水道を供給する設備ではなく、東京の水道史を伝える展示施設
東京都水道歴史館は、文京区本郷2丁目7番1号の東京都水道局本郷庁舎内に設けられた水道史の資料館です。江戸上水から近現代の東京水道までの技術、設備、暮らしとの関わりを展示しています。現役の浄水場や配水所ではなく、東京都水道局の広報・学習施設です。処理水量や配水池容量を当館の能力として示しません。[1][6]
1984年の前身施設を経て1995年4月に開館
東京都水道局が開設した水道関連の広報施設には、淀橋浄水場の模型室、水道参考館、水道局資料室などの前史があります。1981年6月1日に資料室を開設し、1984年10月31日に西新宿の東京都水道記念館が開館しました。現在の東京都水道歴史館は、その前身を継いで1995年4月15日に文京区本郷で開館しています。「1984年」は前身の開館年で、現在の歴史館の開館年ではありません。[1]
2009年6月1日に展示をリニューアルし、2024年4月1日から空調・トイレなどの設備改修のため休館しました。東京都水道局は同年10月1日の再開館を発表しています。これは新館の開館や浄水施設の運転開始ではありません。[1][6][7]
2階は神田上水・玉川上水と江戸の暮らし
公式フロアガイドは2階の江戸上水展示からの見学を勧めています。2階には神田上水と玉川上水の仕組みを示す木樋の実物、上水井戸、古文書や絵図、江戸長屋の再現空間などがあります。上水路が町に水を運び、人々が使った仕組みを資料と模型から学べます。[3][4]
歴史館が保管する『上水記』は、1788年から1791年にかけて作成された江戸上水の記録で、1977年に東京都指定有形文化財(古文書)となりました。ただし、収蔵品が常時すべて原本展示される意味ではありません。館の案内では原本を秋の特別展示で公開しています。[4]
1階は近代水道と震災・戦争・渇水の歴史
1階は明治以降の近代水道の整備、水道技術の発展、家庭生活と水との関係を扱う展示室です。実物大の模型や映像を通じて、震災、戦争、渇水などを経た東京の水道の変化を紹介しています。展示の主題は東京の水道事業の歴史であり、歴史館の敷地で浄水処理が行われるという意味ではありません。[1][3][6]
3階ライブラリーと本郷給水所公苑の屋外展示
3階のライブラリーでは、江戸上水、近代水道、水資源・河川などに関する資料と図書を閲覧できます。開室時間は9:30~17:00。開架資料の利用と異なり、閉架資料の閲覧には事前申請が必要です。ライブラリー内ではコピーや資料撮影ができないため、展示室での個人撮影条件をそのまま適用できません。[3][5]
隣接する本郷給水所公苑には、移築・復原された神田上水石樋と神田上水白堀が展示されています。公式案内によれば歴史館の開館時間中は館敷地から公苑へ行き来できます。石樋は1985年に道路下で発見された遺構で、その後公苑へ移築復原されました。屋外の移築遺構と館内収蔵資料は区別します。[3][4]
開館時間、入館料、団体予約の条件
2026年11月2日に確認した利用案内では、開館9:30~17:00、最終入館16:30、入館料無料です。休館は第4月曜日(休日の場合は翌日)と12月28日~1月4日です。7名以上の利用は2026年度から事前予約が必要で、団体向けのガイドツアーも案内されています。少人数の通常見学と団体予約を混同しないでください。[2]
御茶ノ水駅または本郷三丁目駅から徒歩約8分、水道橋駅または新御茶ノ水駅から約12分。館専用の駐車場はありません。館内は1~3階をエレベーターで移動でき、車いすの貸出は1台と案内されています。訪問前には臨時休館やイベントによる変更を公式サイトでご確認ください。[2]
Deep research
東京都水道歴史館の施設案内・沿革・フロアガイド・収蔵資料・ライブラリー案内と東京都水道局の2024年再開館発表を照合した。現館の1995年開館と前身の1984年開館、2024年の一時休館・再開館を分離し、2026年11月2日に公表されている利用条件を記録する。[1][2][3][4][5][6][7]
最終確認:2026-11-02
施設データを詳しく見る
- 現在の歴史館の開館日
- 1995年4月15日
- 1階の展示
- 近現代水道
- 2階の展示
- 江戸上水
- 3階の施設
- ライブラリー等
