浄水場見学可

豊中市柴原浄水場

猪名川伏流水を処理する豊中市唯一の自己水系浄水場

1964年6月に竣工した豊中市唯一の自己水系浄水場。猪名川の伏流水を猪名川取水場で取り入れ、石橋中継ポンプ場を経て導水し、高速凝集沈でん・急速ろ過・消毒で処理する。施設能力は1日28,000立方メートルで、現在も予約制の施設見学を受け入れている。

年代・現況1963年9月着工、1964年6月竣工
所在地豊中市
構造・浄水方式薬品注入室・高速凝集沈でん池・急速ろ過池・浄水池・送水ポンプ室・排水処理施設
見学事前予約制で1~20人を受け入れ。土日祝…

豊中市で唯一の自己水系浄水場

柴原浄水場は、豊中市が自ら確保する猪名川の伏流水を処理する市内唯一の自己水系浄水場である。第3次上水道拡張事業の一環として1963年9月に着工し、1964年6月に竣工した。大阪広域水道企業団からの受水と組み合わせながら、市独自の水源を持つ系統として現在も給水を支えている。

猪名川の伏流水を二段階でポンプ送水

原水は伊丹市の猪名川取水場で河床下の伏流水を取り入れる。そこから約1.7キロメートル先の石橋中継ポンプ場へ送水し、さらに標高差を越えて約1.6キロメートル先の柴原浄水場へ送る。取水場の水利権量は1日19,008立方メートルで、浄水場の施設能力28,000立方メートル/日とは意味が異なる数値として扱う。

高速凝集沈でんと急速ろ過

浄水場では薬品を加えて細かな濁りをフロックにまとめ、高速凝集沈でん池で沈めた後、急速ろ過池を通して残る濁りを除去する。最後に消毒し、浄水池へ貯留して送水する。河川表流水を直接取る施設とは異なり伏流水を水源とするが、安定した品質を確保するため複数の処理工程を備える。

施設能力は1日28,000立方メートル

豊中市の施設一覧は、柴原浄水場の施設能力を1日28,000立方メートル、敷地面積を6,407平方メートルとしている。2026年度の市広報では、柴原浄水場でつくる水は豊中市全体の給水量のおおむね1割と紹介されており、規模だけでなく自己水源を維持する役割にも意味がある。

中央監視と水質管理の拠点

柴原浄水場には中央監視設備があり、市内10か所の水質自動測定装置から届くデータを集中的に確認する。水質検査は水道GLPに基づく体制で行われ、2026年4月から水質基準項目となったPFOS・PFOAにも対応している。取水から配水までを一体で監視する拠点でもある。

設備を段階的に更新

既存施設を使い続けるため、2015~2016年度には高速凝集沈でん設備、2015~2017年度には薬品注入設備、2017~2019年度には受変電設備などの更新が行われた。1960年代の施設であっても、機械・電気設備を更新しながら現代の水質・耐久性要求へ対応している。

1人から予約できる施設見学

豊中市は柴原浄水場の見学を事前予約制で受け付けている。受付人数は1人から20人までで、水道水ができる過程や水の大切さを学べる。2026年には親子向け施設見学や上下水道モニターの見学も実施され、現在も市民向けの学習施設として活用されている。

Deep research

豊中市の施設一覧、水未来構想、事業年報、見学案内を照合し、猪名川伏流水の取水・中継送水、浄水処理、施設能力、設備更新、水質監視、2026年度の見学状況まで整理しました。取水場の水利権量と浄水場の施設能力は異なる指標として区別しています。

