配水所現存

青森市原別配水所

浅井戸地下水をエアレーション・塩素消毒し青森市東部へ送る現役配水所

1979年11月完成の青森市原別配水所。浅井戸地下水をエアレーションと塩素消毒で処理し、市内東部を中心に給水する現役無人施設。施設紹介上の公称能力は24,200立方メートル/日だが、令和8年度水質検査計画では浅井戸6本・現有施設能力18,600立方メートル/日として管理されている。

年代・現況1976年3月8日着工、1979年11月26日完成
所在地青森市
構造・形式浅井戸取水施設、RC造着水井90立方メートル、RC造曝気槽130立方メートル×2池、塩素混和池170立方メートル、浄水池550立方メートル+480立方メートル、エアレーション設備、次亜塩素酸ナトリウム消毒設備、送水ポンプ、500kVA非常用発電設備、監視制御設備
見学青森市の常設施設見学案内で原別配水所を対…

1979年完成の青森市東部の地下水系配水所

原別配水所は青森市大字桑原字稲葉133-1にある現役の無人水道施設である。青森市の令和6年度水道事業年報では1976年3月8日着工、1979年11月26日完成と記録される。国道4号東跨線橋南側、東北本線沿いの地下水を水源とし、主に市内東部地区へ水道水を送る。

最新計画では浅井戸6本・現有能力18,600立方メートル/日

青森市の施設紹介ページは原別配水所の施設能力を24,200立方メートル/日と案内し、令和6年度年報も同じ設計・公称能力を青森18,700立方メートル/日、浅虫5,500立方メートル/日の内訳で記載している。一方、令和8年度水質検査計画では、2025年4月1日現在の水源を浅井戸6本、現有施設能力を18,600立方メートル/日としている。現時点の運用能力を示す場合は、より新しい計画値を優先して区別する必要がある。

井戸は深さ約10~16メートルの浅井戸

令和6年度年報では、主な取水井は直径4~7メートル、深さ約10~16メートルで、個別の水中モーターポンプによって地下水をくみ上げる。令和8年度水質検査計画では現在の水源数を浅井戸6本としているため、年報に掲載された歴代井戸数と現在の稼働水源数は同一ではない。

エアレーションで低いpHを改善

原別の地下水は炭酸を多く含みpHが低い特徴がある。青森市は空気でかくはんするエアレーションにより中性側へ改善すると説明している。令和6年度年報では、曝気槽は鉄筋コンクリート造、有効容量130立方メートルを2池、ルーツブロワ5台(うち1台予備)と超微細気泡型散気管204本を備える。

塩素混和後に2つの浄水池へ

エアレーション後の水は、次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。年報では着水井90立方メートル、塩素混和池170立方メートル、浄水池No.1が550立方メートル、No.2が480立方メートルで、浄水池合計は1,030立方メートルとなる。令和8年度水質検査計画も原別配水所の処理方法を「エアレーション・塩素注入」と明記している。

稲山・浅虫方面へ送水

原別配水所には稲山送水ポンプと浅虫送水ポンプがあり、処理した水を関連配水池へ送る。令和6年度年報では、稲山配水池をPC円形二重構造・自然流下方式・有効容量6,300立方メートル、浅虫配水池をPCタンク・自然流下方式・有効容量1,150立方メートルとしている。

500kVA非常用発電設備を備える

停電時への備えとして、定格出力500kVA・三相6.6kV・50Hzの交流同期発電機と、441kWのディーゼルエンジンを備える。原別配水所は浄水・送水を行う現役施設であり、非常時にも設備を動かせる電源確保が重要となる。

原水を高感度濁度計で常時監視

青森市水道経営プランは、地表からの影響が懸念される浅井戸群を水源とする原別配水所について、高感度濁度計を設置し、原水への汚染物質等の混入を速やかに把握するため、わずかな濁りの変化を常時監視していると説明している。年報にも取水井濁度計、電導度計、原水濁度計・粒子カウンター、pH計、残留塩素計などが掲載されている。

