ダム文化財指定福岡市指定有形文化財(建造物)近代水道百選

曲渕水源地水道施設(曲渕ダム)

1923年に竣工した福岡市初の上水専用ダム。重力式コンクリート造・堤高45メートルで、現在も水道水源として使われる。2026年度は曲渕・脊振両ダムの総合点検と長寿命化計画策定が進められている。

年代・現況1916年着工、1923年竣工、1931~1934年拡張
所在地福岡市
形式・構造重力式コンクリート造、外面御影石練石積み、堤高45.0メートル・堤頂長161メートル
見学堤頂と曲渕ダムパークから外観見学可。ダム…

福岡市創設水道の水源

曲渕ダムは、福岡市が近代水道を創設するため1916年に着工し、1923年に竣工した市初の上水専用ダムである。室見川水系の水を貯留し、現在も福岡市の水源の一つとして利用されている。

御影石で仕上げた重力式コンクリートダム

堤体は重力式コンクリート造で、外面を御影石の練石積みとする。堤高45.0メートル、堤頂長161メートル、総貯水量260万トン。1931年から1934年の拡張で有効貯水量をほぼ倍増させ、漏水防止には当時国内初とされるセメントガン工法を用いた。歴史・技術・景観の価値から近代水道百選や福岡市指定有形文化財に位置付けられている。

現役水源として長寿命化を継続

2017年度からは落差を利用した91キロワットの小水力発電設備が運転されている。福岡市は2026年度、曲渕ダムと脊振ダムについて国の実施要領に基づく総合点検を行い、今後の修繕・改良を計画的に進めるための長寿命化計画策定に取り組んでいる。堤頂は開放され、下流側の曲渕ダムパークからも外観を見られるが、水道管理区域には立ち入れない。

Deep research

福岡市の文化財、水源、再生可能エネルギー、2026年度予算資料を突き合わせ、1923年竣工の創設水道施設としての歴史、現在の水源機能、ダム諸元、小水力発電、2026年度の総合点検・長寿命化まで整理しました。

最終確認:2026年9月5日

施設データを詳しく見る

所在地
福岡市早良区大字曲渕
竣工
1923年
形式
重力式コンクリートダム
堤高
45.0m
堤頂長
161m
総貯水量
260万トン
有効貯水容量
2,368,000m³
小水力発電
91kW

曲渕ダムから福岡市の浄水系統までの水の流れ

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    室見川上流域の水を貯留

    曲渕ダムで水を蓄え、福岡市の水道水源として確保します。

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    必要量を放流

    貯留した水を水道利用に合わせて下流の室見川水系へ流します。

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    室見川水系で取水

    曲渕ダムの水を含む室見川水系の原水を取水施設から取り入れます。

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    浄水場へ導水

    原水を福岡市の浄水系統へ送り、浄水処理へつなぎます。

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    浄水・配水

    処理した水道水を市内の配水区域へ送ります。

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    落差を発電にも利用

    曲渕ダムでは2017年度から91kWの小水力発電設備が稼働しています。

曲渕ダムの建設・拡張・維持管理年表

  1. 建設着工

    福岡市の近代水道創設に向けて曲渕ダムの工事が始まりました。

  2. 曲渕ダム竣工

    福岡市初の上水専用ダムとして完成し、市営水道の水源となりました。

  3. 拡張工事

    有効貯水量をほぼ倍増させ、漏水防止工事にはセメントガン工法が用いられました。

  4. 近代水道百選

    歴史・技術・景観の価値を持つ水道施設として選定されました。

  5. 福岡市指定有形文化財

    曲渕水源地水道施設として福岡市指定有形文化財に位置付けられました。

  6. 小水力発電を開始

    落差を利用する91kWの発電設備が供用を開始しました。

  7. 総合点検・長寿命化計画

    福岡市が曲渕・脊振両ダムの健全度を総合評価し、長寿命化計画策定を進めています。

見学・アクセス情報

曲渕ダムは現役の水道専用ダムですが、堤頂と下流側の曲渕ダムパークは公開されています。水道管理設備の内部は見学区域ではありません。

堤頂
公開
ダムパーク
外観見学可
駐車場
あり
トイレ
あり
管理区域
立入不可
所在地
福岡市早良区曲渕

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

2026年の水源・施設管理

2026年度

曲渕ダムは福岡市が利用する9ダムの一つで、現在も水道専用ダムとして水源機能を担っています。2026年度は健全度の総合点検と長寿命化計画策定が進められています。

水源区分
水道専用ダム
市が利用するダム
9ダム
有効貯水容量
2,368,000m³
小水力出力
91kW
予定発電量
540,000kWh/年
2026年度
総合点検・長寿命化計画策定

曲渕ダム単独の最新水質測定値はここでは断定せず、水源状況と水質の最新値は福岡市水道局の公表資料を確認してください。

よくある質問

曲渕ダムはいつ完成しましたか?

1916年に着工し、1923年に竣工しました。

現在も水道に使われていますか?

はい。現在も福岡市の水道専用ダムとして水源機能を担っています。

ダムの大きさは?

堤高45.0メートル、堤頂長161メートルです。

貯水容量はどのくらいですか?

総貯水量は260万トン、有効貯水容量は2,368,000立方メートルです。

見学できますか?

堤頂と曲渕ダムパークから外観を見られますが、水道管理区域には立ち入れません。

現在どのような更新をしていますか?

2026年度に総合点検と長寿命化計画策定が進められています。

曲渕水源地水道施設(曲渕ダム)を理解するための要点

本ページでは、曲渕水源地水道施設(曲渕ダム)福岡県・福岡市ダムとして記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
福岡県福岡市早良区大字曲渕
施設種別
ダム
年代・供用状況
1916年着工、1923年竣工、1931~1934年拡張
形式・構造
重力式コンクリート造、外面御影石練石積み、堤高45.0メートル・堤頂長161メートル
公表された貯水容量等
総貯水量260万トン、有効貯水容量2,368,000立方メートル
文化財等
福岡市指定有形文化財(建造物)・近代水道百選

ダム・貯水施設の目的と役割

ダム・貯水施設の目的は、治水、発電、農業用水、工業用水、上水道など施設によって異なります。用途を一律に上水道とせず、対象施設の目的・容量・管理者を出典で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「堤頂と曲渕ダムパークから外観見学可。ダムパークに駐車場・トイレあり。監査廊や取水・操作設備など管理区域には立ち入らない」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料5件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

福岡県福岡市早良区大字曲渕

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地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。

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関連タグ

#福岡市指定有形文化財#大正期#創設水道#現役水源#重力式コンクリートダム#小水力発電#長寿命化

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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