建設の背景
大阪市は明治期から近代水道の整備を進めており、大正期に入ると市域拡張に伴う配水施設の増強が急務となった。鶴見配水塔は大正3年(1914年)に竣工し、鶴見区域への安定給水を担った。
建築的特徴
RC造の円筒形塔体は塔高約24メートルで、塔頂部に半球状のドームを持つ独特の形状が特徴的である。外壁は縦方向の装飾ピラスターで区切られており、大正期の水道施設に多く見られる様式主義的な意匠が随所に施されている。
文化財指定と現況
大阪市水道の発展史を象徴する施設として評価が高く、国の登録有形文化財に指定されている。現在は給水機能を停止しており、外観保存されている。
出典・参考資料
- 1大阪市水道局『大阪市水道100年史』(1995年)
- 2日本水道協会「近代水道遺産データベース」↗
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