奈良市外に築いた創設浄水場
木津浄水場は京都府木津川市鹿背山、木津川左岸にある奈良市企業局の浄水場である。奈良市は1915年に水道事業の認可を受け、この場所に浄水場を築造して奈良市内まで送水管を敷設した。7年後の1922年9月30日に給水を開始し、奈良市創設水道の出発点となった。
木津川表流水をポンプ取水
奈良市の令和6年度施設概要では、水源を木津川の表流水、取水方式をポンプ揚水、取水量を1日45,900立方メートルとしている。市域外の水源から原水を取り入れ、処理した水を奈良市へ送る構成は、水源確保のため行政区域を越えて整備された創設水道の特徴を現在へ伝える。
二系統の沈でん・ろ過設備
現在の施設概要には、日量25,900立方メートルの急速凝集沈でん池2池と急速ろ過池12池、日量20,000立方メートルの高速凝集沈でん池1池と高速ろ過池5池が掲載される。令和8年度水質検査計画でも、木津浄水場の原水、処理過程、浄水と給水栓が検査対象となっており、現役施設として運転と水質管理が続く。
奈良市木津浄水場を理解するための要点
本ページでは、奈良市木津浄水場を奈良県・木津川市の浄水場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 京都府木津川市鹿背山
- 施設種別
- 浄水場
- 年代・供用状況
- 1922年(大正11年)9月通水
- 構造・形式
- 急速凝集沈でん・高速凝集沈でん、急速ろ過・高速ろ過
- 能力・容量
- 取水量・浄水処理能力45,900立方メートル/日
- 文化財等
- 土木学会選奨土木遺産関連施設
水道システムの中での役割
浄水施設は、水源から取り入れた原水の濁りや不純物を取り除き、安全な水道水へ処理する工程を担います。処理方式や能力は水源の性質、給水人口、整備された年代によって異なります。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「」です。現況や公開条件は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、水道施設の管理区域や私有地には立ち入らないでください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料3件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
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年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。