湧水を一つの集水井へまとめる仕組み
島内第一水源地集水井及び会所は、奈良井川沿いの豊富な湧水を集めるため1922年に築かれた。地下の集水管と呼ばれる暗渠で水を3基の会所へ導き、そこから円形の集水井へ集約する。会所には余分な水を奈良井川へ流す暗渠も接続する。ここで集めた水を旧喞筒室から城山配水地へ揚げる構成が、松本市創設水道の取水側の出発点だった。
大正期の姿を保つコンクリート構造物
集水井は内径15尺、約4.55メートルのコンクリート造円筒形で、壁厚は約0.37メートル。3基の会所もコンクリート造で、内法約1.22メートル四方、壁厚約0.22メートルの共通構造を持つ。文化財の登録対象は総面積27平方メートル。市所蔵の工事日誌は1922年8月15日に集水管・会所・集水井の工事完了を記し、現状は当初の設計図とほぼ変わらない。2015年8月4日に国登録有形文化財となった。
水源地見学は事前申込み制
松本市は島内第1水源地を現在の施設見学対象に掲げる。見学は出前講座を通じて事前に申し込み、平日9時から16時30分まで、所要30分から1時間程度が目安。人数は個別相談で、施設運用や工事のため受入れられない場合もある。集水井や会所は水源施設内にあるため自由立入はできず、見学できる位置や範囲は当日の案内に従う。
松本市上下水道局島内第一水源地集水井及び会所を理解するための要点
本ページでは、松本市上下水道局島内第一水源地集水井及び会所を長野県・松本市の水源地として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 長野県松本市島内3635-1
- 施設種別
- 水源地
- 年代・供用状況
- 1922年(大正11年)完成
- 構造・形式
- コンクリート造集水井1基・会所3基、総面積27平方メートル
- 文化財等
- 国登録有形文化財(建造物、2015年8月4日登録)
水道システムの中での役割
水源・取水施設は、河川、地下水、湧水などから水道の原水を確保する出発点です。水量を安定させ、水質を確認しながら次の浄水工程へ送ります。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「島内第1水源地の施設見学は出前講座を通じた事前申込み制。平日9時~16時30分、所要30分~1時間程度、人数は要相談。集水井・会所の見学範囲は現地の案内に従う」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料3件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
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年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。