配水場現存

さいたま市大宮配水場

創設時の地下水系浄水場から、県営水道受水・小水力発電・応急給水を備える基幹配水場へ

1937年1月11日竣工のさいたま市大宮配水場。創設時は地下水を水源とする浄水場として給水を始め、1999年12月21日に県営大久保浄水場からの受水設備を加えて配水場へ更新された。現在は深井戸3井、ろ水能力13,000立方メートル/日、配水池18,000立方メートル、1,000kVA非常用発電、50kW小水力発電、緊急遮断弁、住民用給水栓を備え、1日37,600立方メートルを配水する。

年代・現況1937年1月11日竣工・給水開始、1999年12月21日県営水道受水施設を加えて配水場へ更新
所在地さいたま市
構造・形式深井戸3井、着水井26.88立方メートル、混和池401.50立方メートル、ろ水機2基(計13,000立方メートル/日)、配水池2池(計18,000立方メートル)、配水ポンプ4台、50kW小水力発電設備、1,000kVA非常用発電設備、緊急遮断弁、集中監視制御設備
見学配水池上部の「水とやすらぎの広場」は市民…

1937年、埼玉県南水道組合の創設時に給水開始

大宮配水場はさいたま市大宮区桜木町4-534-1にある現役の配水場である。さいたま市水道局の前身である埼玉県南水道組合の創設時、1937年に地下水を水源とする浄水場として給水を開始した。令和6年度水道事業年報では1937年1月11日竣工と記録されている。

1999年に県営水道受水施設を増設

1999年12月21日、県営水道の受水設備を加えて配水場へ更新された。現在は埼玉県営大久保浄水場から受ける浄水と、市が保有する深井戸地下水を組み合わせて配水する。さいたま市は、現在の地下水を主に非常用水源として維持しながら県営水道を主要水源として利用している。

深井戸3井と日量13,000立方メートルのろ水設備

深井戸は3井あり、口径350ミリメートル・深度180メートルが1井、同口径・深度300メートルが2井である。令和6年度年報では取水ポンプ3台、着水井26.88立方メートル、混和池401.50立方メートルを備える。ろ水機は6,500立方メートル/日2基で、合計ろ水能力は1日13,000立方メートルである。

配水池は2池・合計18,000立方メートル

浄水池兼配水池は2池で、合計容量18,000立方メートル。現行施設案内では1池9,000立方メートルとされる。令和6年度年報では、45.85メートル×15.60メートル、有効水深13.80メートルの配水池2池として掲載されている。施設全体の配水能力は1日37,600立方メートルである。

4台の配水ポンプと集中監視で送水

配水ポンプは4台で、令和6年度年報では1台あたり毎分12.5立方メートル、全揚程50メートル、160kW。取水・ろ過・受水・配水の各流量を電磁流量計で測定し、監視制御盤による集中管理を行う。さいたま市の浄・配水場は配水管理事務所中央管理室から一元的に運転監視されている。

1,000kVA非常用発電と緊急遮断弁

停電時に備え、1,200PSのエンジンと1,000kVAの非常用発電設備を備える。配水池には口径450ミリメートル、設定加速度250ガルの緊急遮断弁1基が設けられており、大きな地震時に貯留水の流出を抑え、応急給水用の水を確保できる構成となっている。

50kW小水力発電で場内電力の一部を賄う

大宮配水場には50kWの小水力発電設備が1基設置されている。さいたま市は、配水場で生じる水のエネルギーを活用し、施設で使用する電力の一部を小水力発電で賄っていると案内している。再生可能エネルギーを水道施設運用に組み込んだ施設の一つである。

配水池上部は「水とやすらぎの広場」

配水池上部は水道施設用地を有効利用した親水公園「水とやすらぎの広場」として市民に開放されている。2026年度も夏季にジャブジャブ池が運営され、9月30日をもって同年度の開催を終了した。水道施設本体の管理区域とは区分して利用されている。

災害時は住民用給水栓を開設

大宮配水場には住民用給水栓が設置されており、さいたま市は地下式配水池向けの開設マニュアルを公開している。災害等で断水した場合、近隣住民が応急給水を行えるよう整備された施設である。

令和8年度も出口水・深井戸・給水栓を検査

令和8年度水質検査計画では、大宮配水場出口の水道水、深井戸3本、大宮配水場系統の代表給水栓を検査対象としている。代表給水栓は中央区上落合地内の上落合公園である。県営水道受水と地下水を併用するため、配水場出口・原水井戸・給水栓の各段階で水質を確認する。

2025~2027年度に配水ポンプ更新事業

さいたま市は大宮配水場の配水ポンプ更新事業を2025年度から2027年度の継続事業として進めている。令和8年度補正予算資料では、事業完了を2028年3月としている。2026年10月3日時点では事業期間中であり、更新完了とは扱わない。

Deep research

さいたま市の現行施設案内、令和6年度水道事業年報、令和8年度水質検査計画、防災・親水公園資料、令和8年度補正予算を照合し、1937年の創設、1999年の県営水道受水化、深井戸3井、配水池18,000立方メートル、1,000kVA非常用発電、50kW小水力発電、緊急遮断弁、住民用給水栓、2025~2027年度の配水ポンプ更新まで整理しました。

最終確認:2026年10月3日

施設データを詳しく見る

竣工
1937年1月11日
配水場へ更新
1999年12月21日
配水能力
37,600立方メートル/日
深井戸
3井
配水池
9,000立方メートル×2池
総貯水容量
18,000立方メートル
小水力発電
50kW×1基
非常用発電
1,000kVA