- 開館時間(2026年11月確認)
- 9:30~17:00
- 入館料(2026年11月確認)
- 無料
- 団体事前予約(2026年度)
- 7名以上
- 指定文化財の収蔵
- 『上水記』10巻
1984年は西新宿の前身・東京都水道記念館の開館日。[1]
明治以降の水道と震災・戦争・渇水など。[3]
神田上水・玉川上水、木樋、江戸長屋など。[3]
資料閲覧・映像、レクチャーホール。[3][5]
最終入館16:30。[2]
通常展示の入館料。[2]
2026年度から5名以上→7名以上に変更。[2]
1791年完成、1977年東京都指定有形文化財(古文書)。常設原本展示とは限らない。[4]
江戸上水から現代水道へ、展示をたどる流れ
歴史館は給水工程を担う施設ではないため、水処理工程に代えて公式フロアガイドによる見学順と展示の対応を整理する。[3]
- 1
2階で江戸上水を知る
神田上水・玉川上水の仕組み、上水井戸、木樋などの資料を見る。[3]
- 2
江戸の生活を再現展示で学ぶ
江戸長屋の再現空間や上水に関する文書・絵図を通じて水利用を理解する。[3][4]
- 3
1階で近現代水道へ進む
明治以降の水道整備、震災・戦争・渇水への対応を模型・映像でたどる。[3]
- 4
3階で文献を調べる
開架図書を閲覧し、閉架資料は事前申請の条件に従って利用する。[5]
- 5
隣接する移築遺構を確認する
本郷給水所公苑の神田上水石樋・白堀を見る。館敷地からの往来は開館時間中に案内される。[3][4]
東京都水道歴史館の年表
水道局資料室の開設
現在の歴史館に先立つ東京水道広報施設の一つ。[1]
前身の東京都水道記念館が開館
西新宿に設けられた前身施設。現在館の開館とは区別。[1]
東京都水道歴史館が開館
文京区の東京都水道局本郷庁舎内に開館。[1]
リニューアルオープン
展示を更新して再公開。[1]
旧中島博士邸の井桁を移築復原展示
公式館史に掲載された展示拡充。[1]
神田上水白堀を移築復原展示
隣接公苑の屋外展示の沿革。[1][3]
累計来館者90万人を達成
館の公式沿革が示す到達日で、2026年現在の人数ではない。[1]
設備改修で一時休館
空調、給排水設備、門扉などを更新。[6][7]
設備改修後の再開館
東京都水道局が再開を公表。[6][7]
開館30周年
1995年の現館開館を起点とする周年。[1]
見学・アクセス情報
通常の入館は無料だが、休館日や団体予約条件がある。以下は2026年11月2日に確認した公式利用案内で、実際の訪問前に臨時休館・催事予定を再確認する。[2]
- 住所
- 東京都文京区本郷2-7-1
- 料金
- 入館無料
- 開館
- 9:30~17:00
- 休館
- 第4月曜・12/28~1/4
- 団体
- 7名以上は事前予約
- 鉄道
- 御茶ノ水・本郷三丁目から徒歩約8分
- 駐車場
- 専用駐車場なし
- 問い合わせ
- 03-5802-9040
東京都水道局本郷庁舎内。[1][2]
通常入館の案内。[2]
最終入館16:30。[2]
第4月曜が休日の場合は翌日。[2]
2026年度からの基準。案内ツアーも相談可能。[2]
水道橋・新御茶ノ水から約12分。[2]
自転車用の駐輪スペースは入口横にあり。[2]
団体案内の受付電話。[2]
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
収蔵資料と展示公開の範囲
2026年11月2日閲覧の館公式案内
江戸上水の『上水記』、木樋、共用栓・消火栓、神田上水石樋などを扱う。『上水記』の原本は年1回の秋の特別展示で公開されるという案内であり、毎日の原本常設展示と記述しない。歴史館の展示資料に浄水場の水質検査値を対応付けない。[3][4]
- 『上水記』成立
- 1791年
- 『上水記』の指定
- 1977年
- 神田上水石樋の発見
- 1985年
- 閉架資料の閲覧
- 事前申請
1788年起稿、3年をかけて作成。[4]
東京都指定有形文化財(古文書)。[4]
道路下で発見、後に本郷給水所公苑に移築復原。[4]
ライブラリー受付に前もって相談する条件。[5]
展示収蔵品と隣接公苑の移築遺構は別物。利用条件・特別展示は変更されるため公式サイトで確認する。
よくある質問
東京都水道歴史館は何を見学する施設ですか?