最終確認:2026年9月4日

施設データを詳しく見る

竣工
1964年6月

1963年9月着工

敷地面積
6,407平方メートル
施設能力
28,000立方メートル/日
猪名川取水場の水利権量
19,008立方メートル/日

施設能力とは別指標

市内給水への割合
おおむね1割

2026年度モニター通信の説明

見学人数
1~20人

事前予約制

猪名川から豊中市内までの水の流れ

  1. 1

    猪名川の伏流水を取水

    猪名川取水場で河床下の集水埋渠から伏流水を取り入れ、吸水井へ集めます。

  2. 2

    約1.7kmを石橋中継ポンプ場へ

    取水した原水をポンプで石橋中継ポンプ場まで送り、標高差に対応します。

  3. 3

    約1.6kmを柴原浄水場へ再送水

    中継ポンプ場から再びポンプで柴原浄水場へ原水を送ります。

  4. 4

    高速凝集沈でん

    薬品で濁りをフロックにまとめ、高速凝集沈でん池で沈めます。

  5. 5

    急速ろ過・消毒

    沈でん後の水を急速ろ過し、消毒して安全な水道水へ仕上げます。

  6. 6

    配水場・管網から市内へ

    浄水を配水施設へ送り、大阪広域水道企業団からの受水と組み合わせて市内へ給水します。

柴原浄水場と自己水系統の年表

  1. 猪名川取水場が竣工

    豊中市自己水系統の取水拠点が整備されました。

  2. 石橋中継ポンプ場を整備

    原水を高所の柴原浄水場へ送る中継施設が整いました。

  3. 柴原浄水場着工

    第3次上水道拡張事業の中核施設として工事を開始しました。

  4. 柴原浄水場竣工

    豊中市唯一の自己水系浄水場として稼働しました。

  5. 中央監視設備を更新

    分散する水道施設の監視・制御機能を強化しました。

  6. 猪名川取水場を改築

    自己水源系統の取水設備を更新しました。

  7. 主要設備を段階更新

    沈でん、薬品注入、受変電設備を順次更新しました。

  8. 見学・水質監視を継続

    親子施設見学やモニター見学を実施し、PFOS・PFOAを含む水質管理を継続しています。

見学・アクセス情報

柴原浄水場は現役施設ですが、豊中市は事前予約による施設見学を受け付けています。

見学
事前予約制
人数
1~20人
内容
水道水ができるまで・水の大切さ
申込
電話・ファクス・電子メール
所在地
豊中市宮山町3丁目20番1号
2026年度企画
親子見学・上下水道モニター見学を実施

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

柴原系統の水質管理

令和8年度(2026年度)

豊中市は水源から蛇口までの水質管理を行い、市内の水質自動測定装置を柴原浄水場の監視制御システムで集中監視しています。

水道GLP
認定体制で検査
水質自動測定装置
市内10か所
監視拠点
柴原浄水場
PFOS・PFOA
2026年4月から水質基準項目へ対応
原水
猪名川伏流水
監視
24時間の連続監視を実施

測定値は時期・地点で変わるため、最新値は豊中市上下水道局が公表する月別結果を確認してください。

よくある質問

柴原浄水場はいつできましたか?

1963年9月に着工し、1964年6月に竣工しました。

水源はどこですか?

猪名川の河床下を流れる伏流水です。

施設能力はどのくらいですか?

1日28,000立方メートルです。

なぜ取水量19,008立方メートル/日と数字が違いますか?

19,008は猪名川取水場の水利権量で、浄水場の施設能力28,000とは指標が異なります。

どのように浄水しますか?

高速凝集沈でん、急速ろ過、消毒を組み合わせて処理します。

見学できますか?

はい。1~20人の事前予約制で受け付けています。

水質はどこで監視していますか?

柴原浄水場の監視制御システムで、市内10か所の水質モニターを集中監視しています。

現在も使われていますか?

はい。豊中市唯一の自己水系浄水場として現在も稼働しています。

豊中市柴原浄水場を理解するための要点

本ページでは、豊中市柴原浄水場大阪府・豊中市浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
大阪府豊中市宮山町3丁目20番1号
施設種別
浄水場
年代・供用状況
1963年9月着工、1964年6月竣工
構造・浄水方式
薬品注入室・高速凝集沈でん池・急速ろ過池・浄水池・送水ポンプ室・排水処理施設
公表された浄水能力等
施設能力28,000立方メートル/日

施設の機能と地域での役割

浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、水道水へ処理する工程を担います。施設固有の処理方式・能力・水源は本文の出典に基づいて確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「事前予約制で1~20人を受け入れ。土日祝日・年末年始を除く時間帯に、電話・ファクス・電子メールで浄水課へ申し込む」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料4件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

大阪府豊中市宮山町3丁目20番1号

地図を大きく見る ↗

ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。

座標確認MapFan 施設地図

関連タグ

#現役施設#猪名川#伏流水#高速凝集沈でん#急速ろ過#見学可#水質監視

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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