高区と低区を分ける施設
旧住吉浄水場直送ポンプ井は、1931年に整備された送配水施設である。配水池から市内へ届ける水を、高台の地域へ送る高区向けと、低地へ送る低区向けに分ける役割を担った。低区へは、この直送ポンプ井から自然流下方式で水を送っていた。
外径7.9メートルの円筒形
接合井と旧ポンプ室の間に位置し、鉄筋コンクリート造、面積49平方メートル、外径7.9メートルの円筒形である。外壁はモルタル洗い出し仕上げ。基部へ台座状の装飾を巡らせ、石積みを模した目地を切る。頂部の張り出しにはメアンダーと呼ばれる連続幾何学文様を帯状に配する。
登録文化財と見学制限
旧住吉浄水場施設群の構成要素として、2012年2月23日に国の登録有形文化財となった。現在も住吉庁舎の敷地内に残るが、一般向けの自由見学はできない。学校教育や研修など所定の対象者が、事前に日程を調整して申込書を提出する許可制である。
旧住吉浄水場直送ポンプ井を理解するための要点
本ページでは、旧住吉浄水場直送ポンプ井を静岡県・浜松市のポンプ井として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 静岡県浜松市中央区住吉五丁目283
- 施設種別
- ポンプ井
- 年代・供用状況
- 1931年(昭和6年)
- 構造・形式
- 鉄筋コンクリート造・面積49平方メートル・外径7.9メートルの円筒形
- 文化財等
- 国登録有形文化財(建造物、2012年2月23日登録)
水道システムの中での役割
ポンプ・送水施設は、取水地点、浄水場、配水拠点の間で水を移動させる役割を担います。地形の高低差だけでは送れない区域への安定給水を支える設備です。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「一般公開なし。学校等の授業で教職員に引率された人・教職員・研修目的の人を原則対象とする事前申込み、許可制」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料3件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
関連タグ
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。