川沿の水道センター敷地内にある高区送水ポンプ場
札幌市北ノ沢第1ポンプ場は、札幌市南区川沿2条2丁目2番7号にある市水道局の送水施設です。令和6年度(2024年度)水道事業年報の「高区配水施設/ポンプ場」には、川沿地区の「北ノ沢第1(送)」として掲載され、所在地欄に中部水道センター敷地内と記されています。施設名は「北ノ沢」ですが、実際の所在地は川沿です。「(送)」は送水管方式を表し、下水や雨水を排出するポンプ場ではありません。[1]
1992年通水から2021年の流入管切替へ
施設年報に示された通水年月は平成4年12月(1992年12月)です。さらに札幌市の令和6年度水量水質年報には、北ノ沢第1ポンプ場の流入管を2021年12月20日に切り替え、硬石山配水池からの流出系統に接続していた管を白川第3送水管へ移したことが注記されています。これにより、当施設へ水を受ける経路が変更されたことを確認できます。ただし、その工事を施設全体の建て替えや送水ポンプの全機更新とみなす資料はありません。[1][2]
上流は白川第3送水管、下流は北ノ沢配水池群の系統
札幌市の配水系統図には北ノ沢第1ポンプ場が高区施設として描かれ、令和6年度水量年報は「北ノ沢第1ポンプ場系総合」の内訳に北ノ沢第2配水池、北ノ沢第3配水池、北ノ沢高台配水池を挙げています。白川第3送水管からの流入管切替が確認できる一方、図と統計表だけでは場内の分岐弁や個々の送水管経路、各配水池へ直接送る割合までは確定できません。北ノ沢第2ポンプ場は北ノ沢第1とは別の施設です。[2][3]
ポンプ井2池・700m³と池ごとに異なる水位
2025年3月末時点の施設年報では、北ノ沢第1ポンプ場のポンプ井は2池、容量計700m³です。「緊急貯水施設を含む」と明記されているため、700m³すべてが通常のポンプ井の運用容量であるとも、災害時に確保できる給水量であるとも断定できません。水位欄のH.W.L.(高水位)は74.00mで共通ですが、L.W.L.(低水位)は第1池69.80m、第2池71.00mと別々に示されています。池ごとに低水位が異なる点も、この施設の特徴です。[1]
送水ポンプ3台の設備諸元と能力の読み方
同じ年報のポンプ設備欄には、揚水量1.75m³/分、揚程105m、電動機出力55kW、台数3台とあります。揚程は水を押し上げるためのポンプ設備の性能指標です。表の揚水量を3倍して年報上の正式な日最大送水能力としたり、3台が常時同時運転していると推定したりはできません。設備仕様と運転実績は異なるため、本記事では2024年度末時点の公表諸元として表示します。[1]
2024年度は系統全体で年間124万m³を配水
水量水質年報の「北ノ沢第1ポンプ場系総合」は、2024年度の年間配水量1,243,040m³、日平均3,406m³、日最大4,050m³(2024年12月31日)、日最小3,080m³(2024年5月24日)です。これは同系統の北ノ沢第2配水池616,400m³、第3配水池435,890m³、北ノ沢高台配水池190,750m³という年間配水量の合計に対応します。したがって1,243,040m³はポンプ場1台または3台の単独揚水実績ではありません。[2]
2022~2024年度の配水量を年度別に比較
同じ定義の系総合年間配水量は2022年度1,189,920m³、2023年度1,202,260m³、2024年度1,243,040m³です。日平均はそれぞれ3,260m³、3,285m³、3,406m³と記載されています。この3年間の値は系統の配水実績であり、ポンプの計画能力やポンプ井の貯水容量とは区別します。また2021年12月の流入管変更以前と以後では水の供給経路が異なるため、単純な増減をポンプ設備の更新効果と結びつけません。[2]
同じ所在地にある災害用の緊急貯水槽との違い
