。

最終確認:2026年10月18日

施設データを詳しく見る

建設着工
1965年12月
既設完成
1967年7月
既設容量
5,000m³×2池=10,000m³
更新計画容量
7,500m³×2池=15,000m³

現有・完成済み容量ではない

既設緊急遮断弁
φ600mm×4台

令和5年度年報の感知式弁

水源・受水元
九頭竜浄水場(表流水・地下水)
関連浄水場能力
133,270m³/日

配水池の容量とは別指標

更新事業期間
2025年2月21日~2030年3月31日(予定)
落札価格
税込3,484,998,000円
耐震化状況
未(2025~2029年度)

2026年度BCP

九頭竜浄水場から原目山の配水池、重立町まで

  1. 1

    九頭竜浄水場の水源

    九頭竜浄水場は表流水と地下水を水源とする施設です。日量133,270m³は浄水場の施設能力です。

  2. 2

    薬品沈殿・急速ろ過・消毒

    九頭竜浄水場で原水を処理します。浄水場の浄水設備を原目配水池の設備として記載しません。

  3. 3

    九頭竜浄水場から送水

    更新要求水準書は九頭竜浄水場からのポンプ直送と原目配水池の自然圧力を併用すると説明しています。

  4. 4

    原目山の既設2池に貯留

    現行既設RC造5,000m³×2池で貯留し、流量計・圧力調整弁・緊急遮断弁等で配水を管理します。

  5. 5

    自然圧力・ポンプ直送を併用して市街地へ

    原目配水池は市街地や福井赤十字病院等への供給に関わり、災害拠点病院向け重要管路の耐震化が優先されています。

  6. 6

    重立町の給水栓等で定期水質検査

    原目配水池系統の検査地点は重立町です。配水池内部を直接採水した値ではありません。

  7. 7

    片池を稼働しながら段階更新

    一方を稼働させ、もう一方の解体・新設を繰り返す計画です。更新計画15,000m³は施工完了後の計画値です。

原目配水池の建設から耐震更新計画まで

  1. 建設工事着手

    第三次拡張事業の一環として原目配水池の工事を開始。

  2. 原目配水池完成

    既設RC造2池の施設として完成。第三次拡張事業全体の通水は同年11月。

  3. 緊急遮断弁2台を設置

    市の水道事業年表にφ600mm弁2台の設置記録。

  4. 緊急遮断弁の第2期工事完成

    後年の年報では感知式φ600mmバタフライ弁4台を掲載。

  5. 更新要求水準書を公開

    既設2池の段階解体と計画15,000m³、緊急遮断・遠隔監視等の要求仕様を定義。

  6. 更新事業期間開始

    設計・施工一括方式による約5年間の更新事業。

  7. 施工JVが現場工事の着手を告知

    山頂の樹木伐採などの現場作業を開始。

  8. 管理用道路整備・法面保護

    施工JVが道路掘削、モルタル吹付・鉄筋挿入工等を案内。新池の供用開始証明ではない。

  9. BCP上は耐震化未

    想定震度6強、液状化可能性低い、未(R7~R11年度)。

  10. 更新事業終了の予定

    市の工事完成予定日は3月13日、契約上の事業終了予定は3月31日。

見学・アクセス情報

工事中の現役配水施設であり、常設の一般公開案内は確認できません。2024年の入札参加者向け現地視察を一般見学制度とみなしません。

所在地
福井市原目町地係(原目山)

施設番地未確認

一般公開・内部見学
公式の常設案内を確認できません
自由入場
可能と確認できません

水道管理・工事区域の無断立入を避ける

工事事業期間
2025年2月21日~2030年3月31日(予定)
市の工事完成予定日
2030年3月13日

事業終了予定とは別

問い合わせ
福井市上下水道局 水道管路課(0776-20-5640)

見学可能を保証する窓口ではない

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

2026年度の九頭竜水系・原目配水池系統の水質管理

令和8年度水質検査計画(2026年度)

福井市の水安全計画は、福井中配水ブロックの九頭竜水系・原目配水池に対する毎日・毎月検査地点を重立町としています。2026年度は市内の給水栓15地点で水質基準項目を毎月、5監視局と18給水栓で色・濁り・残留塩素を毎日検査します。これらは市内または系統の給水栓検査であり、配水池内部の採水値に置き換えません。

原目配水池系統代表地点
重立町
毎月の水質検査
市内給水栓15地点
毎日の色・濁り・残留塩素
監視局5地点・給水栓18地点
関連する浄水処理
九頭竜浄水場の薬品沈殿・急速ろ過・塩素処理
九頭竜浄水場の能力
133,270m³/日

配水池容量と異なる

令和6年度年報の重立町測定値も2026年度の池内水質ではありません。公式資料の年度・採水地点・指標を区別しています。

よくある質問

原目配水池は何年にできましたか?

1965年12月着工、1967年7月完成です。

どこから水が来るのですか?

九頭竜浄水場の浄水を受けます。市街地への給水は浄水場のポンプ直送と原目配水池の自然圧力を併用します。

現在の配水池容量は?

既設は5,000m³×2池で計10,000m³です。新設計画15,000m³は完成済み容量ではありません。

新設池も鉄筋コンクリート造ですか?

既設はRC造ですが、更新後の池本体について要求資料は構造形式を指定していません。

更新工事の費用と時期は?

落札価格は税込3,484,998,000円。事業期間は2025年2月21日~2030年3月31日の予定です。

2026年に耐震化は完了していますか?

2026年度水道BCPでは耐震化『未(R7~R11年度)』です。完成を確認できる資料はありません。

緊急遮断弁はありますか?

1993年に2台を設置した記録と、1995年の第2期工事完成記録があり、令和5年度年報ではφ600mmの感知式バタフライ弁4台とされています。

水質検査はどこで行っていますか?

系統の代表地点は重立町です。給水栓の水質と配水池内の直接採水値を区別します。

福井赤十字病院にも給水しますか?

市は原目配水池から福井赤十字病院へ至る重要給水施設配水管路を耐震化の優先対象としています。

見学できますか?

常設の一般公開・自由入場を認める公式案内は確認できません。

福井市原目配水池を理解するための要点

本ページでは、福井市原目配水池を福井県・福井市の配水池として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
福井県福井市原目町地係(原目山。配水池本体の番地は不詳)
施設種別
配水池
年代・供用状況
1965年12月着工、1967年7月完成。耐震更新事業2025年2月21日~2030年3月31日予定(2026年度BCPは未・R7~R11年度)
構造・形式
既設:鉄筋コンクリート造5,000m³×2池、φ600mm流量異常・震度感知型信号式バタフライ弁4台(令和5年度年報)。計画:7,500m³×2池、緊急遮断弁室・監視計装・非常用電源等。新池本体の構造形式は要求水準書では指定なし
公表された配水能力・容量等
既設:5,000m³×2池=10,000m³。更新計画:7,500m³×2池=15,000m³(未完成・計画値)。九頭竜浄水場の能力133,270m³/日は別指標

施設の機能と地域での役割

配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「配水池内部の常設一般見学・自由入場案内を確認できない。工事関係者向け現地視察と一般公開を混同しない。工事・水道管理区域への無断立入は避ける。」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料14件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

福井県福井市原目町地係(原目山。配水池本体の番地は不詳)

地図を大きく見る ↗

地図を読み込むとGoogle マップへ通信します。

地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。

地図検索:公開住所による地図検索 ↗

関連タグ

#1967年完成#九頭竜水系#現役配水池#既設RC造#既設10,000m³#更新計画15,000m³#緊急遮断弁#耐震更新#災害拠点病院#重立町水質検査

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。