江戸の神田上水・玉川上水から現代の東京水道に至る歴史、技術、生活との関わりを展示する東京都水道局のPR施設です。[1][3]
東京都水道歴史館はいつ開館しましたか?
現館は1995年4月15日です。1984年10月31日開館の東京都水道記念館は前身であり、同じ開館日ではありません。[1]
入館料と開館時間は?
2026年11月2日時点の公式案内では無料、9:30~17:00で最終入館16:30です。[2]
毎週月曜日が休館ですか?
いいえ。定例休館は毎月第4月曜日(休日は翌日)と年末年始12月28日~1月4日です。臨時変更の有無は来館前に確認してください。[2]
予約は必要ですか?
2026年度の案内では7名以上の団体は事前予約が必要です。通常の少人数見学と団体予約の条件は異なります。[2]
江戸時代の木製水道管を見ることができますか?
2階の江戸上水展示に木樋の実物や江戸長屋の再現展示があります。[3][4]
『上水記』の原本は常時展示されていますか?
常時展示とは案内されていません。館は秋の東京文化財ウィークに合わせて特別に原本を公開すると説明しています。[4]
3階の図書資料を閲覧できますか?
開架図書は閲覧できます。閉架資料は事前申請が必要で、資料の撮影・複写には制限があります。[5]
2024年に閉館したままですか?
いいえ。空調などの改修に伴う休館を経て2024年10月1日に再開館しました。[6][7]
水道歴史館は水道水を浄化する施設ですか?
いいえ。水道史の展示・資料閲覧施設であり、個別の浄水能力・配水能力を持つ浄水場として扱いません。[1][3]
東京都水道歴史館を理解するための要点
本ページでは、東京都水道歴史館を東京都・文京区の資料館として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 東京都文京区本郷2-7-1
- 施設種別
- 資料館
- 年代・供用状況
- 1995年4月15日開館(前身の東京都水道記念館は1984年10月31日開館)
- 構造・形式
- 東京都水道局本郷庁舎内の展示施設。1階は近現代水道、2階は江戸上水、3階はライブラリー・レクチャーホール
施設の役割と読み方
施設の用途や運用状況は種類ごとに異なります。上記の本文と出典を基に、名称・所在地・構造・沿革・地域との関係を確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「入館無料。9:30~17:00(最終入館16:30)、第4月曜(休日は翌日)・12月28日~1月4日休館。7名以上の団体は事前予約が必要(2026年度案内)。」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料7件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
東京都文京区本郷2-7-1
地図を読み込むとGoogle マップへ通信します。
地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。
地図検索:公開住所による地図検索 ↗出典・参考資料
- 1東京都水道歴史館「東京都水道歴史館について」(沿革、1995年開館、2009年更新、2025年30周年)↗本文に戻る ↑
- 2東京都水道歴史館「利用案内」(2026年11月2日確認、開館・休館・料金・団体予約・交通)↗本文に戻る ↑
- 3東京都水道歴史館「フロアガイド」(展示室、ライブラリー、屋外展示)↗本文に戻る ↑
- 4東京都水道歴史館「収蔵資料」(上水記、木樋、共用栓、神田上水石樋)↗本文に戻る ↑
- 5東京都水道歴史館「ライブラリー」(公開図書・閉架資料の利用条件)↗本文に戻る ↑
- 6東京都水道局「東京都水道歴史館の再開館について」(2024年8月27日発表)↗本文に戻る ↑
- 7東京都水道歴史館「2024年10月1日再開館のお知らせ」(2024年8月27日)↗本文に戻る ↑
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。