札幌市水道局は「拠点給水施設」の一覧に、川沿庁舎(南区川沿2条2丁目2-7)の緊急貯水槽400m³を掲載しています。所在地はポンプ場の公表住所と一致しますが、市はこれを災害時に市民が飲料水を受け取る拠点として案内しています。施設年報の「ポンプ井700m³(緊急貯水施設を含む)」と、拠点給水施設の「400m³」は資料の対象・定義が異なり、同一容量の別表記や合計1,100m³と断定しません。災害時の開設・受取方法は市の最新案内を確認してください。[1][4]
水質検査は2026年度計画と採水地点で確認
札幌市水道局は令和8年度(2026年度)の水質検査計画を策定し、水源・浄水場・給水栓などを対象に検査を実施しています。水質検査結果の公開ページには白川浄水場系の給水栓水などの測定値が示されていますが、それらを北ノ沢第1ポンプ場のポンプ井内で直接採水した値として扱うことはできません。また2021年の流入管切替から、白川第3送水管に接続していることは分かっても、2026年の配合率や個別の池内水質までは特定できません。[2][5][6]
一般公開・現地訪問時の注意
所在地は公式施設年報で公表されていますが、北ノ沢第1ポンプ場の設備を常時見学できるという案内は確認できません。中部水道センターや川沿庁舎と住所が重なることも、ポンプ設備への自由立入を意味しません。拠点給水施設は災害時の給水用設備です。一般の施設見学を希望する場合は札幌市水道局に事前確認し、管理区域には無断で入らないでください。[1][4]
Deep research
札幌市水道局の2024年度施設年報、水量水質年報、給水区域図、拠点給水施設一覧、2026年度水質管理計画を照合しました。特に2021年12月の流入管切替、北ノ沢第2・第3・高台配水池の系総合配水量、2池で異なる低水位、同一所在地の緊急貯水槽を確認し、ポンプ井容量700m³と拠点給水槽400m³、設備性能と年間実績を混同しないよう整理しました。施設表・水量年報・系統図PDFについて画像スクリーンショットの取得ができなかったため、表は抽出テキストで確認した範囲を示しています。
最終確認:2026-11-02
施設データを詳しく見る
- 通水年月
- 1992年12月
- 流入管切替
- 2021年12月20日
- ポンプ井容量
- 700m³・2池
- 高水位(H.W.L.)
- 74.00m
- 低水位(L.W.L.)
- 第1池69.80m/第2池71.00m
- 送水ポンプ
- 3台・55kW
- 2024年度系統配水量
- 1,243,040m³/年
- 2024年度日平均
- 3,406m³/日
- 2024年度日最大
- 4,050m³/日
- 同一所在地の拠点給水槽
- 400m³
- 所在地
- 札幌市南区川沿2条2丁目2番7号
2024年度施設年報の通水年月欄。[1]
硬石山流出から白川第3送水管へ変更。[2]
緊急貯水施設を含む2025年3月末公表値。[1]
ポンプ井2池の施設年報の高水位欄。[1]
池別に値が異なる。[1]
揚水量1.75m³/分、揚程105mと記載。[1]
北ノ沢第1ポンプ場系総合。ポンプ場単独の揚水実績ではない。[2]
同系統の配水実績。[2]
2024年12月31日の系総合配水量。[2]
市の川沿庁舎の緊急貯水槽。ポンプ井700m³と別指標。[4]
中部水道センター敷地内と年報に記載。[1]
白川第3送水管から北ノ沢の配水池群まで
2021年の流入管切替と2024年度の高区施設・配水統計に確認できる水の流れです。個別管路の全接続や現在の混合割合は未確認です。[1][2][3]
- 1
白川第3送水管系統から水を受ける
2021年12月20日の流入管切替により、硬石山配水池からの流出系統に接続していた流入管が白川第3送水管へ移されました。現在の流入割合は不詳です。[2]
- 2
川沿の北ノ沢第1ポンプ場へ流入
施設は中部水道センター敷地内の高区送水ポンプ場です。公表所在地は北ノ沢地区ではなく川沿2条2丁目です。[1]
- 3
2池のポンプ井で水を受ける
緊急貯水施設を含むポンプ井容量は700m³。第1池と第2池でL.W.L.が異なります。[1]
- 4
3台の送水ポンプで加圧する