県営大久保浄水場と深井戸から大宮配水場系統へ届く水の流れ

  1. 1

    県営大久保浄水場から浄水を受水

    埼玉県営大久保浄水場で処理された水道水を受け入れます。大宮配水場には1999年に県営水道受水設備が増設されました。

  2. 2

    深井戸3井から地下水を取水

    深度180メートル1井、300メートル2井の深井戸から地下水を取水します。

  3. 3

    地下水をろ水・滅菌

    着水井、混和池を経て、6,500立方メートル/日2基のろ水機で処理し、薬液注入設備で水質を管理します。

  4. 4

    配水池2池へ貯留

    9,000立方メートルの配水池2池、合計18,000立方メートルへ水を蓄えます。

  5. 5

    4台の配水ポンプで送水

    4台の配水ポンプを使い、大宮配水場系統へ需要に応じた水量・水圧で送り出します。

  6. 6

    上落合公園で水質を確認

    令和8年度は中央区上落合地内の上落合公園を大宮配水場系統の代表給水栓として検査します。

大宮配水場の創設・受水化・更新年表

  1. 大宮配水場の前身施設が竣工

    埼玉県南水道組合の創設時、地下水を水源とする浄水場として給水を開始しました。

  2. 県営水道受水施設を増設

    県営大久保浄水場からの受水設備を加え、現在の配水場機能へ更新しました。

  3. 地下水と県営水道を併用

    深井戸3井を非常用水源として維持しつつ、県営水道受水と組み合わせて給水します。

  4. 小水力発電50kWを運用

    水のエネルギーを利用して、配水場で使う電力の一部を発電しています。

  5. 配水ポンプ更新事業開始

    大宮配水場の配水ポンプ更新を複数年度の継続事業として開始しました。

  6. 配水ポンプ更新事業を継続

    令和8年度補正予算でも継続費が設定され、工事を継続しています。

  7. 配水ポンプ更新事業完了予定

    令和8年度補正予算資料に示された予定であり、2026年10月3日時点では未完了です。

見学・アクセス情報

大宮配水場の水道設備内部は管理施設ですが、配水池上部は「水とやすらぎの広場」として市民に開放されています。災害時には住民用給水栓による応急給水にも対応します。

地上部
水とやすらぎの広場として利用可
ジャブジャブ池
夏季限定

令和8年度は9月30日で終了

水道施設内部
常設一般見学の案内なし
所在地
さいたま市大宮区桜木町4-534-1
住民用給水栓
設置あり
公園電話
048-641-0198

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

令和8年度 大宮配水場系統の水質管理

2026年度水質検査計画

大宮配水場は県営水道の浄水受水と深井戸地下水を併用します。令和8年度は配水場出口、3本の深井戸、大宮配水場系統の給水栓を検査対象として管理します。

県営水道
大久保浄水場から受水
深井戸
3本を原水検査
配水場出口
定期検査対象
代表給水栓
上落合公園
地下水処理
ろ水・薬液注入
配水能力
37,600立方メートル/日

最新の個別測定値はさいたま市が公表する令和8年度月別水質検査結果を確認してください。

よくある質問

大宮配水場はいつから使われていますか?

1937年に地下水を水源とする浄水場として給水を開始し、1999年に県営水道受水設備を増設して配水場へ更新されました。

水源は何ですか?

県営大久保浄水場から受ける浄水と、深井戸3井から取水する地下水です。

配水池の容量は?

9,000立方メートルの配水池が2池あり、合計18,000立方メートルです。

停電対策はありますか?

はい。令和6年度水道事業年報では1,000kVAの非常用発電設備を備えています。

小水力発電をしていますか?

はい。50kWの小水力発電設備1基で、配水場使用電力の一部を賄っています。

災害時に給水できますか?

はい。住民用給水栓が設置され、さいたま市が大宮配水場の応急給水施設開設マニュアルを公開しています。

配水ポンプ更新は完了していますか?

まだです。2026年10月3日時点では更新事業中で、さいたま市の令和8年度補正予算資料では2028年3月完了予定です。

一般の人が入れますか?

配水池上部の「水とやすらぎの広場」は利用できますが、水道設備内部の常設一般見学案内は確認できません。

さいたま市大宮配水場を理解するための要点

本ページでは、さいたま市大宮配水場を埼玉県・さいたま市の配水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-534-1
施設種別
配水場
年代・供用状況
1937年1月11日竣工・給水開始、1999年12月21日県営水道受水施設を加えて配水場へ更新
構造・形式
深井戸3井、着水井26.88立方メートル、混和池401.50立方メートル、ろ水機2基(計13,000立方メートル/日)、配水池2池(計18,000立方メートル)、配水ポンプ4台、50kW小水力発電設備、1,000kVA非常用発電設備、緊急遮断弁、集中監視制御設備
公表された配水能力・容量等
配水能力37,600立方メートル/日、配水池総容量18,000立方メートル(9,000立方メートル×2池)、ろ水能力13,000立方メートル/日

施設の機能と地域での役割

配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「配水池上部の「水とやすらぎの広場」は市民利用可。水道施設内部の常設一般見学案内は確認できない。住民用給水栓を備える応急給水施設でもあるため、管理区域には立ち入らない」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料8件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-534-1

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地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。

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関連タグ

#現役施設#県営水道受水#地下水#深井戸#配水池#小水力発電#緊急遮断弁#非常用発電#応急給水#親水公園

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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