建設の背景
高度経済成長期に急増した青森市の水需要に対応するため、市は昭和40年代から第4期・第5期拡張事業を計画した。横内川(横内浄水場)に続く新たな水源として堤川が選定され、その上流部に新浄水場を建設することとなった。
堤川は岩木山麓に源を発する酸性の河川で、年間平均pH3〜4という特異な水質を持つ。通常の処理では困難とされるこの酸性原水を浄化するため、高度な薬品処理技術とコンピュータ制御システムが採用された。1981年(昭和56年)3月に第1期工事が完成し通水を開始した。
施設の特徴
処理能力日量61,000立方メートルを誇る青森市最大の浄水場である。急速ろ過方式に加え、酸性水の中和処理・凝集沈殿・高度浄水処理の各工程をコンピュータで一元管理しており、安定した水質を確保している。
2004年(平成16年)には第2期拡張工事が完了し、現在の処理能力に到達した。横内浄水場の緩速ろ過と比較すると、薬品を使用する代わりに処理速度が格段に速く、大量の水需要に対応できる利点がある。
現況
現在も青森市最大の基幹浄水場として稼働しており、市民の約6割の水道水を供給している。平日に電話予約(017-739-5242)することで見学が可能。施設の規模と最新設備の組み合わせは、現代の浄水技術を学ぶ上で格好の見学先となっている。
出典・参考資料
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