2024年度年報に揚水量1.75m³/分・揚程105m・出力55kW・3台の設備諸元が掲載されています。全台同時運転とは断定しません。[1]
- 5
北ノ沢の高区配水池系統へつながる
市の配水統計は北ノ沢第2配水池・第3配水池・北ノ沢高台配水池を北ノ沢第1ポンプ場系総合の内訳として整理します。施設ごとの直接送水管経路は不詳です。[2][3]
- 6
配水池から地区へ配水する
2024年度の系統年間配水量は1,243,040m³。これは3配水池の配水量合計であり、ポンプ井容量や単体送水能力とは異なります。[2]
北ノ沢第1ポンプ場の通水・流入管切替と配水記録
送水ポンプ場として通水
札幌市の施設年報に平成4年12月通水と記載。中部水道センター敷地内の高区ポンプ場として登録されています。[1]
流入管を白川第3送水管へ切替
札幌市の水量年報が、硬石山配水池からの流出系統から白川第3送水管へ流入管を切り替えたことを注記しています。[2]
系総合の配水量1,189,920m³
変更後の水量年報で確認できる同一系統の年間実績。日平均3,260m³です。[2]
系総合の配水量1,202,260m³
同系統の年間実績。日平均3,285m³です。[2]
系総合の配水量1,243,040m³
内訳は北ノ沢第2配水池616,400m³、第3配水池435,890m³、北ノ沢高台配水池190,750m³です。[2]
年報の設備情報を確認
ポンプ井2池・700m³(緊急貯水施設含む)と、送水ポンプ3台の公表仕様を掲載。個別更新工事の完成年月ではありません。[1]
札幌市が水質検査計画を継続
市は令和8年度の水源・浄水場・給水栓水質検査計画を公表。北ノ沢第1のポンプ井内測定値として流用しません。[5]
見学・アクセス情報
札幌市の施設年報は所在地を公開していますが、ポンプ場内の通常の一般見学や自由入場を許可する案内は確認できません。川沿庁舎の緊急貯水槽は災害時の拠点給水施設で、通常見学とは別です。
- 公表所在地
- 札幌市南区川沿2条2丁目2番7号
- 運営主体
- 札幌市水道局
- 通常の一般見学
- 常設案内を確認できない
- 災害時の給水拠点
- 川沿庁舎(同じ公表住所)
- 災害時の運用条件
- 市の最新の開設・給水案内を確認
市年報では中部水道センター敷地内と表記。[1]
市の拠点給水施設一覧で400m³と記載。[4]
ポンプ場内の通常入場許可とは異なります。[4]
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
配水実績・拠点給水量・水質の確認範囲
2024年度水量・2026年度水質検査計画
札幌市の2024年度水量水質年報は北ノ沢第1ポンプ場系総合と、3つの配水池別の年間配水量を掲載しています。2026年度の水質検査は市全体の水源・浄水場・給水栓を対象とするものであり、北ノ沢第1ポンプ場のポンプ井内検査値は確認していません。市の拠点給水槽400m³も、年報のポンプ井容量700m³との加算・包含関係を特定していません。[1][2][4][5][6]
- 2024年度 北ノ沢第2配水池
- 616,400m³/年
- 2024年度 北ノ沢第3配水池
- 435,890m³/年
- 2024年度 北ノ沢高台配水池
- 190,750m³/年
- 2024年度 系統合計
- 1,243,040m³/年
- ポンプ井の公表容量
- 700m³
- 川沿庁舎緊急貯水槽
- 400m³
北ノ沢第1ポンプ場系総合の内訳。[2]
同系統の内訳。[2]
同系統の内訳。[2]
3配水池の合計。ポンプ場単独の揚水量ではない。[2]
緊急貯水施設を含む。[1]
別の公式一覧の用途別数値。単純加算しない。[4]
複数の公式資料を照合しましたが、3つの配水池に至る全管路の直接接続、緊急貯水槽とポンプ井の物理的な包含関係、ポンプ井の個別水質実測値、2026年の送水実績は確認できません。
よくある質問
北ノ沢第1ポンプ場は北ノ沢にあるのですか?
