岸谷川に築かれた軍港水道の水源
岸谷貯水池は、日露戦争に伴う給水量の増加へ対応するため旧海軍が1905年に築造した。その後、軍港の拡張に合わせて1921年6月に水源池を増強した。重要文化財としての正式な棟名は「舞鶴旧鎮守府水道施設 岸谷川下流取水堰堤」で、舞鶴市字与保呂小字岸谷に位置する。
高さ30メートルの土堰堤
堰堤は土を盛って築く土堰堤で、堤長148メートル、堤高30メートル、天端幅7.6メートル。取水隧道、取水塔、放水塔と堤体脇の法面が一体の文化財を構成する。舞鶴市が示す貯水容量は184,000立方メートル、集水面積は1,617,000平方メートルである。
保存施設であり現在の水源
2003年12月25日、舞鶴旧鎮守府水道施設の一部として国の重要文化財に指定された。舞鶴市の日本遺産資料は、大正期では最も高いアース式堰堤が築かれた施設であり、現在も清浄な水を供給する水源地と説明している。歴史資料だけでなく、現在の水道を支える施設として維持されている。
舞鶴旧鎮守府水道施設 岸谷川下流取水堰堤を理解するための要点
本ページでは、舞鶴旧鎮守府水道施設 岸谷川下流取水堰堤を京都府・舞鶴市の取水堰堤として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 京都府舞鶴市字与保呂小字岸谷1747
- 施設種別
- 取水堰堤
- 年代・供用状況
- 1905年築造、1921年(大正10年)6月増強改造
- 構造・形式
- 土堰堤、堤長148メートル・堤高30メートル、取水隧道・取水塔・放水塔・堤体脇法面附属
- 能力・容量
- 184,000立方メートル
- 文化財等
- 国指定重要文化財「舞鶴旧鎮守府水道施設」(2003年12月25日指定)
水道システムの中での役割
水源・取水施設は、河川、地下水、湧水などから水道の原水を確保する出発点です。水量を安定させ、水質を確認しながら次の浄水工程へ送ります。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「」です。現況や公開条件は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、水道施設の管理区域や私有地には立ち入らないでください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料3件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
関連タグ
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。