軍用給水塔文化財指定国登録有形文化財(建造物、2003年1月31日登録)

旧東京第二陸軍造兵廠深谷製造所給水塔

深谷市原郷に残る旧陸軍施設の給水塔。1944年頃の鉄筋コンクリート造、高さ18メートルで、軍施設への給水、松根油装置、戦後の住宅転用という履歴を持つ国登録有形文化財。

年代・現況1944年頃建設
所在地深谷市
構造鉄筋コンクリート造ラーメン構造・内部5層
見学個人所有・一般公開施設ではないため公道か…

深谷の軍需施設に水を送った塔

旧東京第二陸軍造兵廠深谷製造所給水塔は、太平洋戦争末期の1944年頃、周辺の軍施設へ給水するため建設された。現在の所在地は深谷市原郷1118で、塔1基が残る。

高さ18メートル・面積41平方メートル

文化庁の文化遺産データベースは、鉄筋コンクリート造、高さ18メートル、面積41平方メートル、内部5層と記録する。容量や水源、ポンプの仕様は今回確認した公的資料に掲載されていない。

骨組みが外観に現れるラーメン構造

柱と梁を剛接合する鉄筋コンクリートのラーメン構造が外側にそのまま現れ、各層の輪郭が分かる特異な姿を持つ。深谷市は地域景観のランドマークと説明している。

松根油採取装置にも転用

公的な文化財解説によると、一時期は松の根から代替燃料を得る松根油の採取装置が設けられた。給水塔としての本来用途に加え、戦争末期の燃料事情を伝える履歴である。

昭和30年以降は住宅へ改造

文化庁資料は、1955年以降に内部を住宅へ改造したと記録する。戦時の軍用インフラが戦後の生活空間へ転用された点も、この建物の保存価値を理解する重要な要素である。

2003年に国登録有形文化財へ

2003年1月31日、登録有形文化財(建造物)となった。深谷市の2026年3月更新一覧でも、所有者は個人、所在地は原郷、1基として掲載されている。

私有地と居住歴への配慮

観光施設として内部公開されている建物ではない。正確な場所が公表されていても立入許可を意味しないため、敷地へ入らず、公道から短時間で外観を確認し、居住者や近隣住宅を撮影しない。

Deep research

文化庁の文化遺産データベース、深谷市の文化財一覧・広報・地域防災計画、埼玉県文化財目録を照合しました。建設年代、寸法、構造、用途転換、登録日、所有区分は公的資料で確認し、容量・水源・給水経路など未公表の設備情報は推測していません。

最終確認:2026年7月30日

施設データを詳しく見る

建設年代
1944年頃
高さ
18m
面積
41m²
内部
5層
構造
鉄筋コンクリート造
文化財登録
2003年1月31日

軍用給水塔として記録された機能の流れ

  1. 1

    深谷製造所周辺に軍施設を整備

    戦争末期、東京第二陸軍造兵廠の製造施設群が深谷に設けられました。

  2. 2

    給水用の水を塔へ送る

    水源やポンプ仕様は公表資料で確認できませんが、周辺軍施設への給水目的が記録されています。

  3. 3

    塔上部で水位を確保

    高さ18メートルの塔が水位差をつくる施設でした。水槽容量は確認できません。

  4. 4

    周辺の軍施設へ給水

    文化庁と深谷市は、周辺の軍施設への給水を建設目的として説明しています。

  5. 5

    松根油採取装置を設置

    一時期は代替燃料を得る装置が設けられ、給水以外の戦時用途にも使われました。

  6. 6

    戦後は住宅へ転用

    1955年以降、内部5層を利用して住宅へ改造されました。

旧東京第二陸軍造兵廠深谷製造所給水塔の年表

  1. 給水塔を建設

    周辺の旧陸軍施設へ給水する目的で鉄筋コンクリート造の塔が建てられました。

  2. 松根油採取装置を設置

    燃料不足への対応として、一時期は松根油を採取する装置も置かれました。

  3. 終戦で軍用施設としての時代を終える

    深谷製造所を含む旧陸軍の生産体制は終戦を迎えました。

  4. 内部を住宅へ改造

    文化庁資料が戦後転用の開始時期として記録しています。

  5. 国登録有形文化財になる

    登録有形文化財(建造物)として文化財登録原簿へ登録されました。

  6. 深谷市広報で文化財を紹介

    市民向け広報でも所在地、構造、用途が紹介されました。

  7. 埼玉県文化財目録に掲載

    県の最新目録で登録文化財として継続掲載されています。

  8. 深谷市が最新一覧を更新

    市内の国登録有形文化財の一つとして現存を確認できます。

見学・アクセス情報

個人所有・一般公開施設ではないため公道から外観のみ

所有
個人

深谷市文化財一覧

一般公開
なし
確認方法
公道から外観のみ
立入禁止
敷地・建物内部
撮影配慮
居住者・近隣住宅・車両を写さない

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、限定公開が告知された場合だけ主催者の案内に従ってください。

文化財登録で確認できる建物データ

2003年登録・2026年確認

文化庁、深谷市、埼玉県の資料で一致する登録情報と、未確認の設備情報を区別します。

種別
登録有形文化財(建造物)
員数
1基
所在地
深谷市原郷1118
所有者
個人
水槽容量
公表値を確認できず
水源・ポンプ
公表資料で確認できず
現役給水用途
なし
戦後用途
住宅

「東京第二陸軍造兵廠」は東京に現存するという意味ではありません。施設は埼玉県深谷市にあり、旧陸軍組織の名称が正式文化財名に残っています。

よくある質問

旧東京第二陸軍造兵廠深谷製造所給水塔はどこにありますか?

埼玉県深谷市原郷1118にあります。正式名称に「東京」とありますが、所在地は深谷市です。

いつ建てられましたか?

文化庁と深谷市は1944年頃の建設としています。

何のための給水塔でしたか?

周辺の軍施設へ水を供給するための施設でした。

高さと構造は?

高さ18メートル、鉄筋コンクリート造で、内部は5層です。

松根油との関係は何ですか?

一時期、松の根から代替燃料を採取する装置が設けられたと公的資料に記録されています。

戦後はどう使われましたか?

1955年以降、内部が住宅へ改造されました。

内部を見学できますか?

一般公開施設ではなく個人所有です。敷地へ入らず、公道から外観のみ確認してください。

旧東京第二陸軍造兵廠深谷製造所給水塔を理解するための要点

本ページでは、旧東京第二陸軍造兵廠深谷製造所給水塔埼玉県・深谷市軍用給水塔として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
埼玉県深谷市原郷1118
施設種別
軍用給水塔
年代・供用状況
1944年頃建設
構造・形式
鉄筋コンクリート造ラーメン構造・内部5層
文化財等
国登録有形文化財(建造物、2003年1月31日登録)

水道システムの中での役割

配水・給水施設は、処理済みの水を一時的に蓄え、需要の変化を調整しながら地域へ届ける工程を担います。高低差やポンプを利用して水圧を保つことも重要な役割です。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「個人所有・一般公開施設ではないため公道から外観のみ」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料5件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

埼玉県深谷市原郷1118

OpenStreetMapで大きく見る ↗

ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。

座標確認:国土地理院 住所検索

関連タグ

#深谷製造所給水塔#軍用水道#登録有形文化財#鉄筋コンクリート造#深谷市

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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