公表住所は札幌市南区川沿2条2丁目2番7号です。令和6年度施設年報では中部水道センター敷地内とされています。[1]
いつから利用されていますか?
1992年12月に通水したと札幌市の施設年報に記載されています。2021年12月20日には流入管の接続先を変更した記録があります。[1][2]
水はどこから来ますか?
2021年12月20日に硬石山からの流出系統ではなく白川第3送水管へ流入管を切り替えたと札幌市が記録しています。2026年の混合比率は確認できません。[2]
どの配水池につながる系統ですか?
令和6年度の水量年報は北ノ沢第2・第3・北ノ沢高台の3配水池を北ノ沢第1ポンプ場系総合にまとめています。個々の直接管路までは未確認です。[2]
ポンプ井700m³と拠点給水槽400m³は同じですか?
700m³は緊急貯水施設を含むポンプ井2池の容量、400m³は同一住所の川沿庁舎について公表された緊急貯水槽の貯水量です。資料上の対象が異なるため合算や同一視はできません。[1][4]
ポンプは何台でどのくらいの能力ですか?
施設年報では3台、揚水量1.75m³/分、揚程105m、出力55kWです。実際に3台を同時運転した送水量とは限りません。[1]
2024年度はどのくらい配水しましたか?
北ノ沢第1ポンプ場系総合で年間1,243,040m³、日平均3,406m³です。3配水池の配水実績をまとめた値であり、ポンプ場単体の揚水実績ではありません。[2]
水質検査結果はポンプ場内で測定したものですか?
市の2026年度水質管理計画と公開検査結果はありますが、当ポンプ場のポンプ井内で直接採水した独立測定値は確認できません。[5][6]
一般見学や災害時の給水はできますか?
ポンプ場設備の常設一般見学案内は確認できません。同じ住所の川沿庁舎は災害時の拠点給水施設として公表されていますが、実際の開設・利用は市の案内を確認してください。[4]
札幌市北ノ沢第1ポンプ場を理解するための要点
本ページでは、札幌市北ノ沢第1ポンプ場を北海道・札幌市南区のポンプ場として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 北海道札幌市南区川沿2条2丁目2番7号
- 施設種別
- ポンプ場
- 年代・供用状況
- 1992年12月通水、2021年12月20日に流入管を白川第3送水管へ切替
- 構造・形式
- 川沿地区の送水管方式(送)の高区ポンプ場。中部水道センター敷地内にポンプ井2池(緊急貯水施設を含む計700m³)と送水ポンプ3台を記録
- 公表された送水能力等
- ポンプ井容量700m³(2池、緊急貯水施設を含む)。送水ポンプの年報諸元:揚水量1.75m³/分・揚程105m・電動機出力55kW・3台(2025年3月末時点)
施設の機能と地域での役割
ポンプ・送水施設は水を移動させる役割を担います。送る水の用途、取水・浄水・配水などの工程との関係は、個別の資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「札幌市の現行公式資料では、ポンプ場設備そのものの常設一般見学・自由立入条件を確認できない。敷地内の拠点給水施設は災害時利用の案内であり、平常時のポンプ場見学許可ではない」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料6件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
北海道札幌市南区川沿2条2丁目2番7号
地図を読み込むとGoogle マップへ通信します。
地図は公開住所をもとに検索表示しています。施設の管理区域には立ち入らないでください。
地図検索:公開住所による地図検索 ↗関連タグ
出典・参考資料
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。