令和6年度は約288万立方メートルを配水

令和6年度水道事業年報の水源別配水量では、原別配水所は2,875,354立方メートル、浅虫地区は457,825立方メートルだった。これは年間実績値であり、24,200立方メートル/日という施設公称値や、18,600立方メートル/日という現有施設能力とは別の指標である。

令和8年度も水質検査を継続

令和8年度水質検査計画では、原別配水所の着水井、エアー混和槽、浄水池、給水系統を定期検査地点としている。原水についてクリプトスポリジウム等や指標菌も計画的に確認し、原別配水所浄水池の令和8年度水質検査結果も青森市が継続公表している。

2026年度も設備更新を計画

青森市企業局水道部の令和8年度公共工事発注見通しでは、原別配水所の天井照明LED化とUPS盤蓄電池取替工事が掲載されている。これは発注見通しであり、完成済みとは扱わない。令和6年度には水銀灯取替工事と直流電源装置基板等取替工事の実績も公表されている。

一般見学の常設案内は確認できない

青森市の一般向け水道施設見学では、原別配水所を常設見学対象とする案内は確認できない。現役の無人施設であるため、見学を希望する場合は企業局水道部へ事前確認する。

Deep research

青森市の現行施設案内、令和6年度水道事業年報、令和8年度水質検査計画、水道経営プランを照合し、浅井戸6本、現有施設能力18,600立方メートル/日、エアレーション、塩素消毒、浄水池、稲山・浅虫への送水、500kVA非常用発電、高感度濁度監視、2026年度の設備更新計画まで整理しました。施設紹介上の24,200立方メートル/日は公称値として、最新計画の現有能力18,600立方メートル/日と区別しています。

最終確認:2026年10月2日

施設データを詳しく見る

着工
1976年3月8日
完成
1979年11月26日
現在の水源
浅井戸6本
現有施設能力
18,600立方メートル/日

令和8年度水質検査計画

公称施設能力
24,200立方メートル/日

施設紹介・令和6年度年報

浄水池
1,030立方メートル

550+480

令和6年度配水量
2,875,354立方メートル
所在地
青森市大字桑原字稲葉133-1

浅井戸地下水からエアレーション・消毒を経て青森市東部へ届く水の流れ

  1. 1

    浅井戸6本から地下水を取水

    令和8年度水質検査計画では、原別配水所の現在の水源を浅井戸6本としています。

  2. 2

    着水井へ集める

    取水した地下水を有効容量90立方メートルの鉄筋コンクリート造着水井へ集めます。

  3. 3

    エアレーションでpHを改善

    炭酸を多く含みpHが低い地下水を空気でかくはんし、中性側へ改善します。曝気槽は130立方メートル2池です。

  4. 4

    次亜塩素酸ナトリウムで消毒

    エアレーション後、塩素混和池で次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒します。

  5. 5

    2つの浄水池へ貯留

    浄水池No.1は550立方メートル、No.2は480立方メートルで、合計1,030立方メートルです。

  6. 6

    東部・稲山・浅虫方面へ送る

    市内東部への配水に加え、稲山送水ポンプと浅虫送水ポンプで関連配水池へ送水します。

原別配水所の整備・更新年表

  1. 原別配水所着工

    第3期拡張事業の東部地下水系施設として建設が始まりました。

  2. 原別配水所完成

    浅井戸地下水を利用する市内東部の水道施設が完成しました。

  3. 施設紹介上は24,200立方メートル/日

    青森市の現行施設紹介は公称施設能力を1日24,200立方メートルと案内しています。

  4. 現有能力18,600立方メートル/日

    令和8年度水質検査計画では浅井戸6本、現有施設能力18,600立方メートル/日と整理されています。

  5. 電気設備を更新

    水銀灯取替工事と直流電源装置基板等取替工事が実施されました。

  6. LED・UPS蓄電池更新を計画

    令和8年度公共工事発注見通しに天井照明LED化とUPS盤蓄電池取替が掲載されています。発注見通しであり完成済みとは限りません。

  7. 水質監視を継続

    着水井、エアー混和槽、浄水池、原別配水所系の給水地点で水質検査を継続しています。

見学・アクセス情報

原別配水所は無人運用される現役水道施設です。青森市の常設施設見学案内では原別配水所は対象に掲載されていません。

常設一般見学
案内を確認できない
所在地
青森市大字桑原字稲葉133-1
運転形態
無人施設
主な給水区域
青森市東部地区
見学希望
青森市企業局水道部へ事前確認

見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。

令和8年度 原別配水所の水質管理

2026年度水質検査計画・水質検査結果

原別配水所は浅井戸地下水を水源とし、エアレーションと塩素注入で処理します。原水への地表影響を早期に把握するため高感度濁度計で常時監視し、令和8年度も着水井、エアー混和槽、浄水池、給水地点を検査しています。

現在の水源
浅井戸6本
処理
エアレーション・塩素注入
水質特性
炭酸を含み原水pHが低め
改善方法
空気かくはんで中性側へ
原水監視
高感度濁度計で常時監視
令和8年度結果
原別配水所浄水池として公表

個別の測定値は速報値として更新されるため、最新値は青森市の令和8年度水質検査結果を優先してください。

よくある質問

原別配水所の水源は何ですか?

令和8年度水質検査計画では、浅井戸6本から取水する地下水です。

施設能力は24,200立方メートル/日ですか?

青森市の施設紹介と令和6年度年報は公称能力24,200立方メートル/日を掲載しています。一方、令和8年度水質検査計画の現有施設能力は18,600立方メートル/日です。このページでは両者を区別して表示しています。

なぜエアレーションを行いますか?

原別の地下水は炭酸を多く含んでpHが低いため、空気でかくはんして中性側へ改善するためです。

浄水池の容量は?

No.1が550立方メートル、No.2が480立方メートルで、合計1,030立方メートルです。

停電対策はありますか?

令和6年度年報では、500kVAの交流同期発電機と441kWのディーゼルエンジンを備えています。

水質はどのように監視していますか?

高感度濁度計などで原水を常時監視し、着水井、エアー混和槽、浄水池、給水地点でも計画的に水質検査を行っています。

2026年度も設備更新されていますか?

令和8年度公共工事発注見通しには、天井照明LED化とUPS盤蓄電池取替が掲載されています。ただし発注見通しなので完成済みとは扱っていません。

見学できますか?

原別配水所を対象とする常設一般見学の案内は確認できません。見学希望時は青森市企業局水道部へ事前確認してください。

青森市原別配水所を理解するための要点

本ページでは、青森市原別配水所を青森県・青森市の配水所として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。

記録上の所在地
青森県青森市大字桑原字稲葉133-1
施設種別
配水所
年代・供用状況
1976年3月8日着工、1979年11月26日完成
構造・形式
浅井戸取水施設、RC造着水井90立方メートル、RC造曝気槽130立方メートル×2池、塩素混和池170立方メートル、浄水池550立方メートル+480立方メートル、エアレーション設備、次亜塩素酸ナトリウム消毒設備、送水ポンプ、500kVA非常用発電設備、監視制御設備
公表された配水能力・容量等
施設紹介上の公称能力24,200立方メートル/日(青森18,700・浅虫5,500)。令和8年度水質検査計画の現有施設能力18,600立方メートル/日。令和6年度原別配水所配水量2,875,354立方メートル

施設の機能と地域での役割

配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。

見学・現地確認について

掲載上の見学情報は「青森市の常設施設見学案内で原別配水所を対象とする一般見学制度は確認できない。現役の無人水道施設のため、見学希望時は青森市企業局水道部へ事前確認」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。

掲載内容はページ末尾の出典・参考資料8件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。

所在地マップ

青森県青森市大字桑原字稲葉133-1

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関連タグ

#現役施設#地下水#浅井戸#エアレーション#塩素消毒#無人施設#水質監視#非常用発電#青森市東部

年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。

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